成婚前に確認すること

成婚退会その後の流れ|入籍まで3〜6ヶ月でやる7ステップ

成婚退会その後の流れ|入籍まで3〜6ヶ月でやる7ステップ

この記事でわかること

  • IBJ成婚白書では交際期間は平均約4ヶ月。退会から入籍までの目安は3〜6ヶ月です
  • 親への報告から入籍まで、順番を間違えると止まる7ステップとつまずきやすい点
  • 成婚料0〜30万円・婚約指輪平均39万円・式343.9万円。退会後6ヶ月の支出を時系列で確認
  • 破談率2〜3%は集計方法が各社バラバラな参考値。数字の限界と、停滞を月別で見抜くセルフ診断

この記事に広告・紹介料は含まれません。相談所名は説明のために挙げているもので、送客報酬は受け取っていません。

成婚退会後は、親への報告 → 両家顔合わせ → 指輪と新居 → 入籍の順に進むのが基本形で、入籍までの目安は3〜6ヶ月です。IBJの2025年成婚白書では成婚者の交際期間が平均約4ヶ月ですから、お見合いから1年前後で入籍というのが標準的なペースになります。

ただ、退会後に本当に難しいのは順番ではありません。相談所のルールから解放された二人が、初めて「一緒に暮らす相手」として向き合う期間。ここでつまずく方が、一定数いらっしゃいます。

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

成婚退会からの全体像|交際4ヶ月、入籍まで3〜6ヶ月

まず数字で全体像を押さえます。IBJが約2万人の活動データを分析した「2025年 IBJ 成婚白書」によると、成婚した方の交際期間は平均およそ4ヶ月(124〜125日)で、男女でほとんど差がありません。活動期間そのものは半年〜9ヶ月が中心。約3人に1人(32.4%)は半年以内に成婚しており、成婚年齢のピークは女性30歳・男性34歳とされています。

そして退会から入籍までが3〜6ヶ月。これは結婚相談所アスマリをはじめ、複数の相談所が公表している目安と一致します。ただし式を挙げる場合は準備期間が上に乗るため、入籍を先にするか式を先にするかで、半年以上ずれることも珍しくありません。

時期 やること 目安期間
退会当日 ①入籍日の目安を置く/②双方の親へ電話で第一報 その日のうちに
〜1ヶ月 ③親御さんへの正式な挨拶 1〜2週間で日程調整
1〜2ヶ月 ④両家顔合わせ・結納の有無を決める 調整に3〜4週間
2〜3ヶ月 ⑤婚約指輪・結婚指輪 注文から受取まで1〜2ヶ月
3〜4ヶ月 ⑥新居探し・引っ越し 引越しの1〜2ヶ月前から
入籍3ヶ月前 ⑦職場への報告 手続きの連鎖に備えて
3〜6ヶ月 入籍 式を挙げる場合はさらに加算
成婚退会から入籍までの6ヶ月ロードマップ
成婚退会から入籍までの6ヶ月ロードマップ

この「3〜6ヶ月」を長いと感じるか、短いと感じるか。実はそこが、後の温度差の入口になります。

成婚退会その後にやること7ステップとつまずきやすい点

順番には理由があります。先に決めるべきものを後回しにすると、その後のすべてが動かなくなるからです。

ステップ1|入籍日の「目安」を最初に置く

退会日にやるべきは、指輪選びでも新居探しでもありません。「◯月ごろ入籍」という仮の期日を二人で置くこと。これがないと、以降の判断に締め切りが生まれません。

つまずきやすい点:「まだ早いから」と決めずに流してしまうパターンです。現場では、退会から2〜3ヶ月が過ぎても入籍時期の話題が一度も出ていない、というご相談は珍しくありません。仮でいいので置く。ずれたら動かせば済みます。

ステップ2|双方の親へ、まず電話で第一報

正式な挨拶の前に、電話やメッセージで「結婚を前提にお付き合いしている方がいる」と伝えておきます。挨拶の日程調整が一気に楽になります。

つまずきやすい点:片方だけが報告を済ませ、もう片方が動かない状態。これが最初の停滞サインです。相手の家族構成や親御さんの健康状態によって、報告のしやすさには差があります。急かすより「いつごろ話せそう?」と期日だけ揃えるほうが進みます。

ステップ3|親御さんへの正式な挨拶

ここで多くの方が固まるのは、手土産でも服装でもなく、結婚相談所を通じて出会ったことをどう伝えるかです。

「お見合いで、と言っていいものか」。挨拶の前日にそう聞かれることは、本当によくあります。私がお伝えしているのは、隠さないこと。そして「条件で選んだ」ではなく「安心して真剣に向き合える場を選んだ」と、自分の言葉に置き換えておくこと。この一言があるだけで、席の空気は変わります。親御さん側も、実は聞き方を探しているものです。

※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。

訪問の順番は、女性側のご実家が先という形が今も多数派です。手土産、服装、当日の座る位置。この3つは前日までに二人で揃えておくと、当日の緊張がだいぶ違います。

ステップ4|両家顔合わせ・結納の有無を決める

会場、費用の負担、結納をするかどうか。この3点を二人で先に決めてから、両家に提案します。

つまずきやすい点:親世代と本人世代で「結納は当然/不要」の感覚が割れることです。現場でも、席次や手土産の格といった細部で親御さん同士の温度差が出るケースをよく見ます。二人が「うちはこうします」と先に決めて説明する形にすると、揉めにくくなります。

ステップ5|婚約指輪・結婚指輪

結婚指輪は注文から手元に届くまで1〜2ヶ月かかるのが一般的です(アスマリ)。入籍日から逆算すると、動き出す時期は自ずと決まります。

つまずきやすい点:予算の言い出しにくさ。金額の話を避けたまま店舗に行くと、その場で不満が残ります。上限だけ先に共有してから店に入る。それだけで防げます。

ステップ6|新居探しと引っ越し

「通勤が40分延びるだけだと思っていた」。新居の話でこじれるとき、後から出てくるのはたいていこの種の言葉です。片方の職場に近い場所を選べば、もう片方は毎日その分を差し出すことになる。決めた当日は納得していても、通勤が三ヶ月続くと収支が合わなくなります。

だから、折り合いは交換条件の形にしておくのが安全です。「今回は近いほうに合わせる代わりに、家賃負担はこう分ける」。この一文があるだけで、後から蒸し返されにくくなります。

動き出す時期は引っ越しの1〜2ヶ月前が目安。通勤時間、家賃負担の割合、実家との距離。この3つは物件を見る前に詰めてください。

ステップ7|職場への報告と入籍

職場への報告は、入籍の3ヶ月前で十分間に合います。早すぎると手続きは動かないまま噂だけが先に回り、遅すぎると姓の変更・社会保険・住所変更の連鎖が入籍後にまとめて押し寄せる。3ヶ月前は、その両方を避けられる位置です。

つまずきやすい点:入籍日にこだわりすぎて、書類の不備で当日提出できないケース。婚姻届は証人2名の署名が必要なので依頼は早めに、本籍地以外の役所に出す場合は戸籍謄本も要ります。

退会後に連絡が減るのは異常か

「真剣交際のときは毎日連絡があったのに、退会してから減りました」。これは相談として本当に多い部類です。

結論から言うと、頻度が落ちること自体は異常ではありません。交際中の連絡はカウンセラーという第三者がいる前提で、報告の役割も兼ねていました。その枠が外れれば、量は自然に減ります。仕事や家族の事情で一時的に減るのも同じです。

線引きは量ではなく、中身に予定が残っているか。「今週は忙しい、来週の土曜なら親に話せそう」と日付が返ってくるなら、頻度が半分になっても心配はいりません。危ないのは、返信は来るのに次に会う日も次の段取りも出てこない状態のほう。量が減ったのではなく、話題から未来が消えているときです。そこは私も、相談を受けたときに真っ先に確認します。

成婚退会その後に同棲すべきか|「相性を見てから」は安全か

結婚前に同棲して相性を確かめるほうが安全、とよく言われます。ただ、結婚相談所で成婚した二人に限っては、この通説をそのまま当てはめないほうがいいと考えています。

理由は制度の運用にあります。真剣交際中の婚前交渉や宿泊を伴う旅行は、それ自体を成婚とみなす——多くの加盟相談所がそう説明しています(アスマリ、ウェルスマほか)。連盟規約の原文そのものではなく加盟店側の運用説明ですので、詳細はご自身の担当カウンセラーにご確認ください。いずれにせよ実態として、相談所経由で婚約した多くのカップルは一緒に暮らした経験がないまま婚約していることになります。恋愛結婚のカップルとは前提が違うわけです。

だから退会後に生活実態が見えて驚く。ここが破談の構造的な原因であって、二人の相性が特別に悪かったわけではないケースが、かなりの割合を占めます。

この仮説を、自分の観測範囲から2つだけ補強しておきます。ひとつ、停滞が表面化しやすいのは顔合わせの前です。両家を巻き込んだ後は引き返しにくくなるぶん、迷いは顔合わせの日程調整という形で先に出ます。日程が三度流れたら、それは予定の問題ではないことが多い。

もうひとつ、衝突の中身は金銭感覚より生活時間帯のほうが根深いという印象があります。お金は上限を決めれば折り合えます。就寝時刻や休日の使い方は、どちらかが毎日譲り続ける話になるので、疲れが溜まる。あくまで私が見てきた範囲での傾向で、統計ではありません。

そのうえで申し上げると、同棲そのものは解決策になりません。危ないのは期限を決めない同棲のほうです。「一年くらい恋愛を楽しみたい」という希望自体は否定しませんが、入籍日が空欄のまま同棲に入ると、確認のための期間がそのまま先延ばしの期間に変わります。同棲するなら、入籍日を先に置いてから。順番を逆にしないでください。

退会後6ヶ月で動くお金|成婚料・指輪・式の実額

退会は支出のスタートでもあります。時系列で並べると、心の準備がしやすくなるはずです。

時期 主な支出 目安
退会時 成婚料 0〜30万円。IBJメンバーズ、サンマリエのゴールドプランは22万円
退会〜1ヶ月 婚約指輪 平均39万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2024・全国推計)
1〜2ヶ月 両家顔合わせ 食事会・手土産・双方の交通費
2〜3ヶ月 結婚指輪 注文から受け取りまで1〜2ヶ月
3〜6ヶ月 新居・引っ越し 初期費用・家具家電
半年〜 挙式・披露宴 総額平均343.9万円、招待客52.0人、二人の自己負担161.3万円(同調査)

料金・プラン内容は変更される場合があります。必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください(本記事に記載した相談所の金額は2026年3月時点の公表値です)。

退会後6ヶ月に発生するお金の時系列
退会後6ヶ月に発生するお金の時系列

なお、ゼクシィ結婚トレンド調査は2025年度から「結婚マーケット調査」に統合されています。最新の数値を確認する際は、名称が変わっている点にご注意ください。金額は地域や式の規模で大きく変わります。

その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

成婚退会その後に破談したらどうなる?数字の読み方と手続き

破談率の数字はどこまで信じられるか

成婚退会後の破談率は2〜3%程度と紹介されることが多く、ある相談所の2022年実績もその水準でした(結婚相談所マダカナ、lifrell)。ただし出所は同業メディアや各社が個別に公表した参考値で、集計方法も統一されていません。「破談」をどの時点で数えるかすら各社バラバラです。非公表分を含めれば、実際はもう少し高い可能性があります。効果や安全性の裏付けとして読む数字ではない、というくらいの距離感が適切です。

相談所経由で結婚した方の離婚率が低いという話も、同業メディアで見かけます。ただ、こうした数値は相談所へ報告があった件数をもとにしたもので、追跡期間も退会後の数年にとどまるのが通常です。母集団の年齢層も一般統計とは異なるため、世間の離婚データと並べて優劣を語れる性質のものではありません。この記事では具体的な比較数値は載せない判断をしました。婚活で目にする数字の読み方は結婚相談所の成婚率10%の正体|平均と成婚退会率の正しい見方でも整理しています。

成婚料・出戻り・慰謝料

まず前提として、結婚相談所の契約は特定継続的役務提供にあたります。契約時に交付される法定書面には、クーリングオフや中途解約時の清算ルールを含む解約条件が明記されており、消費者側の法定権利はそこで担保されています。

そのうえで各社の運用ですが、成婚料については退会後に破談しても返金は行わないと定めている相談所が多いのが実情です(ラポールアンカー、サンマリエ)。一方で、再入会時に入会金を免除するなどの優待を設けている相談所もあります。ご自身の契約がどちらなのかは、契約時の書面で確認しておいてください。

婚約破棄の慰謝料については、以下はあくまで一般的な相場の紹介であり、個別の案件についての法的助言ではありません。相場は50万〜200万円程度とされます(デイライト法律事務所、兵庫県弁護士会)。ただし婚約が成立していたことを客観的に示せるかどうかが前提になり、事情によって判断は大きく変わります。実際に問題が起きている場合は、必ず弁護士など専門家にご相談ください。

「進まない」ときの月別セルフ診断

破談の多くは、ある日突然ではなく停滞から始まります。IBJの平均値を基準にすると、目安が作れます。

  • 退会1ヶ月:双方の親への第一報が済んでいない → 黄信号
  • 退会3ヶ月:顔合わせの日程が一度も具体化していない → 黄信号
  • 退会4ヶ月:入籍月が決まらない、または会う話に日付が出てこない → 赤信号
成婚退会後の「進まない」を月別に判定するセルフ診断
成婚退会後の「進まない」を月別に判定するセルフ診断

相談として多いのは、「相手が忙しいだけだと思っていたら、半年動いていなかった」という形です。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。忙しさは理由になりますが、期日を置かない理由にはなりません。停滞に気づいたら、責める前に「いつなら話せる?」と日付だけを聞いてみてください。

よくある質問

Q. 成婚退会した後も、カウンセラーに相談していいのでしょうか。

相談所によって対応は分かれます。退会後のアフターサポートを明示している相談所もあれば、契約終了で終わるところもあります。退会前に「退会後の相談は可能か」を確認しておくと安心です。

Q. 相手から「入籍まで1年は恋愛を楽しみたい」と言われました。おかしいですか。

希望としてはあり得ます。問題は理由のほうです。式の日取りが1年後で決まっているなら合理的ですが、理由が曖昧なまま期間だけ延びる場合は、結婚への迷いが背景にあることも。感情で押し切らず、「何が決まればその期間が短くなるのか」を聞いてみてください。

Q. 破談した場合、同じ相談所に戻れますか。

多くの相談所が再入会を受け付けており、優待を用意している場合もあります。ただし条件は各社で異なるため、公式サイトや契約書面での確認が必要です。

退会後を走り切るために、今日決める一つのこと

退会後に必要なのは、気合いでも根性でもありません。次の一手に日付が入っているか。それだけです。親への報告、顔合わせ、入籍。この3つに仮でいいので日付を置けば、多くの停滞は自然に解けていきます。

そしてもし、あなたがまだ真剣交際中でこの記事を読んでいるなら、退会前が最後の確認機会になります。何をすり合わせておくべきかは成婚前に確認すること7つ|退会前が最後のチャンスに、退会時期の見極め方は成婚退会のタイミングは「3ヶ月」ではないにまとめました。その最後の確認——お金の話をどこまで詰めたか、生活時間帯のズレを見落としていないか——を二人だけで点検するのは、案外むずかしいものです。第三者に何を確認してもらうべきかを整理する場として、無料相談を使っていただいても構いません。進み方には個人差があり、ここに書いた期間や金額もあくまで目安として受け取ってください。

この記事を書いた人

再生婚活ラボ 編集部(結婚相談所運営)
日本結婚相談所連盟(IBJ)加盟相談所として、お見合いから成婚退会後まで会員の伴走支援を行っています。本文中の「現場では」「相談として多い」といった記述は、当相談所およびカウンセラーが実際の相談対応で得た観測に基づくもので、統計調査ではありません。個別事例は特定を避けるため複数の相談内容をもとに再構成しています。料金・制度・法令に関する記述は各社公式情報および公的資料の確認を推奨します。

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

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