婚活のリアルと不安解消

結婚相談所の女性のレベルは高い?申し受け件数と男女比の変化から見る現実

結婚相談所の女性のレベルは高い?申し受け件数と男女比の変化から見る現実

この記事でわかること

  • 女性会員の年収・学歴は平均より高め。ただし比較すべき相手は全国平均ではありません
  • 「女性が余っている」という前提は、現場の体感からはズレてきています
  • 測れるレベル=申し受け件数。40代でも月25件前後という集計があります
  • 写真の印象を決めるのは造作より、撮影・服装・姿勢・表情の4点です

結論から言うと、結婚相談所の女性会員は年収や学歴といった数字の面では、同世代の平均より高めに出ます。ただし「レベル」という物差しで相手を測る発想そのものが、いまの婚活市場では実態に合わなくなってきています。

※ この記事はIBJ加盟の結婚相談所を運営する筆者が執筆しています。記事の末尾に当サロンの無料相談への案内があります(広告を含む記事です)。

この記事では、まず公表されている集計で年齢・年収・学歴の分布を確認します。そのうえで「レベル」を申し受け件数という測れる数字に置き換え、後半では男女比の変化と成婚退会のサイクル、そして自分がどの層と会えるのかの見立て方まで扱います。

先に、数値の扱いについてお断りしておきます。本記事で挙げる会員データは、各社・各相談所がそれぞれ自社サイトやコラムで公表している集計を引用したものです。公的統計ではありません。母集団も調査時点も会社ごとに違うため、そのまま足し合わせて「女性会員の平均像」を作ることはできません。あくまで「そういう集計を出しているところがある」という参考値として読んでください。原典を確認できたものとできなかったものがあり、後者はその都度本文で注記します。

もうひとつ用語の確認を。活動はお見合い→仮交際→真剣交際→成婚という段階で進み、途中で出てくる「申し受け件数」とは、自分がお見合いを申し込まれた件数のことです。自分から申し込む数ではありません。ここを取り違えると、以降の数字がすべてずれて読めてしまいます。

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

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結婚相談所の女性のレベルは高い?年齢・年収・学歴のデータ

まず、多くの記事が書いている「数字で測れる部分」から確認します。所属をはっきりさせるため、どこの集計かを一つずつ書きます。

年齢層は20〜44歳がおよそ7割という集計

女性会員の年齢構成は20〜44歳がおよそ7割、という集計が複数の加盟相談所から出ています。ただしこれは各相談所が自社の会員や取り扱いデータをもとに公表しているもので、連盟全体の公式集計として確認できたものではありません。おおまかな傾向として受け取ってください。

年収・学歴は「高め」だが、出どころは会社ごとに別

ここは特に混ざりやすいので、表にします。

集計元 加盟の別 公表されている内容
加盟相談所のコラム(i-vision/relife 等) IBJ加盟 女性会員の年収は300万円台〜600万円台が中心、大学・大学院卒がおよそ8割
オーネット IBJ非加盟(独立系) 自社会員の年収・学歴構成を公表
パートナーエージェント IBJ非加盟(独立系) 自社会員のうち年収500万円以上の女性が約3割

この3つは別々の会社の、別々の会員の話です。横に並べても「結婚相談所の女性会員像」にはなりません。冒頭でこの記事はIBJ加盟の相談所を前提にすると書きましたので、以降の議論は上段のIBJ加盟相談所の集計を軸に進めます。オーネットとパートナーエージェントの数字は、あくまで独立系ではこうだという参考として置いておきます。

それと、これらの数字はよく「日本の女性の平均年収」と並べて示されますが、この比較はやや乱暴です。全国平均にはパート勤務や20歳前後の層も含まれます。比べるなら同年代・同学歴の未婚女性であるべきで、そうすると差はかなり縮みます。「平均より高い集団」ではありますが、「別世界の層」ではない。ここは押さえておいてください。

結婚相談所の女性会員データを、集計元ごとに分けて示す
結婚相談所の女性会員データを、集計元ごとに分けて示す

容姿については、正直に「測れない」と書きます

この検索をする方の本音は、たぶん容姿の話でしょう。ただ、上位に並ぶ記事が「基準がないので人それぞれ」と書いて逃げているのは、逃げているというより本当に測れないからです。点数化した瞬間に嘘になる。

そのうえで、書けることは書きます。現場の実感として、プロフィール写真の印象の差は、生まれつきの造作より次の4点で説明がつくことのほうが多いです。ここは統計値ではなく、あくまで日々写真を見ている側の傾向として読んでください。

1. 撮影|いちばん差が出るのがここです。スマホの自撮りと、婚活写真を撮り慣れたスタジオでの1枚では、同じ人でも別人のように見えます。光の向き、背景の抜け、レンズの距離感——理屈を知らなくても、撮る人が知っていれば結果は変わる。加工で目を大きくする話ではありません。むしろ加工の痕跡は、お見合い当日に「写真と違う」という落胆を生むので逆効果です。素の状態がいちばんよく写る条件を、他人の目で探してもらう。それが撮影にお金を払う意味です。第一印象がここで決まるとまでは言いませんが、申し込みが届くかどうかの入口が写真であることは間違いありません。

2. 服装|サイズと清潔感、この2つだけです。ブランドは関係ありません。肩の線が合っていない、袖が余っている、丈が中途半端——こうした「合っていなさ」は、見る人が言語化できなくても不思議と伝わります。色は顔映りで選んでください。婚活写真では明るめの色が推奨されがちですが、似合わない色を無理に着ると、かえって顔色が沈みます。自分に合う色を店員さんに聞くくらいでちょうどいい。普段着ない勝負服より、自分がいちばん自然に振る舞える服のほうが、写真にも当日にも効きます。

3. 姿勢|これは費用ゼロで変えられる項目です。撮影中に「背筋を伸ばして」と言われて一瞬直しても、シャッターを切る頃には戻っている。そういうものです。ポイントは背筋より肩で、肩を一度上げてストンと落とすと、首まわりが自然に開きます。座り位置も効きます。椅子の背もたれに預けず、浅めに座って上体を少しだけ前に。これだけで写真の中の印象がずいぶん変わります。姿勢はお見合い当日にもそのまま効いてくるので、写真のためだけの練習にはなりません。

4. 表情|「笑顔で」と言われて作る笑顔ほど、硬く写るものはありません。口角だけ上がって目が笑っていない写真は、見る側にもわかります。撮影前に誰かと少し雑談してから撮る、好きな話題を思い浮かべる、鏡の前で歯を見せる笑い方を試しておく——このあたりは地味ですが効きます。それと、無表情に見える人の多くは、実際に無表情なのではなく緊張しているだけです。撮影に慣れているカメラマンほど、その緊張をほぐす時間を先に取ってくれます。

この4点は、いずれも生まれつきではなく準備で動かせる部分です。だから「レベル」を気にするより、この4つを整えるほうが早い。写真を撮り直して服を変えたあとに申し込みの入り方が変わるケースは、現場では珍しくありません(※特定の個人の事例ではなく、複数のケースをもとにした一般的な傾向として書いています。効果を保証するものではありません)。

「女性のほうが多いから男性は選び放題」という通説は、もう古い

よく「結婚相談所は女性が余っているから、男性は入れば選び放題」と言われます。ネット上の記事の多くが、いまもこの前提で書かれています。ですが現場の実感はまったく違います。

一部の加盟相談所が公表している集計では、ここ数年で男女比の差が縮まり、相談所によっては男性会員の比率が女性を上回ったという報告も出ています。ただし、連盟全体の男女比とその推移について、公式に公表された一次資料をこちらで確認できていません。「男性◯%・女性◯%」という具体的な数値は、確認できるまで本記事には載せません。数字を出さないのは歯切れが悪いのですが、確認していない数字を出すほうが問題だと考えています。

確かなのは、現場で会員登録を受けている側の体感です。以前ほど「女性が余っている」状況ではなくなってきました。女性が「選ばれる側」から「主体的に選ぶ側」へ動いている——少なくとも当サロンで見ている範囲では、その方向に変わってきています。

つまり、女性会員のレベルを値踏みしている場合ではないかもしれない、ということです。この変化は男性会員側の体感にもはっきり出ていて、詳しくは結婚相談所にろくな女がいない?男女比の変化で変わった現実でも扱っています。

「レベル」を数字で見るなら、申し受け件数がいちばん正直です

容姿も内面も点数化できません。その代わり、市場が実際に下した評価としてほぼ唯一測れるのが、1か月あたりに申し込まれた件数です。

年代別の目安として、次のような集計が公表されています。出典は森とうマリッジデザインというIBJ加盟相談所のコラムで、同社がデータを集計した中央値です。連盟の公式発表として確認できたものではありません。そのため、以下は丸めた数字で示します。

年代 1か月あたりの申し受け件数(中央値・目安)
20代 およそ50件前後
30代 およそ35件前後
40代 およそ25件前後
50代 およそ14件前後

20代は40代のおよそ2倍。ただ、注目してほしいのは差の小ささのほうです。40代でも月に25件前後、単純計算で毎日1件近く申し込まれている。「40代女性は相手にされない」という説とは、明らかに数字が合いません。

また、同種の集計ではお見合いから仮交際へ進む割合は年代による差が小さいとも言われます。会ってからの勝負では年齢差はさほど効かない、と読める。効きやすいのは会う前の段階、つまり申し込みが届く量のほうです。

この数字は中央値なので、実際には人によって大きく上下します。同じ30代でも写真とプロフィール文で件数が数倍変わるのは、現場でよく見る光景です。プロフィールの詰め方については結婚相談所プロフィールの書き方|申し込みが来る例文と添削3例にまとめています。

その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

会員リストが物足りなく見えるのは、あなたが見る順番のせいかもしれません

「無料相談で見せてもらった会員データが微妙だった」というご相談は、本当に珍しくありません。ただ、ここには構造的なからくりがあります。

一般に、条件面で人気の高い層ほど早く成婚退会していきます。半年以内に活動を終える人が一定数いる一方で、活動が長引く人もいる。その結果、いま画面に並んでいるのは「まだ決まっていない人たち」に寄ります。つまり、あなたが見ているのは会員全体の平均ではなく、そこから早期成婚者を差し引いた残りの部分です。

ただし、これは片側だけの話です。会員リストは成婚退会だけでなく、新規入会でも入れ替わります。抜けた分だけ新しい人が入ってくるので、「時間が経つほど残りかすになる」わけではありません。実際、無料相談のたびに見える顔ぶれは変わります。だから、待っていれば必ず悪くなるとも、必ず良くなるとも言えない。

それでも言えるのは、あなたが半年比較検討しているあいだ、その半年で決まっていく人たちとは会えないということです。焦らせたいのではありません。ただ、比較検討にも時間というコストがかかっている、という事実だけは知っておいてほしいのです。

自分はどの層と会えるのか。3つの軸で見立てる

「レベル」を漠然と考えるのをやめて、次の3点だけを確認してください。抽象的な自己評価より、はるかに現実に近い見立てが出ます。

  1. 年齢差の許容範囲:相手の希望条件欄で、自分の年齢が範囲内に入っているかをまず確認する。範囲外への申し込みは件数を消費するだけになりがちです。
  2. 申し込みの通過率:申し込んで返事が来ない状態が20〜30件続いたら、相手選びではなく写真かプロフィールに原因があると考える。カウンセラーに「私の申し込み承諾率は何%ですか」と数字で聞くのが早いです。
  3. 会ってからの手応え:お見合いから仮交際に進むかどうかは、年齢よりその日の過ごし方に左右されます。10回会って1回も進まないなら、当日の会話の作り方を見直す段階です(お見合いの会話は話題より返し方|60分の配分と質問例)。

お見合い1回あたりの単価から逆算する

費用の相場は登録料・入会金で3〜15万円、月会費5,000〜2万円、お見合い料0〜1万円/回、成婚料5〜30万円(0円の相談所もあります)。1年活動した場合の総額はおおむね30〜60万円、手厚いサポートだと80万円を超えることもあります(結婚相談所の料金比較記事による目安。金額は相談所ごとに異なるため、契約前に必ず書面で確認してください)。

単価を出すなら、総額を成婚者の平均回数で割るより、自分の月会費を、その月に実際に会った件数で割るほうが実感に近くなります。月会費1万5,000円で月に3回会ったなら1回5,000円、1回しか会わなければ1万5,000円。同じ会費でも、動いた分だけ単価は下がる。

この見方をすると、判断が変わります。

❌「無駄なお見合いはしたくないから、条件が完璧な人だけに申し込もう」
⭕「会わない月ほど1回あたりが高くつく。条件7割でも会って確かめたほうが安い」

会わずに悩んでいる時間にも月会費は発生しています。年齢と年収の兼ね合いで迷っている方は婚活で年収はいくら必要?年齢×年収で見る現実と年収帯別の戦略も併せてどうぞ。なお費用も成婚までの期間も個人差が大きく、ここに挙げた数値はいずれも目安です。

よくある質問

Q. 結婚相談所の女性のレベルは実際どのくらいですか?

A. 数字の面では、年収は300万円台〜600万円台が中心、大卒以上がおよそ8割、20〜44歳がおよそ7割という集計が、加盟相談所のコラム等で公表されています(各社の集計であり、連盟の公式統計ではありません)。ただし同年代・同学歴の未婚女性と比べれば差は縮みます。「平均より高い集団」ではありますが、「特別な層」ではありません。

Q. IBJ加盟の相談所は他とどう違いますか?

A. 加盟相談所が同じ会員データベースを共有しているため、どの加盟相談所から入っても検索できる相手はほぼ同じです。違いが出るのはカウンセラーのサポート内容と料金体系のほう。オーネットやパートナーエージェントのような独立系は自社会員のみが対象になるので、そもそも母集団が別だと考えてください。

Q. 40代女性でも申し込みは来ますか?

A. ある加盟相談所の集計では、40代の申し受け件数は月25件前後、50代でも14件前後という中央値が示されています。20代のおよそ50件と比べれば少ないものの、ゼロとはかけ離れています。会ってからの進み方には年齢差が出にくいので、会う機会をどう作るかが焦点になります(数値は中央値で、個人差があります)。

Q. 男性側のレベルはどうなっていますか?

A. 男性会員も大卒・年収ともに平均より高めという集計が各社から出ています。ただ複数の相談所が指摘しているとおり、高条件の男性に人気が集中するわけではなく、条件が平均的な男性のほうが交際に進みやすい傾向も見られます。詳しくは結婚相談所の男はやばい・ひどい?男女比の変化で増えた遭遇率の正体を。

「レベル」を調べる時間を、会う回数に振り替える

この記事を書きながら思ったことがあります。ネット上の婚活記事の多くは、「女性が余っている」という何年も前の前提のまま止まっています。市場のほうは動いているのに、記事だけが更新されていない。あなたが読んでいる「結婚相談所の女性のレベル」も、その古い前提の上に積み上がっているかもしれない——そう疑ってかかるくらいでちょうどいいと思います。

要点をまとめます。

  • 年収・学歴の数字は確かに高め。ただし出どころは各社バラバラで、比較すべきは全国平均ではなく同年代・同学歴の未婚女性
  • 「女性が余っている」前提の記事は、少なくとも現場の体感からはズレてきている
  • 測れる「レベル」は申し受け件数。40代でも月25件前後という集計があり、「相手にされない」説とは数字が合わない
  • 会員リストは成婚退会と新規入会の両方で入れ替わる。悪くなり続けるわけではないが、比較検討にも時間のコストがかかる
  • お見合いの単価は、月会費÷その月に会った件数。動かない月ほど高くつく

結局のところ、相手のレベルを事前に調べ尽くしても、自分の申し込み承諾率はわかりません。その2つを取り違えないことが、いちばんの近道だと思っています。

自分がどの層と会えるのかを一人で判断するのは難しいものです。当サロンの無料相談では、年齢・希望条件・写真の状態から現実的な見立てをお伝えしています。その場で入会を決めていただく必要はありません。

※ 本文中の数値はいずれも目安です。各社が公表する集計を引用したもので、公的統計ではありません。母集団・調査時点は集計元ごとに異なり、今後変動します。成婚までの期間・費用・お見合いの件数には個人差があり、特定の成果を保証するものではありません。料金や契約条件は相談所ごとに異なるため、契約前に書面でご確認ください。

出典

  • 森とうマリッジデザイン「結婚相談所で女性は1か月に何件申し込まれる?」(同社による年代別中央値の集計。連盟の公式発表ではありません)
  • i-vision/relife 他、IBJ加盟相談所が自社サイトで公表する会員データの集計(各社の二次集計。原典の年次は未確認)
  • オーネット婚活応援コラム(自社会員データ/IBJ非加盟)
  • パートナーエージェント「会員プロフィールと活動実績」(自社会員データ/IBJ非加盟/参考値)
  • 結婚相談所の料金相場に関する各社比較記事(費用の目安)

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

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