
この記事でわかること
- IBJ公表件数から計算したお見合い成立率は6%台。成婚白書2024では申込51件→成立12回で、申込の約76%は断られている
- スマホで読まれる自己PRは冒頭6〜7行(150〜200字)。あいさつと動機で使い切らず、暮らしの一場面から始める
- 文字数は媒体で違う。結婚相談所の自己PR欄は400〜500字(事情があれば最大800字)、アプリの自己紹介文は300〜500字
- 例文4本(30代女性・30代後半男性・40代再婚・40代女性)+穴埋めテンプレート(100字版・400字版)
- NGワードの言い換え対応表、ビフォー→アフター3段階の直し方、AI(ChatGPT)下書きが薄くなる理由と直す3手順
婚活の自己PRは、スマホで最初に表示される6〜7行(およそ150〜200字)で「会うか・見送るか」がほぼ決まる前提で書くのが結論です。IBJの公表件数から計算するとお見合い成立率は6%台。読まれる時間が短いからこそ、冒頭に「暮らしの一場面」を置き、性格の形容詞は後ろに回します。
この先は、成立率・申込数・文字数の数字から見える実態、媒体別の文字数、そのまま使える例文4パターン(30代女性・30代後半〜40代男性・40代再婚・40代女性)、NG例と言い換え表、ビフォー→アフター3段階、穴埋めテンプレート、AIで書いた文の直し方、セルフチェック、よくある質問の順に進めます。
先に用語を3つだけ整理します。①自己PR=会員本人がプロフィールに書く自己紹介文。②カウンセラーPR=担当が第三者の視点で書く紹介文(IBJのプロフィールには両方の欄があります)。③申し受け=相手からお見合いを申し込まれること。この記事が扱うのは①で、活動の流れでは「お見合い申し込みの前段階」に位置します。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
婚活の自己PRは「成立率6%台」と「冒頭6〜7行」の数字から逆算する
「頑張って書いたのに申し込みが通らない」。このご相談は珍しくありません。まず数字を見ます。
IBJが公表した2021年のお見合い申込件数は約420万件、そのうち成立したのは約26万件。割ると約6.2%です。2020年も約336万件に対して約21万件で、ほぼ同じ水準でした(IBJ公表値をもとにした婚活情報サイトの集計。年により変動し、相談所や年代で上下する数字です)。
年代別の傾向も同じ集計に載っています。男性は20代後半の8.6%から40代後半の4.4%へ、女性は11.4%から6%へ下がります。つまり16回申し込んでお見合い1回が全体の平均像で、40代男性なら20回超が目安になります(集計方法により差があり、個人差も大きい数字です)。
もう一つ、IBJ「成婚白書2024」のデータです。成婚者の申込数は男性が女性の約2倍、逆に申し受け数は女性の約3分の1。ここから自己PRの役割が男女で違うことが分かります。男性は「読んでもらいに行く」文章、女性は「多い申し受けの中で絞り込まれても残る」文章。同じ例文を男女で使い回せない理由がここにあります。背景にある会員構成は結婚相談所の男女比は男54%|年代別に見る競争率と戦略の立て方で整理しています。
結婚相談所の自己PRは「申込の約76%は断られる」前提で書く
IBJ『成婚白書2024年度版』(成婚者15,374名の集計)には、もう少し踏み込んだ数字があります。成婚した方のお見合い申込数は男性51件・女性24件、そのうち実際に成立したお見合いは男性12回・女性10回。男性は51件申し込んで12回ですから、申込の約76%は断られている計算です。退会者と比べると申込数は男性+21件・女性+14件多い、という差も出ています。
この「断られる76%」の場面で、相手が見ているのは写真・条件欄・自己PRの3つだけです。年齢や年収は今日から変えられませんが、自己PRは今日のうちに書き換えられます。自己PRに時間をかける意味は、変えられる変数がここしかないという一点に尽きます。
ちなみに、お見合いが成立した後の交際成立率は年代を問わず45%前後(20代44.6%・30代44.3%・40代46.0%)という集計もあります。会った後は年代差がほとんどない一方、会う前の関門で6%台まで絞られる。難所は「会った後」より「会う前」で、自己PRはその会う前に効く数少ない要素です(いずれも集計方法により差があり、個人差があります)。
婚活の自己紹介文と自己PRは、呼び方が違うだけなのか
検索では「婚活 自己PR」「婚活 自己紹介文」「結婚相談所 自己PR」が混ざって使われますが、指しているものは媒体によって少し違います。
- 結婚相談所の「自己PR欄」:プロフィール冊子・システムの一項目。条件欄(年齢・職業・年収など)は別にあるので、自己PRは人柄と結婚観の担当。担当カウンセラーが読み上げたり、お相手の担当が紹介に使ったりします
- 婚活アプリ・サイトの「自己紹介文」:条件も人柄も1画面に同居し、スワイプの数秒で流し読みされます
- お見合い申し込み時の「一言メッセージ」:100字前後の短文。自己PRの要約版が必要になります
役割が違えば最適な長さも変わります。文字数の答えが情報源によって割れている理由の多くは、この媒体の違いが混ざっているからです。
では、読む側はどれくらいの長さを見ているのでしょうか。
スマホでプロフィールを開くと、自己PRは最初の6〜7行しか表示されず、続きは「もっと見る」を押さないと読めません(ライフブランディングの解説)。1画面で読める量はおよそ500字(orekon.jp)。相手を「写真で選ぶ」人が21.5%という調査もあり(パートナーエージェント、独身男女200人の小規模調査のため参考値)、写真の次に目が行くのがこの6〜7行です。写真側の準備は婚活写真の服装|色・素材・形の3基準【男女×年代別】で扱っています。
現場でも、申し込みが通らない方のPRを見ると、冒頭が「プロフィールをご覧いただきありがとうございます。○○県在住の会社員です」で、7行のうち3行を使い切っている例をよく見ます。統計値ではなく私の観測ですが、冒頭を暮らしの場面に入れ替えるだけで反応が変わる方は少なくありません(個人差があります)。

結婚相談所の自己PRの文字数は300字・500字・800字のどれが正解か
文字数の「目安」は情報源によって割れています。1つに絞らず並べます。
| 説 | 目安 | 根拠・出典 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 短め | 200〜300字(男性は300〜400字) | ラス恋・ラス婚研究所 | 申し受けが多い女性、要点だけで十分な方 |
| 標準 | 300〜500字 | ブライダルネット(お見合いが成立している男性プロフィールの平均も同程度) | まずここを狙う |
| 長め | 500〜800字(500字は必須、1,500字超は読まれない) | orekon.jp | 40代・再婚など、説明が必要な事情がある方 |
なぜ割れるのか。想定する読者層と入力欄の仕様が違うからです。彩星では「冒頭150〜200字で完結、全体は400〜500字」を第一案にしています。6〜7行で判断される、1画面が500字、という2つの数字を両立させる長さだからです。40代・再婚で事情を書く方は第二案として600〜800字まで伸ばし、その分、冒頭は短くします。これは現場の運用で、統計に基づく最適値ではありません。
結婚相談所の自己PRとマッチングアプリの自己紹介文は、最適な長さが違う
同じ「婚活の自己PR」でも、書く場所によって読まれ方が変わります。媒体別に整理すると、割れていた目安が整理できます。
| 書く場所 | 長さの目安 | 読まれ方 | 優先して書くこと |
|---|---|---|---|
| 結婚相談所のプロフィール(自己PR欄) | 400〜500字(事情があれば最大800字) | 申込一覧で並べて比較される。担当が紹介時に読む場合もある | 生活の一場面+結婚後の普通の一日 |
| 婚活アプリ・サイトの自己紹介文 | 300〜500字 | スワイプの数秒。スマホ1画面(約500字)で完結 | 冒頭2行の場面と、会話のきっかけになる固有名詞 |
| お見合い申し込みの一言メッセージ | 100〜150字 | 通知で読まれる。長いと最後まで開かれない | 相手のプロフィールのどこに反応したか+自分の一場面 |
補足として、アプリ側には自己紹介文の効果を示す公表値もあります。運営会社の発表では、自己紹介文を登録しているユーザーは未登録に比べて「いいね」受信数が約2.5倍、プロフィール文の記入でマッチング率が約30%上がるとされています(タップル公表値をもとにした解説記事。相談所の数字ではなく、媒体も母数も異なるため参考値です)。人気会員の自己紹介文は300〜500字が最多という調査もあり、「短すぎて書かない」が一番もったいないという方向はどの媒体でも共通です。
婚活の自己紹介文は7要素を「場面→人柄→結婚観」の順に並べ替える
上位の解説記事に共通する7要素(あいさつ/きっかけ/性格/仕事/趣味・休日/結婚観/締め)は、そのまま並べると「あいさつ」と「きっかけ」で冒頭7行が終わります。彩星では順番を組み替えます。
- 1〜3行目:休日か仕事の「一場面」(形容詞なし・固有名詞あり)
- 4〜7行目:その場面から見える人柄と、周りから言われること
- 8行目以降:仕事への向き合い方 → 結婚後の「普通の一日」 → 一言のあいさつ
あいさつを最後に回すのは失礼ではありません。相手はあなたの名前も知らない段階で、必要なのは礼儀より「どんな人か」の手がかりです。
自己PRとカウンセラーPRの書き分け
IBJのプロフィールには、本人の自己PRとは別に、担当カウンセラーが書く紹介欄があります。役割は分けます。本人欄は「一場面と結婚観」、カウンセラー欄は「第三者から見た人柄と、本人が書きにくい強み(安定した勤務、家族との関係、面談で感じた誠実さ)」。両方に「明るく穏やか」と書いてある状態がいちばんもったいない。担当に「私の欄と重ならないように書いてもらえますか」と一言頼むだけで変わります。
婚活の自己PR例文4パターン|女性・男性・40代再婚・40代女性
4本とも冒頭3行を場面から始め、全体300〜400字前後に収めています。店名や地名は差し替えて使ってください。※いずれも複数の事例を組み合わせて作成したモデル文で、特定の会員の文章ではありません。
女性の自己PR例文|30代・看護師(約330字)
夜勤明けの朝に駅前のパン屋でクロワッサンを買って帰るのが、ささやかな楽しみです。看護師として8年、外来と病棟で働いてきました。
職場では「話しかけやすい」と言われることが多く、患者さんのご家族から相談を受ける役回りになりがちです。友人からは「聞き上手だけど、笑うと声が大きい」とよく言われます。
休日は近所の図書館で借りた小説を読むか、月に一度は山梨や長野へ日帰りで温泉に出かけます。旅先の道の駅で野菜を買って帰り、簡単な料理をするのが好きです。
勤務は不規則ですが、来年からは日勤中心の部署へ移る予定です。結婚後は、お互いの帰る時間がずれても「今日どうだった?」を一言交わせる家庭にしたいと思っています。
まずはお会いして、お話しできればうれしいです。
効いている点は3つ。冒頭に固有名詞(パン屋・クロワッサン)があり場面が立ち上がる。「勤務が不規則」という弱点を、来年の見通しとセットで先に書いている。結婚観が「温かい家庭」ではなく「一言交わせる」という具体的な行為になっている。
男性の自己PR例文|30代後半・メーカー設計職(約360字)
日曜の午前は、近所のコインランドリーで洗濯を回している間に、隣の喫茶店で新聞を読むのが定番です。自動車部品メーカーで設計の仕事を12年しています。
職場では若手の相談役を任されることが多く、「説明が丁寧」と言われます。一方で友人からは「慎重すぎて店を決めるのが遅い」とからかわれます。出かける前に3軒は調べるタイプです。
平日も自炊で、味噌汁と焼き魚のような簡単なものが中心です。休日は中山道の宿場町をひとつずつ歩いていて、今は馬籠と妻籠まで行きました。
繁忙期は帰宅が21時を回ることもありますが、予定は前もって共有し、二人の時間を先に確保するようにしたいです。お相手の仕事や一人の時間も大切にしたいと思っています。
まずはお茶をご一緒できればうれしいです。よろしくお願いいたします。
「慎重すぎる」を自分で開示し、行動(3軒調べる)に変換しています。忙しさを「理解してほしい」ではなく「予定を先に確保する」という自分側の行動で書いているのも要点です。申込数が女性の2倍必要な男性は、申し込み先の相手に「この人と話す場面」を想像させる材料が要ります。
40代再婚の自己PR例文|離婚歴あり・公務員(約300字)
離婚を経験して一人暮らしに戻ってから、平日の夜に自分で作る野菜炒めが少しずつ上手になりました。市役所で働き、今は福祉関係の窓口を担当しています。
前の結婚では、忙しさを理由に話し合いを後回しにしたことが心残りです。だからこそ、気になったことはその日のうちに短くでも話す、を自分の決まりにしています。
休日は実家の畑を手伝うか、市民プールで泳いでいます。派手さはありませんが、生活のリズムは安定しています。
子どもはおらず、お相手にお子さんがいらっしゃる場合も前向きに考えたいです。まずはお会いして、お互いのこれまでを気負わずお話しできればと思います。
離婚歴を隠さず、しかし言い訳もせず、「今の決まり」に変換しています。再婚の方は説明が要る分、事情1文+学び1文で収めると冒頭7行を守れます。
女性の自己PR例文|40代・事務職(約310字)
土曜の朝は近所の商店街まで歩いて、八百屋さんでその日の野菜を決めるところから一日が始まります。地元の企業で事務の仕事を19年続けています。
職場では備品の管理や新人の教育係を任されることが多く、「細かいところに気づく」と言われます。友人からは「心配性だけど、頼むと早い」とからかわれます。
平日の夜は録画したドラマを一本見るか、刺繍をしています。年に一度、友人と近場の温泉に行くのが恒例です。
40代になって、一人で過ごす時間より誰かと食卓を囲む時間の方が自分には合っていると気づきました。結婚後は、週末の買い物を一緒に回って、その日の献立を相談できる暮らしが理想です。
まずはお茶でもご一緒できればうれしいです。
40代の女性は「年齢に触れるべきか」で迷われますが、この文は年齢を一度だけ出し、言い訳ではなく気づきの文脈で使っています。「若く見られます」「年齢は気にしないでください」といった一文を足すより、曜日と時間帯の分かる場面を1つ増やす方が申し受けにつながりやすい、というのが現場の実感です(統計値ではなく、個人差があります)。
婚活自己PRのNG例4つと直し方(❌→⭕)
添削の依頼で多い順に4つ。いずれも「内容が悪い」のではなく、読み手が入ってくる余地を消してしまう書き方です。
- 1. 他人軸の動機
❌「親を安心させたいと思い、登録しました」
⭕「一人の夕食に慣れすぎたと気づき、誰かと同じ食卓を囲む生活を選びたくて登録しました」 - 2. 条件の要求文
❌「家庭的で、仕事に理解のある方を希望します」
⭕「家事は得意不得意を相談しながら分けて、忙しい時期はお互いに声を掛け合える関係が理想です」 - 3. 形容詞の羅列
❌「明るく前向きで、誠実な性格です。趣味は旅行と映画とカフェ巡りです」
⭕「初対面では落ち着いて見られますが、慣れると笑い声が大きいと言われます。映画は観た後に感想を話すのが好きです」 - 4. 謙遜と予防線
❌「特に趣味はなく、面白みのない人間ですが……」
⭕「遠出はあまりしませんが、近所を歩いて新しいパン屋を見つける休日に幸せを感じます」
婚活の自己PRのNGワード言い換え対応表
添削でそのまま使える対応表にしました。左の言葉が入っていたら、右の形に置き換えてください。言い換えのコツは一つだけで、「評価の言葉」を「曜日・時間・固有名詞のある行動」に下ろすことです。
| よく入るNGワード | 読み手にどう届くか | 言い換えの例 |
|---|---|---|
| 普通の家庭を築きたい | 何が普通かが人によって違い、像が結ばれない | 平日は簡単な食事でも、その日あったことを一つずつ話せる家庭が理想です |
| 取り柄はありませんが | 読む側が持ち上げ役を担わされる | 派手な趣味はありませんが、日曜の午前に一週間分の買い物を済ませる習慣が10年続いています |
| 出会いがなくて登録しました | 動機が受け身に見える | 仕事の区切りがついた今、生活を一緒に作る相手を探そうと決めて登録しました |
| 毎週必ず〜しています | 断定が強く、相手が合わせる前提に見える | 月に2〜3回は〜しています(できない週があっても嘘にならない書き方に) |
| 家庭的な方/価値観の合う方を希望 | 審査項目のように響く | 料理は得意な方が多めに担当するなど、相談しながら決められたらうれしいです |
| 誰とでも仲良くできます | 特徴が消え、記憶に残らない | 初対面では聞き役が多く、慣れると自分の話もよくすると言われます |
| 趣味は旅行・映画・グルメ | 単語の列挙で会話のきっかけが生まれない | 旅行は道の駅に寄るのが目的になりがちで、先月は信州で野菜を買って帰りました |
ここで、上位の解説記事によく出る通説にひとつ異論があります。「趣味はアウトドアとインドアの両方を書くと幅広い人に刺さる」という助言です。現場で見る限り、両方を並べた文章は「誰にでも合わせます」と読まれ、かえって記憶に残りません。片方でいいので、固有名詞と一場面まで書く方が申し受けにつながりやすい、というのが私の実感です(統計値ではなく、個人差があります)。
実際、「明るく前向き、趣味は旅行・映画・カフェ」型のPRを「休日の一場面+周りから言われること」型に書き換えたところ、翌月の申し受けが数件単位で増えた方がいました。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。数字は保証できるものではなく、写真や年齢、活動時期の影響も大きく受けます。
婚活の自己PRはビフォー→アフターの3段階で書き直す
良い例文と悪い例文を並べて見ても、自分の文をどう動かせばいいかは分かりません。実際の添削は、1文ずつ3段階で持ち上げていく作業です。素の文から始めます。
素の文(約60字)
「明るい性格です。休日は料理をします。温かい家庭を築きたいです。よろしくお願いします。」
第1段階:形容詞を一場面に下ろす(約150字)
「日曜の夕方に、一週間分の作り置きを作ります。鶏そぼろと切り干し大根あたりが定番です。平日は21時過ぎに帰ることもあるので、冷蔵庫に何かあると気が楽になります。」
→ 「明るい」「料理をします」が消え、代わりに曜日・時間・料理名が入りました。この段階で読み手の頭に映像が1つできます。
第2段階:他者の目を借りて人柄を足す(約230字)
上の文に続けて、「友人からは『味は普通だけど量が多い』と笑われます。職場でも頼まれ事を断れないタイプで、資料の確認役を任されがちです。」
→ 自己評価ではなく周りの言葉なので、押し付けになりません。少しの欠点(断れない)を混ぜると、文章の信頼度が上がります。
第3段階:相手の居場所をつくる(約310字)
さらに続けて、「結婚後も平日の食事は簡単なもので十分だと思っています。帰りが早い方がその日の分だけ作る、くらいの気楽な分担ができたらうれしいです。週末にどちらかの作り置きを手伝ってもらえたら、それだけで楽しい時間になりそうです。」
→ 「温かい家庭」が、相手が参加できる具体的な場面に変わりました。第3段階まで来て初めて、読み手は「自分がこの文の中にいる姿」を想像できます。
60字→310字。足したのは情報量ではなく、場面・他者の目・相手の居場所の3つだけです。手元のPRを直すときも、この順番で1段ずつ上げてください。いきなり完成形を書こうとすると、たいてい形容詞の羅列に戻ります。
婚活の自己PRが書けない人の穴埋めテンプレート(100字版・400字版)
例文を読んでも手が止まる方は、空欄を埋める形から始めてください。〔 〕に自分の言葉を入れるだけで、冒頭6〜7行の骨組みができます。
100字版|短い自己紹介文欄・申し込みの一言メッセージ用
〔曜日・時間帯〕は〔場所〕で〔していること〕が定番です。〔仕事〕を〔年数〕年続けています。〔友人・職場〕からは「〔言われた一言〕」と言われます。結婚後は〔平日の夜か日曜の朝の一場面〕を一緒に楽しめたらうれしいです。
400字版|結婚相談所の自己PR欄用
- 〔曜日・時間帯〕に〔場所・店名・料理名など固有名詞〕で〔していること〕をしています(1〜3行目/形容詞は使わない)
- 〔仕事〕を〔年数〕年。職場では〔任されがちな役割〕を担っています
- 〔友人・同僚〕からは「〔言われた一言〕」と言われます。〔少しの欠点〕なところもあります
- 〔弱点・事情(勤務が不規則/転勤がある/再婚など)〕ですが、〔見通しか自分側の工夫〕を考えています
- 結婚後は、〔平日の夜または日曜の朝の具体的な場面〕を二人で作れたらと思っています
- まずはお会いして、お話しできればうれしいです
埋め終わったら、1の行に固有名詞が入っているかだけ確認してください。ここが「会社員です」「よろしくお願いします」で始まっていると、6〜7行の表示枠を情報ゼロで使ってしまいます。
趣味がない・在宅勤務・転勤族・お子さんがいる場合の素材の掘り出し方
「書くことがない」という方のほとんどは、材料がないのではなく、自分の生活が当たり前すぎて見えていないだけです。ケース別に、どこを掘ると一場面が出てくるかをまとめます。
| ケース | 掘り出す場所 | 書けるようになる一文の例 |
|---|---|---|
| 趣味がない・無趣味 | 毎週決まってやっていること(買い物の曜日、必ず寄る店、見ている番組) | 日曜の午前に一週間分の買い物を済ませるのが習慣で、同じ店の惣菜コーナーを一周するのが楽しみです |
| 在宅勤務が中心 | 仕事とそれ以外の切り替え方、生活のリズム | 在宅勤務なので、昼休みに近所を20分歩いて頭を切り替えています |
| 転勤・異動の可能性がある | 頻度と範囲を事実のまま(曖昧にしない) | 3〜5年ごとに異動があり、これまでは関東圏内でした。次の希望も相談しながら出せます |
| お子さんと暮らしている | 平日と週末の生活の形、関わり方 | 小学生の娘と暮らしていて、週末は習い事の送り迎えと買い物が中心の生活です |
| 離婚歴がある(再婚) | 事情1文+そこから決めたこと1文に圧縮 | 前の結婚では話し合いを後回しにした心残りがあり、今は気になったことをその日に短く話すようにしています |
| 仕事以外に何もない | 家族や周囲のために定期的にしていること | 土曜は祖母の買い物に付き添い、帰ってから一週間分の作り置きをしています |
ポイントは、立派な趣味を作らないことです。結婚生活で相手が知りたいのは「一緒に暮らしたときのリズム」なので、地味な習慣こそ材料になります。
ChatGPTなどAIで書いた婚活の自己PRが薄くなる理由と、直す3手順
AIに自己PRを書かせる方は増えました。アプリ側がAI添削機能を出し、公開から1週間で5,000人規模が使ったという報道もあります。下書きに使うのは悪いことではありません。ただ、そのまま提出すると「文章は整っているのに、誰の話か分からない」状態になりがちです。
理由は単純で、AIは大量の文章の平均値を出力するからです。平均値には、あなたの店の名前も、友人に言われた一言も、先月の失敗も含まれません。結果として、同じ連盟のプロフィールに似た言い回しが並ぶことになります。現場でも「どこかで読んだ文だな」と感じる文章は、担当者には分かります。
AI下書きを自分の文に戻す手順は3つです。
- 固有名詞を3つ入れ替える:店名・地名・料理名のどれかで3つ。「カフェでくつろぐ」を「駅前のパン屋でクロワッサンを買う」に。ここだけでAI臭はかなり消えます
- 弱点を1つ、自分の言葉で足す:AIは弱点を書きません。「慎重すぎて店を決めるのが遅い」「頼まれ事を断れない」など、周りに言われたことを1つ。嘘の弱点は足さないでください
- 結婚観を行為に直す:AIが出す「温かい家庭を築きたい」は必ず残ります。これを「帰った順に夕食を作る」「日曜の買い物を一緒に回る」といった行為に書き換えます
注意点も2つ。AIに職歴や年収を盛らせると、条件欄やお見合いの会話と食い違います。事実は変えないこと。そして、提出前に担当カウンセラーに見せること。カウンセラーPR欄と内容が丸かぶりになっていないかは、自分では気づけません。
書いた後のセルフチェック7項目と、どうしても書けない人の代替案
- 1〜3行目に固有名詞(店・地名・料理名など)が1つ以上あるか
- 「明るい/優しい/誠実」の形容詞を、周りの評価か行動に置き換えたか
- 「〜な方を希望します」の要求文が残っていないか
- 弱点を1つだけ、対処とセットで書いたか
- 全体が400〜500字(再婚・40代は最大800字)に収まっているか
- 「温かい家庭」を、平日の夜か日曜の朝の具体的な場面に言い換えたか
- カウンセラーPR欄と内容が重なっていないか
7つのうち5つ以上なら、ひとまず出せる水準です。
それでも書けない方には、第1案と第2案があります。
第1案は、担当カウンセラーに口頭で15分話し、書き起こしてもらう方法です。「先週の休日は何をしましたか」「職場で最近言われたことは」の2問だけで、たいてい冒頭3行の材料は出ます。IBJ加盟相談所では追加費用なしで対応するところが多い印象ですが、相談所により異なるため担当に確認してください。
第2案は、上の穴埋めテンプレートで骨組みを作り、AIに整えさせてから固有名詞と感情を自分で差し替える方法です。手順は前章の3つをそのまま使ってください。
書き直しても2〜3か月、申し受けや成立が動かない場合は、文章ではなく写真か申し込み先の選び方が原因のことが多いです。結婚相談所の体験談|成婚した人と合わなかった人を分けた2つの分岐点で、活動が進んだ方とそうでない方の分かれ目を整理しています。自分がどちらの型に近いかは、サイト内の婚活タイプ診断(10問・約3分)でも確認できます。
婚活の自己PRに関するよくある質問
Q1. 婚活の自己PRの例文は、そのままコピペして使ってもいいですか?
骨組みは使って構いませんが、固有名詞3つ(店・地名・周りに言われた一言)は必ず自分のものに差し替えてください。同じ連盟内で似た例文が並ぶことは実際にあり、読み手にも担当にも分かります。
Q2. 結婚相談所の自己PRは何文字が最適ですか?
情報源で200〜300字、300〜500字、500〜800字と割れています。彩星の第一案は冒頭150〜200字で完結させた上で全体400〜500字。40代・再婚で事情を書く方は800字を上限に伸ばします。アプリの自己紹介文は300〜500字、申し込みの一言は100〜150字が目安です。いずれも欄の仕様と相手層で変わります。
Q3. 女性の自己PR例文で特に気をつける点は?
女性は申し受け数が男性の約3倍(IBJ成婚白書2024)で、絞り込まれる側です。「〜な方を希望します」の要求文を消すこと、職業は「看護師」「教員」程度の大まかな表記で十分なこと(詳細を書きすぎない)の2点が優先です。
Q4. 40代・再婚でも自己PRで印象は変えられますか?
変えられます。ただし40代後半男性の成立率は4.4%前後と全体平均より低く、申込数を増やす前提は変わりません。事情1文+学び1文で冒頭7行を守り、成婚者の在籍期間の中央値(男性約9.2か月・女性約7.6か月、IBJ 2025年成婚白書)を目安に、数か月ごとに文章を見直してください。
Q5. 自己PRを書き直せば申し込みは通るようになりますか?
保証はできません。成立率6%台は全体平均で、自己PRは写真・年齢差・申し込み先の選び方と並ぶ要素の1つです。書き直して2〜3か月動かなければ、担当と一緒に他の要素を点検する方が近道です。
Q6. 趣味がなく、自己PRに書くことが思いつきません。
趣味を作る必要はありません。毎週決まってやっていること(買い物の曜日、必ず寄る店、見ている番組、家族の手伝い)を1つ、曜日と場所つきで書いてください。本記事の「素材の掘り出し方」の表をそのまま使えます。「特に趣味はありません」と書くより、地味な習慣を1つ具体的に書いた方が、生活のリズムが伝わります。
Q7. ChatGPTで作った自己PRは相手に分かってしまいますか?
文章だけで断定はできませんが、固有名詞と弱点がない整った文は「どこかで読んだ感じ」を残します。下書きに使うのは問題ありません。固有名詞3つの差し替え・弱点1つの追加・結婚観を行為に直す、の3手順を必ず通してください。事実を盛らせないことも大切です。
Q8. マッチングアプリと結婚相談所で、同じ自己PRを使い回せますか?
骨組みは共通で構いませんが、長さと冒頭は変えた方がよいです。アプリは数秒で流し読みされるため冒頭2行に場面を凝縮し、相談所は条件欄が別にあるため人柄と結婚観に字数を回します。要求条件の列挙は、どちらでも外してください。
要点と次の一歩
- IBJ公表件数から計算した成立率は6%台。成婚白書2024では申込51件→成立12回で、申込の約76%は断られている
- スマホで読まれるのは冒頭6〜7行。あいさつと動機で使い切らず、暮らしの一場面から始める
- 文字数は媒体で違う。相談所の自己PR欄は400〜500字(最大800字)、アプリの自己紹介文は300〜500字、申し込みの一言は100〜150字
- NGは他人軸の動機・要求文・形容詞の羅列・謙遜の4つ。言い換え対応表で、評価の言葉を行動に下ろす
- 書けないときは穴埋めテンプレート(100字版・400字版)→ビフォー→アフター3段階で持ち上げる。AI下書きは固有名詞・弱点・行為の3手順で自分の文に戻す
- 2〜3か月動かなければ、文章より写真と申し込み先を疑う
次の一歩は、今のプロフィールをスマホで開き、最初の7行だけを読み返すことです。そこに固有名詞が1つもなければ、冒頭3行だけ書き換えて担当に見せてみてください。
※本記事の数値はいずれも公表時点の目安であり、集計方法・年・相談所によって変動します。自己PRの効果には個人差があり、お見合い成立や成婚を保証するものではありません。
出典・参考データ
- IBJ(日本結婚相談所連盟)「成婚白書2024」:2024年の成婚者15,374名を対象とした申込数(男性51件・女性24件)・成立お見合い数(男性12回・女性10回)・申し受け数の集計(IBJ公表PDF)
- IBJ「2025年 IBJ 成婚白書」(2026年4月公開):2025年成婚者19,112名の年齢・在籍期間中央値
- IBJ公表の年間お見合い申込件数・成立件数(2020年・2021年)をもとにした婚活情報サイト「konkatsu-ane」の成立率・年代別集計(二次集計のため参考値)
- お見合い後の交際成立率(20代44.6%/30代44.3%/40代46.0%):婚活カウンセラーによる公開集計(morito-yuko.com、母数が限られるため参考値)
- ライフブランディング「男性の項目別コツと自己PR例」:スマホ表示行数の解説
- orekon.jp「結婚相談所流文章術」:1画面約500字、500〜800字の目安
- ブライダルネット「プロフィールの書き方」/ラス恋・ラス婚研究所/JM-H:文字数の目安
- 自己紹介文の効果(いいね受信約2.5倍、マッチング率約+30%):アプリ運営会社タップルの公表値をもとにした解説記事。媒体・母数が異なるため参考値
- 人気会員の自己紹介文は300〜500字が最多:ペアーズ人気会員TOP100の第三者調査(iihitorenai.com、参考値)
- AI添削機能の利用者数(公開1週間で約5,000人):KAI-YOUの報道
- パートナーエージェント調査「婚活相手を写真で選ぶ人は21.5%」:20〜50歳の独身男女200人対象(小規模調査のため参考値)
