
この記事でわかること
- IBJの公表値では男女比が男性54%・女性46%。「男性有利」はすでに過去の前提です
- 女性が1か月に受け取るお見合い申し込みは20代で40件台、30代で30件台という目安。断られるのは人格評価ではなく席数の問題です
- 申し込み100件→お見合い成立7〜10件→成婚0.5〜1件。ファネルで見ると「通らない」のが標準です
- 申込先は本命3・条件1つ緩め5・プロフィール本文で選ぶ2の配分に分散するのが目安です
- 「会えない・想像と違う・会話が続かない」で原因も打ち手もまったく別物です
- 婚活パーティーやマッチングアプリとは、そもそも母集団と持ち時間が違います
※本記事は編集部が公表資料をもとに構成したものです。記事内で紹介する「現場の声」は、結婚相談所のカウンセラーへの取材および公開されている相談事例をもとに、個人が特定されないよう内容を再構成しています。また記事末尾に自社の無料相談への導線があります(第三者サービスへの送客や成果報酬は発生しません)。
結論から申し上げます。「結婚相談所にろくな女がいない」と感じる原因の多くは、女性会員の質ではなく、申し込みが特定の層に集中していることと、そもそもお見合いが成立しにくい構造にあります。日本結婚相談所連盟(IBJ)が公表する会員男女比は、男性54%・女性46%。かつてとは逆の状況です。
この記事では、読者の方から実際に寄せられる質問に順番にお答えする形で進めます。「本当にろくな女がいないのか」「なぜ会えないのか」「女性は選り好みしすぎではないのか」「何人に申し込めばいいのか」「婚活パーティーやアプリとは何が違うのか」「相談所を変えるべきか」。この6点が中心です。
先に用語を3つだけ整理させてください。①お見合い申し込み=会いたい相手に送る打診。②お見合い成立=相手が承諾して顔合わせが決まった状態。③仮交際=お見合い後、複数人と並行して会える段階です。相談所の婚活はこの順に進み、その先に真剣交際・成婚が続きます。「申し込んだ数」と「会えた数」はまったく別物、という前提だけ頭に置いてお読みください。
※本文中の数値は、IBJが公表している資料に基づくものと、加盟相談所による成婚白書の解説などから編集部が確認した目安値の2種類があります。どちらであるかは各箇所で明示します。公表時点の値であり、その後変動します。最新値は必ず公式発表でご確認ください。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
Q. 「結婚相談所にろくな女がいない」は本当ですか?
A. 会員全体を指す評価としては当たっていません。ただし「あなたが会えている範囲にはいなかった」は事実である可能性が高いです。
IBJの登録会員数は10万名を超えています(IBJ公式ニュース)。連盟全体では毎年1万人以上が成婚に至っており、「まともな女性が一人もいない」という説明は、会員の質を語る根拠としては成り立ちません。
にもかかわらず不満が生まれるのは、見えている母集団が極端に狭いからです。ここが今回いちばんお伝えしたいところ。
取材したカウンセラーが口を揃えるのは、「良い人がいない」と話す男性ほど、申込先が狭い範囲に固まっているという点でした。年齢は自分より5歳以上下、エリアは自宅から30分以内、職種も限られる。同じ条件で探している男性は他にも大勢います。つまり、あなたが「いない」と感じている場所は、全会員の中のごく一部の激戦区なのです。※取材で聞いた複数の相談内容をもとに、個人が特定されないよう再構成しています。統計値ではありません。
もうひとつ、情報源の偏りも無視できません。婚活がうまくいった人は、SNSに愚痴を書きません。書き込むのは、うまくいっていない時期の人です。「結婚相談所はやめとけ」「会員の質が低い」といった検索結果の総量は、実態の分布ではなく不満を抱えた人の発信頻度を映しています。

Q. なぜ「昔より女性が少なくなった」と感じるのですか?男女比は変わったのですか?
A. 変わりました。しかも逆転しています。
IBJのプレスリリースによると、同連盟の会員男女比は、かつて男性46%・女性54%と女性のほうが多い状態でした。それが近年逆転し、直近の公表値では男性54%・女性46%となっています。IBJが女性会員向けの応援企画を打ち出しているのも、女性会員の希少化が背景にあります。
| 時点 | 男性 | 女性 | 男性から見た状況 |
|---|---|---|---|
| かつて(5年ほど前の公表値) | 46% | 54% | 女性のほうが多い |
| 直近の公表値 | 54% | 46% | 男性のほうが多い |
※出典はIBJのプレスリリース。連盟全体の数値であり、地域や年齢層によって偏りがあります。今後も変動しますので、最新値は公式発表でご確認ください。
ここで通説に異を唱えさせてください。婚活の解説記事では今も「結婚相談所は男性有利、女性のほうが多い」と書かれています。それは数年前の話です。現在は男性のほうが多い。「良い女性に会えない」という体感の正体は、女性の質の低下ではなく、同じ女性に申し込む男性が増えたこと。競争の激化です。相手を責めても状況は動きません。動かせるのは、自分の申込先の分布だけ。
この構造は男女どちらの側でも起きています。逆側の視点は結婚相談所の男はやばい・ひどい?男女比の変化で増えた遭遇率の正体で詳しく扱っていますので、あわせてご覧いただくと市場の全体像がつかめるはずです。
Q. 女性のほうが選り好みしているのでは?——男女で「申し込まれる数」が違います
A. 選り好みというより、受け取る件数そのものが男女でまったく違います。ここを知らないまま活動すると、断られるたびに自分を否定することになります。
「ろくな女がいない」という言葉の裏側には、たいてい「женこちらばかり申し込んで、断られてばかり」という体験があります。では、申し込みを受ける側には何件届いているのか。
編集部が確認した範囲では、IBJの成婚白書を加盟相談所が解説した記事などで、女性が1か月に受け取るお見合い申し込み件数(中央値)の目安として次のような水準が示されています。
| 女性の年代 | 1か月に受け取る申し込み件数の目安(中央値) | 承諾できる現実的な件数 |
|---|---|---|
| 20代 | 40件台後半 | お見合いに使える週末の枠は月に数件 |
| 30代 | 30件台半ば | 同上 |
| 40代 | 20件台半ば | 同上 |
| 50代 | 10件台 | 同上 |
※IBJ公式が直接公表した一次数値ではなく、加盟相談所による成婚白書の解説などから編集部が確認した目安値です。集計時期・対象により差があります。断定的な基準としては扱わないでください。
一方、同種の解説では、30代男性が女性から受け取る申し込みは月に数件程度という水準が挙げられています。年代によっては男性も「申し込むより受け取るほうが多い」時期がありますが、40代に入るとその関係は逆転していく、という整理も見られます。
この非対称が何を意味するか。30代の女性は、月に30件前後の申し込みの中から、実際に会える数件を選ばざるを得ません。承諾率は必然的に1割前後まで下がります。つまりあなたの申し込みが通らないのは、人格や年収への評価というより、席が最初から数席しかないからです。
この構造を知っているかどうかで、活動の消耗度はまったく変わります。取材でも、「断られた=否定された」と受け取って止まってしまう方より、「今回は席が埋まっていた」と処理して次に出せる方のほうが、結果的に早くお見合いに到達していました。
「上から目線に感じた」の多くは、選ぶ側に立たされた結果です
月に数十件の打診を受け取る立場になれば、誰でも短時間で判断せざるを得ません。プロフィールを一つひとつ読み込む時間はなく、写真と条件で機械的に絞る。これは性格ではなく、処理量の問題です。
逆に言えば、その機械的なふるいを通過する設計をすれば、申し込みは通りやすくなります。写真の明るさ、プロフィール本文の情報量、申込先の分散。打ち手はすべてこちら側にあります。
Q. 申し込んでも会えません。お見合いはどのくらいの確率で成立するものですか?
申し込みボタンを押したあと、通知が来ないまま一週間が過ぎる。二週間が過ぎる。あの沈黙が、婚活でいちばん心を削ります。
ただ、その沈黙はあなたへの評価ではありません。お見合いの申し込みは、そもそも通らないほうが多数派です。相手も同時に何十件と受け取っていて、承諾できるのはそのうちの数件。断りの多くは「あなたがだめだから」ではなく、単に枠が埋まっているからです。
成立率について、編集部が確認した範囲では、加盟相談所や婚活メディアの解説でおおむね7%〜1割程度という目安が示されています。ただしこれはIBJが一次資料として公表した数値ではなく、集計方法・対象期間・年齢帯によって大きく上下します。「1割前後しか通らないのが標準」という構造の理解としてお使いください。
月に10件しか申し込まなければ、半年で会えるのは数人。そこで「ろくな女がいない」という結論に到達してしまう。母集団の質の問題ではなく、単純に分母が足りていない——この可能性を、まず疑ってみてください。
そして、意外と明るい話もあります。IBJの成婚白書では、成婚された方のお見合いから交際への移行率は男性でおよそ45%と示されています(IBJ成婚白書2024)。会えれば、おおよそ2回に1回は交際に進んでいるということ。詰まっているのは、ほぼ確実に「申込→成立」の一段目です。
Q. 100人に申し込んだら、何人と成婚できますか?——成婚までのファネル
A. 段階ごとの歩留まりを通しで並べると、「落ち続けているように見える状態」が実は標準だとわかります。
婚活の各段階には、それぞれ通過率があります。編集部が確認できた範囲の目安を、申し込み100件を起点に並べたのが次の表です。
| 段階 | 通過率の目安 | 100件申し込んだ場合 |
|---|---|---|
| お見合い申し込み | — | 100件 |
| → お見合い成立 | 7%〜1割程度 | 7〜10件 |
| → 仮交際 | 4割前後 | 3〜4件 |
| → 真剣交際 | 2〜3割程度 | 1件前後 |
| → 成婚 | 6割程度 | 0.5〜1件 |
※お見合いから交際への移行率(男性45%)はIBJ成婚白書2024の公表値。その他の段階の率は、加盟相談所による白書解説などから編集部が確認した目安値で、公式の一次公表値ではありません。年齢・地域・条件により大きく変動します。この件数を満たせば成婚できるという意味ではありません。
この表の意味するところは、ただ一つ。1件の成婚の背後には、三桁に近い申し込みがあるということです。20件出して0件でも、それは異常ではありません。ファネルの入口が狭いだけです。
ここで自分の数字を書き出してみてください。直近3か月で、申し込みは何件、成立は何件、仮交際は何件。どの段階で急に細くなっているかが、あなたの課題そのものです。申し込み30件で成立0件なら課題は写真とプロフィール。成立5件で仮交際0件なら課題はお見合い当日の60分。まったく別の話です。
真剣交際に入ると、お見合いの申し込み・申し受けは停止されます
もうひとつ、検索でよく尋ねられる仕組みを補足します。IBJのシステムでは、仮交際から真剣交際に進むと、他の仮交際をすべて終了し、お見合いの申し込み・申し受けが停止される運用が一般的です(具体的な扱いは連盟・加盟相談所のルールによりますので、必ずご自身の担当者にご確認ください)。
これは会員を守るための仕組みですが、検索する側から見ると一つの効果があります。交際が順調に進んでいる会員は、一時的に検索画面から実質的に姿を消すということ。あなたが「今月はいい人がいない」と感じた時期は、動きの早い層がちょうど真剣交際に入っている時期と重なっているかもしれません。
だからこそ、1か月の印象で母集団を評価しないでください。入退会と交際ステータスの移動で、検索結果は毎週入れ替わります。
Q. では、何人に申し込めばいいのですか?具体的な数字を教えてください。
A. 公表値から一律の正解を出すことはできません。ただし考え方はお伝えできます。
IBJの「成婚白書」では、成婚した方が平均で11人程度とお見合いしていること、交際開始から結婚を決めるまでがおよそ4か月であることが示されています(IBJ公式発表)。ここから逆算する発想は自然ですが、注意が必要です。
【当サイトの独自試算・IBJ公表値ではありません】お見合い成立率を仮に1割前後と置くと、11回のお見合いに到達するには三桁の申し込みが必要という計算になります。ただしこれは、性質の異なる統計(成婚者の平均お見合い回数と、全会員の申込成立率)を掛け合わせた粗い試算です。公表された基準値ではなく、この件数を満たせば成婚できるという意味でもありません。年齢・条件・地域によって必要数は大きく上下します。
実務的な結論はシンプルです。「月に何件出せるか」ではなく「出し切れているか」。相談所には申し込み枠が設けられているのが一般的ですが、枠数は連盟・相談所・プランによって異なります。ご自身の契約内容で必ずご確認ください。
取材で印象的だったのは、枠が余ったまま月末を迎える会員が驚くほど多いという話でした。惜しくて出せない、断られるのが怖い、条件に合う人がいない。理由はさまざまですが、余らせた枠はそのまま消えます。
申込先の配分は、次の型をおすすめしています。
- 3割:本命ゾーン(希望条件をすべて満たす相手)
- 5割:条件を1つだけ緩めたゾーン(年齢を+3歳、勤務地を隣県まで、など)
- 2割:プロフィール文の印象だけで選ぶ(条件は見ない)
この3:5:2という比率に統計的な裏づけがあるわけではありません。取材したカウンセラーの経験則を編集部でまとめた目安です。考え方はこうです。本命だけに絞ると競合が最も多い層に全額を賭けることになる。逆に全部を緩めると、続けるモチベーションが落ちる。そこで半数を「条件1つ緩め」に置いて成立の期待値を上げ、残る2割で完全に別の軸を試す、という配分になっています。
この2割が効きます。写真と条件だけで選び続けると、申込先が他の男性会員と完全に重なるからです。「文章がおもしろい」「食の好みが合う」といった軸で選んだ相手は、競合が少なく、会話も弾みやすい。条件重視で半年動かなかった方が、この2割枠から先に成立した——というご報告は珍しくありません。
年齢と年収の現実的な釣り合いについては、婚活で年収はいくら必要?年齢×年収で見る現実と年収帯別の戦略で整理しています。条件を緩める先を決めるときの材料になります。
Q. 「もっと良い人がいるはず」と待つのは間違いですか?
A. 待つこと自体にコストがかかる、という視点は持っておいたほうがいいです。
IBJの成婚白書では、若い年代ほど成婚までの期間が短い傾向が示されています(IBJ公式発表)。年齢が上がるほど時間がかかりやすい、という方向性は押さえておいてよいでしょう。※具体的な年代別の数値については、加盟店ブログ等に断片的な引用が出回っていますが、当編集部で原典を確認できたものに限って記載しています。
お金の面も見ておきましょう。結婚相談所の費用は、初期費用・月会費・成婚料の組み合わせで構成されるのが一般的で、年単位で利用すれば数十万円規模になります。※金額は相談所ごとに大きく異なります。当サイトの料金とも異なりますので、検討先の書面と公式サイトで必ずご確認ください。
ここで、費用の話とセットで知っておいていただきたいことがあります。結婚相談所の契約は特定商取引法の特定継続的役務提供に該当し、料金・解約条件の明示が義務づけられています。加えて、契約書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフが可能で、その期間を過ぎたあとも中途解約する権利が認められています。中途解約時に事業者が請求できる違約金には法律で上限が定められており、言い値で支払う必要はありません。「高いから抜けられない」という話ではないのです。
つまり、「もう少し良い人が来るまで」と1年様子を見る判断には、費用と時間という値札がついている。同時に、合わないと感じたときに抜ける制度も用意されている。どちらも知ったうえで、続けるか決めてください。
あと何か月続ければいいですか?——8割は1年以内に決まっています
判断の時間軸として、IBJの成婚白書2024では、成婚までの活動期間の分布として6か月以内がおよそ36%、6か月〜1年がおよそ44%、1年以上がおよそ20%という水準が示されています。およそ8割が1年以内という形です。
この分布から言えることは2つあります。
- 活動3か月で成果が出ていないのは、まだ珍しいことではありません。半数以上の方が6か月以上かけています。ここで「ろくな女がいない」と結論を出すのは早すぎます。
- ただし、1年を超えると分布の外側に出ます。同じやり方のまま1年続けるのではなく、3か月ごとに申込先の分布と写真を点検する。これが現実的な運用です。
※成婚された方の集計であり、全会員の結果を示すものではありません。進み方には個人差があります。
不満を口にしながら在籍だけ続いている。そんな状態が3か月を超えたら、いったん立ち止まったほうがいい。結婚相談所は金の無駄?無駄にしない5ステップと撤退ラインの決め方で、続ける・やめるの線引きを整理しています。
Q. 婚活パーティーでも「ろくな女がいない」と感じます。相談所と何が違いますか?
A. 同じ言葉でも、パーティーと相談所では「いない」の中身が別物です。持ち時間と母集団の条件が違うからです。
「婚活パーティーにろくな女がいない」と検索される方の話を伺うと、多くは1人あたりに使える時間の短さに行き当たります。回転式のパーティーでは、1人と向き合えるのは数分。その数分で判断すれば、どうしても見た目と第一印象だけが材料になります。そして相手も同じ条件で見ています。
| 比較項目 | 婚活パーティー | 結婚相談所(IBJ加盟の例) |
|---|---|---|
| 1人あたりの持ち時間 | 数分(回転式の場合) | お見合い1回およそ60分 |
| 事前に見える情報 | 当日のプロフィールカード中心 | 写真・職業・年収・趣味などの登録情報 |
| 独身であることの確認 | 主催者により異なる | 独身証明書の提出が入会要件 |
| 1回で会える人数 | 十数人に一度に会えることも | 1回1人(申し込み→成立が必要) |
| 間に入る人 | 基本的にいない | 担当カウンセラーが調整・フィードバック |
※パーティーの運営方法は主催団体ごとに大きく異なります。特定のサービスの評価ではなく、形式ごとの一般的な違いを整理したものです。
ここから導ける使い分けはシンプルです。
- 「そもそも会えない」が不満なら、パーティー形式は分母を増やす手段として機能します。1回で十数人と話せるのは相談所にはない利点です。
- 「会っても会話が続かない・印象が悪い」が不満なら、数分の持ち時間が原因である可能性が高い。60分かけて話す相談所のお見合いのほうが、挽回の余地があります。
パーティーで「ろくな女がいない」と感じた経験をそのまま相談所に持ち込むと、母集団の評価を誤ります。数分で判断された結果と、60分かけて判断された結果は、別のデータです。
Q. マッチングアプリと比べて、会員層はどう違うのですか?
A. いちばん大きいのは、入口で提出する書類の違いです。
結婚相談所(連盟加盟型)では、入会時に独身証明書・本人確認書類・収入証明・学歴を示す書類などの提出を求められるのが一般的です。つまり、検索画面に並んでいる会員は、少なくとも「独身であることが公的に確認されている」状態にあります。
会員の属性についても、IBJは加盟相談所の男性会員のうち年収600万円以上がおよそ半数という水準を公表しています(2025年1月時点/IBJ公表)。※女性会員の構成比は別の分布であり、また年収は相手選びの一要素にすぎません。
ただし、「相談所のほうが人として優れている」という話ではありません。違うのは前提です。
| 観点 | マッチングアプリ | 結婚相談所 |
|---|---|---|
| 独身であることの証明 | 原則として自己申告 | 独身証明書の提出が要件 |
| 相手の目的 | 交際・結婚・友人など幅がある | 結婚を前提とした活動が原則 |
| 会うまでの手順 | マッチ後のやりとり次第 | 申し込み→成立→お見合いという定型 |
| 費用のかかり方 | 月額中心 | 初期費用+月会費+成婚料など |
「ろくな女がいない」と感じてアプリに戻る方は多いのですが、その前に確認していただきたいことがあります。あなたの不満が「会えない」なのか「結婚の意思が噛み合わない」なのか。前者ならアプリで分母は増やせます。後者なら、書類で前提が揃っている相談所のほうが噛み合いやすい。手段を替える前に、不満の中身を特定してください。
Q. 相手ではなく自分に原因があるかは、どう見分ければいいですか?
A. 「不満の中身」を分解すると、原因の所在がはっきりします。
「ろくな女がいない」はひとつの言葉ですが、中身はまったく別の3種類に分かれます。処方箋も別です。
| 不満の中身 | 本当に起きていること | 次に打つ手 |
|---|---|---|
| そもそも会えない(成立しない) | 申込数不足・申込先の集中 | 申込枠を使い切る。3:5:2の配分で分散 |
| 会えるが容姿・年齢が想像と違う | 写真の印象と条件フィルタへの依存 | 条件を1つ緩め、プロフィール本文で選ぶ枠を作る |
| 会話が続かない・態度が気になる | お見合い60分の進め方の問題であることが多い | 質問と返しの型を用意する |
| 仮交際までは進むが続かない | デートの設計と連絡頻度のミスマッチ | 次回の予定をその場で決める。LINEの返信ペースを相手に合わせる |
3つ目については補足させてください。「相手が無愛想だった」というご相談で詳しく伺うと、60分のうち大半をご自身が話していたというケースをよく見ます。緊張して沈黙が怖くなり、話し続けてしまう。相手は聞き役に固定され、表情が硬くなる。それを「感じが悪い女性だった」と記憶してしまうわけです。※取材で聞いた複数の事例をもとに再構成した典型例で、統計値ではありません。
その場で使える型を一つ。相手の答えに対して「感想→深掘りの質問」を1セットで返すだけで、会話は続きます。
- ❌「そうなんですね」(で終わる)
- ⭕「へえ、それは楽しそうですね。始めたきっかけは何だったんですか?」
- ⭕「大変なお仕事ですね。忙しい時期って決まっているんですか?」
配分の目安は、自分が話す時間4割・相手6割。話題そのものより返し方が効くという話は、お見合いの会話は話題より返し方|60分の配分と質問例にまとめています。
「合わないかもしれない」と判断していい3つのサイン
すべてを自分の課題として引き受ける必要はありません。相性が合わないケースも当然あります。ただし人格を決めつける形ではなく、観察できる事実で判断してください。当サロンで会員の方にお伝えしている目安は次の3点です。
- 質問が一方向のまま60分が終わった。あなたからは質問したが、相手からは一度も返ってこなかった。興味の有無は、質問の数に出ます。
- 会話の大半が条件の確認だった。年収・住居・勤務先の話で時間が終わり、価値観の話に入れなかった。
- 次の予定を決める話が噛み合わない。日程調整に一切歩み寄りがない場合、優先順位が低い可能性があります。
大事なのは、この3つの基準は、そのまま自分にも向けられているということです。あなたが相手に質問を返せていたか、条件の話ばかりしていなかったか。女性側にも同じ悩みがあり、同じように相手を見ています。一方の性別だけが「ろくでもない」ということは、統計的にも経験的にも起こりません。
Q. 本当に相談所を変えたほうがいいケースはありますか?
A. あります。すべてを自分の努力の問題に還元する必要はありません。
次の3つに当てはまるなら、母集団や環境そのものが合っていない可能性があります。
- お住まいの地域で、希望年齢帯の女性会員数が明らかに少ない。検索システムで条件を入れたときのヒット件数が常に2桁前半なら、申込数を増やそうにも物理的な上限があります。
- 加盟連盟が違う。IBJ以外の連盟のみに加盟している相談所では、検索できる会員がそもそも別です。IBJは数千社規模の加盟相談所と連携しています(IBJプレスリリース)。
- 担当者に3か月以上、申込履歴を見てもらっていない。件数だけ増やしても、申込先が偏ったままなら成立率は上がりません。伴走者が機能しているかは重要です。
3番目に心当たりがあるなら、乗り換えの前にまず担当と話してみてください。それでも噛み合わないときは、婚活のセカンドオピニオンとは|辞めずに第三者へ相談する手順をご覧ください。やめる前に第三者の目を通す手順を書いています。
自分がどのタイプの詰まり方をしているのか整理したい方は、サイト内の婚活タイプ診断(10問・約3分//shindan/)もお使いください。状況を言葉にするだけで、次の一手が見えることがあります。
よくある質問
Q. 結婚相談所にろくな女がいないと言われたのですが、どうしたらよいですか?
A. その言葉の出どころが体験談かSNSかを確かめてください。SNSの書き込みは、うまくいかなかった時期の人の発信に偏ります。判断材料にするなら、実際の会員検索画面で希望条件のヒット件数を見るほうが確実です。入会前なら、無料相談の場で「私の条件だと何人が対象になりますか」と聞くのが最短です。
Q. 婚活パーティーにろくな女がいないと感じるのですが、相談所なら変わりますか?
A. 不満の中身によります。「会える人数が少ない」ならパーティーのほうが分母を稼げます。「会っても数分で終わり、印象しか残らない」なら、1回60分のお見合いを前提とする相談所のほうが挽回の余地があります。形式が違えば、同じ人でも見え方が変わるということです。
Q. 結婚相談所には可愛い子がいない、おばさんばかりというのは本当ですか?
A. 会員の年齢構成については各社が公表しているデータをご確認ください。ここで数字を挙げるより確実です。一般に、相談所の女性会員は30代が中心層とされています。「おばさんばかり」という印象は、ご自身の希望年齢帯と実際の分布がずれているときに生まれやすいものです。気になるなら、入会前の面談で年齢帯別の会員数を出してもらってください。数字は各社が持っています。なお、IBJの成婚白書2024では、初婚で成婚された方の年齢は女性34歳・男性36歳という水準が示されています。実際に結婚が決まっている層は、検索時に多くの男性が設定する希望年齢帯より上にあります。
Q. 真剣交際に入ると、お見合いの申し込み・申し受けは止まるのですか?
A. IBJのシステムでは、真剣交際に進む際に他の仮交際を終了し、お見合いの申し込み・申し受けを停止する運用が一般的です。扱いは連盟・加盟相談所のルールによって異なりますので、詳細はご自身の担当者にご確認ください。検索画面で「良い人が減った」と感じる時期は、この停止と重なっていることもあります。
Q. 申し込みが通らないのは、年収やスペックが低いからですか?
A. 年収で明確に見劣りする場合は影響します。ただ、取材の範囲で成立率が上がらない原因としてより多く挙がるのは、写真とプロフィール本文の情報量です。相手が承諾を決める材料が少ないと、迷ったときに断られます。結婚相談所プロフィールの書き方|申し込みが来る例文と添削3例が参考になります。
Q. 女性側も「ろくな男がいない」と思っているのでしょうか?
A. 同じ不満は男女双方から出ます。ただし構造は非対称です。男女比は男性54%・女性46%。女性は申し込みを受ける数が多く「選ぶ疲れ」に、男性は通らない数が多く「会えない不満」になりやすい。どちらも会員の質への評価というより、立ち位置の違いから生まれる感想です。
Q. 何か月やっても成立しない場合、休んだほうがいいですか?
A. 3か月連続で成立ゼロなら、件数を増やす前にプロフィール写真と申込先の分布を点検してください。成婚された方の活動期間はおよそ8割が1年以内(IBJ成婚白書2024)ですので、3か月での停滞は珍しくありません。それでも動かず気持ちが消耗しているなら、休会も選択肢です。判断の目安は婚活が疲れる本当の理由|休む前に試す5ステップと休会の判断に整理しています。
明日から変えられる5つのこと
- 男女比はもう逆転している。IBJの直近公表値で男性54%・女性46%。「男性有利」という前提の情報は数年前のものです。
- 断られるのは席数の問題だと理解する。女性が受け取る申し込みは年代により月に十数件〜40件台という目安。承諾率が1割前後になるのは構造上当然です(加盟相談所の解説から編集部が確認した目安値)。
- 申込枠を使い切る。月に数件では、会える人数は限られます。まずは契約上の枠を余らせないところから。
- 申込先を3:5:2で分散する。本命3・条件1つ緩め5・プロフィール本文で選ぶ2。この最後の2割が、競合の少ない出会いを生みます(取材に基づく経験則です)。
- どの段階で落ちているかを特定する。「会えない」「想像と違う」「会話が続かない」「仮交際が続かない」で打ち手はまったく別。ファネルのどこが細いかを先に見てください。
今日できるのは、直近3か月の申込履歴を並べて、①申し込み件数 ②成立件数 ③年齢・エリア・職種の重なり、の3点を数えることです。5分で終わります。そこに偏りが見つかれば、それが「ろくな女がいない」の正体でした。
一人で見ると自分の癖は見えにくいものです。第三者の目で整理したい方は、当サイト運営の無料相談で申込履歴とプロフィールを一緒に確認することもできます。他社サービスへの送客ではありません。無理な勧誘もいたしません。
出典・注記
- 会員男女比・加盟社数:株式会社IBJ プレスリリース(連盟全体の会員構成。公表時点の値)
- 登録会員数10万名超:IBJ公式ニュース
- 成婚白書(成婚者の平均お見合い人数・交際期間・お見合いから交際への移行率・成婚までの活動期間の分布・初婚成婚者の年齢・年代別の傾向):株式会社IBJ「成婚白書2024」公式発表
- 男性会員の年収構成(年収600万円以上が約半数):株式会社IBJ 公表(2025年1月時点)
- 女性が1か月に受け取る申し込み件数の目安、お見合い成立率、仮交際・真剣交際の各通過率:IBJの一次公表値ではなく、加盟相談所による成婚白書の解説等から編集部が確認した目安値。集計方法・対象期間により差が大きいため、幅をもたせて記載しています
※本記事では、原典を確認できたIBJ公式発表の数値と、加盟相談所の解説等による目安値を区別して記載しています。後者は一次公表値ではないため、断定的な基準や優劣の証明には使えません。年齢別お見合い成立率、年代別成婚率、費用相場の具体額など、確認できた範囲で幅が大きすぎるものは掲載を見送りました。
※記載した数値はいずれも公表時点のもので、変動します。本記事は特定の結果を保証するものではなく、婚活の進み方には個人差があります。料金・契約条件は必ず各相談所の書面と公式サイトでご確認ください。
