
結婚相談所の費用は、入会から成婚退会までの総額でおおむね30〜50万円が中心帯です。活動期間を1〜1.5年で見た場合の目安で、内訳は「初期費用・月会費・お見合い料・成婚料・オプション料」の5つに分かれます。まずはこの総額をつかんでから、内訳と支払いのタイミングを見ていきましょう。
「軍資金は貯めたけれど、結婚できなかったら大きな損失では」——費用を調べている方の本音は、たいていここにあります。金額そのものより、払った先に成果があるかどうかが不安なのですよね。この記事では、その判断材料になるよう数字を分解していきます。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
Q. 結婚相談所の費用は総額でいくらかかりますか?
結論から言うと、成婚退会までの総額は30〜50万円が中心です。IBJの会員実データでは総額のボリュームゾーンが30〜50万円で、最も多いのは40〜49万円の層。50万円以上は男性が35.1%、女性が20.0%と、男性がやや高めに出る傾向があります(出典:IBJ)。
幅を広く取ると、10〜80万円まで散らばります。仲人が手厚く付くタイプや長期活動になれば上振れし、オンライン中心なら下振れする、というイメージです。IBJメンバーズのように手厚いサポートで1年活動すると総額は約67.7万円、半年なら約34.4万円という試算もあります(出典:IBJ、結婚相談所比較ネット)。
「100万円近くかかった」という声も知恵袋などで見かけますが、現場の感覚では、それは長期活動や高額オプションが積み上がったケースが中心です。標準的なプランで淡々と進めば、総額は50万円前後に収まる方が多い、というのが実感に近いところです。

Q. 費用の内訳は何にいくら払うのですか?
費用は次の5項目に分解できます。どこにお金がかかるのかを知っておくと、後で料金表を見比べるときに迷いません。
| 項目 | 相場の目安 | いつ払うか |
|---|---|---|
| 初期費用(入会金・登録料) | 約5〜20万円 | 入会時に一括 |
| 月会費 | 約1〜2万円 | 毎月 |
| お見合い料 | 1回5,000〜10,000円(無料の所も) | お見合いのたび |
| 成婚料 | 約5〜30万円 | 成婚退会時に一括 |
| オプション料 | 内容による | 都度 |
相場の出典はオリコン、IBJメンバーズ、GMO顧客満足度ランキングなど複数ソースを突き合わせています。ここで注意したいのは、「安い」の中身です。入会金が高い相談所は月会費やお見合い料を抑えていることが多く、逆に入会金ゼロを謳う所は成婚料や月会費で回収する設計になっている——というトレードオフがあります。表面の金額1つで安いと決めない方が安全です。
Q. 支払いのタイミングはいつ、いくらまとまって出ますか?
意外と見落とされがちなのが、この「キャッシュフロー」の視点です。総額が同じでも、いつまとまった出費が来るかで負担感はまるで違います。
大きな山は2つ。入会時に初期費用としてまず5〜20万円、そして成婚退会時に成婚料として5〜30万円が動きます。その間は毎月1〜2万円の月会費と、お見合いのたびの数千円が積み上がっていく形です。
「入会したら毎月2万円ずつ、ずっと払い続けるのでは」というご相談は珍しくありません。実際には、IBJのデータで在籍期間の中央値は男性約9.2か月・女性約7.6か月。半年〜1年で区切りが来る方が多く、月会費が青天井に膨らむわけではない、と説明すると安心される方が多いです。

Q. 相談所のタイプで費用はどう変わりますか?
大きく分けて「仲人型」「データマッチング型」「オンライン型」の3タイプがあり、価格帯とサポートの手厚さが反比例します。仲人が一人ひとりに伴走する型は総額が高めですが、活動の迷いを相談できる安心感があります。オンライン型は月5,000円級のプランもあり、費用は抑えられる一方、進め方は基本的に自分で組み立てる前提です。
ここで一つ、よく言われる通説に触れておきます。「安い相談所はサポートが薄いから避けるべき」——半分は当たっていますが、半分は違います。現場で見ていると、費用の高さより自分の活動スタイルに合っているかのほうが成果を分けます。手厚いサポートを付けても、自分で動けるタイプの人は使いこなせずに割高になることがあるのです。逆に、一人だと立ち止まってしまう人にとっては、伴走費用は「相談できる保険」として機能します。婚活が一人でできないのは当然|自力の限界と伴走者の選び方もあわせてご覧ください。
Q. 見落としがちな「隠れコスト」はありますか?
料金表に載る本体料金のほかに、実費がじわじわ積み上がります。ここを計算に入れていないと、「思ったより高かった」となりがちです。
- プロフィール写真の撮影費(数千〜2万円程度)
- お見合い時のカフェ代・交際中のデート費用
- 服装や身だしなみへの投資
- 会場までの交通費
- 活動が延びた場合の追加月会費
「デート費用はどうしていましたか」という質問は、費用相談のときによく出ます。お見合いは一杯のお茶代で済むことがほとんどですが、交際に進めば当然デート代はかかります。総額を見積もるときは、本体料金に加えて月1〜2万円の活動実費を上乗せしておくと、後で慌てずに済みます。
Q. 高い相談所と安い相談所、どう見分ければいいですか?
金額の大小より、「何にお金を払っているか」が説明できるかで見分けるのが確実です。安さには必ず理由があります。無料や格安を掲げる相談所が増えていますが、その仕組み(成婚料で回収する、オンライン特化で人件費を抑えている等)を確認できれば、安さ自体は問題ではありません。
面談では、次の4点を遠慮なく聞いてみてください。返金規定、お見合い料などの追加費用の有無、低価格の理由、そしてサポートの担当体制です。「担当者が休みがちで、平日夜に連絡がつかず退会した」というのは実際に寄せられる声で、料金以上にストレスになりやすい部分です。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。
なお2026年は相場が動いています。大手最安クラスだったゼクシィ縁結びエージェントが新規受付を終了予定である一方、月5,000円級や成婚料0円のオンラインプランが台頭し、全体として選択肢が広がりました(出典:Lifrell、Collect.)。古い料金表のまま比較している記事も多いので、最終的な金額は必ず各社の公式サイトで最新の数字を確認してください。

よくある質問
Q. 男性と女性で費用は違いますか?
基本料金は男女同額の相談所が主流です。ただIBJの実データでは、総額50万円以上の割合が男性35.1%・女性20.0%と男性がやや高め。これは活動が長引きやすい・お見合い回数が多いといった行動の差が出ていると考えられ、料金設定そのものの差ではありません。
Q. 費用を払う価値はありますか?「お金の無駄」という声も気になります。
成果には個人差があり、必ず成婚できると保証できるものではありません。ただ判断材料として、IBJでは在籍期間の中央値が男女とも1年未満です。総額50万円を9か月で割れば、月あたりの実質負担は見えてきます。合うかどうかの見極めは大切なので、結婚相談所はやめたほうがいい?向く人・向かない人の本音も参考になります。
Q. 婚活に疲れていて、費用をかけて続ける自信がありません。
費用の前に、まず立ち止まっていい時期かもしれません。婚活に疲れた…休む?続ける?8割が抱える疲れの判断基準で、いったん整理してみてください。
費用は「高いか安いか」で決めるものではなく、自分の進め方に合った投資かどうかで決めるものです。総額の目安がつかめたら、次の一歩は、いまの状況を誰かと一度整理してみること。彩星の無料相談では、無理な勧誘はせず、あなたに合う費用感と進め方の見取り図をお渡しします。
