
この記事でわかること
- 初回カウンセリングの3つの目的(人柄理解・方向性・プロフィール作り)
- 詰めるべきは「自分の魅力」と「送りたい結婚生活」の2つ
- 魅力とはお相手目線での「結婚相手にとっての価値」のこと
- 事前アンケートで思考を整理すると深い話ができる
結婚相談所カウンセラーのさかとくです。
- 結婚相談所に入会したぞ!
- 初回カウンセリングって何を話せばいいんだろ?
- 逆に、こちらから聞くことって何かある?
- 何か考えておくべきことある?
という方に向け、今回のテーマは
「初回カウンセリングで話すべきこと・聞くこと」
です!
最初に方向性を明確にし、スタートダッシュをきめましょう!記事の後半では、当日の流れ・所要時間・聞かれること・こちらから聞くべき質問リスト・服装や持ち物まで、実務的なところも順番にお伝えします。
カウンセラー目線でお伝えします!
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
初回カウンセリングの目的は3つ!
結婚相談所での初回カウンセリングの目的は、相談所さんによって色々あると思いますが、私は主に以下の3つだと考えています。
目的
- 人柄を知り、最高の応援団長になる
- 婚活の方向性を決める
- 最高のプロフィールを作る
以下、詳細にみていきましょう!
①人柄を知り、最高の応援団長になる
結婚相談所カウンセラーの目的・やりがいは、会員様がその後数十年ずっと幸せになれる結婚をしていただくことです。そして婚活はときに辛く、ときに心折れる瞬間もあるもの。そのため、どんなときでも寄り添い、時にはちょっと厳しいこともお伝えしつつ、一緒に進んでいくことが必要になってきます。
そんなカウンセラーが最高のサポートをするために一番大切なことが、
会員様をめっちゃ好きになる
ということです。
皆さまも「夜中の相談・休日の電話」など、仕事だったら「うーん、辛いなぁ」ということも、大切な友人の悩みであれば時間も関係なく聞いてしまうのではないでしょうか。
それです!
会員様のことをめっちゃ好きになり、この人に幸せになってほしい!と思うからこそ、強力に支えたくなるのです。そして大好きになるためには、その人のことを良く知らなければなりません。お話させていただき、「ああ、こんな素敵なところを持つ方なんだ」と知ることが大切なのです。
そういう意味では、人の良いところにちゃんと気付ける人が、カウンセラーには向いているのかもしれませんね!
②婚活の方向性を決める
また、漠然と婚活をしても効果的な活動はできません。
どんな方と出会い、どんな結婚生活を送りたいのかを明確に定めることで、
- 魅力をプロフィール上でどう見せるか
- どんな方とお見合いを組むか
- 交際相手と先に進むか
をスムーズに決めることができます。
もちろん、実際に活動していけば変わっていくものですので、あくまで仮決めという要素も強いですが、まずは決めてしまうことが大切です。
③最高のプロフィールを作る
そしてなんといっても、これから始まる婚活では、プロフィール内容がとっても重要です。どんないい方でも、惹かれるプロフィールでないとお申込みは来ませんし、申し込んでもOKしてもらえません。全ての始まりになるきっかけですから、なるべく多くの方に魅力的だと思ってもらえるプロフィールを作る必要があります。
そのためには、「会員様だけの魅力」をしっかりと認識することが不可欠です。特にPR文は具体的な事実や要素を取り入れて魅力を伝えなければ、一般的な「どこかで読んだことがある」だけの文章になりがちです。それでは全く効果がありませんので、しっかりとカウンセリングをし、魅力を明らかにしていくことが大切になるのです。

初回カウンセリングで詰めるべきこと
このような目的から逆算すると、初回カウンセリングでは主に以下の2つを話し、詰めたいところです。
- ご自分の魅力の洗い出し
- どんな人と出会い、どんな結婚生活を送りたいか
ご自分の魅力の洗い出し
まずご自身の魅力とは、簡単に言えば他の人にはない「結婚相手にとっての価値」です。
誠実な人は相手に安心感ある結婚生活を提供できるという価値があります。年収が高い人は良い暮らしができるという価値、美しい人は一緒にいるだけでうっとりできる価値、楽しい人は笑顔が絶えない家庭を築ける価値、家事が得意な人はスムーズな家庭生活を送れる価値、趣味が同じ人は休日に同じ楽しみを共有できる価値を提供できます。
魅力はあくまで「人を魅了する力」ですから、お相手目線が必要ということですね。カウンセラーが第三者的立場でお話を伺うことにより、魅力の確認と再発見ができるようになるのです。
どんな人と出会い、どんな結婚生活を送りたいか
続いて「どんな方と出会い、どんな結婚生活を送りたいか」も重要なポイント。何が自分の幸せなのかを考え、そこからどのような結婚生活を送りたいのかを逆算します。そしてその結婚生活を送るためには、どんな人と会わなければならないのかを明らかにしていきましょう。それによって、自分が狙うべきターゲットが分かります。
この2つが明確になっていれば、婚活で迷った時の判断指針ができますし、ご自分のことをよくわかったうえで対人関係を築くことができるようになります。
初回カウンセリングの当日の流れと所要時間
「そもそも当日はどんな流れなの?」という不安もあると思います。相談所によって順番や時間配分は変わりますが、初回カウンセリング(入会前の無料相談・入会後の初回面談ともに)は、おおむね次のように進むことが多いです。
| 流れ | 内容 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| ①ごあいさつ | 自己紹介・アイスブレイク。緊張をほぐす雑談から入ります | 5分前後 |
| ②ヒアリング | 年齢・お仕事・ご家族・これまでの婚活歴・理想の結婚生活などをお聞きします | 20〜40分 |
| ③サービス・料金の説明 | 連盟、サポート体制、入会金・月会費・お見合い料・成婚料などの費用 | 10〜20分 |
| ④会員データの検索 | 希望条件に合う会員が実際に何人いるかを、その場で一緒に確認 | 10分前後 |
| ⑤質疑応答・今後の案内 | こちらからの質問タイム。入会の流れや必要書類の確認 | 10分前後 |
各社の案内を見ると、所要時間は30分〜90分(1時間〜1時間半が中心)とされていることが多いです。余裕をもって2時間ほど空けておくと安心ですね。最近はZoomなどオンライン対応の相談所も増えていますので、遠方の方や仕事帰りの時間が読めない方は、申し込みの段階でオンライン可否を確認しておくとスムーズです。
「④会員データの検索」まで一緒にやってくれるかどうかは、相談所選びのひとつの目安になります。
結婚相談所のカウンセリングで聞かれること【答えを用意しておきたい5項目】
「何を聞かれるんだろう」と身構えてしまう方は多いのですが、面接ではありませんので、正解を答える必要はまったくありません。ただ、あらかじめ言葉にしておくと、当日の中身がぐっと濃くなるのも事実です。よくお聞きするのは次の5つです。
- 基本的なプロフィール…年齢・お仕事・お住まい・年収・学歴・婚歴・ご家族の状況
- これまでの恋愛歴・婚活歴…アプリや婚活パーティーの経験、うまくいかなかったと感じている点
- いつまでに結婚したいか…時期の希望。ここが一番あいまいになりがちです
- お相手の希望条件…年齢、居住地、年収、子どもの希望など。「絶対に譲れない条件」を2〜3個に絞れると理想的です
- 活動に使える時間とお金…月に何回お見合いできそうか、予算はどのくらいか
③と④は、うまく答えられなくても大丈夫です。むしろその場で一緒に整理していくのがカウンセラーの仕事ですので、「まだ決まっていません」で構いません。「決まっていない」とはっきり伝えていただけるほうが、私たちも遠慮なく踏み込んでお聞きできます。
年収や婚歴のように話しづらい項目もあると思いますが、ここを盛ってしまうと後で必ず苦しくなります。結婚相談所は所得証明や独身証明書などの書類提出が前提の仕組みですので、ありのままをお伝えいただくのが結局は一番の近道です。
結婚相談所のカウンセリングで聞くこと7つ【こちらからの質問リスト】
ここが今回いちばんお伝えしたいところです。初回カウンセリングは「相談所があなたを知る場」であると同時に「あなたが相談所を知る場」でもあります。聞かれるだけで終わってしまうのは、正直もったいないです。
そのままメモに書き写して持っていける形にしましたので、よろしければお使いください。
| 聞くこと | なぜ聞くのか/判断の目安 |
|---|---|
| ①私の希望条件に該当する会員は、今何人いますか? | その場で検索してもらいます。母数が少なすぎると、そもそも出会えません。「数十人しかいない」場合は、条件の見直しか他社の検討が必要という判断材料になります |
| ②どの連盟に加盟していますか?会員数は? | 紹介できるお相手の総数が変わります。たとえばIBJの登録会員数は2026年5月末時点で109,374名と公表されています(IBJ月次データ)。複数連盟に加盟している相談所もあります |
| ③1年間活動した場合、総額いくらになりますか? | 入会金・月会費・お見合い料・成婚料を合計した「総額」で聞くのがコツ。主要11社の1年総額の中央値は288,900円という調査もあります(ナレソメノート調べ) |
| ④担当してくれるのはどなたですか?変更はできますか? | 今日話している人が担当とは限りません。相性は成果に直結しますので、担当者と変更可否は必ず確認を |
| ⑤お見合いの申し込みは月何件までできますか? | 申込枠に上限がある相談所もあります。お見合い成立率は一般に十数件に1件程度と言われており、枠の少なさがそのまま機会の少なさになります |
| ⑥「成婚」の定義は何ですか? | プロポーズ成立を成婚とする所、婚約・両家顔合わせまでを含む所など様々です。成婚料の発生タイミングに直結します |
| ⑦途中退会したい場合の手続きと費用は? | 休会制度の有無、返金規定、違約金の扱い。契約前に必ず書面で確認してください |
この答えが返ってきたら、いったん持ち帰りを
- 「今日入会すれば入会金が無料になります」と、その場での決断を強く求められる
- 費用の総額を聞いても、月会費など一部しか答えてもらえない
- 希望条件の該当人数を「たくさんいますよ」としか言わず、画面を見せてくれない
- 成婚の定義や成婚料の発生タイミングの説明があいまい
もちろん、相談所側にも事情はありますし、これらに当てはまるからといって悪い相談所と決まるわけではありません。ただ、数十万円をかけて数年先の人生を左右する選択をするわけですから、納得できないまま契約書にサインしないことだけは、お伝えしておきたいです。
「いつまでに結婚したいか」を数字から逆算する
初回カウンセリングでぜひ決めていただきたいのが、ゴールの時期です。ここが決まると、月に何件申し込むべきかまで自動的に決まってきます。公表されているデータを目安に置いてみましょう。
| 指標 | 目安の数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 成婚までの在籍期間 | 中央値でおよそ9ヶ月 | 各社公表データ/IBJ |
| 成婚者のお見合い回数 | 平均11回程度 | 2025年 IBJ成婚白書 |
| 交際期間 | 約124〜125日 | 2025年 IBJ成婚白書 |
| お見合いからプロポーズまで | 仮交際1〜1.5ヶ月+真剣交際1.5〜2ヶ月=約3ヶ月 | IBJ |
| 20代の成婚までの日数 | 平均187日(40代より短い傾向) | 2025年 IBJ成婚白書 |
たとえば「1年後には婚約していたい」なら、お見合いからプロポーズまで約3ヶ月かかる計算になりますので、最後のお見合いは9ヶ月目まで。そこまでに平均11回前後のお見合いを重ねるとすると、月1〜2回のお見合い成立が必要になります。お見合いの成立率は一般に十数件の申し込みに1件程度と言われますので、申し込み数はそれなりの件数が必要、ということですね。
これはあくまで統計上の目安で、年齢・エリア・希望条件によって結果は大きく変わります(個人差があります)。それでも、初回カウンセリングで「いつまでに」「月に何件」という2つの数字を担当者と共有しておくと、その後の3ヶ月がまるで違ってきます。
お見合いって、そんなに申し込まないといけないの!?
驚かれる方も多いのですが、条件を絞りすぎている場合に起こりやすい現象です。だからこそ、記事の前半でお伝えした「どんな結婚生活を送りたいか」が効いてきます。条件ではなく、送りたい生活から逆算すると、申し込める相手はぐっと広がります。
初回カウンセリングの服装・持ち物・必要書類
服装は「清潔感のあるオフィスカジュアル」で十分
初回カウンセリングはお見合いではありませんので、スーツで固める必要はありません。男性なら襟付きシャツ+ジャケット、女性ならきれいめのブラウスやワンピースなど、清潔感のあるオフィスカジュアルであれば十分です。
ただ、私たちカウンセラーは当日の服装から「プロフィール写真でどんな見せ方をしようか」を考え始めています。普段のあなたに近い格好で来ていただいたほうが、実は有益なアドバイスができます。仕事帰りのスーツでも、休日の私服でも問題ありません。
持ち物は「メモ・質問リスト・スケジュール」の3つ
- メモ帳またはスマホのメモ…費用や条件は口頭説明が多く、後で思い出せなくなります
- 先ほどの質問リスト…緊張すると聞き忘れます。印刷して持参されている方もいます
- 今後3ヶ月のスケジュール…お見合い可能な曜日・時間帯がその場で答えられると話が早いです
- 身分証明書…その場で入会手続きに進む可能性があるなら念のため
必要書類の話まで詰められると、スタートが1〜2週間早まる
意外と見落とされがちなのが、ここです。結婚相談所(特にIBJなどの連盟加盟所)では、入会時に独身証明書・住民票・収入証明・学歴証明・資格証明などの提出を求められます。
このうち独身証明書は本籍地の自治体が発行するもので、手数料は150〜400円程度(自治体により異なります)。本籍地が遠方の場合は郵送請求となり、往復で1〜2週間かかることもあります。
つまり、初回カウンセリングの最後に「入会するとしたら、どの書類が必要ですか?私の場合、本籍地が◯◯なのですが」と一言聞いておくだけで、活動開始が1〜2週間前倒しできる可能性があります。婚活は1ヶ月でも早く始めた方が有利になりやすい世界ですので、これこそが本当のスタートダッシュだと思っています。
その場で入会を決めなくて大丈夫。2〜3社を同じ基準で比べる
「無料相談に行ったら、断れずに入会させられそうで怖い」というご不安もよく伺います。結論から言えば、その場で決める必要はまったくありません。
断りづらい場合は、「一度持ち帰って検討します」「他社さんも見てから決めます」で十分です。それで態度が変わるようであれば、その相談所とは長い付き合いにならなかったということですから、むしろ良い判定になったと考えていいと思います。
おすすめは、2〜3社の初回カウンセリングを受け、同じ項目で並べて比較する方法です。下の表をメモに書き写して、その場で埋めていってみてください。
| 比較項目 | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|
| 希望条件に合う会員数 | |||
| 1年間の総額 | |||
| 月の申込可能件数 | |||
| 担当者と変更可否 | |||
| 成婚の定義・成婚料 | |||
| 退会・返金の条件 | |||
| 担当者との相性(主観でOK) |
最後の「相性」は数値化できませんが、私はここが一番大事だと思っています。会員数も費用も大切ですが、うまくいかない時期に本音を話せる相手かどうかで、婚活の続けやすさはまるで変わります。「この人になら弱音を吐けそうか」を、帰り道にご自分に問いかけてみてください。
充実したカウンセリングには事前準備が大切!
とはいえ、急にそんなことを言われても、ぱっと考えがまとまったり、思いつくものでもありませんよね。そのため、私はカウンセリング前に一定のアンケート項目をお送りし、事前に教えていただくようにしています。事前準備をし、思考がある程度整理された段階のほうが効率的にカウンセリングで深い話を聞くことができるでしょう。
じゃあその一定のアンケート項目ってなんなのさ!?
ということですが…
これはまた次回にお伝えします!!
初回カウンセリングについてよくある質問
初回カウンセリングは無料ですか?
入会前の相談は無料としている相談所がほとんどです。一方、入会後の初回カウンセリング(プロフィール作成を含む面談)は、月会費やサポート費用に含まれているのが一般的です。念のため、申し込みの時点で費用の有無を確認しておくと安心です。
一人で行っても大丈夫ですか?親と一緒でもいい?
もちろんお一人で大丈夫です。ご家族同席を歓迎している相談所も多くありますが、その場合はご本人の本音が出にくくなることがあります。初回はお一人で、費用の説明だけ後日ご家族と共有する、という進め方もおすすめです。
まだ入会するか決めていない段階でも行っていいですか?
問題ありません。むしろ「情報収集の段階です」と最初に伝えていただくほうが、お互いに気楽に話せます。私自身、初回にお会いしてから半年後にご入会された方も、他社を選ばれた方もいらっしゃいます。それでいいと思っています。
婚活歴やこれまでの失敗も、正直に話したほうがいいですか?
ぜひ話していただきたいです。うまくいかなかった経験には、次に変えるべきポイントがそのまま入っています。アプリでマッチングしないのか、会うところまでは行くのか、交際が続かないのか。どこでつまずいたかによって、打ち手はまったく変わります。
オンライン(Zoom)でのカウンセリングでも問題ありませんか?
差し支えありません。近年はオンライン対応の相談所が増えています。ただし会員データの画面を一緒に見せてもらえるか、資料は事前に送ってもらえるかは確認しておくとよいでしょう。
初回カウンセリングは、あなたが評価される場ではありません。これから一緒に走る相手を、あなたが選ぶ場です。今日ご紹介した質問リストを片手に、堂々と臨んでいただければと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
