
この記事でわかること
- 結婚相談所の男女比は2024年に逆転し、2025年末で男性54%・女性46%(IBJ)。「男4:女6」は古い
- 30代以下は女性6〜7割、40代以降は男性が多数派。有利・不利は性別×年代で決まる
- 少数派=有利ではない。成婚率は男性40.1%・女性28.1%で、申し込みの集中先が結果を左右する
- 年代×性別4パターンの戦略と、最初の8週間で成立率を測る手順(週5件・1割未満なら見直し)
結婚相談所の男女比は、2025年末時点で男性54%・女性46%(IBJ調べ)。長く語られてきた「女余り(男4:女6)」は2024年に逆転し、いまは男性がやや多い市場です。ただし30代以下に限ると女性が6〜7割を占め、40代以降で男性が上回る二重構造になっています。「有利・不利」は性別だけでは決まらず、年代との掛け合わせで見る必要があります。
この記事で扱うのは、IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の結婚相談所での婚活です。お見合い→仮交際→真剣交際→成婚という段階を前提に、①全体の男女比の推移、②アプリ・パーティーとの土俵の違い、③年代別の男女比、④会員比率と成婚率のズレ、⑤年代×性別ごとの戦略の順に、公表データと現場の肌感覚を分けて書いていきます。数値はいずれも集計時点のもので、今後変動します。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
結婚相談所の男女比は男性54%・女性46%|「女余り」は2024年に逆転した
IBJが2026年6月に公表したプレスリリースによると、登録会員の男女比は2020年末の男性46%・女性54%から2024年に逆転し、2025年末には男性54%・女性46%になりました。IBJ公式「数字でIBJチェック」では2026年4月時点で男性55.5%・女性44.5%と、男性側の比率はさらに伸びています。登録会員数は2026年7月末で110,420名です。
5年で8ポイント動いたわけです。
検索上位の解説ページには「結婚相談所は男4:女6」と書かれたものがまだ多く残っていますが、これは2020年前後のデータをもとにした記述です。入会を検討している方が最初に確認すべきなのは、その相談所や連盟が「いつ時点の」数字を出しているかで、公表年が2022年以前なら現状とズレていると考えてください。

現場でも変化は感じます。2023年ごろまでは女性会員から「申し込んでもお見合いが組めない」という相談が中心でしたが、この1〜2年は同じ悩みを男性から聞く回数のほうが増えました。これは当サロンで観測した傾向で、統計値ではありません(個人差があります)。
男女比が動いた背景は3つ(複数要因の推定)
- コロナ禍以降、アプリで成果が出なかった男性が相談所へ移る流れが強まった
- 女性は20代後半〜30代前半で先に入会が進んでいた分、母数の伸びが鈍化した
- 男性側の入会要件(年収・職業)を緩める相談所が増え、間口が広がった
いずれも複数の要因が絡む推定で、どれか1つで説明できるものではありません。
婚活の男女比はサービスで違う|アプリ7:3、パーティー5:5、相談所ほぼ拮抗
「婚活は女余り」という言葉が独り歩きしているのは、婚活サービス全体を一つの土俵として語ってしまうからです。マッチングアプリの男女比はおおむね男7:女3(婚活情報サイトの集計・参考値)、婚活パーティーは主催側が男女同数になるよう設計するのが一般的で、結婚相談所は前述のとおり男性がやや多い程度の拮抗です。
アプリで「女性が有利」に感じた男性が相談所に来ると、今度は同性のライバルが多い。逆に、相談所では女性が少数派なのに「選ばれない」と感じる女性がいる。この食い違いは、次の年代別データで説明できます。
年代別の男女比|30代以下は女性6〜7割、40代以降は男性が多数派になる二重構造
IBJ会員の年齢分布は30代が53.5%で、山のいちばん高い位置は30代前半の女性です(加盟相談所ラポルテがIBJデータを集計・2025年)。30代以下に限ると男性3〜4割・女性6〜7割、30代後半〜40代前半で拮抗し、40代後半以降は男性が上回るという構造が、複数の加盟相談所の集計で共通しています。連盟全体の年代別男女比は公式には細かく公表されていないため、これらは参考値として扱ってください。
| 年代 | 会員の男女比の傾向 | 「少数派」になる側 |
|---|---|---|
| 20代 | 女性が多い(女性6〜7割) | 男性 |
| 30代前半 | 女性が多い(会員全体の最多層) | 男性 |
| 30代後半 | ほぼ拮抗〜男性がやや多い | どちらとも言えない |
| 40代 | 男性が多い | 女性 |
| 50代以上 | 男性がかなり多い | 女性 |
※加盟相談所の集計をもとにした傾向で、相談所・地域・集計時期により異なります。
自分の年代で「どれくらい選ばれにくいか」はお見合い成立率で測る
男女比そのものより、実際に効いてくるのは「申し込んで何件お見合いが組めるか」です。現場の目安として、30代男性が同年代の女性に10件申し込んで成立が1〜2件、30代前半の女性は自分から10件申し込めば3〜4件成立し、さらに申し受け(相手からの申し込み)が月に数十件届くことも珍しくありません。これは当サロンでの体感値で、統計値ではありません(個人差があります)。
では女性は楽なのか。そうでもないのです。
「少数派=有利」は半分だけ正しい|成婚率は男性40.1%・女性28.1%(IBJ成婚白書2024)
会員数の少ない側が有利、という通説は現場では半分しか当たりません。IBJ成婚白書2024によると、成婚率は男性平均40.1%・女性平均28.1%。女性は30代以下で多数派、40代以降で少数派と立場が変わるのに、どの年代でも成婚率は男性を下回っています。
| 年代 | 男性の成婚率 | 女性の成婚率 |
|---|---|---|
| 29歳以下 | 42.5% | 36.4% |
| 30〜34歳 | 49.0% | 35.8% |
| 35〜39歳 | 46.2% | 30.3% |
| 40〜44歳 | 39.0% | 22.5% |
| 45歳以上 | 23.6% | 15.7% |
※IBJ成婚白書2024より。ここでの成婚率は「退会者のうち成婚退会した人の割合」で、入会者全体に対する割合ではありません。定義が異なる数字と単純比較しないでください。
なぜ人数の少ない側が成婚に届きにくいのか。現場で見ている限り、理由は「申し込みが集中する相手が偏る」ことにあります。女性からの申し込みは年収・年齢の上位2〜3割の男性に集中し、その男性は申し受けをさばききれずお断りが増える。一方、多数派の男性は成立しにくい代わりに、成立したお見合いから交際へ進む率は高い。人数の多寡より「誰に申し込みが集まるか」の分布が結果を決めているわけです。年収と年齢の掛け合わせは婚活で年収はいくら必要?年齢×年収で見る現実と年収帯別の戦略で整理しています。
地域差:東京は男性有利、地方は女性有利(IBJ結婚みらい研究所の47都道府県分析)
IBJ結婚みらい研究所が成婚者19,112名を都道府県別に分析したところ、東京都の成婚率は男性41.1%・女性27.6%で男性が13.5ポイント上回る一方、北海道・東北、北関東・甲信越、東海・北陸では女性の成婚率が男性を上回りました。若い女性が地方から大都市圏へ移る流れが背景です。首都圏の女性会員と地方の男性会員は、全国平均より厳しい土俵にいる前提で戦略を立てたほうが安全でしょう。
年代×性別で立てる戦略|4パターンの型と最初の8週間
ここからは、上のデータを自分の立ち位置に落とし込む型です。件数や週数は当サロンでの目安で、成果には個人差があります。
30代前半の女性(多数派・申し受けは多いが成婚率35.8%)
申し受けが多いほど「もっと良い人が来るかも」で判断が遅れ、仮交際が3〜4人並行して全員に薄くなるのが典型的なつまずきです。対処は条件の絞り込みに尽きます。
- ❌ 悪い例:年収600万円以上・身長170cm以上・大卒・同年代・非喫煙、すべて必須
- ⭕ 良い例:譲れない条件は3つまで(例:非喫煙・転勤なし・年齢差5歳以内)、残りは会ってから判断
30代の男性(少数派だが競争は激しい・成婚率49.0%)
お見合い成立率が1〜2割なら、月の申し込みは20件前後を目安にして成立2〜4件を安定させます。写真とプロフィール文で成立率が変わるので、最初の2週間はそこに時間を使ってください。成立後の交際進行率は男性のほうが高いので、成立しない時期に自信を落とさないことが最大の対策です。
40代の女性(少数派なのに成婚率22.5%)
申し受けを待つ戦略は年代的に不利です。自分から週5件、8週で40件の申し込みを基本に、40代後半〜50代前半の男性まで年齢幅を広げると成立率が上がります。費用対効果は結婚相談所は40代で成果が出る?成婚データと総額55万円の現実で試算しています。
40代以上の男性(多数派化が進み、45歳以上の成婚率は23.6%)
同年代の女性会員は減り、同性のライバルは増える年代です。「10歳下」を希望条件にすると成立率が急落するため、年齢差5歳以内を第1案、同年代を第2案に置くと、お見合いの成立と交際の継続の両方が安定します。
最初の8週間の進め方(全パターン共通)
- 1〜2週目:写真撮影・プロフィール文の作成。譲れない条件を3つに絞る
- 3〜6週目:申し込み週5件。申し受けの返答は48時間以内。成立率を毎週記録する
- 7〜8週目:成立率が1割未満なら条件と写真を見直す。仮交際が2人以上並行なら、真剣交際に進める基準を担当者と共有する
8週たっても成立が0件なら、失敗ではなく「条件か地域が土俵に合っていない」というサインです。活動地域を隣県まで広げる、年齢幅を広げる、の順に修正すると、追加費用なしで打開できることが多いです。実際、条件を1つ外しただけで翌月の成立が0件から3件に変わったケースもあります。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。
結婚相談所の男女比についてよくある質問
Q. 結婚相談所はいまも「女余り」ですか?
A. いいえ。IBJでは2024年に逆転し、2025年末で男性54%・女性46%です。ただし30代以下に限ると女性が6〜7割で、「若い年代は女余り、40代以降は男余り」というのが正確な答えです。
Q. 婚活市場全体の男女比はどうなっていますか?
A. 2020年国勢調査では15歳以上の未婚者は男性1,664万人・女性1,309万人、50歳時未婚率は男性28.3%・女性17.8%で、母集団としては男性のほうが多い状態です。相談所の男女比逆転は、この母集団の姿に近づいた動きとも読めます。
Q. 男性が多い相談所と女性が多い相談所、どちらを選ぶべきですか?
A. IBJ加盟相談所であればお見合い相手は連盟全体の会員なので、個別相談所の男女比は活動にほぼ影響しません。見るべきは、あなたの年代・地域での成立率の目安を担当者が具体的に答えられるかどうかです。
Q. 自分の年代の男女比はどこで確認できますか?
A. IBJ公式「数字でIBJチェック」で男女別の年齢比が見られます。無料相談では「私の年代・地域で、10件申し込んで何件くらい成立しますか」と聞くと、その相談所の実務の解像度が分かります。
Q. 成婚率40.1%は「入会者の4割が結婚する」という意味ですか?
A. 違います。IBJ成婚白書の成婚率は退会者に占める成婚退会の割合で、活動中の会員は含みません。分母の定義が違う数字を並べて比べないよう注意してください。
次の一歩|自分の年代の「成立率」を測ってから動く
- 結婚相談所の男女比は2024年に逆転し、2025年末で男性54%・女性46%(IBJ)
- 30代以下は女性6〜7割、40代以降は男性が多数派の二重構造
- 少数派が有利とは限らず、成婚率は男性40.1%・女性28.1%。申し込みの集中先が結果を決める
- 東京は男性有利、地方は女性有利。地域も土俵の一部
- まず8週間、週5件の申し込みで自分の成立率を測り、1割未満なら条件と地域を見直す
本記事の数値はIBJ等の公表データと当サロンの目安を分けて記載しています。いずれも集計時点の値で今後変動し、成果を保証するものではありません(個人差があります)。自分の年代・地域でどう動くべきか整理したい方は、無料相談で現在の状況を一緒に棚卸しするところから始めてください。無理な勧誘はしていません。
出典一覧
- IBJ(日本結婚相談所連盟)プレスリリース「婚活市場の男女比が5年で逆転、男性会員が54%に」PR TIMES、2026年6月10日:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000984.000007950.html
- IBJ結婚みらい研究所プレスリリース「地方は女性、都市部は男性が婚活有利」(成婚者19,112名の47都道府県分析)PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000999.000007950.html
- IBJ公式「数字でIBJチェック!」(会員データ・2026年4月時点):https://www.ibjapan.com/ibj/data/
- IBJ「成婚白書2024」(2024年の成婚退会者・年代別成婚率):https://www.ibjapan.jp/information/wp-content/uploads/2025/04/2024IBJseikon_hakusyo.pdf
- IBJ会員の年齢層・男女比まとめ(加盟相談所ラポルテによるIBJデータ集計、2025年):salon-laporte.jp
- 総務省「2020年国勢調査」未婚率(日本生活習慣病予防協会による集計):https://seikatsusyukanbyo.com/statistics/2024/010769.php
