
この記事でわかること
- IBJの公表値では男女比が男性54%・女性46%。「男性有利」はすでに過去の前提です
- お見合いは申し込んでも通らないのが多数派。会えない原因は会員の質ではなく分母の不足です
- 申込先は本命3・条件1つ緩め5・プロフィール本文で選ぶ2の配分に分散するのが目安です
- 「会えない・想像と違う・会話が続かない」で原因も打ち手もまったく別物です
※本記事は編集部が公表資料をもとに構成したものです。記事内で紹介する「現場の声」は、結婚相談所のカウンセラーへの取材および公開されている相談事例をもとに、個人が特定されないよう内容を再構成しています。また記事末尾に自社の無料相談への導線があります(第三者サービスへの送客や成果報酬は発生しません)。
結論から申し上げます。「結婚相談所にろくな女がいない」と感じる原因の多くは、女性会員の質ではなく、申し込みが特定の層に集中していることと、そもそもお見合いが成立しにくい構造にあります。日本結婚相談所連盟(IBJ)が公表する会員男女比は、男性54%・女性46%。かつてとは逆の状況です。
この記事では、読者の方から実際に寄せられる質問に順番にお答えする形で進めます。「本当にろくな女がいないのか」「なぜ会えないのか」「何人に申し込めばいいのか」「相談所を変えるべきか」。この4点が中心です。
先に用語を3つだけ整理させてください。①お見合い申し込み=会いたい相手に送る打診。②お見合い成立=相手が承諾して顔合わせが決まった状態。③仮交際=お見合い後、複数人と並行して会える段階です。相談所の婚活はこの順に進み、その先に真剣交際・成婚が続きます。「申し込んだ数」と「会えた数」はまったく別物、という前提だけ頭に置いてお読みください。
※本文中の数値はいずれもIBJが公表している資料に基づくものです。公表時点の値であり、その後変動します。最新値は必ず公式発表でご確認ください。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
Q. 「結婚相談所にろくな女がいない」は本当ですか?
A. 会員全体を指す評価としては当たっていません。ただし「あなたが会えている範囲にはいなかった」は事実である可能性が高いです。
IBJの登録会員数は10万名を超えています(IBJ公式ニュース)。連盟全体では毎年1万人以上が成婚に至っており、「まともな女性が一人もいない」という説明は、会員の質を語る根拠としては成り立ちません。
にもかかわらず不満が生まれるのは、見えている母集団が極端に狭いからです。ここが今回いちばんお伝えしたいところ。
取材したカウンセラーが口を揃えるのは、「良い人がいない」と話す男性ほど、申込先が狭い範囲に固まっているという点でした。年齢は自分より5歳以上下、エリアは自宅から30分以内、職種も限られる。同じ条件で探している男性は他にも大勢います。つまり、あなたが「いない」と感じている場所は、全会員の中のごく一部の激戦区なのです。※取材で聞いた複数の相談内容をもとに、個人が特定されないよう再構成しています。統計値ではありません。
もうひとつ、情報源の偏りも無視できません。婚活がうまくいった人は、SNSに愚痴を書きません。書き込むのは、うまくいっていない時期の人です。「結婚相談所はやめとけ」「会員の質が低い」といった検索結果の総量は、実態の分布ではなく不満を抱えた人の発信頻度を映しています。

Q. なぜ「昔より女性が少なくなった」と感じるのですか?男女比は変わったのですか?
A. 変わりました。しかも逆転しています。
IBJのプレスリリースによると、同連盟の会員男女比は、かつて男性46%・女性54%と女性のほうが多い状態でした。それが近年逆転し、直近の公表値では男性54%・女性46%となっています。IBJが女性会員向けの応援企画を打ち出しているのも、女性会員の希少化が背景にあります。
| 時点 | 男性 | 女性 | 男性から見た状況 |
|---|---|---|---|
| かつて(5年ほど前の公表値) | 46% | 54% | 女性のほうが多い |
| 直近の公表値 | 54% | 46% | 男性のほうが多い |
※出典はIBJのプレスリリース。連盟全体の数値であり、地域や年齢層によって偏りがあります。今後も変動しますので、最新値は公式発表でご確認ください。
ここで通説に異を唱えさせてください。婚活の解説記事では今も「結婚相談所は男性有利、女性のほうが多い」と書かれています。それは数年前の話です。現在は男性のほうが多い。「良い女性に会えない」という体感の正体は、女性の質の低下ではなく、同じ女性に申し込む男性が増えたこと。競争の激化です。相手を責めても状況は動きません。動かせるのは、自分の申込先の分布だけ。
この構造は男女どちらの側でも起きています。逆側の視点は結婚相談所の男はやばい・ひどい?男女比の変化で増えた遭遇率の正体で詳しく扱っていますので、あわせてご覧いただくと市場の全体像がつかめるはずです。
Q. 申し込んでも会えません。お見合いはどのくらいの確率で成立するものですか?
申し込みボタンを押したあと、通知が来ないまま一週間が過ぎる。二週間が過ぎる。あの沈黙が、婚活でいちばん心を削ります。
ただ、その沈黙はあなたへの評価ではありません。お見合いの申し込みは、そもそも通らないほうが多数派です。相手も同時に何十件と受け取っていて、承諾できるのはそのうちの数件。断りの多くは「あなたがだめだから」ではなく、単に枠が埋まっているからです。
ここで押さえておきたいのは、申し込んだ数と会えた数のあいだには、大きな落差があるという事実。一桁パーセント台という水準の話です。具体的な成立率は連盟や集計方法によって差があり、確かな公表値として断言できる数字を当編集部では確認できませんでした。ですので、ここでは数字を掲げるのではなく、構造だけをお伝えします。
月に10件しか申し込まなければ、半年で会えるのは数人。そこで「ろくな女がいない」という結論に到達してしまう。母集団の質の問題ではなく、単純に分母が足りていない——この可能性を、まず疑ってみてください。
そして、意外と明るい話もあります。取材の範囲では、お見合いさえ成立すれば、そこから交際に進む割合に年齢による大きな差は出にくいとされています。会えれば勝負になる。詰まっているのは、ほぼ確実に「申込→成立」の一段目です。
Q. では、何人に申し込めばいいのですか?具体的な数字を教えてください。
A. 公表値から一律の正解を出すことはできません。ただし考え方はお伝えできます。
IBJの「成婚白書」では、成婚した方が平均で11人程度とお見合いしていること、交際開始から結婚を決めるまでがおよそ4か月であることが示されています(IBJ公式発表)。ここから逆算する発想は自然ですが、注意が必要です。
【当サイトの独自試算・IBJ公表値ではありません】お見合い成立率を仮に数パーセント台と置くと、11回のお見合いに到達するには三桁の申し込みが必要という計算になります。ただしこれは、性質の異なる統計(成婚者の平均お見合い回数と、全会員の申込成立率)を掛け合わせた粗い試算です。公表された基準値ではなく、この件数を満たせば成婚できるという意味でもありません。年齢・条件・地域によって必要数は大きく上下します。
実務的な結論はシンプルです。「月に何件出せるか」ではなく「出し切れているか」。相談所には申し込み枠が設けられているのが一般的ですが、枠数は連盟・相談所・プランによって異なります。ご自身の契約内容で必ずご確認ください。
取材で印象的だったのは、枠が余ったまま月末を迎える会員が驚くほど多いという話でした。惜しくて出せない、断られるのが怖い、条件に合う人がいない。理由はさまざまですが、余らせた枠はそのまま消えます。
申込先の配分は、次の型をおすすめしています。
- 3割:本命ゾーン(希望条件をすべて満たす相手)
- 5割:条件を1つだけ緩めたゾーン(年齢を+3歳、勤務地を隣県まで、など)
- 2割:プロフィール文の印象だけで選ぶ(条件は見ない)
この3:5:2という比率に統計的な裏づけがあるわけではありません。取材したカウンセラーの経験則を編集部でまとめた目安です。考え方はこうです。本命だけに絞ると競合が最も多い層に全額を賭けることになる。逆に全部を緩めると、続けるモチベーションが落ちる。そこで半数を「条件1つ緩め」に置いて成立の期待値を上げ、残る2割で完全に別の軸を試す、という配分になっています。
この2割が効きます。写真と条件だけで選び続けると、申込先が他の男性会員と完全に重なるからです。「文章がおもしろい」「食の好みが合う」といった軸で選んだ相手は、競合が少なく、会話も弾みやすい。条件重視で半年動かなかった方が、この2割枠から先に成立した——というご報告は珍しくありません。
年齢と年収の現実的な釣り合いについては、婚活で年収はいくら必要?年齢×年収で見る現実と年収帯別の戦略で整理しています。条件を緩める先を決めるときの材料になります。
Q. 「もっと良い人がいるはず」と待つのは間違いですか?
A. 待つこと自体にコストがかかる、という視点は持っておいたほうがいいです。
IBJの成婚白書では、若い年代ほど成婚までの期間が短い傾向が示されています(IBJ公式発表)。年齢が上がるほど時間がかかりやすい、という方向性は押さえておいてよいでしょう。※具体的な年代別の数値については、加盟店ブログ等に断片的な引用が出回っていますが、当編集部で原典を確認できたものに限って記載しています。
お金の面も見ておきましょう。結婚相談所の費用は、初期費用・月会費・成婚料の組み合わせで構成されるのが一般的で、年単位で利用すれば数十万円規模になります。※金額は相談所ごとに大きく異なります。当サイトの料金とも異なりますので、検討先の書面と公式サイトで必ずご確認ください。
ここで、費用の話とセットで知っておいていただきたいことがあります。結婚相談所の契約は特定商取引法の特定継続的役務提供に該当し、料金・解約条件の明示が義務づけられています。加えて、契約書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフが可能で、その期間を過ぎたあとも中途解約する権利が認められています。中途解約時に事業者が請求できる違約金には法律で上限が定められており、言い値で支払う必要はありません。「高いから抜けられない」という話ではないのです。
つまり、「もう少し良い人が来るまで」と1年様子を見る判断には、費用と時間という値札がついている。同時に、合わないと感じたときに抜ける制度も用意されている。どちらも知ったうえで、続けるか決めてください。
不満を口にしながら在籍だけ続いている。そんな状態が3か月を超えたら、いったん立ち止まったほうがいい。結婚相談所は金の無駄?無駄にしない5ステップと撤退ラインの決め方で、続ける・やめるの線引きを整理しています。
Q. 相手ではなく自分に原因があるかは、どう見分ければいいですか?
A. 「不満の中身」を分解すると、原因の所在がはっきりします。
「ろくな女がいない」はひとつの言葉ですが、中身はまったく別の3種類に分かれます。処方箋も別です。
| 不満の中身 | 本当に起きていること | 次に打つ手 |
|---|---|---|
| そもそも会えない(成立しない) | 申込数不足・申込先の集中 | 申込枠を使い切る。3:5:2の配分で分散 |
| 会えるが容姿・年齢が想像と違う | 写真の印象と条件フィルタへの依存 | 条件を1つ緩め、プロフィール本文で選ぶ枠を作る |
| 会話が続かない・態度が気になる | お見合い60分の進め方の問題であることが多い | 質問と返しの型を用意する |
3つ目については補足させてください。「相手が無愛想だった」というご相談で詳しく伺うと、60分のうち大半をご自身が話していたというケースをよく見ます。緊張して沈黙が怖くなり、話し続けてしまう。相手は聞き役に固定され、表情が硬くなる。それを「感じが悪い女性だった」と記憶してしまうわけです。※取材で聞いた複数の事例をもとに再構成した典型例で、統計値ではありません。
その場で使える型を一つ。相手の答えに対して「感想→深掘りの質問」を1セットで返すだけで、会話は続きます。
- ❌「そうなんですね」(で終わる)
- ⭕「へえ、それは楽しそうですね。始めたきっかけは何だったんですか?」
- ⭕「大変なお仕事ですね。忙しい時期って決まっているんですか?」
配分の目安は、自分が話す時間4割・相手6割。話題そのものより返し方が効くという話は、お見合いの会話は話題より返し方|60分の配分と質問例にまとめています。
Q. 本当に相談所を変えたほうがいいケースはありますか?
A. あります。すべてを自分の努力の問題に還元する必要はありません。
次の3つに当てはまるなら、母集団や環境そのものが合っていない可能性があります。
- お住まいの地域で、希望年齢帯の女性会員数が明らかに少ない。検索システムで条件を入れたときのヒット件数が常に2桁前半なら、申込数を増やそうにも物理的な上限があります。
- 加盟連盟が違う。IBJ以外の連盟のみに加盟している相談所では、検索できる会員がそもそも別です。IBJは数千社規模の加盟相談所と連携しています(IBJプレスリリース)。
- 担当者に3か月以上、申込履歴を見てもらっていない。件数だけ増やしても、申込先が偏ったままなら成立率は上がりません。伴走者が機能しているかは重要です。
3番目に心当たりがあるなら、乗り換えの前にまず担当と話してみてください。それでも噛み合わないときは、婚活のセカンドオピニオンとは|辞めずに第三者へ相談する手順をご覧ください。やめる前に第三者の目を通す手順を書いています。
自分がどのタイプの詰まり方をしているのか整理したい方は、サイト内の婚活タイプ診断(10問・約3分//shindan/)もお使いください。状況を言葉にするだけで、次の一手が見えることがあります。
よくある質問
Q. 結婚相談所にろくな女がいないと言われたのですが、どうしたらよいですか?
A. その言葉の出どころが体験談かSNSかを確かめてください。SNSの書き込みは、うまくいかなかった時期の人の発信に偏ります。判断材料にするなら、実際の会員検索画面で希望条件のヒット件数を見るほうが確実です。入会前なら、無料相談の場で「私の条件だと何人が対象になりますか」と聞くのが最短です。
Q. 結婚相談所には可愛い子がいない、おばさんばかりというのは本当ですか?
A. 会員の年齢構成については各社が公表しているデータをご確認ください。ここで数字を挙げるより確実です。一般に、相談所の女性会員は30代が中心層とされています。「おばさんばかり」という印象は、ご自身の希望年齢帯と実際の分布がずれているときに生まれやすいものです。気になるなら、入会前の面談で年齢帯別の会員数を出してもらってください。数字は各社が持っています。
Q. 申し込みが通らないのは、年収やスペックが低いからですか?
A. 年収で明確に見劣りする場合は影響します。ただ、取材の範囲で成立率が上がらない原因としてより多く挙がるのは、写真とプロフィール本文の情報量です。相手が承諾を決める材料が少ないと、迷ったときに断られます。結婚相談所プロフィールの書き方|申し込みが来る例文と添削3例が参考になります。
Q. 女性側も「ろくな男がいない」と思っているのでしょうか?
A. 同じ不満は男女双方から出ます。ただし構造は非対称です。男女比は男性54%・女性46%。女性は申し込みを受ける数が多く「選ぶ疲れ」に、男性は通らない数が多く「会えない不満」になりやすい。どちらも会員の質への評価というより、立ち位置の違いから生まれる感想です。
Q. 何か月やっても成立しない場合、休んだほうがいいですか?
A. 3か月連続で成立ゼロなら、件数を増やす前にプロフィール写真と申込先の分布を点検してください。それでも動かず気持ちが消耗しているなら、休会も選択肢です。判断の目安は婚活が疲れる本当の理由|休む前に試す5ステップと休会の判断に整理しています。
明日から変えられる4つのこと
- 男女比はもう逆転している。IBJの直近公表値で男性54%・女性46%。「男性有利」という前提の情報は数年前のものです。
- 申込枠を使い切る。月に数件では、会える人数は限られます。まずは契約上の枠を余らせないところから。
- 申込先を3:5:2で分散する。本命3・条件1つ緩め5・プロフィール本文で選ぶ2。この最後の2割が、競合の少ない出会いを生みます(取材に基づく経験則です)。
- 不満を3種類に分ける。「会えない」「想像と違う」「会話が続かない」で打ち手はまったく別。まず自分がどれかを特定してください。
今日できるのは、直近3か月の申込履歴を並べて、年齢・エリア・職種がどれだけ重なっているかを数えることです。5分で終わります。そこに偏りが見つかれば、それが「ろくな女がいない」の正体でした。
一人で見ると自分の癖は見えにくいものです。第三者の目で整理したい方は、当サイト運営の無料相談で申込履歴とプロフィールを一緒に確認することもできます。他社サービスへの送客ではありません。無理な勧誘もいたしません。
出典・注記
- 会員男女比・加盟社数:株式会社IBJ プレスリリース(連盟全体の会員構成。公表時点の値)
- 登録会員数10万名超:IBJ公式ニュース
- 成婚白書(成婚者の平均お見合い人数・交際期間・年代別の傾向):株式会社IBJ 公式発表
※本記事では、原典を確認できたIBJ公式発表の数値のみを掲載し、加盟相談所ブログやまとめサイト経由の二次情報(年齢別お見合い成立率、年代別成婚率、会員の年収構成、女性会員の年齢構成、費用相場の具体額)は掲載を見送りました。これらの数値は集計方法・対象期間により差が大きく、優劣の証明に使える性質のものではないためです。
※記載した数値はいずれも公表時点のもので、変動します。本記事は特定の結果を保証するものではなく、婚活の進み方には個人差があります。料金・契約条件は必ず各相談所の書面と公式サイトでご確認ください。
