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お見合いの会話は話題より返し方|60分の配分と質問例

お見合いの会話は話題より返し方|60分の配分と質問例

この記事でわかること

  • お見合い60分をどう配分するか。結婚観を40分以降に回す理由まで具体的に分かります
  • そのまま口に出せる質問例7つ+予備4つと、年収・過去の恋愛など5つのNG話題の言い換え表
  • 会話が止まる本当の原因と「受け止める→感情をのせる→一言足す」の返し方の型
  • 待ち合わせから着席までの30秒、服装、沈黙への対処まで当日の流れごとカバー

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

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結論:お見合いの会話は「話題の数」ではなく「返し方」で決まります

覚えておく話題は7つで足ります。仕事・休日・出身地・食べ物・旅行・家族・結婚観。この7つで60分は持ちます。足りないのはネタではなく、相手の答えを広げる返し方のほうです。

お見合いの前日に話題を30個メモして臨んだのに、10分で沈黙してしまった——こうしたご相談は珍しくありません。原因はたいてい同じで、質問はできているのに、返ってきた答えをその場に置いたまま次の質問へ移ってしまっているのです。質問と質問のあいだに橋がかかっていない状態、と言い換えてもいいかもしれません。

本記事は、IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の結婚相談所「彩星」のカウンセラーが執筆しています。記事の末尾に当社の無料相談へのご案内があります。中立的な比較記事ではなく、日々の面談で会員の方にお伝えしている内容をまとめたものとしてお読みください。※本記事に登場する会話例・ご相談内容は、個人が特定されないよう複数の事例をもとに再構成しています。

まず前提を共有させてください。本記事はIBJ加盟の結婚相談所でのお見合いを想定しています。相談所のお見合いは「お見合い → 仮交際 → 真剣交際 → 成婚」という段階を踏み、初回のお見合いはホテルのラウンジなどで1時間程度、返事は相手に直接ではなく仲人(担当カウンセラー)を通して伝えるのが一般的です。1時間という枠が決まっていることが、話題の設計に効いてきます。

そしてもう一つ。相談所婚活は、1人と会って1人と決まる世界ではありません。何人もの方とお見合いをして、そのなかから交際に進む相手が出てくる。つまり1回のお見合いで進展しないのは、めずらしいことではないのです。この前提を頭の隅に置いておくだけで、当日の力みはかなり抜けます。婚活の結果には個人差があり、特定の成果をお約束するものではありません。

会話の前に決まっていること|待ち合わせから着席までの30秒

話題の設計に入る前に、ひとつだけ。会話の空気は、実は一言目より前に半分決まっています。待ち合わせ場所で相手を見つけてから、席に着くまでのおよそ30秒。ここでやることは3つだけです。

  • 立ち止まって会釈する——歩きながらの挨拶は、それだけで慌ただしい印象になります
  • 名乗る——「◯◯です。今日はよろしくお願いします」。フルネームでなくて構いません
  • 相手を先に通す——席の案内、椅子を引く、奥の席を勧める。特別なことはしなくていい

服装で悩む方も多いのですが、ラウンジでのお見合いなら男性はジャケット着用、女性は明るい色のワンピースやきれいめのセットアップ、という選択が無難です。無難でいいのか、と思われるかもしれません。いいのです。初対面の1時間で服装が話題の中心になることはほぼなく、浮かないことのほうが実利があると考えています。

そして時間。5分前には到着しておく。緊張している自分を落ち着かせる時間が、そのまま最初の30秒の余裕になります。

お見合い1時間の話す内容を時間で割り振る【60分の配分表】

「何を話すか」より先に決めておきたいのが、いつ何を話すかです。1時間という枠に対して話題を並べる順番を持っておくと、その場で考える負荷が減ります。私が会員の方に渡している目安が下の表です。

経過時間 話すこと この時間帯の目的
0〜5分 挨拶、席の案内、飲み物の注文 お互いの緊張をほどく。中身よりも表情と声の大きさ
5〜20分 プロフィールに書かれていた内容、休日の過ごし方、出身地 共通点を1つ見つける。深追いはしない
20〜40分 仕事のやりがい、趣味の背景、食べ物や旅行 相手の「人となり」に触れる。ここが会話の山場
40〜55分 どんな家庭にしたいか、休日の過ごし方の理想 結婚観は後半に。序盤に出すと面接になりやすい
残り5分 「今日はありがとうございました」+具体的な一言 印象の締め。次につながるかはここで決まることも

※この配分表は当相談所での面談経験にもとづく目安であり、統計的に検証されたものではありません。相談所の方針や個人の性格によって、適した進め方は異なります。

オンラインお見合いは40〜60分で設定されます。上の配分をそのまま8割に圧縮してください。画面越しでは相槌の間が取りにくいぶん、序盤の雑談を短くして本題に入るほうが流れます。

お見合い60分の話題タイムテーブル
お見合い60分の話題タイムテーブル

この配分で特にお伝えしたいのが、結婚観を40分以降に回す点です。序盤で「お子さんは何人ご希望ですか」「共働きは考えていますか」と入ると、相手には条件確認の面接に聞こえます。同じ質問でも、40分話したあとなら「一緒に考えたいこと」として届く。順番だけで意味が変わります。

お見合いで盛り上がる話題7つと、そのまま使える質問例

話題は多く持つほど安心できますが、実際に使うのは数個です。使用頻度の高い順に7つに絞りました。カッコ内はそのまま口に出せる形にしてあります。

  • ①休日の過ごし方:「休日は、家でゆっくり派と出かける派だとどちらが多いですか?」——二択で入って、答えを聞いてから広げるのが安全です
  • ②仕事のやりがい:「そのお仕事、どんなときにやってよかったと感じますか?」——年収や勤務時間ではなく、感情を聞く
  • ③プロフィール起点:「プロフィールに◯◯とありましたが、始めたきっかけは何だったんですか?」——読んできたことが伝わるだけで印象が変わります
  • ④出身地・地元:「◯◯のご出身なんですね。地元の方がよく行くお店ってありますか?」
  • ⑤食べ物:「最近おいしかったもの、何かありました?」——「好きな食べ物は?」より答えやすい聞き方です
  • ⑥旅行:「行ったことのある場所より、これから行ってみたい場所ってありますか?」——経験差が出にくく、未来の話になる
  • ⑦結婚観(後半のみ):「結婚したら、休日はどんなふうに過ごせたらいいなと思いますか?」——条件ではなく情景を聞く

この7つは、よく見かける「盛り上がる話題16選」のような一覧を絞り込んだものです。数を増やしても当日は思い出せません。7つを言い切れる形で口に馴染ませておくほうが、はるかに効きます。

7つで足りなかったときの予備リスト4つ

とはいえ、7つを使い切ってしまう時間帯もあります。そのときの控えを4つだけ。ここぞという場面用ではなく、あくまで「間」を埋める用と割り切ってください。

  • 子どもの頃の習い事:「子どもの頃、何か習っていました?」——誰にでも答えがあり、性格の話につながる
  • 朝型か夜型か:「朝は強いほうですか?」——生活リズムの話で、結婚後の想像にも自然につながる
  • 最近ハマっているもの:「最近、これ買ってよかったなというものありますか?」——趣味より答えやすい
  • 行きつけの店:「この辺りだと、よく行くお店ってありますか?」——場所の話は、次に会う話にも接続しやすい
その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

お見合いのNG話題と、そのまま使える言い換え5例

避けるべき話題は業界でほぼ共通しています。年収・貯金、過去の恋愛、政治と宗教、容姿への言及、そして残業時間や通勤時間といった重い条件面。なお、IBJの規約で明確に禁止されているのは連絡先の交換など運用上のルールであり、「条件面の話は初回では避ける」は禁止事項ではなく、あくまで推奨マナーです。禁止と推奨は分けて理解しておいてください。

ただ「聞かない」だけでは、知りたいことが宙に浮いたままです。聞きたい中身は保ったまま、聞き方だけ変えます。

NGな聞き方 言い換え なぜ変わるのか
年収はおいくらですか お仕事、やりがいがありそうですね。忙しい時期ってあるんですか? 条件の査定ではなく生活のリズムの話になる
今までお付き合いは何人くらい? 休日はどんなふうに過ごされることが多いですか? 過去ではなく現在を聞く。相手が守りに入らない
ご結婚されてない理由は? 婚活はいつ頃から始められたんですか? 人格の詮索から、事実の共有に変わる
残業は何時間くらい?通勤は? お住まいの辺り、住みやすそうですね 条件面は仮交際に進んでからでも遅くない
(容姿について)写真より◯◯ですね 今日はお会いできてうれしいです 褒めたつもりでも比較は伝わってしまう

政治・宗教・お金の細かい話は、言い換えではなくその日は出さないが正解です。どうしても確認したい条件がある場合は、お見合いの場ではなく担当のカウンセラーに伝えてください。仲人経由で事前・事後に確認できるのが、相談所を使っている利点でもあります。

お見合いで会話が続かない原因|「一問二答」の3ステップ

会話が止まるのは、話題を使い切ったからではありません。相手の答えを1回で終わらせているからです。実際に近い形で並べてみます。

【止まる会話】
「ご趣味は映画とのことですが」
「はい、月に2本くらい観ます」
「そうなんですね。休日は何をされてますか?」

質問としては正しいのに、寒々しい。答えが床に落ちたまま、次の質問が始まっているからです。

【続く会話】
「ご趣味は映画とのことですが」
「はい、月に2本くらい観ます」
「月2本はしっかり観てますね(受け止める)。映画館を出たあとの、あの余韻の時間が私も好きなんです(感情をのせる)。最近だと何がよかったですか?(一言足す)」

やっていることは3ステップだけです。受け止める → 自分の感情をのせる → 一言足す。当相談所ではこれを「一問二答」と呼んでいます——業界共通の用語ではなく、面談で説明しやすいように当社で使っている言い方です。相手の一つの答えに対して、自分の側から二つ返す、という意味。この型を持っているだけで、話題は7つで足りるようになります。

私が助言を外した話

この型を教え始めた頃、私は「とにかく相手の話を広げてください」とだけ伝えていた時期があります。結果どうなったか。ある会員の方は忠実に実行して、相手の答えすべてに深掘りの質問を重ねました。1時間、途切れなく会話は続いたそうです。それでもお断りの返事が来た。仲人経由で届いた理由は、「たくさん聞いてくださったのに、あの方自身のことが何も分からなかった」。

広げることと、聞き続けることは違う。私の伝え方が「質問を足す」に寄りすぎていたのです。ステップ2の「自分の感情をのせる」は、あとから足した工程でした。型がいまの形になっているのは、この失敗が理由です。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。

「木戸に立ちかけせし衣食住」は、お見合いでは半分しか使えません

会話の定番として紹介されることの多い「木戸に立ちかけせし衣食住」。気候・道楽・ニュース・旅・知人・家庭・健康・仕事・衣食住などの頭文字をとったフレームです。ただ、これはもともと接客や営業のトーク術として広まったもので、お見合いにそのまま持ち込むと空気が薄くなる項目が混じっています

使えるのは、道楽(趣味)・旅・家庭・仕事・衣食住。使いにくいのが、気候とニュースです。「今日は暑いですね」から始めるのは挨拶としては構いませんが、そこに戻るたびに会話は振り出しへ戻ります。ニュースは相手の立場が読めないうちは地雷になりやすい。健康の話も、体調や体型の話に流れると重くなります。フレームは万能ではなく、選別して使うものだと考えてください。

「相手6:自分4」という定番比率にも、条件があります

婚活の会話術でよく出てくる「相手6:自分4」。目安としては悪くないのですが、私はこの比率そのものより「自分の話をどの順番で出すか」のほうが効くと考えています。

比率を守っていても、自分の話が全部後半に固まっていれば、相手は40分間ずっと「質問される側」に置かれます。逆に、序盤で自分から短く開示している人は、比率が5:5でも面接感が出ない。「私も先月ひとりで映画を観にいって」——この一言が先にあるだけで、次に相手へ返す質問が詰問ではなく共有になります。比率は結果として整うもので、管理すべきは順番のほう。少数派の意見かもしれませんが、面談ではこう伝えています。

沈黙は、必ずしも失敗ではありません

数秒の沈黙で焦って話題を乱発すると、質問攻めになって相手が疲れます。飲み物を一口飲む、店内を見て「落ち着いたお店ですね」と言う。それだけで間は埋まります。60分ずっと途切れない会話より、ときどき静かでも呼吸が合っている時間のほうが、あとから「また会いたい」と言われやすい——現場ではそう感じています。※これは私の経験則であり、統計的に検証された数値ではありません。

お見合いの会話についてよくある質問

Q. 話すことがなくなってしまったら、どうすればいいですか?

A. 新しい話題を探さず、5分前に相手が話したことに戻ってください。「さっきの◯◯のお話、もう少し聞きたいです」で十分に続きます。戻れることは、聞いていた証拠として伝わります。

Q. 自分の話はどれくらいしていいですか?

A. 「相手6:自分4」という目安がよく知られています。ただ、面談でこの数字を渡すと、多くの方が時計を気にするように会話を測り始めてしまう。上の項目に書いたとおり、私が見ているのは比率より順番です。序盤に自分から一つ開示しておけば、比率は勝手に整います。

Q. オンラインお見合いでも話題は同じでいいですか?

A. 話題は同じで問題ありません。変えるのは2点、時間は40〜60分と短め、相槌は対面より大きく。画面越しでは小さくうなずいても伝わりません。背景に見える本や観葉植物を話題にできるのは、オンラインならではの利点です。

Q. 会話は盛り上がったのに断られました。何が悪かったのでしょうか?

A. 会話以外の要素で決着していることは、実際にあります。とくにお見合いを組む段階では、プロフィール写真と文章しか判断材料がありません。当日の会話にたどり着く前に判断されている領域がある、ということです。会話を反省する前に、婚活の第一印象を良くする3つの手直し|表情・姿勢・話し方から整える結婚相談所プロフィールの書き方|申し込みが来る例文と添削3例を先に見直したほうが、手応えは早く出ます。

明日のお見合いに持っていくのは、この3つだけ

覚えることを減らします。①60分の時間配分(結婚観は40分以降)②話題7つ ③受け止める・感情をのせる・一言足す。この3つで、当日の思考はほとんど回ります。

そして最後にもう一度。相談所婚活では、何人もの方とお見合いを重ねたうえで交際に進む相手が見つかります。1回のお見合いが次に進まなかったとしても、それを実力の証明として受け取る必要はありません。見送りが続くこと自体は、婚活の途中経過としてよくあることです。

この記事の要点

  • お見合いの会話は話題の数ではなく、答えを広げる「返し方」で決まる
  • 会話は着席前の30秒から始まっている。立ち止まる・名乗る・相手を先に通す
  • 1時間の配分:0〜5分 挨拶/5〜20分 軽い話題/20〜40分 仕事と人となり/40〜55分 結婚観/残り5分 締めの一言
  • 話題は7つ(休日・仕事・プロフィール・出身地・食べ物・旅行・結婚観)で足り、予備が4つあれば十分
  • NG話題は年収・過去の恋愛・政治宗教・容姿・重い条件面。聞き方を変えて情報は取る
  • 「受け止める→感情をのせる→一言足す」の一問二答で会話は続く
  • 「相手6:自分4」は比率より順番。序盤に自分から一つ開示する

毎回同じところで会話が止まる方へ

「話題は準備したのに、いつも同じあたりで止まる」「断られる理由が自分では分からない」。この段階に来ているなら、話題をさらに増やすより、直近3回のお見合いを一緒に振り返るほうが早いことが多いです。何が起きていたかは、たいてい会話の中身ではなく、その前後に残っています。

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執筆者について

結婚相談所「彩星」カウンセラー。IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟相談所として、お見合いの組成から成婚までの伴走を担当しています。本記事の内容は日々の面談でお伝えしているもので、相談所の方針や個人の状況によって適した進め方は異なります。婚活の結果には個人差があり、特定の成果を保証するものではありません。

参考

  • IBJ(日本結婚相談所連盟)公式サイト「お見合いと交際のルール&マナー」(禁止事項と推奨マナーの区分について)
  • 本記事の会話例・進め方は、当相談所(彩星)での面談経験にもとづく目安です。統計データとして提示しているものではありません。

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

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