
この記事でわかること
- 成婚者でもお見合い平均11回(IBJ 2025年成婚白書)。仮交際終了2〜3回は成婚までの標準ルートで、自分だけの失敗ではない
- 当日〜3日は落ち込んでSNSを見ない、4日〜1週目にカウンセラーへ4分類で理由を聞く、2週目以降に再開という時間軸の行動表
- 再開の目安は仮交際終了なら当日〜1週間、真剣交際終了なら2〜4週間。基準は「翌日のお見合いで前の相手を考えずに座れるか」
- 睡眠・食事・仕事の支障が2週間以上続くなら医療機関へ。休会は月会費が日割りにならない前提で申請期限を先に確認する
交際終了から立ち直る近道は、気持ちを無理に切り替えることではありません。「終了は確率の問題だ」と数字で理解し、当日〜1ヶ月の行動をあらかじめ決めておくことです。IBJの2025年成婚白書では、成婚した人でもお見合いは平均11回。終了を何度か経て成婚するのが標準の道筋です。
先に用語を整理します。①仮交際=お見合い後に複数人と並行できるお試し期間、②真剣交際=1人に絞って結婚を前提に進める期間、③交際終了=どちらかがカウンセラー経由で交際を終える手続き。この記事は結婚相談所(IBJ加盟)でお断りを受けた側を対象に、終了が重く感じる理由、当日〜1ヶ月の行動プラン、仮交際と真剣交際での違い、休会の判断表、次に活かすチェックリスト、受診の目安、よくある質問の順に進めます。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
結論:交際終了は「11人に会って1人」の途中経過。数字で見ると自己否定は薄れる
「自分に魅力がないから終了された」というご相談は珍しくありません。ただ、数字を並べると見え方が変わります。
- 成婚者のお見合い回数は平均11回、交際期間は約4ヶ月(IBJ 2025年成婚白書)
- お見合いから仮交際に進む割合は30〜40%(複数の相談所が公開する目安値)
- 仮交際から真剣交際に進む割合は約1割、真剣交際からの破局は約4割(相談所各社の公開値。母集団も集計方法も異なる参考値)
単純に掛け合わせると、11回のお見合いから仮交際に進むのが3〜4人、真剣交際に進むのは1人前後。つまり成婚した人でも、道中で2〜3回は仮交際終了を経験している計算になります(平均値からの目安で、個人差があります)。

落ち込むこと自体は止められません。でも「自分だけが失敗している」という前提は、数字の上では成り立たないのです。
交際終了が一般の失恋より重い理由は3つ|理由が聞けない・連絡できない・翌週にお見合い
相談所の交際終了には、普通の失恋にはない構造があります。
- 理由が本人からは聞けない。終了はカウンセラー経由が必須で、伝わる理由は要約された一言だけのことが多い
- 直接連絡できない。IBJの「お見合いと交際のルール&マナー」では、終了後に相手へ直接連絡することは迷惑行為にあたります
- 翌週には別の人とお見合い。気持ちが未消化のまま次が回ってくる
現場では、この3つ目でつまずく方をよく見ます。表面上は活動を続けているのに、お見合いの席で前の相手と比べてしまい、次の仮交際も短命に終わる。終了の連鎖です(統計値ではなく、現場で見る傾向です)。
対処の第一歩は、理由を「自分なりに聞ける形」にすること。カウンセラーへの聞き方で、返ってくる情報量が変わります。
❌ 「なんで終了なんですか? 私の何がダメだったんでしょう」→ カウンセラーも配慮して抽象的な返答になりがちです。
⭕ 「相手側の理由を、①会話 ②お金・価値観 ③外見・清潔感 ④進め方の速さ、のどれに近いかだけ教えてください。次に活かしたいので」→ 選択肢を出すと、守秘の範囲内で具体化しやすくなります。
交際終了の立ち直り方|当日〜3日・1週間・1ヶ月の行動プラン
「結局、何をすればいいの?」という声に、時間軸で答えます。
| 期間 | やること | やらないこと |
|---|---|---|
| 当日〜3日目 | 予定どおり落ち込む。友人か家族に話す(マイナビニュース2024年調査で最も効いた行動、15.8%) | 相手のSNSを見る。岡山大学紀要(2024年)などの研究では、元相手のSNSを見続ける人ほど回復が遅れる傾向が示されています |
| 4日〜1週目 | カウンセラーと10〜15分の振り返り。上の聞き方で理由を4分類に落とす | 理由を1本の物語にする(「年収が低いから全部ダメ」など) |
| 2週目〜1ヶ月 | 申し込みを再開。仮交際終了なら当日〜1週間以内、真剣交際終了なら2〜4週間後が目安 | 「今度こそ」と1人に全部を賭ける。並行の仮交際を前提に組む |
期間はあくまで目安です。マイナビニュースの調査でも、立ち直りにかかった期間は「1〜3ヶ月未満」が最多の24.7%で、1ヶ月未満は16.0%。3日で切り替えられなくても遅れではありません。

通説への反論|「すぐ次の申し込みをすれば忘れられる」は仮交際終了にしか当てはまらない
相談所のブログでよく見る助言に「終了当日から申し込みを再開しましょう」があります。半分は賛成です。仮交際終了なら、その日のうちに2〜3件申し込む方が、比べる相手が増えて気持ちが分散されやすい。
ただ、真剣交際終了に同じ助言は当てはまらないと考えています。真剣交際は他の交際をすべて終了し、1人に絞った状態です。そこからの終了は、比較対象がない分だけ「振り出し」感が強い。この状態で翌日にお見合いを入れると、席で相手を前の人と比べてしまい、お見合い後のお断りが続きやすくなります。現場で見る限り、真剣交際終了後すぐに再開した方より、2〜4週間空けてから再開した方のほうが、次の仮交際が続く印象があります(統計値ではなく、複数の事例をもとにした現場の傾向です)。
使い分けの基準は1つだけ。「翌日のお見合いで、前の相手のことを考えずに座っていられるか」です。無理なら減速に切り替えてください。
仮交際終了と真剣交際終了では回復期間と対処が違う|回復の中央値は1〜3ヶ月
| 比較項目 | 仮交際終了 | 真剣交際終了 |
|---|---|---|
| 心の距離 | 並行交際中なら比較対象が残る | 1人に絞っていた分、喪失感が強い |
| 回復の目安 | 数日〜2週間 | 1〜3ヶ月(一般の失恋調査の最頻値と同程度) |
| 最初にやること | 他の仮交際相手との予定を先に入れる | 終了理由を4分類に落とし、次の交際で変える条件を1つだけ決める |
| 再開の目安 | 当日〜1週間 | 2〜4週間 |
一般の失恋を対象にしたマイナビニュース2024年調査の分布は、1ヶ月未満16.0%、1〜3ヶ月未満24.7%、3〜6ヶ月17.7%、6ヶ月〜1年17.7%。山は1〜3ヶ月にあり、裾は1年以上まで伸びます。1年以内に76.1%が立ち直った一方で、2割強は1年以上かかっている。「平均で何ヶ月」と言い切れない形の分布です。仮交際終了は交際期間が短いため、この分布より短い側に寄るのが現場の実感ですが、個人差があります。
真剣交際で終了になった方は、終了前の不安の扱い方を振り返ると、次の交際で同じ足踏みを避けやすくなります。真剣交際の不安は3種類に仕分ける|先送りしない2週間の判断基準で整理しています。
休会・減速・続けるの判断表|月会費は日割りにならない前提で決める
「いっそ休会したい」というご相談も、終了直後に増えます。ただ休会には実費が絡みます。
- 休会中はプロフィールが非公開になり、検索も申し込みもできない
- 月の途中で休会しても、月会費は日割りにならないのが一般的
- お見合い成立中の相手がいる状態で休会・退会すると、違約金が発生する規定の相談所もある
いずれも相談所ごとに規定が異なります。金額と条件は、ご自身の契約書か担当カウンセラーに「休会の申請期限」「休会中の月会費」「成立中のお見合いの扱い」の3点を確認してください。
| 選択肢 | 向いている状態 | 費用面の注意 |
|---|---|---|
| 続ける(申し込み再開) | 仮交際終了。翌日のお見合いで前の相手を考えずにいられる | 追加費用なし |
| 減速する(申し込みを月2〜3件に絞る) | 真剣交際終了。活動は止めたくないが気持ちが追いつかない | 月会費はかかるが、お見合い料の支出は減る |
| 休会する(1〜3ヶ月) | 2週間以上、眠れない・食欲がない・仕事に支障が出ている | 月会費の扱いと違約金の有無を要確認。翌月からの適用が多い |

減速と休会のどちらかは、疲れの型で見分けると判断しやすくなります。婚活疲れは3つの型で見分ける|型別の休み方と再開の目安もあわせてどうぞ。
終了理由を次に活かすチェックリスト|女性発は「デートの進め方」、男性発は「態度・雰囲気」が多い
都内のある結婚相談所が公開した交際終了理由の集計(男女各100件)では、女性から終了した理由はデートプラン・金銭感覚・リードのなさが目立ち、男性から終了した理由は「態度や雰囲気」が最多でした。1社の集計で母集団も限られるため参考値ですが、自分の側を振り返る手がかりにはなります。
男性が終了された場合のチェック
- デートの店・時間・帰り道を、毎回相手任せにしていなかったか
- 会計や交通費の話題で、相手が黙った瞬間はなかったか
- 次の約束を、別れ際にその場で決めていたか
女性が終了された場合のチェック
- お見合いや初回デートで、笑顔と相づちが「面接の受け答え」になっていなかったか
- 相手の話を広げる質問を、1回のデートで3つ以上していたか
- 「結婚したら仕事は」など重い話題を、2回目までに出していなかったか
該当した項目は1つだけ次の交際で変えます。全部を一度に直そうとすると、お見合いの席が緊張の場になり、かえって「雰囲気」で断られやすくなるからです。終了を何度か経て成婚した人と、途中でやめた人の分かれ目は結婚相談所の体験談|成婚した人と合わなかった人を分けた2つの分岐点にまとめています。
落ち込みが「失恋うつ」の域に入るサイン|2週間続くなら医療機関へ
manabyが2024年6月に公表した508人調査では、失恋後に出た症状の1位が「感情の起伏」、2位「意欲低下」、3位「自暴自棄」でした。落ち込み自体は自然な反応ですが、次の状態が2週間以上続く場合は、婚活の問題ではなく体調の問題として扱ってください。
- 眠れない、または朝起きられない日が続く
- 食欲がない、あるいは食べすぎが止まらない
- 仕事や家事に手がつかない
- 「自分には価値がない」という考えが一日中離れない
この段階は、カウンセラーの励ましで解決する範囲を超えています。心療内科や精神科など医療機関への相談が先です。診断や治療は医師の領域であり、本記事はその代わりにはなりません。
そこまでではないけれど、担当カウンセラーには話しにくい。あるいは相談所を変えるか迷っている。その場合は、所属先と利害のない第三者に一度整理してもらう選択肢もあります。当サイトの有料カウンセリングでは、終了理由の仕分けと再開時期の相談を扱っています(効果には個人差があります)。
交際終了の立ち直り方でよくある質問
Q. 交際終了から復縁はできますか?
A. 仕組み上は可能ですが、確率は高くありません。終了後に本人へ直接連絡するのはルール違反なので、希望する場合はカウンセラー経由で、終了から日を空けずに再申し込みの意思を伝えます。相手が別の方と真剣交際に入っていれば成立しません。
Q. 終了した相手から直接連絡が来たらどうすればいいですか?
A. 返信せず、まずカウンセラーに報告してください。連絡自体がルール上の問題になり得ます。再交際を望むなら、正規の手続きで申し込み直してもらう形が安全です。
Q. 立ち直るまでの期間の中央値はどれくらいですか?
A. 一般の失恋を対象にしたマイナビニュース2024年調査では、最頻値が「1〜3ヶ月未満」(24.7%)で、中央値もこの区間に入る分布です。相談所の仮交際終了は交際期間が短く、数日〜2週間で次に進む方が多いのが現場の実感です(個人差があります)。
Q. 終了理由は必ず教えてもらえますか?
A. 相手側が理由を伝えていない、または守秘のため要約される場合があり、必ずではありません。上で紹介した4分類の聞き方で、範囲だけでも聞くと次に活かしやすくなります。
Q. 休会中も月会費はかかりますか?
A. 相談所によって、休会中は月会費が減額される・免除される・通常どおりかかる、の3パターンがあります。日割りにならない規定が一般的なので、休会するなら申請期限を月内に確認してください。
次の一歩|今日やることは3つだけ
- 成婚者でもお見合い平均11回。仮交際終了2〜3回は成婚までの標準ルート
- 当日〜3日は落ち込み、相手のSNSは見ない。4日〜1週目にカウンセラーへ4分類で理由を聞く
- 再開は仮交際終了なら当日〜1週間、真剣交際終了なら2〜4週間が目安。基準は「翌日のお見合いで前の相手を考えずに座れるか」
- 2週間以上、睡眠・食事・仕事に支障が出るなら医療機関へ
今日できることは、①カウンセラーへ4分類の質問文を送る、②相手のSNSを開かない設定にする、③次の申し込み再開日をカレンダーに書く、の3つです。
※本記事の数値は公開統計や各社公表値をもとにした目安で、相談所ごとに規定や集計方法が異なります。回復までの期間や活動の成果には個人差があり、特定の結果を保証するものではありません。
出典:IBJ「2025年 成婚白書」(日本結婚相談所連盟、加盟相談所の成婚者データ)/マイナビニュース「失恋から立ち直るまでの期間」調査(2024年10月公表、一般の失恋経験者対象)/manaby「失恋うつ」に関する調査(2024年6月、508人、PR TIMESで公表)/岡山大学紀要(2024年12月)失恋からの回復に関する研究/IBJ「お見合いと交際のルール&マナー」/都内結婚相談所による交際終了理由の集計(男女各100件、自社ブログ公開の参考値)
