
この記事でわかること
- 婚活の詰まりは「申込が通らない・お見合いで終わる・交際が続かない」の3段階に分かれ、段階ごとに直す場所が正反対になる
- どの段階かは「直近3か月のお見合い成立数」と「仮交際が何回目で終わったか」の2つで判別できる
- 行動量は申込が週2〜3件(月10件前後)、お見合いが月2〜3回。これは統計値ではなく、3か月後に効果を判定できる作業量として置いた基準
- 続ける・変えるの判断は3か月(写真とプロフィール)→6か月(当日の振る舞い)→1年(関係の進め方)→1年半(方針の再設計)で線を引く
婚活がうまくいかない男性に必要なのは、スペックを上げることではありません。「申込が通らない」「お見合いで終わる」「交際が続かない」のどの段階で止まっているかを特定し、その段階だけを直すことです。止まっている場所が違えば、やるべきことは正反対になります。
この記事は、結婚相談所で婚活している30〜40代の男性に向けて、婚活サポートを行う彩星の編集部が制作しています。記事の中盤と終盤に、自社の婚活タイプ診断と無料相談へのご案内を含みます。相談所の活動はお見合い → 仮交際(複数の相手と同時に会える期間) → 真剣交際(1人に絞る期間) → 成婚という段階で進み、ここでいう「詰まり」とは、このどこかの矢印で毎回止まることを指します。
以下では、よく寄せられる疑問に順番に答えていきます。扱うのは、①自分がどの段階で詰まっているかの見分け方、②マッチングアプリとの違いと費用・入会の要件、③申込が通らない時期の直し方、④行動量をどう決めるか、⑤お見合い60分の使い方、⑥仮交際が3回目で切れる理由、⑦「普通の男性」論の受け取り方、⑧続ける・戦略を変える判断の線引きです。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
「婚活がうまくいかない」の正体は?まず3段階のどこで止まっているか
「婚活 男性」で検索する方の多くは、漠然と「自分は市場価値が低いのでは」と悩んでいます。ただ、具体的に話を伺っていくと、止まっている場所は人によってはっきり違います。
| 段階 | 症状 | 主な原因になりやすいもの | やること |
|---|---|---|---|
| 第1段階:申込が通らない | お見合いが月1回も成立しない | 写真・プロフィール文・申込の母数・希望条件の幅 | 紙の上の情報と件数を直す |
| 第2段階:お見合いで終わる | お見合いは組めるが仮交際に進まない | 当日の60分の進め方・聞く姿勢・清潔感 | 会う場の振る舞いを直す |
| 第3段階:交際が続かない | 仮交際が2〜3回目で終わる | デートの設計・連絡の間隔・結婚観の出し方 | 関係の進め方を直す |
第1段階で止まっている人が会話術の本を読んでも、お見合いが組めないので練習機会がありません。逆に第3段階の人が写真を撮り直しても、すでにお見合いは組めているので効果は限られます。順番を間違えると、時間とお金だけが減っていきます。
最初に確認してほしいのは「ここ3か月のお見合い成立数」と「仮交際が何回目で終わったか」の2つです。この2つがわかれば、どの段階にいるかはだいたい絞り込めます。

マッチングアプリと何が違いますか?費用や入会の条件も知りたい
アプリから相談所に移ってくる方は多いので、違いだけ先に触れておきます。アプリは自分で相手を探し、やり取りの速度も距離感も自分で決める場所です。相談所は、独身であることや収入の確認を入会時に済ませたうえで、お見合い・仮交際・真剣交際という共通のルールに沿って進みます。結婚の意思をすり合わせる手間が前のほうに寄っている、と言い換えてもいいかもしれません。
入会時には独身証明書や収入証明、学歴の証明、本人確認書類などの提出を求められるのが一般的で、費用は初期費用・月会費・お見合い料・成婚料の組み合わせで決まります。金額も必要書類も相談所ごとに違うので、見学や無料相談の場で「1年活動したら総額でいくらか」「何を出す必要があるか」を先に聞いてしまうのが早いです。以降の内容は、相談所で活動している前提で書いています。
申込が通らないのは年収が低いから? 第1段階の直し方
年収のせいだと考える方は多いのですが、入会時点で変えられない項目を原因に据えると、そこで手が止まります。
「婚活男性は年収◯◯万円がボーダー」という説は検索上位にいくつもあり、その根拠として成婚データの数字が引かれています。ただ、出回っているその種の数値は結婚相談所各社のブログを経由した二次引用であることが多く、発行年も集計条件も追えないものが大半です。彩星では、原典を確認できない数値を「あなたに当てはまる基準」として提示しません。確からしさのわからない線引きを見て動ける人が動けなくなるほうが、損失は大きいと考えています。
代わりに見るのは、今週変えられる2つ。紙の上の見せ方と、申込の件数です。
申込が通らない時期に見る3点
- 写真:顔の明るさ(影が出ていないか)、服のサイズ(肩線が合っているか)、背景の情報量(生活感が写っていないか)。この3点だけでも見え方は変わります
- プロフィール文:「優しいと言われます」のような評価語ではなく、休日に実際にしている行動を1つ具体的に書く。相手が質問しやすい足がかりになります
- 申込の件数と幅:希望年齢の下限を下げるのではなく、上限を1〜2歳広げる。成立数はまず母数で決まります
写真は「爽やかな笑顔が正解」とよく言われますが、現場では無理に口角を上げた一枚のほうが申し受けが落ちるケースをよく見ます。歯を見せず、目元だけ緩めた表情のほうが、相談所のプロフィールでは自然に映ることが少なくありません。撮影のときは笑顔と微笑みの両方を押さえておくと、あとから選べます。
明るさ・服の丈・背景という考え方は男女で共通なので、結婚相談所の写真|女性が選ばれる3条件と撮り直しの目安79件(女性向けに書いた記事ですが、考え方は共通です)もあわせてどうぞ。
お見合いは月何回、申込は何件すればいいですか?
「頑張る」では続かないので、数字に翻訳します。ここで挙げる数は成婚者の統計ではありません。3か月続けても息が切れず、かつ3か月後に「効いたのかどうか」を判定できる量として置いた、作業の基準です。
申込は週2〜3件(月10件前後)、お見合いは月2〜3回。これを3か月続けて成立が0〜1回なら、努力量ではなく紙の上の情報か希望条件の設定に原因がある、と切り分けます。成立しているのに先へ進まないなら、問題は次の章です。
| 項目 | ひとまずの基準 | うまく回らないときの調整 |
|---|---|---|
| 申込 | 週2〜3件(月10件前後) | 件数を増やす前に、希望年齢の上限を1〜2歳広げる |
| お見合い | 月2〜3回 | 週末の1枠を固定して、予定のほうから先に埋める |
| 振り返り | 3か月ごと | 成立数と、断られた段階だけを記録する |
必要な件数は人によって大きく変わります。この表は成果を約束するものではなく、判定できる量の下限として置いたものだと受け取ってください。
年代ごとの組み立ては婚活30代の進め方|成婚率49%(IBJ調べ)と9か月から逆算する手順、40代で申込が通りにくい時期の打ち手は婚活40代男性の現実|申込が通らない時期の3つの打ち手で扱っています。
お見合いで毎回終わるのはなぜ? 60分で何を話せばいいですか
第2段階の方に多いのは、60分を「自己紹介の時間」として使ってしまうパターンです。
お見合いは初対面の60〜90分。相手の判断材料は経歴ではなく、「この人ともう一度会って疲れないか」です。お見合いのあとの振り返りで断りの理由として挙がるのも、年収や学歴より、歩く速度が合わなかった、店員が来たのに気づかなかった、飲み物をこぼしても反応がなかった、といった場面の話が多くなります。
❌「年収は600万で、勤務先は◯◯の正社員です。将来は…」(条件の説明から入る)
⭕「お休みの日はどんなふうに過ごされることが多いですか」(相手の生活に質問から入る)
話術は要りません。必要なのは相手の答えに1つ追加で質問を重ねることです。「映画が好きです」で終わらせず「最近どんなものを観ましたか」まで行く。この一往復があるかどうかで、印象はかなり変わります。
「話す内容が思いつかない」というご相談は珍しくありません。その場合は、話題を事前に3つだけ決めて持っていく方法が有効です。具体的な配分と話題のつくり方はお見合いで話すこと|60分の配分と交際率44%の進行表とお見合い当日の流れ|時刻つきタイムラインと返事の期限にまとめています。
清潔感は具体的にどこを見られていますか
「清潔感」という言葉は抽象的すぎて行動に移せないので、見られている場所に置き換えます。まず首から上。髪型そのものより、襟足が3週間以内に整えられているか、眉の下や鼻の下が処理されているかという境界線のほうが目に入ります。次に服のサイズで、肩の縫い目が肩の端と合っているか、袖口から手首が1〜1.5cm見えるか。高い服より、合う服です。最後に足元。靴のかかとの摩耗と汚れは、座ったときちょうど相手の視線の高さに入ります。どれもお金をかけずに今週直せる範囲で、費用をかけられないなら理容室で襟足と眉を整えるだけでも見え方は変わります。
ここまで読んで自分がどの段階か判断しづらければ、婚活タイプ診断(10問・約3分)で傾向だけ整理してから先へ進んでも構いません。
仮交際が3回目のデートで終わるのはなぜ?
仮交際は複数の相手と同時に会える期間です。だからこそ相手は、比較の中で続けるかどうかを判断しています。
3回目前後で切れるとき、原因として挙がりやすいのはデートの中身・連絡の間隔・結婚観を出す時期の3つです。食事だけが3回続くと、会話以外の情報が増えません。2回目以降に展示や散歩など「並んで歩く時間」を混ぜると、相手の反応が見える機会が増えます。連絡は毎日長文か1週間放置かの両極に振れやすいところで、相手の返信の長さと頻度に合わせておくのが無難です。そして結婚観。1回目で子どもを強く望む話を出すと負担になり、真剣交際の直前まで黙っていると「本気度が見えない」と受け取られます。3回目前後に、自分の希望を1つだけ、押しつけない形で置く。だいたいこの辺りが現実的な落としどころになります。
断られた側は「何がいけなかったのかわからない」と言い、断った側は「悪い人ではないけれど、話が自分のほうに向いてこなかった」と言う。このすれ違いは本当によく起こります。希望を伝えること自体が問題なのではなく、相手の状況を聞く前に伝えると負担になるという、順番の問題であることが多いのです。なお、ここで書いたのは特定の方の事例ではなく、よく寄せられるご相談の形を一般化したものです。
婚活男性の「普通」はハイスペックなのですか?
「女性が言う普通は実はハイスペック」という論は検索上位に複数あります。根拠がないわけではありません。年収・雇用形態・年齢・清潔感といった条件を重ねていけば、該当する層は確かに絞られていきます。弱点は、条件の掛け算で考えると該当者がほぼゼロになる一方、実際に成立している組み合わせはもっと幅があるという点です。
年齢差についても、希望する年齢差の分布を示した民間調査がいくつか紹介されています。ただ、調査主体・対象人数・実施年まで確認できないものが多いため、この記事では具体的な割合は引きません。代わりに、申込の設計として確かに言えることだけ書きます。希望年齢の下限を下げる(より若い相手を狙う)ほど、申込できる相手の実数は減ります。上限を1〜2歳広げれば、実数は増えます。変えられない自分の年齢を悩み続けるより、こちらを動かすほうが結果につながりやすい、というのがこの記事の立場です。
なお、彩星では人の年齢・年収・容姿を点数化した採点表は作りません。世の中にある市場価値の早見表は、自己理解の材料としては使えますが、自分の価値を固定する道具にすると動けなくなります。
「婚活は男性余り」という前提は今も正しいですか
断言はできません。相談所の会員構成も、結婚を望む人の割合も、年ごとに動きます。ここで古い前提のまま戦略を立てると、たいてい前提のほうが先に賞味期限を迎えている。記事に書かれた比率を信じるより、入会を検討している相談所の担当者に直近の会員構成を聞くほうが、確実で早い場所です。
何か月やってダメなら考え直すべきですか?
段階ごとに、見直す対象と期限をあらかじめ決めておきます。
| 状況 | 判断の目安 | 変えるもの |
|---|---|---|
| 3か月でお見合い成立が0〜1回 | 写真・プロフィール・希望条件を見直す | 紙の上の情報(費用は撮影代のみ) |
| お見合いは月2回以上あるが6か月仮交際に進まない | 当日の進め方を見直す | 振る舞い・服装・質問の仕方 |
| 仮交際には進むが1年以上毎回3回目で終わる | デート設計と結婚観の伝え方を見直す | 関係の進め方 |
| 1年半前後を超えて進展がない | 担当者と活動方針そのものを再設計 | 対象年齢・エリア・活動の頻度 |
半年で結果が出ないことを失敗と受け取る方は多いのですが、相談所の活動は数か月で終わることも、1年を超えることもあります。ここで気をつけたいのが「成婚した人の平均活動期間は◯か月」という数字の使い方です。それは成婚した人だけを集めた平均であって、いま活動している人の進み具合を評価する物差しにはなりません。平均より早いから有利でも、遅いから不利でもない。自分の現在地は、段階ごとの詰まりで見るほうが確かです。
年齢が上がるほど申込が通りにくくなる、という傾向はたしかにあります。一方で、年齢別の成婚率として出回っている割合の多くは原典の確認が難しく、ここでは挙げません。確かめようのない低い数字を見て動きを止めるほうが、確率を下げます。
どの段階にいるか自分で判断しにくい場合は、婚活タイプ診断(10問・約3分)で傾向を整理したうえで、無料相談についてのページをご覧ください。現在の活動状況を伺って、どの段階で詰まっているかの切り分けまでをご一緒します。その場で入会をお決めいただく必要はありませんし、無理な勧誘もしません。
よくある質問
Q. 男性は何歳から婚活する人が多いですか?
A. 相談所では30代が中心層です。厚生労働省の人口動態統計でも、夫の平均初婚年齢は31歳台で推移しています(公表年と確定数/概数の別は出典欄をご覧ください)。相談所の活動は数か月から1年以上かかることも珍しくないため、逆算すると30歳前後で始める方は選択肢が多くなります。ただし40代以降の成婚も実際にあり、始める年齢だけで決まるわけではありません。
Q. 30代後半・40代男性の婚活は厳しいですか?
A. 難しさは「お見合いが組みにくくなる」という形で先に出ます。年齢別の成婚率として紹介されている割合は、本記事では原典を確認できないため扱っていません。対応としては、申込の件数と希望年齢の幅で補うのが現実的です。通らない時期ほど、件数より先に条件の幅を見直してください。
Q. 婚活している男性の年収はどのくらいですか?
A. 相談所によって会員層が違うので、一律の答えはありません。各社のブログで紹介される年収分布は二次引用が多く、集計年も対象もわからないものがあります。検討している相談所に、直近の会員層を直接聞くのが確実です。
Q. 結婚相談所の入会に必要な書類は何ですか?
A. 独身証明書、収入証明、学歴の証明、本人確認書類あたりが一般的です。必要な書類と費用の内訳は相談所ごとに違うので、申し込む前に一覧でもらっておくと迷いません。独身証明書は本籍地の自治体で取得します。
Q. お見合いが成立しすぎて回りません。どうすれば?
A. 第1段階を抜けた後に起きる悩みです。お見合いは週2枠、仮交際は3人までを上限にするのが実務的な目安になります。詳しくはお見合いが成立しすぎた時の絞り方|週2枠と仮交際3人をご覧ください。
次の一歩:今週やること1つを決める
読み終えたあとに全部やろうとすると、たいてい何も変わりません。段階を1つ特定して、そこだけ動かしてください。
- 3段階のどこで止まっているかは「直近3か月のお見合い成立数」と「仮交際が終わった回数」の2つで判別する
- 申込が通らない段階なら、写真・プロフィール文・希望年齢の上限の3点。変えられない年収を原因に据えない
- 行動量は申込が週2〜3件(月10件前後)、お見合いが月2〜3回。統計ではなく、3か月後に効果を判定できる作業量として置く
- お見合いで終わる段階なら、条件説明より質問の一往復。清潔感は襟足・服のサイズ・靴に分解する
- 交際が続かない段階なら、デートの中身・連絡の間隔・結婚観を出す時期を見直す
- 判断の線引きは3か月(紙の情報)→6か月(振る舞い)→1年(関係の進め方)→1年半(方針の再設計)
この記事では、原典(発行年・集計条件)を確認できない二次引用の数値は使っていません。公的統計を引いた箇所も、公表年や確定数・概数の別によって数値は動きます。記載した目安は成果を保証するものではなく、必要な件数や期間には個人差があります。
出典・編集方針
- 厚生労働省「人口動態統計」:夫の平均初婚年齢は31歳台で推移(公表年および確定数/概数の別は編集部で確認中)
- IBJ結婚みらい研究所「成婚白書」関連記事:高年収=即結婚は幻想か、婚活で勝てる県は男女で真逆だった(参考リンク。本文では個別の数値を引用していません)
- 編集方針:結婚相談所各社のブログを経由した成婚データ(お見合い申込件数・活動期間・年齢別成婚率・年収分布・希望年齢差の分布など)は、原典の発行年と集計条件を確認できないため、本文・見出し・まとめのいずれにも掲載していません
- この記事は、婚活サポートを行う彩星の編集部が制作しています。記事内に自社サービス(婚活タイプ診断・無料相談)への案内を含みます
