
この記事でわかること
- 30代で落ちやすいのは申し受け数のほう。お見合い→仮交際の成立率は30代44.3%で全年代44〜46%とほぼ同じ
- 女性の成婚率(分母=IBJ加盟相談所の活動会員)は30〜34歳35.8%・35〜39歳30.3%・40〜44歳22.5%。段差は30歳ではなく35歳と40歳の手前に出る
- 自分からの申し込みを月20〜30件、譲れない条件は3つまで。年収欄は公開しておく(相関データのため因果の証明ではない)
- 総額の目安は中央値40万円台。休む基準と再開日を活動開始前に決めておく
先に結論です。30代女性の婚活で実際に落ちやすいのは「申し込まれる数」のほうで、会ってから交際に進む率は年代でほとんど変わりません。IBJ「成婚白書2024年度版」では、お見合いから仮交際への成立率は30代で44.3%、全年代でも44〜46%とほぼ横並びです。必要なのは自分を変える前に、母数の作り方と会う人の選び方を見直すことだと考えています。
この記事で扱うのは、IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の結婚相談所での婚活を中心に、マッチングアプリとの使い分けまでです。お見合い→仮交際→真剣交際→成婚という段階を前提に、30代前半・後半でどこが変わるのかを書きます。年齢で何が変わるか、希望条件の相場観、期間と費用の逆算、そして疲れたときの休み方まで順に見ていきます。数値はいずれも公表時点の集計にもとづく目安で、成果には個人差があります。また、本文で紹介する相談事例は、個人が特定されないよう複数の事例をもとに内容を再構成しています。現場の傾向として書いた部分は統計ではなく、担当した範囲での見え方だとご理解ください。
書き手について。筆者は結婚相談所の運営・カウンセリングに携わり、30代女性の活動相談を日常的に受けている立場です。ここでは一次資料にあたれる統計と、現場で見える傾向を、はっきり分けて書きます。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
「申し込みが来ない」という相談から見える30代女性の現実
「20代のときと同じようにしているのに、申し込みが来なくなった」。30代半ばで活動を始めた方から、この形のご相談はほんとうに多く寄せられます。半年で会えたのは4人、うち2人は仮交際に進んだけれど、そこで止まってしまった――という具合に。
こういうとき、話の前半はたいてい自己評価の話になります。写真を撮り直した、服を買い替えた、話し方の講座にも通った。それでも件数が戻らないから、残っている説明は「自分の魅力が落ちた」しかない、と。そこで活動履歴を一緒に開いて、申し込まれた件数と、会った後に進んだ割合を別の列に書き出してみます。表情が変わるのはこの瞬間です。会った人のうち半分は次に進んでいる。落ちていたのは入口の件数のほうだった、と。
IBJ成婚白書2024年度版によると、成婚した女性が1か月あたりに受けた申し込み数の中央値は、20代で48.5件、30代で35.7件、40代で24.8件。30代は20代の約7割です。一方で、会った後の歩留まり(お見合い→仮交際の成立率)は30代44.3%。ここは年代差がほぼありません。
この区別がついていないと、自分磨きに時間とお金を使いながら、実は手を打つべき場所を外し続けることになります。

この記事でいう「成婚率」とは何か
先に指標の定義を置きます。IBJ成婚白書の成婚率は、IBJ加盟相談所で活動した会員を分母とし、そのうち成婚退会に至った方の割合として集計された数字です。世の中の全女性が結婚できる確率ではありませんし、入会せずに活動した方も含まれません。年齢層ごとに会員の希望条件や活動量も違います。
ですから「30〜34歳と20代が近い水準」という読み方も、あくまで「相談所で活動した人の中での比較」です。分母が違う数字と並べると意味が変わってしまうので、ここは慎重に扱ってください。原典の集計条件は、IBJの公表資料でご確認いただくのが確実です。
年齢で変わるのは「通りやすさ」|30歳・33歳・35歳の線引きは本当か
「33歳で男性の4割の対象外になる」「35歳を検索条件に入れる男性は4人に1人」。この種の数字は、婚活の情報を少し調べればすぐ目に入ります。ところが、出どころをたどろうとすると止まります。
流通の経路はだいたい共通しています。最初にあるのは、ある相談所が自社会員の検索条件を集計したブログ記事です。母数も集計期間も書かれていないことが多い。次に、まとめ系の記事がそれを「調査によると」という形で引きます。ここで出典の名前が落ちます。さらにその記事を引いた3次の記事では、主語が「男性の4割」に変わり、特定の相談所の会員の話だったことが消えています。最後にSNSで「33歳の壁」という短い言葉になって残る。元が何人を数えた数字なのか、もう誰も追えません。
私が調べた限り、これらの割合は一次資料にたどれませんでした。見つかるのは引用の引用です。だから、ここから先は確認できる統計だけで話します。逆に言えば、壁の存在を否定する根拠も私は持っていません。あるのかないのか分からない数字に、活動の設計を預けないでほしい、というだけです。
| 指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 女性の成婚率(〜29歳) | 36.4% | IBJ成婚白書2024年度版(分母=加盟相談所の活動会員) |
| 女性の成婚率(30〜34歳) | 35.8% | 同上 |
| 女性の成婚率(35〜39歳) | 30.3% | 同上 |
| 女性の成婚率(40〜44歳) | 22.5% | 同上 |
| お見合い→仮交際の成立率(30代) | 44.3% | 同上(全年代44〜46%) |
| 月あたり申し受け数の中央値 | 20代48.5件/30代35.7件/40代24.8件 | 同上(成婚された方の集計) |
この表の読み方は2つあります。30〜34歳は20代と近い水準(35.8%対36.4%)で、ここに大きな段差は見えません。変化が出るのは35歳を越えたあたりで、30〜34歳の35.8%から35〜39歳の30.3%へ、5.5ポイント下がります。40代前半でさらに22.5%。つまり段差は「30歳」ではなく、どちらかといえば35歳と40歳の手前に現れます。ただし前節のとおり、これは相談所で活動した方の中での割合です。
平均初婚年齢のほうも見ておきましょう。厚生労働省の人口動態統計では、妻の平均初婚年齢は29歳台、夫は31歳前後で推移しています。都道府県別に見ると東京は全国平均より高く、地方では低い県があります(最新の年次と具体値は公表資料でご確認ください)。「周りはもう結婚している」という焦りの一部は、住んでいる地域の相場を全国平均だと思い込んでいることから来ています。東京で30代前半なら、統計上は平均帯に近いところです。
未婚率で見ても同じことが言えます。総務省「国勢調査2020」では、女性の未婚率は30〜34歳で35.2%、35〜39歳で23.6%。30代前半の3人に1人以上は未婚のまま、という数字です。これも全国の値なので、都市部ではより高くなります。
申込み数をどう変えるか|「待ちの比率」を下げる
入口の件数が減るなら、やることは単純です。自分から申し込む比率を上げる。ただ、やり方を間違えると件数だけ増えて疲れます。
まず総量を決めてしまいます。多くの相談所では、月に申し込める件数に上限があります。その上限と、いま何件使えているかを確認してください。申し受けが月35件前後の層なら、自分から20〜30件を出して、合計55〜65件の接点を作る。この数字を先に決めておくと、「今月は誰からも来なかった」という揺れに振り回されずに済みます。件数を数える対象が、相手の反応から自分の行動に移るからです。
次に条件です。よく言われる「妥協しましょう」は、私はあまり使いません。代わりに、譲れない条件を3つまでに絞っていただきます。3つに絞ってくださいとお願いすると、最初に外されるのはたいてい学歴です。次に身長。最後まで残って揉めるのが年収と年齢で、「これを外したら意味がない」と言われることもあります。そういうときは、残す代わりに他を全部外す約束にします。年収・年齢・学歴・住まい・身長・喫煙・趣味と7つ並べれば、掛け算で母数はほぼゼロになる。条件の中身を下げなくても、数を減らすだけで検索結果の人数は変わります。条件の絞り方は婚活のスペック表は必須3つに絞る|母数を試算する5ステップで手順まで書いています。
もう一つ、意外に思われるのがプロフィールの年収欄です。IBJ結婚みらい研究所の集計では、年収を公開した女性の成婚率は非公開の場合より高く、約1.8倍という数字が出ています。ただしこれは相関の話で、公開した人とそうでない人は属性も揃っていません。年収額そのものが高い層や、情報開示に積極的で活動量も多い層が公開側に寄っている可能性があり、「公開したから成婚した」と読むことはできません。それでも、空欄のままだと世帯収入を前提に探している相手の検索条件に入らないという実務上の不利は残ります。隠すメリットは薄い、という程度の受け取り方が妥当だと考えています。
「普通の男性」が高望みになる理由を年収データで確かめる
「普通でいいんです」というご希望の中身を伺うと、だいたい「年収600万円以上・同年代・正社員・清潔感がある人」あたりに着地します。これが統計的に何を意味するのか。
国税庁「民間給与実態統計調査」では、30代前半の男性の平均給与は400万円台後半から500万円前後の水準で推移しています(年次により変動するため、最新の該当表でご確認ください)。年収600万円以上は、この平均を上回る層になります。「普通」という言葉の感覚と、統計上の中央あたりがずれている。これは誰のせいでもなく、職場や友人関係で接する男性の層が偏っているから起きることです。
ここで「だから妥協してください」とは申しません。年収600万円以上を最優先の1つに据えるなら、その代わりに他の条件を外す。順番をつけるだけで、母数は確保できます。そして世帯で考えるなら、自分の収入と合わせていくらになるかで見るほうが実態に合っています。
❌「年収600万円以上、35歳まで、大卒、都内在住、タバコNG」
⭕「年収は世帯で850万円を目標。年齢は5歳上まで。あとは会ってから判断」
後者のほうが、検索に出てくる人数は目に見えて増えます。
マッチングアプリと相談所、30代女性はどう使い分けるか
ここまで相談所の数字で話してきましたが、「30代女性の現実」を調べている方の多くは、アプリも並行して使っているはずです。両方を見てきた感覚で、使い分けの判断材料を書きます(ここは統計ではなく現場での見え方です)。
アプリでまず起きるのは、いいね数の変化です。年齢の表示が変わったあたりから、受け取る数が目に見えて減ったという話をよく聞きます。構造は相談所と同じで、検索条件に年齢が入っている分、入口の件数に出ます。ただアプリには相談所にない利点があります。費用が月数千円で、母数が桁違いに大きく、まず会ってみることのハードルが低い。
代わりに弱いのは、結婚意思と身元の確認です。アプリで会った人が結婚を考えているかは、何度か会ってからしか分かりません。相談所は独身証明書などの提出が前提で、仲人が間に入る分、進み方が速い反面、費用は桁が一つ上がります。
判断の目安としては、こう整理しています。活動に充てられる時間が多くて自分で選別する体力があるならアプリ中心、年内など期限を切って進めたいなら相談所中心。両方やる場合は、アプリは「会う数を増やす場所」、相談所は「進める場所」と役割を分けたほうが混乱しません。どちらにも共通するのは、落ちるのが入口の件数で、会ってからの力は落ちていないという構図です。
なお、国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査」では、夫婦の出会いのきっかけとして「ネットで」が前回調査から増え、「職場や仕事」「友人・兄弟姉妹」に次ぐ位置まで上がっています(具体的な構成比は原典の該当表をご確認ください)。ネット経由はもう例外的な出会い方ではありません。
会う人の選び方を調整する|仮交際で止まるときに見直す場所
申し込み数を増やすと、次は「会ったけれど進まない」が課題になります。30代の成立率44.3%という数字は、2人に1人弱は仮交際に進むという意味です。進まないほうが多いのが普通、という前提をまず置いてください。
そのうえで、仮交際で止まりやすい方には共通の形があります。
- 減点方式で見ている|初回で引っかかった1点を理由に切る。1回目は「もう一度会って確かめたいか」だけで判断するほうが、結果的に進みます
- 自分の条件を言語化していない|「なんとなく違う」が続くときは、過去に切った理由を5人分書き出すと基準が見えます
- 並行を怖がる|仮交際は複数同時が前提の段階です。1人に絞ると、その方が抜けたときに振り出しに戻ります
段階ごとの考え方はお見合いの流れ|申込から成婚までの5段階と平均期間に整理してあります。
それでも進まないときの第2案として、会う人の層を1つずらす手があります。同年代だけで探していたなら5歳上まで、都内だけなら近県まで。希望を下げるのではなく、探す範囲の形を変える。これで通る相手は実際に変わります。
何歳までに・何か月・いくらで逆算する
「現実」を知りたい方がいちばん欲しいのは、たぶんここです。期間とお金の見積もり。
費用の目安は、比較メディアの集計では入会金3〜10万円、月会費1〜2万円、成婚料10〜30万円。成婚された方の総支出は中央値で40万円台という集計もあります。ただしこれらは各社集計の二次情報で、相談所の体系によって幅があります。契約前に書面で確認してください。結婚相談所の契約は特定継続的役務提供に該当するため、料金と解約条件は文書で確かめる必要があります。女性の費用の内訳は結婚相談所の費用は女性でいくら?総額を決める5手順で分解しています。見積もりを取る段階で何を聞けばいいか、料金体系の確認の仕方もこの記事にまとめてあります。
期間の起点をどこに置くか。出産を計画に入れるなら、その逆算は無視できません。ただし年齢ごとの妊娠率について、私は一次資料で裏取りできた数値を持っていないため、この記事では具体的な確率を書きません。ライフプランに直結する数字を、二次情報のまま置くべきではないと考えています。日本産科婦人科学会などの公表資料、あるいは産婦人科での個別の相談でご確認ください。「いつまでに成婚したいか」を決める材料としては、ご自身の希望と医療者からの情報を合わせるのが確実です。
公的な支援も使えます。東京都では卵子凍結に関する費用の助成が実施されており、対象年齢や助成上限額、翌年度以降の扱いが定められています。結婚新生活支援事業も、多くの市町村が実施主体となっており、上限額は自治体によって異なります(夫婦の年齢で上限が変わる設計の自治体があります)。いずれも金額や要件が年度ごとに改定されるため、具体的な額はこの記事では示しません。東京都福祉局および各自治体の最新の要綱でご確認ください。
結婚意思の低下とネット経由の増加|前提が動いている
上位に出てくる記事の多くは、数年前の前提で書かれています。その間に、いくつかの数字が動きました。
国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査」(2021年調査)では、「いずれ結婚するつもり」と答えた未婚女性の割合が前回調査から低下し、「一生結婚するつもりはない」と答えた層が増えています。交際相手がいない未婚者も相当の割合を占めます。出会いのきっかけでは、前述のとおりネット経由が増加しました。
リクルートブライダル総研「婚活実態調査2024」では、2023年に婚姻した方のうち32.3%が婚活サービスを利用し、15.3%がサービス経由で結婚したという結果が出ています。利用者のうち結婚に至ったのは47.4%。インターネット調査にもとづく数字です。
何が言いたいか。「結婚したい人の割合が減っている」のは、裏返せば本気の人同士が出会う場の価値が上がっているということです。身元確認と結婚意思が前提の場で動く意味は、むしろ強まっていると見ています。
疲れたときの休み方と、再開の条件を先に決める
「婚活疲れ」「婚活やめた」で検索する方は多いのに、たいていの記事は「諦めないで」としか書いていません。これは不誠実だと思います。
休んでいい基準を、活動を始める前に決めておいてください。お伝えしている目安は3つです。断られた理由を考えて眠れない日が週に3日以上続く、プロフィールを開くのが苦しい、申し込みを出す手が止まって2週間経った――このどれかが当てはまったら、1か月止める。多くの相談所には休会制度があり、月会費が下がるか止まる扱いになります(条件は相談所ごとに異なります)。
再開の条件も一緒に決めます。「次の誕生日まで」「仕事の繁忙期が明けたら」のように日付で。気持ちが戻ったらという決め方だと、戻るタイミングが来ません。
心身の不調が続くようなら、婚活の問題として扱わず医療機関にご相談ください。眠れない・食べられないが2週間以上続く場合は、受診を検討する目安だと考えています。
よくある質問
Q. 婚活30代女性の現実は、結局どうなのですか?
A. 落ちやすいのは申し込まれる数で、会ってからの歩留まりは落ちません。IBJ成婚白書2024年度版では、成婚された方の月あたり申し受け数の中央値は20代48.5件→30代35.7件と約7割になる一方、お見合い→仮交際の成立率は30代44.3%で全年代44〜46%とほぼ同じ。成婚率(加盟相談所の活動会員を分母とする集計)も30〜34歳35.8%で20代36.4%と近い水準です。対策は自分磨きより先に、申し込み数の設計と条件の数の絞り込みになります。
Q. 30代後半の女性が婚活する現実はどうですか?
A. 30〜34歳の成婚率35.8%に対して35〜39歳は30.3%、40〜44歳は22.5%(IBJ成婚白書2024年度版・分母は加盟相談所の活動会員)。5.5ポイントの差が出るのは35歳を越えたあたりからです。それでも3割の方は成婚に至っています。30代後半では、自分からの申し込み比率をさらに上げ、年齢条件を5歳上まで広げ、仮交際を複数同時で進めることが現実的な調整になります。数値は目安で、個人差があります。
Q. 30歳と35歳で、本当に何かが変わるのですか?
A. 確認できる統計で見ると、30歳に大きな段差はありません。30〜34歳は20代と近い水準です。よく見る「33歳の壁」「35歳の壁」のうち、具体的な割合(4割の対象外、4人に1人など)は一次資料にたどれませんでした。相談所の独自集計がまとめ記事を経由して主語を変えながら流通している例が多く、元の母数が追えません。数字として確認できるのは、35歳以降と40歳以降で成婚率が下がることだけです。
Q. 希望年収600万円以上は高望みでしょうか?
A. 国税庁「民間給与実態統計調査」で30代前半男性の平均給与は400万円台後半〜500万円前後の水準なので、600万円以上は平均より上の層です。高望みと呼ぶより「優先度1位に置くなら他を外す」と考えるのが実務的です。年収を最優先にするなら年齢・学歴・住まいの条件は外す。世帯年収で目標を立て直す方法もあります。
Q. マッチングアプリと相談所、どちらがいいですか?
A. 時間に余裕があり自分で選別できるならアプリ中心、期限を切って進めたいなら相談所中心、という整理をしています。アプリは費用が軽く母数が大きい一方、結婚意思と身元の確認が弱い。相談所は独身証明書などの提出が前提で進みが速い反面、費用は大きくなります。併用するなら役割を分けるのが混乱を避けるコツです。
Q. 婚活の総額はいくら見ておけばいいですか?
A. 各社集計では入会金3〜10万円、月会費1〜2万円、成婚料10〜30万円で、成婚者の総支出中央値は40万円台という数字が出ています。ただし二次情報で幅があり、相談所の体系で変わります。契約前に書面で確認してください。自治体の結婚新生活支援事業が使える場合もありますが、上限額と要件は自治体・年度によって異なります。
次に動かす1つを決める
この記事の数字を全部覚える必要はありません。覚えておいてほしいのは一点だけ。減りやすいのは申し込まれる数で、会ってからの力は落ちていない。だから手を入れる場所は、入口の件数と条件の数です。
要点を整理します。
- 成婚率は30〜34歳35.8%・35〜39歳30.3%・40〜44歳22.5%。段差は35歳と40歳の手前(IBJ成婚白書2024年度版/分母=加盟相談所の活動会員)
- お見合い→仮交際の成立率は30代44.3%で全年代とほぼ同じ。落ちやすいのは申し受け数のほう
- 自分からの申し込みを月20〜30件、譲れない条件は3つまでに絞る
- 年収欄は公開しておく(公開者の成婚率は非公開より高いという集計がある。ただし相関であり属性差を含む)
- 総額の目安は中央値で40万円台。期間と費用は先に逆算して決める
- 休む基準と再開日を、活動を始める前に紙に書いておく
ご自身がどのタイプで、どこから手を入れるのが早いか迷われるなら、婚活タイプ診断(10問・約3分)で今の立ち位置を整理してから戦略を組むこともできます。具体的な進め方は婚活30代女性の進め方|成婚率と活動期間から逆算するに手順としてまとめました。
本記事の数値はいずれも公表時点の集計にもとづく目安であり、活動の成果を保証するものではありません。年齢・地域・希望条件・活動量によって結果は変わり、個人差があります。制度や料金体系は改定されるため、最新の情報は各公表元および契約先の書面でご確認ください。
出典
- IBJ(日本結婚相談所連盟)「成婚白書 2024年度版」|対象=IBJ加盟相談所の活動会員。年齢別成婚率(分母=活動会員)、お見合い→仮交際成立率、成婚者の申し受け数中央値。集計対象が相談所会員に限られる点に注意
- IBJ結婚みらい研究所|年収公開の有無による成婚率の比較。相談所会員の集計で、公開層・非公開層の属性差は調整されていない相関データ
- 厚生労働省「人口動態統計」|平均初婚年齢および都道府県別の初婚年齢。本文では年次を特定せず水準のみを記載。確定数・概数で変動あり
- 国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査」(2021年調査)|未婚者の結婚意思、交際状況、夫婦の出会いのきっかけの傾向。全国の18〜34歳未婚者等を対象とする標本調査。構成比は原典の該当表を参照
- 総務省「国勢調査2020」|女性の年齢別未婚率(30〜34歳35.2%/35〜39歳23.6%)。本文「未婚率で見ても同じ」の節で使用
- リクルートブライダル総研「婚活実態調査2024」|婚活サービス利用率32.3%、サービス経由の結婚15.3%、利用者の結婚到達47.4%。インターネット調査
- 国税庁「民間給与実態統計調査」|30代前半男性の平均給与の水準。年次により変動するため本文では幅で記載。給与所得者が対象で自営業等を含まない
- 東京都福祉局|卵子凍結に係る費用の助成(対象年齢・助成上限・翌年度以降の扱いは要綱による)。年度ごとに要件改定の可能性があるため金額は本文に記載せず
- 結婚新生活支援事業(内閣府・こども家庭庁の地域少子化対策重点推進交付金による自治体事業)|実施主体・上限額は自治体により異なる。対象自治体数と上限額は本文に記載せず
- 結婚相談所の費用相場|比較メディアによる二次情報の集計値。一次資料での裏取りができていないため参考値として扱っています
