
この記事でわかること
- 成婚者の交際期間は平均約4ヶ月(124〜125日)、半年以内の成婚は約32.4%とされています
- 入会から入籍までは在籍中央値9ヶ月+退会後3〜6ヶ月で、通し約1年が目安です
- 仮交際3〜5回で1人に絞り、真剣交際1ヶ月目に生活条件を出し切る手順がわかります
- 延長で通算6ヶ月前後に達すると成婚扱いとなる規定があり、延ばす前の確認点が整理できます
結婚相談所の交際期間は、成婚した人の平均でおよそ4ヶ月(124〜125日)とされています。内訳はおおむね仮交際が1〜3ヶ月、真剣交際が1〜3ヶ月。入会から成婚退会までの在籍期間は中央値で約9ヶ月です。いずれもIBJ(日本結婚相談所連盟)が公表する成婚白書に基づく数値ですが、公表年によって対象年・母数が異なります。最新の数値と定義はIBJ公式サイトで公開されている成婚白書の原典をご確認ください。
ただ、この「平均4ヶ月」に自分を当てはめて安心したり落ち込んだりする必要は、あまりありません。交際が前に進むかどうかを決めているのは、経過した日数ではなく「何が決まったか」だからです。
本記事は結婚相談所「彩星(さいせい)」が制作・運営しています。記事内の「現場では」「実感として」といった記述は、当相談所のカウンセラーが日々の面談で得た所感であり、統計的な裏づけを示すものではありません。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
結婚相談所の交際期間は平均4ヶ月|平均より分布で見る
IBJが公表している成婚白書によると、成婚者の交際日数は男女ともほぼ同じで約124〜125日。成婚までのお見合い回数は11回前後、同時に交際していた人数は都市部・地方を問わず4〜5人という数値が示されています。半年以内に成婚した人はおよそ3人に1人(32.4%)です。
ここで一点、先にお断りしておきます。これらの数字は成婚白書の公表年ごとに集計対象年も母数も変わります。年をまたいだ数値を並べて比較すると実態からずれるため、正確な年版・定義(特に「交際日数」が仮交際開始からの通算なのか真剣交際を含むのか)は、必ず原典のPDFで確認してください。本記事の数値は目安としてお読みいただくのが安全です。
年代差もはっきり出ています。20代は平均およそ半年(187日)で成婚し、40代とはおよそ4.7ヶ月の差があるという結果でした。ここを知らずに全年代一律の「平均4ヶ月」だけを見ると、40代の方ほど「自分は遅れている」と感じやすくなります。
年代が上がるほど期間が伸びるのには、実務的な理由があります。親の介護、住まいの持ち家問題、転職や再婚に伴う手続き、前の結婚で生まれたお子さんとの関係。どれも自分ひとりの判断では終わらない話です。30代後半から40代の方にお伝えしているのは、これらを「交際が深まってから」ではなく、真剣交際に入った最初の週に出しておくということ。順番を前倒しにするだけで、後半のやり直しが減ります。伸びる要因そのものは減らせなくても、それが表に出るタイミングは動かせます。

なお、交際日数の最頻値や中央値については各社が独自に集計を公表していますが、母集団の定義がそろっていないため、本記事では比較対象として扱いません。
| 段階 | 期間の目安 | 主にやること |
|---|---|---|
| お見合い〜仮交際開始 | 数日〜2週間 | 複数人と並行してデート日程を確保 |
| 仮交際 | 1〜3ヶ月(デート3〜5回) | 1人に絞る判断 |
| 真剣交際 | 1〜3ヶ月 | 生活条件のすり合わせ・親への挨拶 |
| プロポーズ〜成婚退会 | 数日〜2週間 | 結婚の合意と退会手続き |
| 成婚退会〜入籍 | 3〜6ヶ月が多い | 両家顔合わせ・式や住まいの準備 |
入会から結婚するまでの期間は「9ヶ月+退会後3〜6ヶ月」で考える
「結婚相談所で結婚するまでの期間」を知りたい方が本当に見たいのは、交際期間だけを切り出した数字ではないはずです。IBJの成婚白書では、成婚者の在籍日数の中央値は約9ヶ月とされています。そこに成婚退会から入籍までの期間(3〜6ヶ月というケースが多いと感じています)を足すと、入会から入籍までは通しでおよそ1年〜1年3ヶ月が現実的な見通しになります。
ここで気になるのが、一般の恋愛結婚との差でしょう。国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査では、夫婦の平均交際期間は4.3年、恋愛結婚に限るとさらに長いとされています。桁がひとつ違う差です。
でも、これは相談所が恋愛を「急かしている」からではありません。お見合いが成立した時点で、独身であること・年収や職業・結婚したいという意思の3点はすでに確認済みです。恋愛結婚では交際を始めてから何年もかけて確かめる部分が、出会う前に終わっている。だから後半だけが短く見える、という構造の違いなんですね。
仮交際から成婚までの5ステップ|つまずきやすいポイント付き
ここからは、今日から動かせる手順に落とし込みます。日数はIBJの公表データと、相談所の一般的な運用を前提にした目安です。
ステップ1|お見合い後の3日以内に、次のデート日程を押さえる(0〜2週目)
仮交際は成立した瞬間から時計が動きます。最初の連絡でやることは、雑談ではなく日程の確保。ここで1週間もたつくと、それだけで全体の1割近くを消費します。
つまずきやすいポイント:相手からの返信を待ってから自分の予定を確認する人が多いのですが、順番が逆です。先に「来週の土曜か再来週の日曜、どちらが合いますか」と2択で出す。仮交際が複数同時に進むことを前提に、平日夜の枠もあらかじめ空けておくと後が楽になります。
ステップ2|仮交際は3〜5回のデートで1人に絞る(〜2ヶ月目)
仮交際中のデートは3〜5回、真剣交際に進むまでのデートは3〜4回というのが相談所での一般的な進み方です。成婚者の同時交際人数が4〜5人というデータを考えると、この段階は「絞り込みの期間」と割り切ったほうがうまくいきます。
つまずきやすいポイント:全員に同じペースで会おうとして、結局誰とも深い話ができないまま2ヶ月が過ぎるパターン。3回目までに順位をつけて、上位2人に会う頻度を寄せてください。順位をつけるのは冷たいようですが、決められないまま全員を待たせるほうが誠実ではありません。
ステップ3|真剣交際の期間は平均1〜3ヶ月|最初の1ヶ月で「生活の条件」を出し切る(2〜3ヶ月目)
真剣交際に進むと、そこから成婚退会に至る方の割合は高くなります。ただし具体的な割合は相談所ごとに集計方法が異なるため、ここでは数字を挙げません。感覚として言えるのは、越えたのは気持ちの山であって、条件の山はこれからだということです。住む場所、共働きか、家事の分担、子どもの希望、親との距離、お金の管理方法。この6つを1ヶ月目に机の上に並べます。
つまずきやすいポイント:仮交際が2ヶ月を超えてから、転勤の可能性や実家の事情がはじめて出てきて振り出しに戻る、というご相談は珍しくありません。言いにくい条件ほど早く出す。遠回りに見えて、結果的に交際期間の短縮につながりやすいと感じています。真剣交際に進むときの伝え方に迷う方は、場面別の真剣交際の告白セリフ例文|男性・女性・タイミング別の言い方と返事の待ち方も参考にしてください。
ステップ4|親への挨拶とプロポーズの時期は、こう聞かれます(3〜4ヶ月目)
この段階でカウンセラーが受ける質問は、だいたい決まっています。実際のやりとりに近い形で並べておきます。
「親への挨拶とプロポーズ、どちらが先ですか?」
相談所では挨拶を先に置く流れが一般的です。理由は単純で、親の予定は自分たちの都合では動かないから。日程調整に2〜3週間かかることを見込んで逆算してください。
「指輪は挨拶が済んでから探すものですか?」
並行して問題ありません。サイズの確認やデザインの相談は、挨拶の日程を待つ理由になりません。順番を守ろうとして時期だけが後ろにずれる、というのは実際によくある足踏みです。
「プロポーズの演出は必要ですか?」
ここは正直、意見が分かれます。ただ、演出の計画に1ヶ月かけている間に相手が不安になっていた、という場面は何度か見てきました。凝るなら、時期を決めてから中身を考える順番のほうが安全です。
ステップ5|成婚退会後の3〜6ヶ月を、退会前に設計しておく
成婚退会はゴールではなく、結婚準備の開始点です。退会から入籍まで3〜6ヶ月というケースが多く、この期間に両家の顔合わせ、住まい探し、式をどうするかが一気に来ます。
つまずきやすいポイント:退会後にカウンセラーという第三者がいなくなり、意見の食い違いを二人だけで抱えることになる点です。だからこそ、入籍希望時期と式の有無くらいは退会前に口に出して合わせておく。ここを飛ばした結果、退会後に関係が止まってしまうケースを現場ではよく見ます。
3ヶ月ルールの本当の意味|通算6ヶ月で「成婚扱い」になる規定を知っておく
多くの相談所には、仮交際の開始から原則3ヶ月以内に結論を出す、いわゆる3ヶ月ルールがあります。ここまでは広く知られている話です。
知っておいていただきたいのはその先です。日本結婚相談所連盟(IBJ)の会員規約には、交際を延長して一定期間(通算6ヶ月とされることが多い)が経過した場合や、結婚の口約束・宿泊を伴う旅行・同棲があった場合に、成婚とみなす取り扱いが定められています。該当すると成婚料が発生する場合があります。ただし条項の内容と運用は、規約の版・連盟・加盟相談所によって異なります。延長を検討する段階で、必ずご自身の契約書と会員規約の該当条項をご確認ください。判断に迷う場合は、担当カウンセラーに条項番号を示してもらうのが確実です。
ここからは、私たちの立場からの見解です。3ヶ月ルールは「守るべき期限」として語られがちですが、実務では守ること自体が目的化してしまう場面のほうが厄介だと感じています。3ヶ月目が近いという理由だけで、条件の確認が済んでいない相手に交際終了を伝える。あるいは逆に、期限に追われて気持ちが固まらないまま真剣交際へ進む。どちらも、ルールが判断の代わりになってしまった状態です。
ルールが機能しにくいのは、待つ理由が外部にある場合です。相手の親の入院、転勤の内示、資格試験の結果。この種の事情は3ヶ月という枠と無関係に動きます。そういうときは期限に合わせて無理に結論を出すより、事情をカウンセラー経由で共有し、延長の可否を含めて相談したほうが結果的に早い。ルールは判断を助ける道具であって、判断そのものではありません。
「交際が長い=相性が良い」ではない|延ばす価値がある場合とない場合
交際期間は長いほど相手を深く知れる、という説明をよく見ます。現場の実感は、少し違います。
交際が長引いている方に理由をうかがうと、返ってくるのはほぼ「相手のことは好きだけれど、決め手がない」。相手をよく知った結果として長引いているのではなく、判断に必要な材料を集めないまま時間だけが過ぎていることが多いのです。デートを10回重ねても、住む場所とお金の話をしていなければ判断材料はゼロのままですから。
| 延ばす価値がある延長 | 延ばしても変わりにくい延長 |
|---|---|
| 待つ対象が外部にある(親の体調、転勤の内示、試験結果) | 「もう少し様子を見たい」としか言えない |
| いつまでに何が分かるか、期限を言える | 期限が決まらず、次の目安も出てこない |
| 確認すべき項目が具体的に残っている | 確認項目を6つとも話し終えている |
| 相手とカウンセラーに理由を共有できている | 相手に理由を説明できない・していない |
右の列に当てはまる延長は、2ヶ月後も同じ言葉になりやすい、というのが正直なところです。
実際、条件を出し切ったことで交際が終わる、というのもよくある展開です。住まいの希望が最後まで折り合わない、子どもについての考えが違う。そこが表に出て、双方が納得して終える。カウンセラーとしては残念に思う場面ですが、半年後に同じ理由でつまずくよりは早いほうがいい、とも思います。逆に、条件を一通り話しても「決め手がない」と感じ続ける方もいます。その場合、足りないのは情報ではなく、決めることそのものへの覚悟であることが多い。ここは面談で時間をかけて扱う部分で、1回の会話で片づくものではありません。
※本記事の事例に関する記述は、個人が特定されないよう複数のご相談内容をもとに再構成した一般的な傾向です。
よくある質問
Q. 結婚相談所の交際期間は平均してどのくらいですか?
IBJの成婚白書では、成婚した人の交際日数は約4ヶ月(124〜125日)とされ、男女差はほとんどありません。半年以内に成婚した人は約32.4%です。集計対象年や定義は公表年によって異なるため、原典での確認をおすすめします。
Q. 仮交際の期間は平均してどのくらいですか?
相談所の一般的な運用では1〜3ヶ月、デート回数は3〜5回が目安です。原則3ヶ月以内に結論を出す運用の相談所が多くなっています。
Q. 交際期間が3ヶ月を超えたら、もう厳しいのでしょうか?
そうとは限りません。ただし延長する際は、何を確認するための延長なのかを言葉にできるかどうかで判断してください。通算6ヶ月前後で成婚扱いとなる規定を設けている場合があるため、契約書の確認も併せてどうぞ。
Q. 4ヶ月で結婚を決めて後悔しませんか?
不安になるのは自然なことです。結婚相談所では出会う前に独身証明・収入・結婚意思の確認が済んでおり、恋愛結婚が交際中に確かめる部分の一部が前倒しになっています。とはいえ進み方や納得感には個人差があるため、価値観のすり合わせを省略しないことが前提です。
期間を縮めるより、判断材料を前倒しにする
交際期間を短くしようと意識すると、たいてい焦りだけが増えます。実際に効きやすいのは、住まい・働き方・お金・親という重い話を後ろに送らないこと。私たちの面談の実感では、それだけで3ヶ月目の「決め手がない」はかなり減る印象があります。
いま交際が進んでいる方は、この記事の5ステップのうち自分がどこにいて、次の1週間で何を確認するかを一つ決めてみてください。費用の見通しも含めて全体を把握しておきたい方は、結婚相談所の料金相場|契約前に確認したい内訳と総額の見積もり方が参考になります。
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