
この記事でわかること
- 成婚率は40%台とも10%前後とも集計される。分母が退会者か全会員かで数倍変わる構造と、各数字の出所(一次か二次引用か)を分けて示します
- 成婚者の総支出は中央値約44万円(参考値)。月あたり・お見合い1回あたりに換算し、成婚しなかった場合に何が残るかまで書きます
- お見合い成立率は40代男性4.9%・20代後半8.6%という集計。0件の月にやること3つと、担当変更の申し出方がわかります
- クーリングオフは法定書面の受領から8日以内。中途解約の違約金上限(開始前3万円/開始後2万円か残額20%の低い額)まで押さえられます
結婚相談所のぶっちゃけた話は、「結婚できるか」ではなく「その数字の分母は何か」から始まります。同じ業界の成婚率が、ある集計では40%台、別の集計では10%前後として紹介されています。どちらも結婚相談所の数字です。桁が違うのは、数えている人の範囲が違うからです。
この記事で扱うのは、IBJ(日本結婚相談所連盟)に加盟する結婚相談所での婚活です。お見合い→仮交際→真剣交際→成婚という段階を前提に、①成婚率の数字が割れる理由、②噂より実際に起きること、③総額いくらかかるか、④どれくらい断られるのか、⑤どれくらいの期間と行動量が必要か、⑥合わなかったときのやめ方(クーリングオフと中途解約)、⑦見直しの目安、の7点を順に書きます。婚活アプリや婚活パーティーの話は比較の文脈で少し触れるだけです。読者としては、入会するかどうかを決めかねている30〜40代の方を想定しています。
先に申し上げておくと、この記事を書いているのは結婚相談所の側の人間です。立場上、入会を勧めたくなる動機があります。だからこそ、都合の悪い数字を先に出します。
もう一つ、範囲の限界も先に書きます。以下に出てくる数字の多くは、IBJ加盟相談所の会員データに由来するものです。連盟に加盟していない相談所や、カウンセラーが介在しないデータマッチング型のサービスには、この数字はそのまま当てはまりません。会員の集まり方も、お見合いの組み方も、料金の立て方も違うからです。「結婚相談所一般の話」として読まないでください。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
「成婚率が高いから結婚相談所は確実」という説への反論
よく「結婚相談所の成婚率は25〜50%、アプリは5%前後」という比較を見かけます。現場の実感は、この数字とは少しずれます。問題は高い・低いではなく、比べられる形になっていないことです。
業界団体IBJの成婚白書を扱う加盟相談所の解説記事では、男性の平均成婚率40.1%、女性28.1%、年齢別では男性30〜34歳が49.0%、女性29歳以下が36.4%と紹介されています(白書の二次引用。原典の集計条件は未確認)。一方、男性8.4%・女性10.1%という数字もあります。これは比較サイトが「経済産業省の調査をもとにした集計」として紹介している値で、調査名・公表年・該当ページを特定できていません(原典未確認)。IBJ単体の成婚率を26%とする加盟相談所の記事もあります(同じく二次引用)。
40%台と8%台では、約5倍の開きがあります。小数第1位まで示されていると一次データのように見えますが、ここに挙げたものはいずれも事業者または比較媒体の集計です。なぜこうなるのか。
分母を3通りに置き換えると数字はこう動く
成婚率には業界で統一された算出基準がありません。これは複数の相談所・比較サイトが共通して指摘している点です。分母の置き方で、同じ実態が別の数字になります。
| 分母の置き方 | 意味 | 出てくる数字の傾向 |
|---|---|---|
| その年の退会者 | やめた人のうち成婚してやめた人の割合 | 高くなる(活動を続けた人が母集団の中心) |
| 在籍する全会員 | その時点の会員のうち1年で成婚した割合 | 低くなる(休眠状態の会員も含む) |
| 調査に答えた利用者全体 | サービス利用者のうち結婚に至った割合 | 最も低くなる(短期離脱者も含む) |
自分で検算する手順は単純です。相談所の説明を受けるときに「その%の分子と分母は何ですか」と1問だけ聞く。分母が「退会者」なのか「全会員」なのか、これで数字の意味が決まります。答えが曖昧だったり、計算式を出せない場合は、その数字を判断材料から外して構いません。
母集団のはっきりした数字も見ておきます。リクルートブライダル総研の婚活実態調査では、2023年に結婚した人のうち婚活サービス経由は15.3%で、その内訳は婚活サイト45.2%、結婚相談所29.8%、オンライン飲み会・交流会16.7%。また、婚活サービス利用者のうち「そのサービスで結婚した人」は47.4%とされています。これは相談所限定の数字ではありません。
これを全国の婚姻件数に重ねると、規模感が見えます。厚生労働省の人口動態統計では、令和7年(2025年)の婚姻件数は48万9,119組、平均初婚年齢は夫31.0歳・妻29.7歳。48.9万組の15.3%が婚活サービス経由で、そのうち29.8%が結婚相談所だと仮定して掛け算すると、相談所経由は年間2万組台という計算になります。調査年の違う数字を掛けているので、あくまで概算です。それでも結論は変わりません。結婚全体から見れば数%の経路であり、相談所が多数派の手段ではない。どの数字も、相談所が優れている証明としては使えません。

「サクラがいる」「強制的に結婚させられる」は構造的に起きにくい
ネガティブな噂のうち、いくつかは構造を見ると成り立ちません。
サクラについては、IBJのような連盟型の仕組みでは加盟相談所が数万人規模の会員情報を共有できるため、架空会員を雇う動機がありません(複数の加盟相談所が同様の指摘をしています)。IBJの公式リリースでは、2026年7月時点の登録会員数は11万名超、加盟相談所は約4,800社とされています。この規模なら、紹介する相手は実在の会員で足ります。
結婚の決定権についても、最終的に判断するのは本人です。カウンセラーが「この人と進めてください」と決めることはありません。むしろ現場では、決めきれない状態が長く続くというご相談のほうが多いです(これは統計値ではなく、私が担当した範囲での傾向です)。
では、本当に注意すべき部分はどこか。
実際に起きやすいのは「放置」と「説明との差」
国民生活センターに寄せられる結婚相手紹介サービス関連の相談は毎年1,000件を超えており、2021年は1,560件と報告されています。引用元によって「年」と「年度」の集計区分が混在しているため、増えた・減ったという比較はここではしません。内容として多いのは「入会前の説明とサービス内容が違う」「契約書にない料金」。金銭面のトラブルは、中途解約時の返金と成婚料の扱いに集中します。
サクラのような派手な話ではなく、担当者1人が数十名から100名超を見る体制で連絡が間遠になる、という地味な話が実態に近いです。入会前に聞くべきことを3つに絞るなら、次のとおりです。
- 担当者1人あたりの担当会員数と、連絡の頻度(月何回の面談か、返信の目安日数か)
- 成婚料が発生する条件(真剣交際に入った時点か、婚約・入籍の時点か。相談所によって定義が違います)
- 中途解約したときの返金計算(何を基準に日割り・月割りするのか)
入会の面談では「サクラはいませんか」と聞かれることがあります。私はこの質問には「いません」としか答えられません。構造上、どの相談所もそう答える質問だからです。だから私は、代わりに別の質問をお願いしています。「成婚料は、どの状態になった時点で発生しますか。契約書の該当条項を見せてください」。これなら相談所ごとに答えが変わりますし、その場で条項を出せるかどうかで、運用の丁寧さも見えます。
担当者が合わないときは、担当変更を申し出てよい
入会前にはあまり語られない話をひとつ。カウンセラーの力量と相性には、ばらつきがあります。同じ相談所の中でも、経験年数も、得意な年代も、連絡の細かさも人によって違います。これは隠しても仕方のない部分です。
多くの相談所は担当変更の仕組みを持っています(運用は各社で違うので、入会前の確認が必要です)。申し出方には少しコツがあって、人格や相性の話にしないほうが通りやすい。「合わないので変えてください」ではなく、「この3ヶ月で申し込みが何件、成立が何件です。進め方を変えたいので、別の担当者の見方も聞きたい」と、事実と要望の形で伝える。言いにくければ、担当者本人ではなく運営の窓口に出しても構いません。
契約前に確認しておけるのは、担当変更ができるか、申し出先は担当者本人か別の窓口か、変更に費用が発生するか。この3点です。
退会した人は、何に不満だったのか
消費生活センターへの相談に上がるのは、契約や金銭のトラブルが中心です。実際に退会される方の理由は、もう少し手前にあります。紹介が来ない月が続いた。申し込みが通らない理由の説明がなかった。連絡の返信が遅い。仕事と両立できる頻度ではなかった。こうしたご相談は珍しくありません(※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。統計値ではありません)。
並べてみると、サービスの質そのものより「期待値のずれ」が共通しています。月に何件の紹介があるのか、申し込みが通らないときに何を変えてくれるのか、連絡の返信目安は何日か。入会前に数字で聞いておけば、このずれは小さくできます。聞いて渋られるなら、それも情報です。
40万円払って成婚しなかったらどうなるのか(費用の総額と中央値)
料金の内訳は、登録料(初期費用)・月会費・お見合い料・成婚料の4項目が基本です。目安として紹介されている相場は、初期費用3〜20万円、月会費1〜3万円、成婚料20〜30万円(仲人型)、入会から成婚までの総額30〜60万円。成婚者の総支出は中央値が約44万円(初期費用11万円+月会費累計11万円+成婚料22万円)と紹介されています(事業者・比較媒体による集計値。原典未確認の参考値です)。
見出しの問いに先に答えます。成婚に至らず退会した場合、一般的な料金体系では成婚料は発生しません。かかるのは初期費用と、在籍した月数分の月会費、お見合い料のある体系ならその回数分です。中央値44万円の内訳で言えば、成婚料22万円は結果に連動する部分で、残りは活動したこと自体への支出になります。ここを「成婚しなければ半分で済む」と読むか「半分は戻らない」と読むかは、人によって分かれるところです。なお成婚料の定義は相談所ごとに違うため、必ず契約書の条項で確認してください。
平均ではなく中央値で見るのが大事です。分布は右に長い裾を持ちます。短期間で成婚した人は30万円台で収まり、活動が長引いた人やお見合い料がかかる体系の相談所では60万円を超えることもある。山は40万円台にあり、裾が上に伸びている形です。平均値だけを見ると、この裾に引っ張られて実感とずれます。
「月あたり」と「1人に会う単価」に直すと比較できる
金額の総額だけでは、他の手段と比べられません。後述する活動期間(都市部の初婚で女性246日・男性306日)とお見合い回数(平均11回)を当てはめて、同じ単位に直してみます。
| 換算の軸 | 計算 | 結果の目安 |
|---|---|---|
| 月あたり | 44万円 ÷ 8〜10ヶ月 | 約4.4〜5.5万円/月 |
| お見合い1回あたり | 44万円 ÷ 11回 | 約4.0万円/1回 |
| 消える時間(同じ単位で) | お見合い11回×移動込み3時間+面談・書類選び | 約40〜60時間+日々の検討時間 |
お見合い1回4万円と聞くと高く感じるかもしれません。ただしこの4万円には、相手の身元確認(独身証明書・収入証明の提出が前提)と、断られたときの連絡の代行が含まれます。自分で探して自分で断られる手間を、お金で置き換えているという理解が実態に近いです。お見合いの料金とアプリの月額|1人に会う単価で比較でこの換算をもう少し細かく扱っています。費用の内訳をさらに分解したい場合はIBJの結婚相談所の料金は総額いくら?内訳4項目と期間別試算も参考になります。
なお料金体系は相談所ごとに差が大きく、ここに挙げたのはあくまで相場として公開されている範囲の数字です。実際の金額は各社の公式資料と契約書面で必ず確認してください。
20件申し込んで0件の月に、何をするか
ここが一番、入会前に知っておいたほうがいい現実です。
お見合いの申し込みは、通ることのほうが少ないです。加盟相談所の解説では、40代男性のお見合い成立率4.9%、20代後半は8.6%という数字が紹介されています(事業者の実務集計。原典未確認の参考値)。20件申し込んで1件成立、という時期があり得ます。これは実力の問題というより、年代ごとの需給の差です。
自分がどの需給に置かれるかを先に知る
男女比は全体で5:5〜4:6と女性がやや多めですが、年代で中身が変わります。20〜30代は女性のほうが多く、40代で均衡し、50代以上は男性比率が高くなる傾向が複数の相談所で指摘されています。男性会員の年収分布は500〜699万円が35.8%で最大、1,000万円以上は11.5%という集計もあります(相談所によるデータ検証記事の数値。公的統計ではありません)。
成立率が1桁%でも、それは失敗ではありません。成婚した40〜44歳男性の相手年齢の中央値は37歳、45〜49歳では41歳と報告されています(同じく事業者の実務集計。参考値です)。申し込みが通らない層に出し続けているうちは成立率が低く出て、通る層に合わせると数字が戻る。そういう構造です。
では、見出しの問い。0件の月にやることは3つに絞れます。申し込み先の年齢と条件の幅を広げる。写真とプロフィールの1行目を差し替える。そして担当者に「通らなかった申し込みの傾向」を言語化してもらう。現場では、申し込み先の年齢幅を数歳動かしただけで成立件数が変わるケースをよく見ます(傾向としての話で、統計値ではありません。結果には個人差があります)。
❌「成立しないのは自分に価値がないから」
⭕「成立しないのは、申し込み先の需給と合っていないから。まず相手条件の幅を見直す」
30代の成立率と逆算の組み立ては結婚相談所は30代が最も成婚しやすい|成立率7〜9%から逆算する半年計画に、止まる人と進む人の差は結婚相談所スタッフの本音|止まる人と進む人の差はお見合い2.7倍にまとめています。
期間と行動量のぶっちゃけ:11人・11回・4ヶ月を自分の予定表に当てる
2025年のIBJ成婚白書では、成婚者の行動量が具体的な数字で示されています(加盟相談所の会員データ集計で、公的統計ではありません)。
- 成婚者は平均11人と出会い、交際4ヶ月で決断
- お見合い回数は男女ほぼ同じで平均11回
- 交際日数は124〜125日、交際人数は女性4人・男性5人(都市部)
- 活動期間は都市部の初婚で女性246日(約8ヶ月)・男性306日(約10ヶ月)
- 成婚者は非成婚者の約2.7倍のお見合いをしている
この数字は、入会前の自己診断に変換できます。11回のお見合いを8〜10ヶ月でこなすなら、月1.1〜1.4回。ただし仮交際が同時に複数動く時期は、お見合いと交際デートが重なります。実務的には月2〜3回、土日の半日が空く状態を8ヶ月確保できるかが分かれ目です。
週単位の目安(起点=入会日)
- 1〜2週目:プロフィール作成と写真撮影。ここで手を抜くと以降の成立率に響きます
- 3〜8週目:申し込みを開始。この時期は成立0件が続くこともあります
- 9〜20週目:お見合いと仮交際が並行し始める。最も時間を取られる時期
- 21〜36週目:真剣交際へ進む判断。交際期間の目安は約4ヶ月
一番こたえるのは3〜8週目です。申し込みは出しているのに、成立の連絡が来ない。自分の市場価値を数字で否定された気分になる、という言い方をされる方は少なくありません。ここで気持ちが折れて休眠に入ると、動いていないのに月会費だけが出ていく状態になります。この時期に担当者と確認しておきたいのは、申し込み件数そのものが足りているのか、申し込み先の年代が実際の成立帯から外れていないのか、写真のどこを直せるのか。面談が「様子を見ましょう」で終わる月が続くなら、先に書いた担当変更の話につながります。
土日に仕事が入りやすい、転勤の可能性がある、介護や育児で動ける時間が読めない。こうした事情があるなら、入会のタイミング自体を後ろにずらす選択も現実的です。費用は月会費で毎月出ていきますから、動けない数ヶ月は純粋な支出になります。
ご予算や時間が合わない場合の第1案は、お見合い料のかからない料金体系を選んで回数を確保すること。第2案は、活動開始を動ける時期まで待ち、その間にプロフィール写真だけ準備しておくことです。追加の出費を増やさずにできる準備はあります。
やめ方のぶっちゃけ:クーリングオフ8日と中途解約の上限額
相談所側のメディアが書きにくい部分なので、ここは数字まで書きます。
結婚相手紹介サービスは、サービス期間が2ヶ月を超え、かつ契約金総額が5万円を超える場合、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に当たります。この場合に使える手続きは2つあります。
1つめ、クーリングオフ。法律で定められた事項が記載された契約書面を受け取った日から8日以内であれば、書面で通知して契約を解除できます。注意したいのは起算日です。書面の法定記載事項に不備がある場合、8日のカウントがそもそも始まらない(期間が延びる)と解されています。「8日を過ぎたから無理だ」と自分で結論を出さず、書面を持って相談してください。
2つめ、中途解約。8日を過ぎても、理由を問わず解約できます。事業者が請求できる金額には法律上の上限があり、結婚相手紹介サービスでは次のように定められています。
- 役務の提供開始前に解約した場合:3万円が上限
- 役務の提供開始後に解約した場合:2万円または契約残額の20%に相当する額のいずれか低い額が上限(これに、すでに提供を受けた役務の対価相当額が加わります)
ここで誤解しやすいのが「上限がある=大半が戻る」という読み方です。提供済みの役務に対する対価は戻りません。すでに受けた紹介やお見合いの分、在籍した月数分がそこに含まれます。実際に戻る額は、契約書の返金計算式と活動した期間で決まります。
条文の細かい解釈や、個別の契約でいくら戻るのかは、契約書面の記載と各社の運用によって変わります。金額で折り合わないときは、消費者ホットライン「188(いやや)」に電話すれば、最寄りの消費生活センターにつながります。弁護士への相談も選択肢です。この記事は制度の一般的な説明であり、個別の返金額を保証するものではありません。
入会を決める前に、この3点を契約書面で確認しておくと後悔が減ります。クーリングオフの起算日はいつか、中途解約時の返金計算式はどう書かれているか、成婚料の発生条件はどの段階か。
見直しの目安:何ヶ月・何回で立ち止まるか
続け方を書く記事は多いのですが、やめどきを書く記事はほとんどありません。ここは数字で置いておきます。あくまで目安であり、個人差があります。
| 時期 | チェックする数字 | 当てはまらないときの動き |
|---|---|---|
| 3ヶ月目 | お見合いが累計3回以上成立しているか | 申し込み先の年齢・条件幅を見直す。写真を撮り直す |
| 6ヶ月目 | 仮交際に1人以上進んでいるか | お見合い当日の進め方を担当者と検証する |
| 8〜10ヶ月目 | 真剣交際の経験があるか(平均活動期間の境目) | 続ける/休む/やめるを費用と時間の両方で計算し直す |
8〜10ヶ月の時点で動きがない場合、失うものは「追加の月会費×残り期間」と「土日の時間」です。一方で、成婚者の平均がお見合い11回を要しているという数字が示すとおり、まだ回数そのものが足りていないケースも含まれます。回数が足りていないのか、やり方が合っていないのか。この切り分けを担当者と一緒にやるのが、休むかやめるかを決める前の作業になります。切り分けの材料は、申し込み件数、成立件数、仮交際の継続日数。感覚ではなく、この3つを並べて見てください。
判断に迷う段階であれば、自分がどのタイプで何に時間をかけるべきかを整理するところから始めるのも手です。当サイトの婚活タイプ診断は10問・約3分で、2軸で傾向を出します。状況の整理だけしたい方は無料相談についてもご覧ください。相談だけで終了していただいて構いません。
よくある質問
Q. 結婚相談所の成婚率は結局どれくらいなんですか?
A. 一つの数字では答えられません。業界団体の成婚白書系の集計として男性40.1%・女性28.1%、IBJ単体で26%、比較サイトが経産省調査として紹介する値で男性8.4%・女性10.1%。いずれも二次引用で、原典は未確認です。分母を退会者に取るか全会員に取るかで数倍変わります。相談所に聞くときは「その%の分子と分母」をセットで確認してください。
Q. 結婚相談所はぶっちゃけ高いですか?
A. 総額で見ると高く見えます。単位を変えると比較できます。中央値44万円を活動期間8〜10ヶ月で割ると月4.4〜5.5万円、お見合い11回で割ると1回あたり約4万円。アプリの月額と並べれば月単価は明らかに高く、その差額で買っているのは独身・収入の証明書確認と、断りの連絡の代行、そして進め方の相談相手です。安く収めたいなら、値段の安い相談所を探すより活動期間を短くするほうが効きます。月会費は在籍しているだけで出ていくので、動ける時期に始めるのが結局いちばん安い。
Q. 総額はいくら見ておけばいいですか。平均と中央値のどちらを見るべきですか?
A. 中央値を見てください。成婚者の総支出の中央値は約44万円(初期費用11万円+月会費累計11万円+成婚料22万円)と紹介されています(事業者集計の参考値)。相場の幅は総額30〜60万円です。分布は高額側に裾が伸びるため、平均値は実感より高く出ます。実際の金額は各社の公式資料で要確認です。
Q. お見合いが全然成立しません。おかしいでしょうか?
A. 年代によっては1桁%が普通です。40代男性の成立率は4.9%、20代後半は8.6%という数字が紹介されています(事業者の実務集計)。20件出して1件という時期があり得ます。成婚した40〜44歳男性の相手年齢の中央値は37歳とも報告されているので、申し込み先の年齢幅が実際の成婚帯とずれていないか、まず確認してください。
Q. 担当者と合わないと感じたらどうすればいいですか?
A. 担当変更の仕組みがあるかを確認し、あれば申し出て構いません。伝え方は「合わない」ではなく、申し込み件数と成立件数という事実+「進め方を変えたい」という要望の形が通りやすいです。契約前に、変更の可否、申し出先(担当者本人か別窓口か)、費用の有無の3点を聞いておくと安心です。
Q. 成婚までどれくらいかかりますか?
A. 2025年IBJ成婚白書では、都市部の初婚で女性246日(約8ヶ月)・男性306日(約10ヶ月)。平均11人と出会い、お見合い11回、交際4ヶ月で決断という数字です。月2〜3回動ける状態を8ヶ月保てるかが、入会前の現実的なチェックになります。
Q. 入会後に合わないと感じたらやめられますか?
A. サービス期間2ヶ月超・契約金総額5万円超なら特定継続的役務提供に該当します。法定記載事項を満たした契約書面を受け取ってから8日以内はクーリングオフができ、書面に不備があれば起算日が進行しないと解されています。8日経過後も中途解約は可能で、事業者が請求できる額は提供開始前なら3万円、開始後なら2万円または契約残額の20%のいずれか低い額+提供済み役務の対価相当額が上限です。返金額は契約書面の記載によるため、契約前に計算式を確認し、折り合わない場合は消費者ホットライン188に相談してください。
Q. サクラはいますか?
A. 連盟型の仕組みでは加盟相談所が数万人規模の会員情報を共有できるため、架空会員を雇う動機がありません。IBJの公式リリースでは2026年7月時点で登録会員数11万名超、加盟相談所約4,800社とされています。注意すべきはサクラより、担当者の抱える会員数が多く連絡が間遠になることや、入会前の説明と実態の差です。
入会前に決めておく2つのこと
結婚相談所がぶっちゃけどうなのかは、相談所の質より先に自分の条件で決まる部分が大きいです。入会を検討する前に、2つだけ決めておいてください。
1つは、月2〜3回・8ヶ月分の時間を出せるか。もう1つは、総額40万円台の支出を、成婚しなかった場合も含めて許容できるか。この2つにイエスと言えるなら、数字は味方になります。言えないなら、時期をずらすほうが結果的に安く済みます。
どちらも即答できない、という方が実は多いです。その場合は、先に自分の傾向を整理しておくと判断が早くなります。婚活タイプ診断(10問・約3分)で2軸の傾向を出してから、時間と費用の話に戻ってくるのがおすすめです。
ランク表や点数表で自分を評価する前に、まずこの2つから。婚活ランク表は鵜呑みにしない|年収1000万は男性の9.7%もあわせて読むと、数字の扱い方の見当がつくはずです。
出典
- 厚生労働省「令和7年(2025年)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(2026年6月3日公表)— 2025年の婚姻件数48万9,119組、婚姻率4.1、平均初婚年齢夫31.0歳・妻29.7歳。公的統計。本文では「相談所経由は年間2万組台」という規模感の概算に使用しています(調査年の異なる数値を掛け合わせた概算です)
- リクルートブライダル総研「婚活実態調査」(公表元:株式会社リクルート)— 2023年に結婚した人のうち婚活サービス経由15.3%、内訳は婚活サイト45.2%/結婚相談所29.8%/オンライン飲み会・交流会16.7%、婚活サービス利用者のうち当該サービスで結婚した人47.4%。インターネット調査(大手民間調査)
- IBJ(日本結婚相談所連盟)公式リリース — 2026年7月時点で登録会員数11万名超、加盟相談所約4,800社。事業者の実務集計(正確な時点・数値は公式リリースでの確認を推奨)
- 「2025年 IBJ 成婚白書」(公表元:株式会社IBJ)— 成婚者は平均11人と出会い交際4ヶ月で決断、お見合い回数平均11回、交際日数124〜125日、交際人数は女性4人・男性5人(都市部)、活動期間は都市部初婚で女性246日・男性306日、成婚者は非成婚者の約2.7倍のお見合い。加盟相談所の会員データ集計で、公的統計ではありません
- IBJ成婚白書の数値を扱う加盟相談所の解説記事 — 男性の平均成婚率40.1%・女性28.1%、男性30〜34歳49.0%、女性29歳以下36.4%。白書の二次引用で原典未確認。本文でもその旨を併記しています
- 比較サイト・加盟相談所の成婚率比較記事 — 「経済産業省の調査をもとにした集計」として紹介されている男性8.4%・女性10.1%、およびIBJ単体26%。調査名・公表年・該当ページを特定できていない二次引用(原典未確認)。算出基準は業界で統一されていません
- 結婚相談所の料金相場に関する各社解説(オリコン「結婚相談所の料金相場と内訳」ほか)— 初期費用3〜20万円、月会費1〜3万円、成婚料20〜30万円(仲人型)、総額30〜60万円、成婚者の総支出中央値約44万円(初期費用11万円+月会費累計11万円+成婚料22万円)。事業者・比較媒体による集計で、公的統計ではありません
- 独立行政法人国民生活センターに寄せられた結婚相手紹介サービス関連の相談件数(各種解説記事での引用)— 毎年1,000件超、2021年は1,560件。引用元によって「年」と「年度」の集計区分が異なるため、年次間の増減比較には使用していません
- 特定商取引法「特定継続的役務提供」および中途解約時の損害賠償等の額の上限に関する規定(消費者庁・弁護士事務所の解説)— サービス期間2ヶ月超かつ契約金総額5万円超が該当条件、法定記載事項を満たす契約書面の受領から8日以内はクーリングオフ、経過後も中途解約可能で、結婚相手紹介サービスの上限は役務提供開始前3万円/開始後は2万円または契約残額の20%のいずれか低い額+提供済み役務の対価相当額。制度の一般的な説明であり、個別の返金額を保証するものではありません
- 消費者ホットライン「188」(独立行政法人国民生活センター)— 最寄りの消費生活センター等の相談窓口案内
- 結婚相談所の男女比・年収分布・お見合い成立率に関する各社解説記事 — 男女比5:5〜4:6、20〜30代は女性が多く50代以上は男性比率が高い、男性会員の年収は500〜699万円が35.8%・1,000万円以上11.5%、40代男性のお見合い成立率4.9%・20代後半8.6%、成婚した40〜44歳男性の相手年齢中央値37歳・45〜49歳41歳。いずれも事業者の実務集計・参考値です
本文中の経験に基づく記述は、私が担当した範囲での傾向であり、統計値ではありません。個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。婚活の結果には個人差があり、特定の成果を保証するものではありません。
