
この記事でわかること
- 連盟内の男女比は男性側に寄る方向で変化。増えたのは「やばい人の割合」ではなく遭遇する回数です
- 「やばい男が少ない相談所を選ぶ」は効きません。会員名簿が連盟内で共通だからです
- 「やばい」は危険・条件ミスマッチ・女性慣れ不足の3つに分けると、切る人と惜しい人が分かれます
- 断りは仲人経由で当日〜翌日が目安。クーリング・オフは契約書面の受領日から8日間です
結論から言えば、結婚相談所にいる男性が特別「やばい」わけではありません。ただし、やばいと感じる人に当たる回数は、以前より増えていると考えられます。原因は会員の質ではなく、男女比のバランスが変わったという市場の構造です。ここを取り違えると、本来なら合ったはずの相手まで一緒に切ってしまいます。
すでに嫌な思いをした直後で、理屈より先に対処法を知りたいという方は、「お見合い60分で見極める3点と、角が立たない断り方」から読んでください。構造の話は後からでも間に合います。
先に用語だけ整理します。結婚相談所の活動はお見合い → 仮交際 → 真剣交際 → 成婚という段階で進み、相手への連絡や交際終了の伝達は原則すべて担当仲人が代行します。この記事の「断り方」も、直接相手へ伝える話ではなく、仲人にどう伝えるかという話です。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
結婚相談所の男が「やばい」のではなく、遭遇する回数が増えただけ
ここ数年、結婚相談所の連盟では男性会員の比率が高まり、以前は女性のほうが多かった構図が変わってきたと報じられています。ただし具体的な比率は連盟・集計時点によって異なりますので、数字そのものより仕組みを見てください。
男性が余り気味の市場では、何が起きるか。女性側に届くお見合い申し込みの数が増えます。
ここが肝心なところです。仮に「話が合わない」相手の割合が昔と同じ一割だったとしても、申し受けが月10件から月30件に増えれば、不快な思いをする回数は1件から3件になります。割合は動いていないのに、体験の数だけが増える。半年活動すれば、記憶に残る相手が何人かできる計算です。「ろくな人がいない」という感覚は、たいていこの実数の話です。
なお業界でよく言われる「やばい男は全体の一割程度」は、公表統計ではなく現場の体感値です。割合の目安として語られることはあっても、数字として受け取らないでください。

動きの早い人から先に抜けるので、残った層が目立つ
結婚相談所には、活動が短期間で終わる人と、長く続く人がいます。この差が、検索画面の見え方を左右します。
条件と行動量がかみ合う人は、早い段階で交際が進んで退会していきます。反対に、申し込みが通りにくい層は活動が長引きます。年齢が上がるほどお見合いの成立率が下がる傾向は各社の集計でも共通して指摘されており、結果として長期間活動している会員の比率が、検索結果のなかで少しずつ高まっていく。
だから「なんだかやばい人ばかり出てくる」と見えるわけです。会員の質が落ちたのではなく、在庫の見え方の問題。棚の回転が速い商品から売れていって、残ったものが目につくのと同じ構造です。
「やばい男が少ない相談所を選ぶ」は、大手連盟内ではほぼ意味がありません
回避策として「男性会員の質が高い相談所を選びましょう」というアドバイスをよく見かけます。もっともらしく聞こえますが、現場の実感は違います。
大手連盟に加盟する相談所は数千社規模ありますが、会員データベースは連盟全体で共有されています。A社に入っても B社に入っても、検索して申し込める相手はほぼ同じ。相談所を変えたところで、そこにいる男性は入れ替わりません。
では何が違うのか。仲人の対応力です。ここだけは相談所によってはっきり差が出ます。入会前の無料相談では、次の3つをそのまま聞いてみてください。
- 「お見合い後に不快な言動があった場合、どこへ報告し、相談所としてどう対応しますか」
- 「交際終了の連絡は誰が、どのくらいの日数で代行してくれますか」
- 「申し受けが多いとき、一次的な整理を手伝ってもらえますか」
3つ目に即答できる相談所は、会員の負担を実務として理解しています。逆に「頑張りましょう」で終わる担当なら、入会後もその調子です。口コミの読み方も含めた見極めは結婚相談所の口コミの読み方5ステップ|入会前に聞く質問リストにまとめています。入会前の段階なら、ここを先に読んでおくと無料相談での質問が具体的になります。
「やばい」を3つに分けると、切る人と惜しい人が分かれる
多くの記事は「やばい男の特徴◯選」として全部を一列に並べます。ここが読者にとって一番もったいない。危険な人と、単に不慣れなだけの人が同じ箱に入っているからです。現場では次の3つに分けて扱います。
| 種類 | よくある場面 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| ①危険|高圧系 | 上から目線の物言い、断ると感情的になる、前職や年収でこちらを値踏みする | 迷わず交際終了。その日のうちに仲人へ事実を報告する |
| ①危険|勧誘系 | 投資・保険・商材の話が出る、別サービスやSNSへ誘導しようとする | 同上。勧誘は交際の話ではないので、迷う必要がありません |
| ①危険|身元不審系 | 初回でボディタッチ、平日夜しか会えないなど既婚を疑わせる言動 | 同上。違和感の内容をそのまま仲人へ伝える |
| ②条件のミスマッチ | 自分の年齢を棚に上げて10歳以上年下希望、条件の話が最初に来る | 害はない。合わないので断るだけ。腹を立てる必要はない |
| ③女性慣れしていないだけ | 会話が続かない、質問が出てこない、緊張で表情が硬い | 2回目で判断してよい。伸びる人が多い層 |
「ひどい」と感じた経験の多くは、実は②か③です。②は単に条件の合わない人で、あなたに何かをしたわけではありません。②の年下希望は、プロフィールでは「年齢はあまり気にしません」と書きながら、希望条件欄の下限だけが極端に若い——という形で表れることをよく見ます。文章ではなく数字のほうを見てください。
③については、初回は一言も質問がなかったのに、3回目で急に自分から話し始めた、というご相談は珍しくありません。逆に伸びないのは、こちらが水を向けても会話の主導権を返してこない人。緊張しているだけの人は、回を重ねると質問が出てきます。
線引きの基準を1つだけ。③に見えても、こちらを下に見る言動が一度でもあれば①として扱う。不慣れと無礼は別物です。
この仕分けが自分ひとりでは決めきれない段階なら、第三者に活動履歴を見てもらう手もあります。無料相談では、断った相手の傾向を一緒に並べて整理していきます(当サイト運営の結婚相談所によるご案内です)。
お見合い60分で見極める3点と、角が立たない断り方
初回のお見合いは60分前後。この時間で人柄をすべて測ることはできませんが、①を見抜くには十分です。見るのは次の3点。
- 質問の往復回数。60分で相手からの質問が3回以下なら、③の可能性が高い。ゼロで、かつ自分の話と元交際相手の話が続くなら①寄り
- 店員や周囲への態度。注文時の一言に人柄が出ます。ここが雑な人は、交際が進んでも変わりにくい
- 条件の話を始めるタイミング。開始15分以内に年収・年齢・転勤の可否を確認し始める人は、②の色が濃い
断ると決めたら、直接相手に伝える必要はありません。仲人にこう送れば十分です。
「本日はありがとうございました。お話ししてみて、大切にしたいことが少し違うように感じました。仮交際には進まず、今回は終了でお願いします。」
理由を細かく書く必要はありませんし、相手に理由が伝わることもありません。返答の目安は当日中から翌日中としている相談所が多いですが、運用は所属先で異なるため担当に確認してください。連絡先を交換した後にしつこい連絡が続く場合も、自分で対処せず仲人経由にします。ここが個人間の出会いと決定的に違う点です。
断り続けることに疲れてしまったら、休むより先に手順を見直したほうが早いこともあります。婚活のセカンドオピニオンとは|辞めずに第三者へ相談する手順も参考にしてください。
男性の方へ|「やばい」認定される条件は、性格ではなく準備で決まる
ここまでは女性側の視点でした。男性読者から「自分がやばい側だと思われていないか」というご相談も同じくらい届きます。断られ続けている方の原因は、性格そのものより準備にあることが大半です。
- 写真がスナップや自撮り。申し込みが成立する前に判断されるのは、ほぼここ
- 希望条件が多すぎる。特に10歳以上年下の指定は、それだけで②に分類されます
- 自己PRが3〜4行で終わっている。短い文章は「本気度が低い」と読まれます
年齢が理由だと思い込んでいる方ほど、この3つが手つかずのままです。写真とプロフィールは、年齢と違って今日から変えられる部分。ここを整えることをおすすめしますが、申し込みの結果は相手のあることなので、成果には個人差があります。具体的な文章の作り方は結婚相談所プロフィールの書き方|申し込みが来る例文と添削3例にまとめました。
合わないと感じたら辞められる|クーリング・オフ8日間と中途解約の上限
不安の裏側には「入会したら抜けられないのでは」という怖さがあります。ここは制度で守られています。
結婚相手紹介サービスは、契約期間2か月超・金額5万円超であれば特定商取引法の「特定継続的役務提供」に該当します。契約書面を受け取った日を1日目として8日間はクーリング・オフが可能です。
期間の途中でもいつでも中途解約できます。そのときの違約金の上限は、役務の提供開始前なら3万円、提供開始後なら2万円または契約残額の20%に相当する額のうち低いほうと定められています(消費者庁 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」)。開始前と開始後で扱いが違う点は、契約前に押さえておいてください。
費用の相場は、初期費用が3〜15万円、月会費が5,000〜20,000円、成婚料が0〜30万円超と幅がありますが、これは各社の公開情報を見比べた参考値です。総額が50万円を超えるケースもあるため、契約前に書面で内訳を確認してください。トラブル時の相談先は消費者ホットライン188です。
よくある質問
Q. 結婚相談所の男はひどい、というのは本当ですか。
A. 全体としては当てはまりません。ただ、申し受けの母数が増えた分、合わない相手に当たる実数は増えています。「割合」ではなく「回数」の話として受け取るのが正確です。
Q. やばい男に当たってしまったら、何をすればいいですか。
A. その日のうちに、事実だけを仲人へ報告してください。「感じが悪かった」ではなく、いつ・どこで・何を言われたかを箇条書きで。実際、報告をためらっているうちに記憶が曖昧になり、結局うやむやになってしまうご相談はよくあります。交際終了の意思を伝えれば、相手への連絡は仲人が代行します。悪質な言動については、連盟や相談所への報告ルートが設けられていることが多いのですが、その後の扱いは連盟の規約によりますので、対応の範囲は担当に確認してください。
Q. 相談所を変えれば、出会える男性は変わりますか。
A. 同じ連盟内での移籍なら、検索できる会員はほぼ同じです。会員名簿ではなく担当者で選んでください。
Q. マッチングアプリより安全と考えていいですか。
A. 結婚相談所では独身証明書の提出を入会条件としているところが一般的で、収入証明についても提出を求める運用が広く見られます(必須の範囲は連盟・相談所によって異なり、男性のみとしている場合もあります)。身元の確認度という点では、確認の手続きがある分だけ高いといえます。ただし証明されるのは身分であって人柄ではありません。書類で防げるのは既婚偽装まで、と考えておくのが現実的です。
この記事の要点
- 連盟内の男女比は男性側に寄る方向で変化しており、女性の申し受け数が増えた
- 「やばい人が増えた」のではなく、遭遇する回数が増えた。業界で言われる「一割」は統計ではなく体感値
- 連盟内では会員名簿が共通。相談所選びで変えられるのは会員ではなく仲人の対応力
- 「やばい」は①危険 ②条件ミスマッチ ③女性慣れ不足の3つに分ける。③を①と混ぜて切らない
- 断りは仲人経由で当日〜翌日が目安。クーリング・オフは書面受領日から8日間、中途解約の違約金上限は開始前3万円/開始後は2万円か残額20%の低いほう
最後に、次の一歩を1つだけ。今のプロフィール検索条件から、絞り込みを1つ外してみてください。年齢でも年収でも構いません。③の層が視界に入るようになり、「ろくな人がいない」という感覚は、たいていそこで少し変わります。それでも判断に迷うときは、無料相談で活動履歴を一緒に見ながら整理していきましょう。
出典・注記
- クーリング・オフおよび中途解約の違約金上限:消費者庁「特定商取引法ガイド」特定継続的役務提供のページ(https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/continuousservices/)。制度は改定されることがあるため、契約時点の書面と消費者庁の案内で必ずご確認ください。
- 男女比の変化・年齢と成立率の傾向:各連盟および相談所の公表資料で共通して指摘されている傾向を要約したものです。具体的な比率・成立率の数値は集計主体と時点で異なるため、本文では数値を根拠として用いていません。
- 費用相場:複数の結婚相談所の公開料金を見比べた参考値であり、公的統計ではありません。
- 「やばい男は一割」「3回目で話し始める」等の記述:現場での傾向であり統計値ではありません。体験談は個人が特定されないよう、複数の相談内容をもとに再構成しています。
- 本記事は当サイトを運営する結婚相談所のカウンセラーが執筆しており、記事内の「無料相談」は当社サービスへのご案内です。婚活の成果には個人差があり、特定の結果を保証するものではありません。
