
この記事でわかること
- お見合いとは第三者の紹介で結婚前提に1時間会う場。申し込み→成立→当日→返事の4段階で進みます
- 申し込みが成立するのは約6〜7%、成立後に交際へ進むのは30〜45%。9割断られるのが普通だと分かります
- 当日60分の進行表と、そのまま使える良い言い方・避けたい言い方を対比で確認できます
- お見合い料1回0〜15,000円、1年総額30〜80万円。費用を抑える第1案・第2案も示します
お見合いとは、第三者の紹介で、結婚を前提に初めて1時間ほど会う場のことです。申し込み→成立→当日→返事の4段階で進み、申し込みが成立する確率は約6〜7%。成立した後に交際へ進むのは3〜4割です。
この記事で扱うのは、結婚相談所でのお見合いを軸にした「現代のお見合い」です。これから婚活を検討している方と、すでに縁談やお見合いの話が来ていて明日の所作を知りたい方、その両方に向けて書いています。前半で言葉の意味と全体の流れ、後半で当日60分の進行表・返事の期限・費用の総額・断られたときの次の一歩まで順に見ていきます。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
お見合いとは?「第三者の紹介で結婚前提に会う場」が定義
お見合い(見合い)とは、本人同士が自然に知り合うのではなく、間に立つ人の紹介で会うことを指します。ここでの間に立つ人は、昔なら仲人や世話人、いまは結婚相談所のカウンセラーが担うことが多い。恋愛から始まって結婚を考えるのではなく、最初から結婚という目的を共有したうえで会う。順番が逆になっているのが最大の特徴です。
混同されやすい言葉があるので、先に番号をつけて整理します。
- ①結婚相談所のお見合い…カウンセラーがプロフィールを渡し、申し込みと日程調整を代行する。本記事が主に扱うのはこれです。
- ②知人・親戚が持ってくる縁談…昔ながらの形。釣書(つりがき/身上書)や写真を交わし、紹介者へのお礼が必要になることがあります。
- ③自治体のマッチング…婚活支援センターは37道府県にあり、都道府県の婚活支援では6割超(66%)がAIマッチングを導入しています(日本経済新聞2025年報道)。費用を抑えたい方の選択肢です。
- お見合いパーティー…1対1ではなく複数参加型のイベント。上の①〜③とは別物なので、この記事では扱いません。
そして「お見合い結婚」とは、この出会い方から結婚に至ったケースを指す言葉です。お見合い=結婚の約束ではありません。会ったあとに双方が希望すれば仮交際(複数の方と並行して会える期間)に進み、1人に絞ると真剣交際、そして成婚。この4段階が結婚相談所の基本フローです。

恋愛結婚との違いは「条件のすり合わせが先か後か」
| 比べる点 | お見合い | 恋愛からの結婚 |
|---|---|---|
| 出会い方 | 第三者の紹介 | 職場・友人・趣味など |
| 結婚の話 | 会う前から前提 | 交際が深まってから |
| 相手の情報 | 年収・学歴・結婚歴などを事前に確認 | 付き合ってから少しずつ |
| 断るとき | カウンセラー経由で伝えられる | 本人同士で伝える |
| 判断までの時間 | 短い(数ヶ月単位) | 長い(平均交際期間4.3年) |
平均交際期間4.3年は第16回出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所)の数値です。対してIBJ(日本結婚相談所連盟)の2025年成婚白書では、成婚された方は交際開始から約4ヶ月(124〜125日)で決断しています。集計対象が違うので厳密な比較はできませんが、判断の速さが桁違いだということは押さえておいてよいと思います。
見合い結婚は9.0%|1930年代は69%、いまはネット経由13.6%
「お見合いなんて、もう古いのでは」と聞かれることがあります。数字だけ見れば、確かに主流ではありません。
第16回出生動向基本調査(2018年後半〜2021年前半に結婚した夫婦)では、出会いのきっかけは「友人・兄弟姉妹を通じて」25.9%、「職場や仕事で」21.4%、そして見合い結婚は9.0%。一方でネット系サービス経由が13.6%まで伸び、見合いを上回りました。1930〜39年に結婚した世代では見合い結婚が69.0%だったので、90年ほどで7分の1近くまで縮んだことになります。
ただし、婚活サービス全体で見ると景色が変わります。リクルート ブライダル総研の婚活実態調査2024では、婚活サービス経由で結婚した人は15.3%、婚活サービス利用者のうち結婚に至った人は47.4%。婚姻数そのものも2025年は48万9,119組で前年より4,027組増えています(厚生労働省 人口動態統計月報年計)。
これらは公表統計ですが、集計対象年や調査方法が異なります。幅で押さえれば十分で、1%の違いに意味を求める必要はありません。
お見合いの流れは4段階|成立率6〜7%という入口の現実
①申し込み〜成立:100件送って6〜7件
プロフィールを見て「会いたい」と申し込み、相手が受けてくれればお見合い成立です。IBJの公表データでは、申し込みからお見合いが成立する確率は約6〜7%。快諾率は女性7.8%・男性5.8%で、年齢が上がるほど下がります(女性は20代後半11.4%から40代後半6%台、男性は8.6%から4.4%へ)。
月に20件申し込んでも成立は1〜2件。この数字を知らずに始めると、2ヶ月で「自分は誰からも必要とされていない」と結論を出してしまいます。実際、申し込みを続けているのに成立が出ず、活動そのものを止めようとされる方は少なくありません。多くの場合、原因は人柄ではなく写真とプロフィールの1行目にあります(※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています)。
②当日:1時間、ホテルラウンジが基本
場所はホテルのラウンジや落ち着いたカフェ。所要時間は1時間程度が一般的で、長く話せば良いわけではありません。持ち物はプロフィール(相手の分も)、現金、ハンカチ。相談所のお見合いでは手土産は不要な場合が多いので、事前にカウンセラーへ確認してください。
③返事:交際希望なら当日〜翌日中
お見合い後の返事は、交際を希望するなら当日から翌日中、お断りなら翌日午前〜翌日中が目安です。相談所によっては「翌日13時まで」のようにルール化されています。申し込みへの返事にはIBJで10日程度の期限が設けられていることもあり、規定は所属団体や相談所によって変わります。詳しい待ち方はお見合いの返事期間はIBJ10日・お見合い後は翌日13時|待ち方の目安で整理しています。
④仮交際へ:進むのは3〜4割
双方が希望すれば仮交際です。お見合いから交際に進む割合は約30〜45%とされ、IBJの成婚白書では成婚された方の実績で男性45.5%・女性40.0%。ただしこれは成婚に至った方の数字なので、活動中の全員に当てはまる平均ではありません。
「お見合いの成功率は40%」は半分だけ本当です
ここが、いちばん誤解されている点です。
「お見合いの成功率は4割」という説明をよく見かけます。間違いではありません。ただしそれはお見合いが成立した後の話。入口の申し込み段階では6〜7%しか成立しないので、「申し込みを送った回数」から数えれば、実際に交際まで届くのは数%になります。
この順番を逆にして説明すると、読んだ方は必ず期待値を誤ります。だから当サイトでは、都合の悪い6〜7%を先に出します。9割以上は成立しない。それが普通で、失敗ではありません。成婚された方は平均11人とお見合いしており(男性13回・女性10回が目安、活動期間の中央値は8〜10ヶ月)、そこに至るまでの申し込み件数は数百件規模になることも珍しくないのです。11人という数字の意味はお見合いで結婚は上手くいく?11人と会い4ヶ月で決まる理由で詳しく書きました。
もう一つ。「お見合い結婚の離婚率は10%、恋愛結婚は40%」という数字が各所で流通していますが、一次統計をたどれませんでした。母数も定義も不明なので、当サイトではこの数値を根拠に使いません。
お見合い当日の進行表|60分をどう使うか
何を話すか考えるより、時間の配り方を決めておくほうが緊張は減ります。以下は現場でお伝えしている目安です(あくまで型で、相手によって前後します)。
| 経過 | すること |
|---|---|
| 0〜5分 | 待ち合わせ・挨拶。名前を名乗り、席へ案内してもらう |
| 5〜10分 | 飲み物を注文。プロフィールを手元に置き、天気や場所の話で緊張をほどく |
| 10〜25分 | 仕事と休日の過ごし方。「どんな1週間ですか」で生活が見える |
| 25〜45分 | 価値観。結婚後の暮らし方、住みたい場所、家族との距離感 |
| 45〜55分 | 次に会う意思を言葉にする。相手にも考える時間を残す |
| 55〜60分 | 会計・お見送り。店の外で別れる |
そのまま使える言い方を挙げます。
- ❌「ご年収はおいくらですか」…事前に開示されている情報を初回で確認すると、条件だけ見ていると受け取られます
- ⭕「いまの働き方は、この先も続けられそうですか」…暮らしの話として聞けば同じことが確認できます
- ❌「今日はありがとうございました」だけで別れる…意思が伝わらず、返事の判断を相手に丸投げすることになります
- ⭕「今日はお話しできて楽しかったです。よければ、またお会いしたいです」…短くていいので、その場で言う
お茶代は「男性が全額」が暗黙の了解になりつつある一方、昔ながらの見合いでは当事者それぞれが負担するのが基本でした。正解が一つではないので、財布は出す準備をしておき、相手が譲らなければ従う。それで十分です。服装で迷う場合はお見合いの服装は「無難=勝ち」|男女・季節・会場別の正解2026を参考にしてください。
断るときは、カウンセラー経由でこう伝えます。「お時間をいただきありがとうございました。今回はご縁を見送らせてください」。相手の欠点を理由として挙げないこと。相談所は狭い世界で、言葉はめぐります。
お見合いの費用はいくら?1回8,000円前後と1年総額30〜80万円
単価だけ見ても判断できないので、積み上げで考えます。
| 項目 | 相場 |
|---|---|
| 初期費用(登録料・入会金) | 5〜30万円 |
| 月会費 | 1〜3万円 |
| お見合い料 | 1回0〜15,000円(有料の場合5,000〜15,000円、平均8,000円前後) |
| 成婚料 | 20〜30万円(仲人型の場合) |
| 1年活動の総額 | 30〜80万円(仲人型40〜70万円/データマッチング型20〜30万円) |
| 知人紹介のお礼(②の縁談) | 2〜5万円+実費 |
成婚までに平均11人と会うとして、お見合い料が1回8,000円なら約8.8万円。総額50万円で活動した場合、お見合い1回あたりは約4.5万円という計算になります。金額を左右するのは、料金体系(仲人型かデータマッチング型か)、成婚料の有無、活動月数の3つです。相場は各社の公表情報や比較サイトの集計値で、時期によって変わります。契約前に必ず書面で確認してください。総額の内訳は結婚相談所の値段は総額30〜60万円|内訳と1回あたり3.6万円の実像にまとめています。
費用を抑えたい場合の代替案も挙げておきます。第1案は自治体の婚活支援センターを併用すること。登録料が無料〜数千円の地域もあります。第2案はオンラインお見合い(Zoomなど)を活用し、移動費とお茶代を減らすこと。ただし画面越しでは相手の雰囲気が読み取りにくく、対面と同じ精度で見極められるとは限りません。1回目をオンライン、2回目を対面にする使い分けが現実的だと考えています(これは私の現場での実感で、統計値ではありません)。
断られたあと、次にどう動くか
成立しない、あるいは会っても交際に進まない。9割はこちら側です。
「何がいけなかったのでしょうか」というご相談は毎月のように届きます。理由は相手から詳しく伝えられないことが多いので、自分で確かめられる順に手を入れます。
- 1〜2週目:写真を差し替える。申し込みが成立しない段階でつまずいているなら、原因の大半はここです
- 3〜4週目:プロフィールの1行目と「休日の過ごし方」を書き直す。条件の羅列より、暮らしが想像できる文章に
- 2ヶ月目:申し込む相手の層を見直す。年齢の希望を1〜2歳広げるだけで成立率が変わることがあります
- 3ヶ月目:当日の会話を録音代わりにメモし、カウンセラーと振り返る
順番を飛ばして相手選びから直そうとすると、成果が出るまでに時間がかかります。写真とプロフィールは今日から着手できる項目です。
なお、活動期間の中央値は8〜10ヶ月。3ヶ月で結果が出ないのは遅れではありません。自分がどのつまずき方をしているか整理したい方は、サイト内の婚活タイプ診断(10問・約3分)を使ってみてください。状況の整理から始めたい場合は無料相談もあります。無理な勧誘はしません。
よくある質問
Q. お見合いとはどういう意味ですか?
第三者の紹介で、結婚を前提に初めて会うことです。結婚相談所ではカウンセラーが紹介役を務め、1時間ほどお茶を飲みながら話します。会った時点では交際も約束もしていません。
Q. お見合い結婚とは何ですか?
お見合いをきっかけに結婚に至ったケースを指します。第16回出生動向基本調査では見合い結婚は9.0%。1930年代の69.0%から大きく減りましたが、婚活サービス経由の結婚は15.3%あります(リクルート ブライダル総研 婚活実態調査2024)。
Q. お見合いで最初に聞くことは何ですか?
「今日はどちらから来られたのですか」のような、答えやすい事実の質問から始めてください。年収や結婚歴はプロフィールに書かれているので、初回で改めて聞く必要はありません。
Q. お見合いで話すべきことは?
仕事、休日の過ごし方、結婚後の暮らし方の3つで60分は足ります。趣味の話だけで終えると、価値観が分からず判断材料が残りません。
Q. 男性がお見合いを断る理由とは?
理由は本人から明かされないことが多く、当サイトで断定できる統計もありません。現場で多いのは「会話が続かなかった」「結婚の時期の希望が合わなかった」という申し送りです(統計値ではなく傾向です)。
Q. お見合いパーティーとは何ですか?
複数の参加者が集まるイベント形式で、1対1のお見合いとは別物です。この記事で扱っているのは、紹介を受けて1対1で会う形式のお見合いです。
今日できることを1つだけ決める
- お見合いとは、第三者の紹介で結婚前提に1時間会う場。会った時点では約束は何もない
- 申し込みが成立する確率は約6〜7%。9割以上は成立しないのが普通
- 成立後に交際へ進むのは約30〜45%。成婚された方は平均11人と会い、交際から約4ヶ月で決断
- 当日は60分。仕事→休日→価値観の順に話し、最後に「またお会いしたい」を言葉にする
- 返事は交際希望なら当日〜翌日中、断りは翌日午前〜翌日中が目安(相談所の規定を確認)
- 費用はお見合い料1回0〜15,000円、1年総額30〜80万円。抑えるなら自治体の支援やオンラインの併用
- 活動期間の中央値は8〜10ヶ月。3ヶ月で結果が出ないのは遅れではない
読み終えたあとに、写真を撮り直す予約を入れるのか、プロフィールの1行目を書き換えるのか。どちらか1つだけ決めてください。全部やろうとすると止まります。
※本記事の数値は公表統計・業界団体の公表データおよび各社公表の相場情報をもとにした目安です。集計対象や年次が異なるため単純比較はできず、成果や費用には個人差があります。制度・料金は変更される可能性があるため、契約前に各相談所の書面で確認してください。
出典
- 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」…2021年実施。2018年後半〜2021年前半に結婚した夫婦の出会いのきっかけ、平均初婚年齢、平均交際期間
- 厚生労働省「令和7年 人口動態統計月報年計(概数)」…2025年の婚姻件数48万9,119組
- リクルート ブライダル総研「婚活実態調査2024」…婚活サービス経由の結婚15.3%、利用者の結婚到達47.4%。インターネット調査による推計値
- IBJ(日本結婚相談所連盟)公表データおよび2025年成婚白書…お見合い成立率・快諾率、成婚者の平均お見合い人数11人、交際期間124〜125日、活動期間の中央値。同連盟加盟相談所の会員が対象で、業界全体の平均ではありません
- 日本経済新聞(2025年報道)…都道府県の婚活支援におけるAIマッチング導入66%、婚活支援センター37道府県
- ガベージニュース(厚生労働白書バックデータの再集計)…1930〜39年の見合い結婚69.0%
- 結婚相談所各社および料金比較サイトの公表情報…お見合い料・初期費用・月会費・成婚料の相場。運営各社の公表値の集計であり、変動します
- 贈答マナー解説サイトの公表情報…紹介者へのお礼2〜5万円+実費(慣習の目安)
