
この記事でわかること
- 女性の申し込まれ件数は月あたり中央値で20代48.5件・30代35.7件・40代24.8件・50代13.8件(IBJ成婚白書)
- 平均128.9件は活動期間の累計値で、最頻値は30〜39件。月の相場と混同すると自分を過小評価する
- 入会直後の集中と相談所の申込上限(月20〜30件)で件数は動く。少なさは魅力だけの問題ではない
- 成婚と連動していたのは申受数より自分からの申込数(中央値26件 vs 13件)。お見合い11回の逆算で必要数が見える
女性が1か月に申し込まれる件数は、IBJ(日本結婚相談所連盟)の2025年成婚白書によると中央値で20代48.5件、30代35.7件、40代24.8件、50代13.8件です。ただ、この数字を下回っていても慌てる必要はありません。申し込まれる件数は、年代だけでなく活動の月数、そして相談所側の設定でも大きく動くからです。
この記事は、IBJ加盟の結婚相談所で活動中の女性が「自分の申し込まれ件数は少ないのか」を判断するために書いています。アプリの「いいね」数の話は扱いません。順番としては、まず混同しやすい用語の整理、次に年代別の相場と平均に引っぱられない読み方、そのうえで活動月数を織り込んだ判定、件数が少ないときに手を付ける順番、最後に「件数より成婚に効く数字」を見ていきます。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
まず用語を3つに分ける(申込数・申受数・成立数)
ここを分けないまま他サイトの数字と自分を比べると、ほぼ確実に「自分は少ない」と誤解します。
- 申込数=自分から相手に出したお見合い申し込みの数
- 申受数(申し受け・申し込まれ件数)=相手から自分に届いた申し込みの数
- お見合い成立数=双方のOKが揃って実際に会うことが決まった数
もう一つ、期間の単位も必ず確認してください。公開されている数字には「1か月あたり」と「活動期間の累計」が混在しています。累計の数字を月の相場と勘違いすると、実際には標準的な人まで「全然足りない」と感じてしまう。比べる前に、単位を揃えることが先です。
【結論】女性が申し込まれる件数の中央値(年代別)
1か月あたりの申受数は、年代でここまで差が出ます。
| 年代 | 1か月あたりの申受数(中央値) | 20代との比 |
|---|---|---|
| 20代 | 48.5件 | — |
| 30代 | 35.7件 | 約0.74倍 |
| 40代 | 24.8件 | 約0.51倍 |
| 50代 | 13.8件 | 約0.28倍 |
出典はIBJ「2025年 IBJ 成婚白書」(約2万人の婚活データを分析、対象は成婚した会員)。業界団体の統計なので根幹に使える数字ですが、対象が成婚者であるため「活動中の全女性の平均像」ではない点は押さえておいてください。

そして、ここが一番の落とし穴です。活動期間の累計で見ると、女性成婚者の申受数は平均128.9件・中央値79件、一方で最頻値(いちばん人数が多かった帯)は30〜39件とされています。平均と最頻値が3倍以上ずれている。つまり分布は、ごく一部の「申し込みが集中する会員」が平均を押し上げた、右側に長い裾を持つ形です。
| 見る数字 | 値 | 意味 |
|---|---|---|
| 月あたり中央値(30代) | 35.7件 | 今月の自分と比べる数字 |
| 累計の平均 | 128.9件 | 少数の上位層に引き上げられている |
| 累計の中央値 | 79件 | ちょうど真ん中の人の数字 |
| 累計の最頻値 | 30〜39件 | いちばん人数が多かった帯 |
自分の位置を測るなら、見るのは平均ではなく中央値と最頻値です。累計で40件台でも、人数が最も多い帯のすぐ上にいることになります。
「3か月目で減った」はほとんどの人が通る道
入会直後は、それまで登録されていた会員の目に新しいプロフィールが一斉に触れるため、申し込みが短期間に集中します。いわゆる入会直後の集中期で、通常時の数倍が届くという説明をする相談所もあります。問題は、ここを自分の基準値にしてしまうことです。
「最初の3日で10件以上来たのに、今はほとんど来ない」。この落差で落ち込んでしまうご相談は、本当に珍しくありません。実際には在籍が長くなるほど届く数はゆるやかに減り、3か月目あたりで手応えが切れる感覚になる方が多い印象です(個人差があります)。
もう一つ、自分の魅力とは無関係に件数を左右する要素があります。加盟店ごとの申し込み上限設定です。IBJのシステム上は月200件まで申し込めるものの、各相談所の通常プランは月20〜30件が一般的で、200件は上位オプションという解説があります(加盟店による解説のため、数字は在籍先での確認が必要です)。相手側の上限が月30件なら、その30枠に入るかどうかの勝負になる。あなたの受ける件数は、相手の環境にも影響されます。
だからこそ、感覚で悩む前に担当カウンセラーへ事実確認をしてください。聞くのは3点です。
- 自分のプロフィールが、検索でどの条件のときに表示されているか
- 自分のプランの申し込み上限は月何件か(増やせるのか)
- 届いた申し込みのうち、断った理由の内訳はどうなっているか
伝え方で損をしないよう、言い方の例も挙げておきます。
❌「申し込みが来ないんですけど、どうしたらいいですか」…状況が共有されないため、一般的な助言しか返ってきません。
⭕「活動3か月目で、先月の申受は8件でした。同年代の中央値と比べて少ないのか、写真と条件のどちらを先に直すべきか、データで教えてください」…比較軸と優先順位の相談になります。
件数が少ないときに手を付ける順番
対策を10個並べられても、全部はできません。優先順位は「断られる理由」から逆算するのが合理的です。ある相談所の集計では、お見合いを断る理由は1位が年齢26%、2位が写真の印象19%、3位が学歴・年収などの条件18%とされています(単一の事業者集計のため参考値です)。
年齢は変えられません。ならば変えられるものの中で最大の「写真」に資源を集中する。これが最初の一手です。撮り直しは費用も手間もかかりますが、着替えと背景だけを変えて、同じスタジオでサブカットを差し替える第2案もあります。詳しくは婚活のプロフィール写真で女性が通る5条件|加工のOKラインと、お見合いのお断り理由|会う前は写真35%・後は会話29%を参考にしてください。
次が条件欄です。ここで一般的な助言は「条件を緩めましょう」ですが、現場では逆の提案をすることもあります。緩めるべきなのは数値条件、絞るべきなのは生活条件だからです。年収や身長の下限を1段下げる一方で、勤務地・転勤の有無・同居の希望といった、結婚後の生活が実際に変わる項目はむしろ具体的に書く。曖昧な条件欄は申し込みを増やしても、会ったあとで噛み合わない相手を増やしてしまいます。転勤を前提に考えるなら全国転勤で結婚できないは本当か|単身赴任51.5%と先に伝える5項目も合わせて読めます。
申受数を増やしたいというご相談で、写真と条件欄のどちらか一方しか触っていないケースをよく見ます。片方だけだと、入口の数は動いても中身が変わらない。両方を同じタイミングで見直すほうが、結果の読み取りもしやすくなります。
件数の多さは、成婚の近さと同じではありません
申し込まれ件数が多い人ほど成婚が早い——よく言われますが、白書の数字はそう単純ではありません。成婚した女性と成婚しなかった女性で大きな差が出ているのは、申受数ではなく自分からの申込数でした。申込数の中央値は成婚女性26件に対し非成婚女性13件、お見合い数は約2.2倍の差。待って届く件数より、自分で出した件数のほうが結果と連動しています(IBJ成婚白書2025)。
もう一つ、見落とされている数字があります。お見合いから仮交際へ進む割合は、20代44.6%・30代44.3%・40代46.0%で、年代でほとんど差がありません(2025年成婚者の中央値、加盟店がIBJ白書を集計した値)。年齢で不利になるのは入口の件数だけで、会ったあとの進み方は同等ということです。
月の申受数が二桁に届かない一方で、会ったあとに仮交際へ進む割合が平均を上回っていた方もいます。件数だけを見ていればずっと「失敗している」と感じ続ける状況でした。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。
必要な件数は、逆算すると見通しが立ちます。成婚者のお見合い回数は約11回、交際期間は約4か月(124〜125日)。お見合い申し込みの成立率を女性で約8%と置くと、自分からの申し込みだけで11回を組むには約140件。月30件のプランなら約5か月かかる計算です。実際には届いた申し込みからも組めるので期間は短くなりますが、「数か月単位の積み上げが前提」という感覚は持っておいたほうがいい。成立率を含む半年の組み方は結婚相談所は30代が最も成婚しやすい|成立率7〜9%から逆算する半年計画で詳しく書いています。
なお、これらは統計上の目安です。活動の進み方には個人差があり、特定の件数に達すれば成婚するという保証はありません。
よくある質問
Q. 結婚相談所で女性が申し込まれるお見合いの件数は何件くらいですか?
1か月あたりの中央値で20代48.5件、30代35.7件、40代24.8件、50代13.8件(IBJ 2025年成婚白書・成婚者が対象)。活動月数や相談所の設定で前後します。
Q. 活動期間の累計では女性で何件ですか?
女性成婚者の累計申受数は平均128.9件・中央値79件、最頻値は30〜39件とされています。月の相場と混同しないよう単位を確認してください。
Q. 平均と中央値はどちらを見ればいいですか?
中央値、そして最頻値です。申受数は一部の会員に申し込みが集中して平均が押し上がる分布なので、平均を基準にすると多くの人が「少ない」と感じる構造になっています。
Q. 入会直後より減ったのは、何かが悪くなったからですか?
多くは在籍が長くなったことによる自然な減少です。入会直後は新しいプロフィールとして一斉に見られるため件数が集中します。3か月目前後で手応えが落ちる感覚は珍しくありません(個人差があります)。
Q. 届いた申し込みは全部OKしたほうがいいですか?
件数稼ぎのために全部受けると、短期間で疲れてしまいます。見る順番を決めておくほうが楽です。勤務地と転勤の有無、結婚後の生活の希望、会える頻度——この3点が自分とぶつかっていなければ会ってみる、という基準が実務的です。
Q. 申し込まれ件数が少なくても成婚できますか?
白書で成婚と連動していたのは申受数より自分からの申込数でした。件数が少ないこと自体は結果を決めません。ただし、どの段階で止まっているか(届かない/OKが出ない/会ったあと進まない)で打ち手が変わるため、切り分けが先です。
出典と数字の扱いについて
- IBJ「2025年 IBJ 成婚白書」(株式会社IBJ、約2万人の婚活データを分析)年代別の月あたり申受数・お見合い回数11回・交際約124〜125日。PR TIMESのリリース
- IBJ成婚白書2025(成婚女性と非成婚女性の申込数・お見合い数の比較)。PR TIMESのリリース
- 累計の申受数(平均128.9件・中央値79件・最頻値30〜39件)、お見合い→仮交際の年代別割合(44.3〜46.0%)、申し込み上限(通常プラン月20〜30件/システム上限200件)は、IBJ加盟店が白書を集計・解説した値です。公式白書そのものの表記とは集計の区切りが異なる場合があります。
- お見合いを断る理由の内訳(年齢26%・写真19%・条件18%)、お見合い申し込みの成立率(女性約8%)は個別事業者の集計で、母集団が公表されていないため参考値です。
いずれも調査年と対象者が限定された数字で、現在の自分の活動に同じ割合が当てはまることを保証するものではありません。
今日できる3つ
最後に、この記事を読んだあとの一歩を整理します。
- 先月の申受数・自分からの申込数・お見合い成立数を、3つに分けて書き出す(混ぜない)
- 同年代の月あたり中央値と比べ、少ないなら写真 → 条件欄の数値を緩める/生活条件を具体化の順で1つずつ直す
- 担当カウンセラーに、表示状況・申し込み上限・断った理由の内訳の3点を確認する
それでも「どこで止まっているのか分からない」ときは、数字を持ったうえで第三者に見てもらうのが早いこともあります。彩星の無料相談では、現在の件数と進み方を整理して次の一歩を一緒に決めるところまでを行っています。無理な勧誘はしません。
