婚活のメンタル

婚活やめてよかった人の3条件|やめる・休む・変えるの分岐点と男女別の違い

婚活やめてよかった人の3条件|やり方を変えるだけで済む人との分岐点

この記事でわかること

  • やめる前に確認する3つの数字は活動月数・お見合い回数・仮交際人数。IBJ成婚白書の典型は6〜9か月・約11人
  • 体の症状・他人由来の結婚理由・生活費を削る費用の3条件のどれかに当てはまる人は、離れる判断が正しい
  • 「やめたら結婚できた」の実態は、条件の狭い婚活を別の形に替えた話。申し込み条件と面談の使い方で解決する
  • 婚活をやめて浮くお金は年30〜60万円。一方で失うのは婚活サービス経由15.3%という出会いの経路
  • やめて幸せになるかは年齢より「やめた後の出会いの場を決めたか」。決めてやめた人と流されてやめた人で分かれる
  • 離れるなら退会より休会が先。月会費・期間上限・契約期間の扱いを書面で確認し、再開時の変更点は3つ以内

「お見合いは9回組めたのに、全部仮交際止まりで終わりました。毎週末が面接のようで、もう婚活をやめてよかったと言える側に回りたいです」。入会7か月目の方から、こうしたご相談は珍しくありません。

結論から言うと、この状態は「やめる」より「申し込みの幅と交際の進め方を変える」ほうが先です。一方で、体に症状が出ている・結婚したい理由が周囲への申し訳なさだけになっている・費用が生活費を削っている、この3つのどれかに当てはまる人は、いったん離れる判断のほうが正しいと考えています(個人差があります)。

この記事では、①退会(契約を終了する)②休会(在籍したまま活動を止める。可否と条件は相談所ごとに異なる)③やり方の変更(在籍のまま申し込み条件や進め方を変える)の3つを分けて扱います。最初に確認する3つの数字、やめていい3条件、変えるだけで済む2条件、やめて得るもの・失うものの金額とデータ、男性の場合の違い、年代別の意味の違い、後悔が起きる構造、やめて幸せになる人の条件、一度離れて再開した人の事例、休会の実務、よくある質問の順に進めます。

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

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「もうやめたい」の相談で最初に確認する3つの数字|活動月数・お見合い回数・仮交際回数

やめるか続けるかを気持ちだけで決めると、後で「まだ途中だったのでは」という迷いが残ります。だから現場では、先に3つの数字を出してもらいます。

数字 目安 根拠
活動月数 6〜9か月が成婚者の典型 IBJ 2025年成婚白書
お見合い回数 中央値 男性13回・女性10回(平均約11人) 同上
仮交際に進んだ人数 3人以上あれば「出会えていない」段階ではない 現場の経験則(統計値ではありません)

IBJ「2025年 IBJ成婚白書」(成婚者約2万人のデータ、2026年4月公表)では、成婚者の典型は活動6〜9か月・お見合い約11人・交際約4か月です。お見合い回数の中央値は男性13回・女性10回で平均値とも近く、一部の人が極端に多い回数を重ねて全体を引き上げている分布ではありません。ただし成婚した人のデータなので、活動中の全員の姿ではない点はご注意ください。

冒頭の方は7か月・9回・仮交際4人。数字だけ見れば「典型の手前」です。ここで退会すると、成婚がもっとも出やすい時期の直前で降りることになります。

逆に、12か月以上・お見合い15回以上で仮交際が1人以下なら、続け方そのものを見直す段階です(目安であり、個人差があります)。

「やめる・休む・変える」を3つの数字で切り分ける判定フロー
「やめる・休む・変える」を3つの数字で切り分ける判定フロー

やめる・休む・変えるを分けるセルフチェック(10問)

数字を出したら、次はこの10問です。当てはまる項目を数えてください。紙に書くか、スマホのメモに1〜10の番号だけ書いて◯×をつけるやり方で十分です。

No. チェック項目 該当したら
1 お見合いの前日に眠れない、食事が入らない日が続いている 休む
2 理由のわからない涙、動悸、朝起きられない日がある 休む
3 結婚したい理由を3つ書くと、全部が親・周囲・年齢のことだった 休む
4 月会費や交際費を、家賃・食費・貯金を削って払っている やめる/休む
5 相手のプロフィールを見ても、何も感じなくなった 休む
6 申し受け(相手からの申し込み)の承諾が、月に1件以下 変える
7 申し込みが月10件未満で「出会いがない」と感じている 変える
8 写真とプロフィール文を、入会時から一度も直していない 変える
9 担当との面談が、お断りの報告と次の申し込み依頼だけで終わる 変える
10 結婚したい気持ちは残っていて、疲れているのは「やり方」に対してだと思う 変える

読み方はシンプルです。1〜5に1つでも該当したら、まず休む。体と気持ちの回復が先で、やり方の改善はそのあとです。1〜5が0個で6〜10に2つ以上あるなら、やめる段階ではなく変える段階です。1〜5も6〜10も0個で、それでも活動を続けるのがつらい場合は、疲れの理由が婚活の外(仕事・家族・健康)にある可能性があります。その場合、婚活をやめても楽にならないことがあります。

点数の目的は正解を出すことではなく、「やめたい」という一語に混ざっている複数の理由を分けることです。分けたうえで、次の章から順に見ていきます。

婚活をやめてよかったと本当に言える3つのケース|退会・長期休会が正しい人

SMBCコンシューマーファイナンスの2025年1月調査(25〜39歳の未婚者1,000人)では、婚活中の80.6%が婚活疲れを感じています。サンマリエの調査でも、婚活経験のある未婚女性の82.5%が疲れを感じていました(すごく疲れている18.9%/疲れている34.7%/やや疲れている28.9%)。8割が疲れているのですから、疲れているだけではやめる理由としてまだ足りません。私が「いったん離れたほうがいい」とお伝えするのは、次の3つです。

ケース1: 結婚したい理由が「親に申し訳ない」「周りに遅れる」だけになっている

お見合いの席で「この人と暮らしたいか」より「この人で親は納得するか」を考えている状態です。この状態で成婚しても、真剣交際に入ってから迷いが噴き出すことが少なくありません。結婚したい理由を紙に3つ書いて、全部が他人由来なら、活動を止めて理由が自分に戻るまで待つほうが結果的に早いと考えています(個人差があります)。

ケース2: 不眠・食欲低下など体に出ている|やめた人の半数以上が経験

ナコード総研の「婚活と心身に関する実態調査 2026」(2026年4月、800人。単一企業の調査のため参考値です)では、婚活中の25.6%が「もう限界・やめたい」と答え、婚活をやめた300人のうち半数以上が不眠・集中力低下・気分の落ち込みなどを経験していました。報道でも、婚活疲れを感じた人のうち約3割が「うつになったことがある」と答えた調査が紹介されています(マイナビニュース)。

眠れない、お見合いの前日に食事が入らない。ここまで来ると「やり方を変える」では間に合いません。休むが先で、変えるのは眠れるようになってからです。

「疲れ」と「受診を考える段階」の線引き

私は医療者ではないので診断はできません。そのうえで、現場で「婚活の話より先に病院へ」とお伝えしている目安を書いておきます。

  • 婚活と関係ない場面でも眠れない・食べられないが2週間以上続いている
  • 仕事のパフォーマンスや家族との会話にも影響が出ている
  • 休会して活動を止めたのに、気分の落ち込みが戻らない

この3つに当てはまるなら、婚活の続け方を考える前に医療機関の受診を検討してください。婚活が原因のように見えても、別の要因が重なっていることがあります。休むことは「逃げ」ではなく、続けるための手順の一つです。この点は上位の婚活メディアがあまり書かないところですが、現場では最初に確認します。

ケース3: 費用が生活費や貯金を削っている|総額40〜49万円帯が目安

IBJの公表資料では、結婚相談所への支払総額は30代以上で40〜49万円の帯が最多です(相談所や活動期間で変動し、保証される数値ではありません)。相場の解説記事では、入会金・登録料3万〜15万円、月会費5,000〜2万円、お見合い料0〜1万円/回、成婚料5万〜30万円で、1年活動した場合の総額は30万〜60万円という整理が一般的です。

この額が「結婚後のための資金」から出ているうちは投資ですが、家賃や食費を削って月会費を払っているなら順番が逆です。お金の不安はお見合いの態度に出ます。相手にも伝わります。

婚活をやめると浮くお金と、失う出会いの経路|両方を数字で置く

「やめたら楽になる」という記事は多いのですが、浮く金額と失うものを並べて書いたものは意外とありません。判断材料として両方を置きます。

やめると浮く1年分の金額(試算例)

項目 試算の置き方 1年分
月会費 1.5万円 × 12か月 約18万円
お見合い料 5,000円 × 12回 約6万円
お見合い・交際時の飲食費 1回3,000〜5,000円を月2回 約8〜12万円
服・美容・写真の撮り直し 年2回の見直し+写真1回 約5〜10万円
移動費・土日の時間 月2回の移動+週末4回分 金額換算せず
合計(金額のみ) — おおむね年37〜46万円

※月会費や料金体系は相談所ごとに大きく異なります。上の数字は一般に公表されている相場をもとにした試算例で、ご自身の契約書の金額に置き換えてください。成婚料は成婚時のみ発生するため、この表には含めていません。

年40万円前後が浮くというのは、決して小さい話ではありません。だから「お金が浮いて楽になった」という体験談は本当です。問題は、その40万円で何をするかを決めているかどうかです。決めていないと、半年後に「浮いたはずのお金が何に消えたかわからない」という状態になります。

やめると失うもの|婚活サービス経由15.3%という経路

リクルート「婚活実態調査2024」では、2023年に結婚した人のうち15.3%が婚活サービス経由での結婚でした。内訳は婚活サイト・アプリ45.2%、結婚相談所29.8%、婚活パーティー・イベント等が続きます。国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査でも、2018年後半〜2021年前半に結婚した夫婦の13.6%がネット系サービスで知り合っています。

つまり婚活サービスは「7組に1組」の経路です。圧倒的多数ではありませんが、退会すればこの経路は一度閉じます。閉じたうえで、職場・友人の紹介・趣味の場という別の経路が自分に何回あるか。ここを数えずに閉じると、後悔の相談になりやすいのが現場の実感です。

「やめた後の人生設計」も脅しではなく準備として

やめる選択をした場合の準備として、お金の話も先に置いておきます。独身で老後を迎える場合の目安として、公的年金以外に2,000万円+万一に備えて300万円という試算が紹介されています(楽天カード「みんなのマネ活」)。50歳時未婚率は2020年国勢調査(不詳補完値)で男性28.3%・女性17.8%です(生命保険文化センター)。より新しい国勢調査に基づく数値も出ていますが、一次資料で確認できていないため、ここでは2020年の数字を使います。

これは「だから結婚しないと不幸」という話ではありません。婚活をやめる判断と、独身で生きる準備を始める判断は、同時に進めていいという意味です。やめて幸せになった方は、浮いたお金の一部を貯蓄や学び直しに回す先を決めていました。やめることを「何もしない」に変えてしまうと、不安だけが残ります。

やり方を変えるだけで解決する2つのケース|「婚活をやめたら結婚できた」の正体

「婚活をやめたら結婚できた」という話は、検索上位の記事でも定番です。ここに現場から一つ異論があります。

ライターの大宮冬洋さんが35歳以上で結婚した100人に聞いた調査では、66人は積極的な婚活で相手を見つけ、そのうち約4割が相談所・パーティー・婚活サイト経由でした。婚活せずに結婚した34人の相手は、同僚や取引先など長い付き合いの人が大半です。つまり「やめたら結婚できた」の多くは、婚活そのものをやめたのではなく、条件の狭い婚活をやめて別の形に替えた話です。相談所の中でも、同じことが起きます。

変えるケース1: 申し込み条件が狭く、申し受けをほぼ断っている

「出会いがない」と感じている方の申し受け承諾率を見ると、2割未満というケースを現場ではよく見ます(統計値ではなく、現場の傾向です)。出会いがないのではなく、出会いを入口で止めている状態です。

変え方は3つ。年齢と年収の希望を1段階広げる、申し受けは「会う理由が1つあれば受ける」に切り替える、4週間で申し込みを20件出す。この3つを1か月試して仮交際が1人も増えなければ、そのとき初めて「やめる」を検討して遅くありません。

変えるケース2: カウンセラーとの面談が「報告」だけになっている

お断りの連絡を受け取るだけ、次の申し込みを頼むだけ。面談がこの形になっている方は、相談所のいちばん高い機能を使っていません。「なぜ仮交際が続かないと思いますか」と担当に聞いて、具体的な答えが返ってこないなら、担当変更を先に考えてください。判断の仕方は結婚相談所のカウンセラーと相性が合わない時|見極め7質問と担当変更の判断にまとめています。

「結婚を意識しない出会い」に替える場合の現実的な設計

やめた人の体験談でよく出てくるのが「結婚を前提にしない出会いのほうが自然だった」という話です。これは実感として正しいのですが、そのまま何もしないと出会いの回数はゼロになります。替えるなら、場所を決めてから替えてください。

  • 月1回以上、新しい人が混ざる予定を入れる(習い事、社会人サークル、地域の活動など)
  • 1年以上続けられるものを選ぶ。婚活のつもりで選ぶと、成果が出ないときにまた疲れます
  • 友人・同僚に「紹介の可能性がある」と伝えておく。晩婚100人調査で婚活せずに結婚した人の相手は、長い付き合いの人が大半でした

この設計があるなら、相談所を離れる判断は十分あり得ます。設計がないまま離れるのが、後述する後悔の入口です。

婚活をやめてよかった男性は何が違うか|男の本音と疲れ方の違い

男性のご相談は「申し込んでも成立しない」型がほとんどです。SMBC調査では疲れを感じる割合は女性86.8%・男性74.4%と男性のほうが低いのですが、疲れの中身が違います。女性は申し受けを断り続ける消耗、男性は申し込みが返ってこない消耗。

比較 女性に多い疲れ方 男性に多い疲れ方
消耗の中身 申し受けを断り続ける/毎週末が面接に感じる 申し込みが返ってこない/成立しない
口に出る言葉 「選ばれる自分を演じるのに疲れた」 「スペックで切られるのが不毛」
先に手を入れる場所 申し受けの受け方・交際の進め方 写真・プロフィール文・申し込み先の層
やめて楽になる理由 週末と自己評価が戻る 数値で評価される場から降りられる

結婚相談所の会員は男性が約54%と多く、申し込みが通る割合は女性より下がりやすい構造です(詳しくは結婚相談所の男女比は男54%|年代別に見る競争率と戦略の立て方)。男性が「やめてよかった」と言えるのは、申し込み数だけを増やして消耗する構造から降りた場合です。

男性の相談で多いもう一つの本音が、「結婚したいというより、結婚できない自分を認めたくないだけかもしれない」というものです。この整理がついた方は、やめても引きずりません。逆に、この整理をつけずに数だけ追っていた方は、やめたあとも「負けた」という感覚が残りやすいと感じています。婚活は相手を探す活動で、人としての評価ではありません。ここを分けられるかどうかが、男性の「やめてよかった」の分かれ目です。

ただし、降りる前に写真とプロフィール文を一度も作り直していない方は、まだ「変える」段階です。申し込み30件で成立0なら、相手ではなく見せ方の問題である可能性が高いと現場では見ています(個人差があります)。また、入会前の面談で「その条件では厳しい」と言われただけで撤退を決めるのも早いです。入会前の見立てと、実際に申し込んでお見合いが成立するかは別の情報です。判断材料は実際の成立数で持ってください。

その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

年代別|「婚活をやめてよかった」の意味が変わる

同じ「やめてよかった」でも、年代によって中身が違います。上位の記事は30代女性を暗黙の前提にしたものが多いので、ここは分けて書きます。いずれも現場で聞く傾向で、統計値ではありません。

年代 やめて楽になる中身 やめる前に確かめたいこと
20代 周囲の結婚報告に急かされる感覚から降りられる 焦って始めた婚活なら、やめるより一度止めるだけで足りることが多い
30代前半 週末と自己投資の時間が戻る 成婚者の典型(6〜9か月)に達しているか。届いていないなら変える段階
30代後半 「選ばれる側」でいることの消耗から離れられる 離れた後の出会いの回数。年0回なら退会より休会
40代以降 結婚を人生の前提から外し、自分の計画を組み直せる やめる/続ける以外に、条件の組み替えで動く余地が残っていないか

20代の方からのご相談は「やめたい」より「始めるのが早すぎた」に近いことが多いです。この場合は退会せず、活動量を落として続けるだけで落ち着くことがあります。一方で40代以降の方は、やめる・続けるの二択ではなく「相手に求める条件のどこを組み替えるか」で結果が変わる余地が残っていることが多い、というのが現場の印象です(個人差があります)。

婚活をやめた後悔は「年齢」より「出会いの数」で起きる

「年齢が上がってから再開すると厳しい」という不安はよく聞きます。実際に後悔の相談で戻ってくる方に共通するのは、年齢より「やめた後の出会いの場を決めていなかった」ことです。

明治安田総合研究所の2026年2月調査(8,872人)では、未婚者の76.3%に交際相手がいません。相談所を離れることは、この76.3%の世界に戻ることを意味します。職場・友人経由の出会いが年に何回あるか。数えてゼロなら、退会より休会が向いています。

婚活をやめた後悔が起きる4つのパターン

後悔の相談を整理すると、だいたい次の4つに分かれます。

  1. お断りを受けた直後にやめた。感情が最も動いている日の判断は、1週間後の自分の判断と違うことが多いです。私は「お断りの当日は退会の話をしない」とお伝えしています
  2. やめた後の出会いの場を決めていなかった。上の76.3%に戻るだけになり、半年後に同じ悩みが戻ります
  3. 浮いたお金の使い先を決めていなかった。年40万円前後が浮いても、行き先がないと「何も変わらなかった」という感覚になります
  4. やり方を一度も変えずにやめた。写真も申し込み条件も担当への相談の仕方も入会時のまま、という方がいます。これは「婚活が向いていない」ではなく「一つの型しか試していない」状態です

逆に言えば、この4つを避ければ、やめる判断そのものは後悔につながりにくいということです。やめること自体が悪いのではなく、やめ方の設計がないことが後悔を作ります。

婚活をやめて幸せになる条件|「決めてやめる」

政府の調査では「幸福度が高い」と答えた割合は既婚者55.0%・未婚者42.4%ですが、因果関係は不明で、独身だから不幸という意味ではありません。やめて幸せになった方に共通するのは「今は結婚の優先順位を下げる」と自分で決めてやめたことです。流されてやめた人は、半年後に「やめてよかったのか」を検索しています。あなたは今、どちらでしょうか。

「決めてやめる」を具体的にすると、次の4つを言葉にしてから離れることです。

  • いつまで結婚の優先順位を下げるのか(例:来年の春まで考えない)
  • 浮いたお金と時間を何に回すのか(貯蓄・資格・趣味・健康のどれか一つでよい)
  • 再開を考えるきっかけは何か(気持ちが戻ったとき/状況が変わったとき)
  • 結婚しない人生を選ぶ場合、何を準備するのか(住まい・お金・人との関係)

この4つが言えるなら、やめる選択は前向きな決定です。言えないまま離れると、「やめた」ではなく「止まった」状態になります。現場で見てきた限り、やめて表情が変わった方は例外なく前者でした。

一度婚活をやめて再開した人の事例|休会4か月で戻ったケース

30代後半の女性。活動10か月、お見合い14回、真剣交際まで進んだ1人からお断りを受けた直後に眠れなくなり、休会を選びました。休会中は担当との連絡を月1回の近況だけに絞り、4か月目に「また会ってみたい」という言葉が本人から出た時点で再開。再開時に変えたのは、希望年齢の幅を3歳広げる、申し受けは即断せず翌日に返事する、担当面談を月2回以上にする、の3点です。再開後は仮交際が2か月以上続くようになり、面談の内容も「お断りの報告」から「次に何を話すか」に変わりました。

※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。成果には個人差があります。

再開がうまくいった方に共通するのは、①戻る時期を「気持ちが戻ったとき」と決めておいた ②再開時に変える点を3つ以内に絞った ③休会中も担当との細い連絡を切らなかった、の3点です。休み方の型は婚活疲れは3つの型で見分ける|型別の休み方と再開の目安で詳しく分けています。

そのままやめた方の例|「結婚を選ばない」を決めた場合

もう一つ、戻らなかった方の例も書きます。40代前半の男性で、活動14か月・お見合い18回・仮交際2人。退会の面談で出てきたのが「結婚したいというより、していない自分が嫌だっただけでした」という言葉でした。退会後は資格の勉強と地域の活動に時間を移し、1年後に近況をいただいたときには「今の生活が自分に合っている」と書かれていました。

この方が後悔しなかった理由は、退会の時点で「いつまで考えないか」「浮いた時間と費用を何に回すか」を決めていたことだと考えています。やめる選択が正しいこともあります。大事なのは、やめた先を空白にしないことです(※事例は複数のケースを再構成したもので、結果には個人差があります)。

休会と退会の実務|月会費・期間・契約期間の扱いは書面で確認

結婚相談所の契約は特定継続的役務提供に当たり、中途解約時の精算ルールは法律で上限が定められています。一方、休会制度は法律の定めではなく相談所ごとの規定です。休会中の月会費が無料・減額・全額のどれか、休会できる期間の上限、休会を挟んだ場合に契約期間が延びるのか止まるのか。この3点は必ず契約書と規約で確認してください。相談所によって扱いが異なるため、ここでは一律の金額は書けません。

担当に切り出すときの言い方も、曖昧だと話が進みません。

❌「ちょっと疲れたので、しばらく休みたいです」

⭕「3か月休会したいです。休会中の月会費と契約期間の扱い、再開時に必要な手続きを教えてください」

後者なら、担当は規約を開いて答えるしかありません。「休会は認めていない」と言われた場合は、活動を止めたまま在籍する費用と、退会して再入会する費用(登録料の再発生)を並べて比べる。これが第2案です。

休会期間の決め方と、休んでいる間にやること

休会は「気が済むまで」にすると、戻るきっかけを失います。現場では、次のように期限を切ることをおすすめしています。

状態 期間の目安 休会中にやること
疲れているが眠れてはいる 1〜2か月 写真とプロフィール文の見直しだけ進める
不眠・食欲低下がある 3か月+延長可の前提で 婚活の話を一切しない。回復が優先
お断り直後で判断できない まず2週間、その後に決める 退会も休会も決めない。決めない期間をつくる

休会中に一つだけやるなら、担当との月1回の近況連絡を残すことです。完全に連絡を切ると、再開時に説明から始めることになり、戻る心理的コストが上がります。逆に、休会中に他の出会いの場を試してみるのは問題ありません。試した結果で「相談所のほうが自分に合っていた」と分かることもあります。

よくある質問|婚活をやめる前に聞かれること

Q. 「婚活をやめたら結婚できた」は本当ですか?

A. 部分的に本当です。晩婚100人調査では66人が積極的な婚活で相手を見つけており、「やめたら」の実態は「条件の狭い婚活をやめて別の形に替えた」ケースが中心です。

Q. お見合い何回で見切りをつけるべきですか?

A. IBJ成婚白書のお見合い回数の中央値は男性13回・女性10回です。15回を超えて仮交際が1人以下なら、やめる前に申し込み条件と見せ方を変える段階です(目安です)。

Q. 休会と退会、迷ったらどちらが先ですか?

A. 休会が先です。退会後に再入会すると登録料が再び発生する相談所が多く、休会なら再開時の手続きが軽いためです。休会規定の有無と費用は相談所ごとに違うので確認してください。

Q. 婚活をやめて幸せになれる人の共通点は?

A. 「今は結婚の優先順位を下げる」と自分で決めてやめた人です。決める内容は、いつまで下げるか・浮いたお金と時間の行き先・再開のきっかけの3点で足ります。流されてやめると、未婚者の76.3%に交際相手がいない環境に戻るだけで、後悔の相談につながりやすい傾向があります。

Q. 男性でも「やめてよかった」と言えますか?

A. 言えます。ただし男性は申し込みが通らない消耗型が多く、写真とプロフィールを一度も作り直していないなら、まだ「変える」段階です。入会前の面談で厳しいと言われただけで撤退を決めるのも早く、実際の申し込み・お見合い成立数を判断材料にしてください。

Q. 婚活をやめると年間いくら浮きますか?

A. 月会費1.5万円・お見合い料5,000円・交際時の飲食費などを積み上げると、おおむね年37〜46万円という試算になります(相談所と活動量で大きく変わります)。ただし婚活サービス経由の結婚は2023年婚姻者の15.3%(リクルート調査)で、退会はこの経路を一度閉じる判断でもあります。

Q. 婚活疲れとうつの違いはどこで見ますか?

A. 私は医療者ではないため診断はできませんが、婚活と関係ない場面でも眠れない・食べられないが2週間以上続く、休会しても気分が戻らない、仕事や家族との会話にも影響が出ている場合は、婚活の続け方より先に医療機関の受診をご検討ください。

Q. 一度やめたら、もう戻れませんか?

A. 戻れます。現場では休会から再開する方が一定数いて、再開後にうまく進むケースもあります。戻りやすくするコツは、再開時に変える点を3つ以内に絞ることと、休んでいる間も担当との細い連絡を切らないことです。

次の一歩|やめる前に「3つの数字」と「体の症状」を紙に書く

やめるかどうかは、気持ちではなく2枚の紙で決まります。1枚目は活動月数・お見合い回数・仮交際人数。2枚目は眠れているか、食べられているか、結婚したい理由が自分のものか。

  • 3つの数字が「12か月・15回・仮交際1人以下」なら、やめる前に申し込み条件と見せ方を1か月変える
  • 体に症状が出ている・理由が他人由来・費用が生活費を削る、のどれかなら、いったん離れるのが正しい
  • 10問のセルフチェックで1〜5に該当があれば休む、6〜10だけなら変える段階
  • やめると年37〜46万円前後が浮き、婚活サービス経由15.3%の経路は一度閉じる。両方を並べて決める
  • 離れるなら退会より休会が先。月会費・期間上限・契約期間の扱いを書面で確認する
  • 戻る時期は「気持ちが戻ったとき」と決め、再開時の変更点は3つ以内に絞る

数字の整理を一人でやるのがつらいときは、無料相談で一緒に紙に書き出すこともできます。休むという結論になっても、その判断をお手伝いします。サイト内の婚活タイプ診断(10問・約3分)で、自分がどの疲れ方をしているかを先に確かめるのも一つの手です。

※本記事の数値はいずれも公表時点の目安であり、成果や感じ方には個人差があります。休会・退会の条件は各相談所の契約書・規約が優先します。健康に関する判断は医療機関にご相談ください。

出典一覧

  • IBJ(日本結婚相談所連盟)「2025年 IBJ成婚白書」2026年4月公表、成婚者約2万人
  • IBJ 公式サイト「結婚相談所の料金は高い?」支払総額の分布
  • SMBCコンシューマーファイナンス「婚活・結婚に関する意識・実態調査」2025年1月、25〜39歳の未婚者1,000人
  • サンマリエ 婚活疲れに関する調査(婚活経験のある未婚女性の82.5%が疲れを感じる/PR TIMES)
  • ナコード総研「婚活と心身に関する実態調査 2026」2026年4月、800人(参考値)
  • マイナビニュース「婚活疲れでうつ病になる人も」婚活疲れを感じた人の約3割の回答
  • 明治安田総合研究所「2026年 恋愛・結婚に関するアンケート調査」2026年2月、8,872人
  • リクルート「婚活実態調査2024」2023年婚姻者のうち婚活サービス経由15.3%
  • 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」ネット系サービスで知り合った夫婦13.6%
  • 生命保険文化センター「50歳時の未婚率」2020年国勢調査・不詳補完値(男性28.3%・女性17.8%)
  • 楽天カード「みんなのマネ活」独身の老後資金の目安(公的年金以外に2,000万円+300万円)
  • 大宮冬洋「晩婚さん100人に聞いた」Yahoo!ニュース エキスパート
  • 東洋経済オンライン「未婚者は幸福度が低い」調査の裏側(政府調査の引用)

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

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