
この記事でわかること
- 服の色は「明るい色」より「顔・服・背景の明るさに差をつける」が優先。白背景×白トップスは一覧で埋もれやすい
- 女性は年代で色の明るさを変え、40代は中間色+顔周りに白1点。男性はネイビー王道にネクタイかシャツで1色足す
- 黒は顔の近くがNGでボトムや靴は可。Tシャツ・デニムはメイン写真NGだが2枚目のカジュアル写真では「1段階崩す」が基準
- 総費用の目安は女性1.5〜3.5万円、男性2〜5万円(撮影1〜2万円+衣装)。持ち物は着替え2セットをハンガーで持参
婚活写真の服装は、色・素材・シルエットの3点で決めれば大きく外しません。色は「顔・服・背景の明るさに差をつける」、素材は「光を吸いすぎず反射しすぎない」、シルエットは「首元と肩のラインが出る」。この3つを男女・年代ごとの基準に落とし込むのが、この記事の答えです。
先に用語を整理します。ここで言う「婚活写真」は、IBJ加盟の結婚相談所でお見合い申し込みの判断材料になるプロフィール写真のことです。①メイン写真(スタジオで撮る1枚目)と②カジュアル写真(2枚目以降の自然体の写真)の2種類があり、服装の基準は別物です。結婚相談所の流れで言えば、お見合い→仮交際→真剣交際→成婚のいちばん入口で使う写真だと考えてください。なお、マッチングアプリ用の写真は自撮りや友人撮影が前提で、選ばれ方も基準も異なります。この記事は相談所のプロフィール写真に絞って書いています。
後半では、女性・男性それぞれの年代別基準、黒やカジュアルは本当にNGなのか、2枚目のカジュアル写真と費用の目安、ぽっちゃり体型・冬の服装のQ&Aまで順に答えていきます。本文中の「相談でよく聞く」傾向は、婚活の服装相談を受けてきた中での感触で、統計値ではありません。個人が特定されないよう、複数のご相談をもとに内容を一般化しています。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
婚活写真の服装は何を基準に選べばいい?答えは色・素材・シルエットの3点
「無難に白を着ておけば大丈夫ですよね?」。撮影前にいちばん多く聞く質問です。半分は正しく、半分は違います。下の図は、この章で説明する3基準と「明るさの段差」の考え方を1枚にまとめたものです。

色:「明るい色が正解」は半分だけ本当。差をつける相手は背景です
明るい色が好印象という通説は、多くの記事で見かけます。ただ「白ブラウスで撮ったのに、一覧で埋もれている気がする」というご相談は珍しくありません。原因は白背景×白トップスの組み合わせで、顔だけが浮いて輪郭がぼやけるからです。IBJのシステムでは、写真は一覧では小さなサムネイルで表示されます(表示サイズは相談所の画面や端末で異なります)。その大きさで目に留まるかどうかは、顔・服・背景の3つの明るさに段差があるかで決まります。
目安はこうです。白背景なら服はペールブルーやラベンダーなどの淡色か中間色。グレー背景なら白トップスが生きます。写真の影響は小さくありません。IBJの成婚白書でも、プロフィール写真を見直した会員の閲覧数の変化が紹介されています(特定プランの会員を対象にした前後比較で、参考情報です)。写真が申し込みの入口を左右することは押さえておいてください。
素材:光を吸いすぎず、反射しすぎない生地を選ぶ
黒や濃紺の厚手ニットは光を吸って顔色まで沈めます。逆にサテンやラメは照明を跳ね返し、白飛びの原因に。とろみのある化繊、綿ポリ混、薄手ウールが撮影向きです。リネンは一見上品ですが座った瞬間にシワが出るため、撮影日は避けた方が安全でしょう。
シルエット:首元と肩のラインが出ているか
半身メインの写真で写るのは、ほぼ首から上と肩です。UネックかVネックでデコルテを見せ、ジャケットは肩幅が合うものを。オーバーサイズはトレンドでも、半身に切り取ると借り物に見えます。タートルネックは首が消えて顔が大きく見えるため、メイン写真では外してください。
結婚相談所・お見合い写真の服装は女性はどうしたらいい?【20代・30代・40代】
試着室に3着並べて、どれも「何か違う」と止まってしまう。撮影前の女性の相談で、いちばん時間がかかるのがここです。若く見せたいわけではない、でも老けても見えたくない。その両立を、年代別の基準に落とすとこうなります。
| 年代 | 色 | 素材 | シルエット |
|---|---|---|---|
| 20代 | ペールピンク・ミントなどのパステル | 綿混、とろみ素材 | 膝丈ワンピース、Uネック |
| 30代 | くすみのない淡色+ネイビーやグレーのボトム | とろみ素材、薄手ニット | Vネック+膝下スカート、ウエスト位置を出す |
| 40代 | サックスブルー・ベージュ・ラベンダーの中間色。白は顔周りに1点 | ハリのある素材 | ジャケットかカーディガン+膝下、首元は開ける |
表の理由を年代ごとに1行ずつ添えます。20代は肌の明るさが写真で強く出るため、パステルで服の明度を肌に近づけないと顔だけが強く浮きます。柔らかい綿混やとろみ素材で光を拡散させ、Uネックで顔から鎖骨までを一続きに見せると、幼さではなく若さとして写ります。30代は淡色一辺倒だと写真全体がぼやけて年齢が上に見えやすいため、ボトムをネイビーやグレーで締めてコントラストを作り、ウエスト位置を出して輪郭を作ります。40代は柔らかい素材だと写真ではたるみに見えやすいので、ハリのある素材で肩から胸元のラインを立たせ、首元を開けて顔周りの影を減らします。
40代で悩みやすいのは「若作りに見えないか」と「暗くならないか」の両立です。答えは、色の明るさを中間に置き、白い襟やパールで顔周りに1点だけ光を足すこと。全身パステルは20代の基準なので、40代が着ると写真では服だけが浮いて見えがちです。この年代別の傾向は相談を受けてきた中での感触で、統計値ではありません(個人差があります)。
スカートかパンツかは、半身メインならそもそも写りません。写るのは首元と肩。迷う時間は色選びに回した方が結果につながります。
婚活写真の男性の服装は?ネイビー一択で本当にいい?
ネイビージャケット+白シャツの組み合わせは、王道として間違いありません。上位記事が「ネイビーが絶対王者」と書くのもうなずけます。
ただし、40代の男性がネイビースーツ+白シャツ+ネイビータイで撮ると「会社の証明写真」に見えてしまう、というケースは相談の中でよくあります。清潔ではあるけれど、人柄が伝わらない。これも統計値ではなく傾向ですが、修正は簡単です。ネクタイをボルドーかダスティブルーにして1色足す。ノータイで撮るなら、シャツをサックスブルーに変えて白シャツとの差をつける。それだけで一覧の中で「顔」が出ます。
- 20代:ジャケット+襟付きシャツ+テーパードパンツで可。スーツは硬く見えやすい
- 30代:スーツかジャケットスタイル。ネクタイは細めより標準幅
- 40代:濃紺かチャコールのスーツ+ネクタイ。ジャケットの肩と袖丈だけは必ず合わせる
素材はウール混で、光沢の強い生地は避けてください。眼鏡はフレームが顔幅を超えないものが写真向きです。大きすぎると眼鏡が主役になり、小さすぎると輪郭だけ写って印象に残りません。
婚活写真の服装で黒やカジュアルはNG?NGの理由と例外
「黒は絶対にダメですか?」。答えは、顔の近くに黒を置くのがNGで、黒そのものはNGではないです。
❌ 黒ニット+黒スカート、白背景 → 顔だけ浮き、全身は喪服の印象
⭕ ラベンダーのブラウス+ネイビーのスカート → 顔周りが明るく、下半身で締まる
ボトム、靴、男性のベルトの黒は問題ありません。カジュアルについては、メイン写真ではTシャツ・デニム・スウェット・パーカーは外してください。理由は単純で、相談所は結婚を前提に会うか会わないかを判断する場なので、面接に近い基準で見られるからです。第一印象がどれだけ速く決まるかについては、オーネットの2025年3月調査(25〜34歳の独身男女731人)で「会った瞬間+数秒」が46.6%、「数分まで」で75.9%という参考値があります。単一企業の調査で、30〜40代とは年齢層も違うため断定はできませんが、写真は「数秒」の側に置かれると考えた方が無難です。
ほかに避けたいのは、大きな柄(ボーダー・大花柄)、露出の多いデザイン、ブランドロゴ、高級感を前面に出した服。当日の服装まで含めた場面別の安全策は婚活服装|93.5%が第一印象でナシ判定。3場面×男女の安全策とNGで整理しています。
2枚目のカジュアル写真と撮影費用はどう準備する?
メイン写真が決まると、次に手が止まるのがカジュアル写真です。普段着でいいのか、それとも別の正解があるのか。ここでは服装の基準と、撮影から衣装までの総費用を順に整理します。
カジュアル写真の服装はメインから「1段階だけ」崩す
IBJはメイン写真とは別にカジュアル写真の登録を推奨しています。ここで言うカジュアルは「私服」ではなく、メインからジャケットを外す程度です。男性なら薄手ニット+襟付きシャツ+チノ。女性ならワンピースをブラウス+スカートやニット+パンツに。「私服がなくて困っている」という男性のご相談は本当に多いのですが、ユニクロで薄手ニットとチノを揃えれば足ります。屋外か窓際の自然光で、目線は少し外して撮るのが自然体に見えます。下の図は、メイン写真とカジュアル写真の服装を男女別に並べ、「1段階だけ崩す」がどの程度かを示したものです。
総費用の目安は女性1.5〜3.5万円、男性2〜5万円
スタジオ撮影の相場は、ミツモアの調査で12,000〜17,000円、スタジオインディの案内で10,000〜20,000円。この価格帯にヘアメイク・修正・複数カット・データ納品込みのプランが多く、衣装レンタルは3,300円〜の設定例があります。出張撮影ならラブグラフのライトプランが税込10,780円(撮影地限定)です。服を新調するならユニクロ・GUで1〜3万円が目安。合計すると、女性は撮影+ワンピース購入かレンタルで約1.5〜3.5万円、男性は撮影+ジャケット・シャツ・パンツで約2〜5万円になります。いずれも2026年9月時点の公開情報を単純に足し合わせた目安で、店舗・時期で変わり、料金改定も珍しくありません。申し込み前に各公式サイトで現行料金を確認してください。下の図は、この内訳を男女別の積み上げで示したものです。
撮影当日の持ち物と所要時間のチェックリスト
- 着替え2セット(メイン用・カジュアル用)をハンガーごとガーメントバッグに。畳むとシワが出ます
- 前日にアイロン。当日の移動は別の服で、現地で着替える
- 所要時間はヘアメイク込みで60〜90分が一般的。前後に予定を詰めない
- 靴は磨いておく。眼鏡拭き、リップ、予備のストッキング
- 撮り直しの目安:髪型を大きく変えた、体重が5kg前後動いた、撮影から1年経った
婚活写真の服装でよくある質問
Q. ぽっちゃり体型の婚活写真の服装は?
A. 縦のラインを作ることが最優先です。Vネック、ロングカーディガン、テーパードパンツ。色は中間色(ネイビー、グレージュ、サックス)で、サイズは必ずジャストに。大きめで隠すと、写真ではむしろ大きく見えます。
Q. 40代の婚活写真で服装は何が正解?
A. 色の明るさを中間に置き、顔周りに1点だけ白か光を足す。女性はジャケットかカーディガン、男性は濃紺かチャコールのスーツ+ネクタイが基準です。40代の活動全体の見通しは結婚相談所は40代で成果が出る?成婚データと総額55万円の現実にまとめています。
Q. 冬に撮る場合の服装は?
A. 写真は1年使うので、季節感が出る厚手ニットやタートルは避け、薄手ニット+ジャケットで撮ります。逆に夏はノースリーブを避け、七分袖かジャケットを持参してください。
Q. スカートとパンツはどちらがいい?
A. 半身メインなら写りません。全身カットを撮るなら膝下スカートが多数派ですが、きれいめのパンツでも問題ありません。
Q. 服装の相談は誰にすればいい?
A. 撮影スタジオのスタイリストか、相談所のカウンセラーです。候補を2セット持参して見せると、背景との相性まで含めて判断してもらえます。まだ相談所に入っておらず、見せる相手がいない段階なら、彩星の無料相談で服装候補と活動の進め方をまとめて聞いていただけます。
次の一歩:撮影前に確認する3項目
- 背景の色を先にスタジオに確認し、服の明るさを背景とずらす
- メイン用とカジュアル用の2セットを用意し、素材は光を吸わず反射しないものにする
- 首元・肩・袖丈の3か所だけは試着で必ず合わせる
この記事の年代別基準や「相談でよく聞く」傾向は、婚活の服装相談を受けてきた中での感触であり統計値ではありません。個人が特定されないよう、複数のご相談をもとに内容を一般化しています。引用した数値も調査主体・時期・対象年齢が異なる目安で、写真を変えれば申し込みが増えると約束するものではなく、成果には個人差があります。書き手の経歴はサイトの著者情報をご確認ください。
出典:IBJ「成婚白書」(プロフィール写真見直し後の閲覧数の変化。IBJメンバーズ特定プラン利用者の前後比較、参考情報)/オーネット「独身男女の第一印象調査」2025年3月(25〜34歳独身男女731人、公表元オーネット)/ミツモア「婚活写真の料金相場」/スタジオインディ「婚活お見合い写真の相場」/ラブグラフ公式料金ページ(いずれも2026年9月時点の確認)
