うまくいかない原因の分解

結婚できない男の特徴は3つ|性格論より先に直す順番

結婚できない男の特徴は3つ|性格論より先に直す順番

この記事でわかること

  • 短期間で直せる原因は清潔感・会話の段取り・会う人数の3つ。性格と年収を後回しにする理由
  • 一生結婚するつもりはない男性24.0%。「できない」と「しない」の切り分け方が分かる
  • お見合い成立率は6〜7%。1件成立させるのに必要な申し込み件数と、増やせない時の代替案
  • 40〜44歳男性の未婚は約32%。30代・40代・50代で変える打ち手の優先順位

結婚できない男の特徴は数えればいくらでも出てきますが、短い期間で結果が変わるのは清潔感・会話の段取り・会う人数の3つだけです。性格の矯正や年収アップは、その後でかまいません。順番を逆にした方が、いちばん長く足踏みします。

この記事で扱うのは、IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の結婚相談所で活動している30〜40代男性の「お見合いが決まらない」「仮交際で止まる」という詰まりです。同名のテレビドラマを探して来られた方は、ここから先は婚活の話になります。

相談所の婚活は、お見合い→仮交際(複数の相手と同時に会える期間)→真剣交際(1人に絞る)→成婚という段階で進みます。以下では、「できない」と「しない」の違い、性格以外の原因、直せる3つとその順番、年代別の打ち手、年収の壁、そして「末路は悲惨」という話の検証まで、順に見ていきます。

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

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そもそも「結婚できない男」と「結婚しない男」は、どう違うのですか?

ここが混ざると打ち手を間違えるので、先に3つに分けます。

  1. 結婚したいのに進まない人…活動はしているが、お見合い成立や仮交際の継続で止まる
  2. 結婚を望んでいない人…条件ではなく意思の問題
  3. まだ土俵に上がっていない人…そもそもお見合い申し込みをしていない

国立社会保障・人口問題研究所の第17回出生動向基本調査(2025年6月調査、2026年9月11日公表/18〜34歳の未婚者が対象)では、「いずれ結婚するつもり」と答えた男性は75.1%。前回の81.4%から下がり、初めて8割を割りました。一方で「一生結婚するつもりはない」は男性24.0%(前回17.3%)と初めて2割を超え、交際相手がいない男性は74.0%でした。対象が18〜34歳なので、30代後半以降の実感とはずれる部分がある点は差し引いて読んでください。

4人に1人は①ではなく②だということ。これは重要です。「周りに言われて相談所に来たが、自分が本当に結婚したいのかは分からない」というご相談は現場でも珍しくありません。その状態で特徴を直そうとしても、たいてい続きません(個人差があります)。まず、自分がどれなのかを決めてください。

「結婚できない男」を3タイプに分け、タイプごとに打ち手が違うことを示す図
「結婚できない男」を3タイプに分け、タイプごとに打ち手が違うことを示す図

結婚できない男の特徴は、本人の性格の問題ですか?

「自分の性格に問題があるのでしょうか」。入会前の面談でいちばん多い質問がこれです。

世間で挙がる特徴は、清潔感がない・プライドが高い・理想が高すぎる・女性との距離の詰め方が分からない、といった性格と身だしなみの話に集まります。当たっている部分はあります。ただ、当事者の回答は少し違う場所を指しています。第16回出生動向基本調査では、25〜34歳が独身にとどまっている理由の1位は「適当な相手にめぐり合わない」で男性43.3%。そして、その「めぐり合わない」理由の最多は「そもそも身近に同世代の未婚者が少なく、出会いの機会がほとんどない」でした。

人口の側も偏っています。国勢調査をもとにした荒川和久氏の分析では、未婚男女の人口差(いわゆる男余り)は2020年時点で約430万人、20〜30代だけで約117万人とされます(東洋経済オンライン掲載の分析)。集計の区切り方で数字は動くため、幅で押さえておけば十分です。

ここで通説をひとつ修正させてください。「特徴を直せば選ばれるようになる」という順番は、半分しか合っていません。私が担当してきた範囲では、半年たっても1人も会えていない方の大半は、性格ではなくお見合い申し込みが月に2〜3件で止まっていることが原因でした。これは現場で見た傾向で、統計値ではありません。性格の話に入る前に、分母を見てください。

市場そのものが冷えているわけでもありません。厚生労働省の令和7(2025)年人口動態統計月報年計(概数)では、2025年の婚姻件数は48万9,119組で、前年から4,027組増えて2年連続の増加でした。

直せる特徴はどれですか?期間と効果で3つに絞れます

「30選」のようなリストの問題は、全部が横並びで、何から手をつけるか分からないことです。直すのにかかる時間と、効果が出る場所で仕分けます。

直す対象 かかる期間の目安 どこに効くか
清潔感・身だしなみ 当日〜1週間 お見合い成立と、その後の返事の速さ
会話の段取り 1〜3ヶ月 仮交際が2回目・3回目に続くか
会う人数(申し込み数) 当日から 全体の結果にいちばん大きく効く
年収・役職 1年以上 間接的。短期では動かせない
性格・価値観 期間が読めない 相手との相性次第で評価が変わる

上の3つだけで、まず3ヶ月。年収と性格を後回しにするのは、軽い問題だからではありません。今月の結果を変えられないからです。期間の目安は活動状況によって変わります。

清潔感は、具体的にどこを見られていますか?

抽象的な「清潔感」では直せないので、部位で指定します。活動1週目にここまで終わらせてください。

  • 爪…白い部分は1mm以内。手元はお茶を飲むたび視界に入ります
  • 鼻毛・耳・眉…鼻毛は週1回。眉は整えすぎず、まわりの毛を落とす程度
  • 髪…3〜4週ごとに美容室へ。伸びかけの状態で会わない
  • 襟と袖口…黄ばみが出たシャツは婚活から外す。白は2枚用意しておく
  • 靴…かかとの削れとつま先の傷。上は整っていても足元で崩れます
  • 口元…歯科でのクリーニングは数千円程度(保険適用の有無で変わります。歯科医院で確認してください)

お見合いの場で男性の服装がどこまで見られているかは、お見合いの服装は男性のここで決まる|女性96%が見る3点でさらに細かく整理しています。

会話の段取りは、何を変えればいいですか?

話がうまい必要はありません。詰まるのはいつも同じ3箇所です。質問の連打、決めつけ、そして次回の誘い方。

  • ❌「ご趣味は何ですか?」「お仕事は?」「休日は何を?」と質問だけを続ける
  • ⭕「私は休みに近所のパン屋を回っています。〇〇さんは休日どう過ごされますか」と自己開示→質問→受け止めの順にする
  • ❌「普通はこうですよね」「普通に考えたら〜」
  • ⭕「私はこう考えているのですが、〇〇さんはどう思われますか」

いちばん効くのは、次に会う約束の切り出し方です。合図→理由→依頼の順で言い切ってください。「今日はお話できて楽しかったです(合図)。さっきの話の続きが聞きたいので(理由)、来週末にもう一度お会いできませんか(依頼)」。この型を使うと、持ち帰って考える時間が減ります。

会話は悪くないのにお見合いが仮交際に進まない、という方の場では、理由を言わずに「また連絡します」で終わっているケースをよく見ます。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。

会う人数は、何人くらいを見ておけばいいですか?

相談所のお見合いは、申し込んだうち成立するのは一部です。成立率はおおむね6〜7%で、成婚まで会う人数の目安は11人前後という水準が実務上の目安になります(詳しくはお見合いとは?成立率6〜7%と11人で決まる現代の実像)。逆算すると、1件成立させるのに十数件の申し込みが必要になる計算です。月2〜3件では足りません。

ただ、お見合い料は1回5,000〜10,000円程度が相場で、回数を増やせば費用も時間も増えます。金額や体系は相談所ごとに異なるため、契約前に必ず確認してください。そこで、2案に分けます。

  • 第1案…申し込みを月15件前後まで増やす。条件のうち「年齢の下限」か「居住エリア」のどちらか1つを外すだけで、対象者の数は大きく変わります
  • 第2案…件数を増やせない時期は、申し込みを受けた側の返事を24時間以内に返すことに絞る。返事が遅いだけで候補から外れる場面は、現場でよくあります(統計値ではなく、担当範囲での傾向です)

40代になっても結婚できない男の特徴は、30代と違いますか?

特徴そのものは大きく変わりません。変わるのは、使える時間と、相手から見た前提です。厚生労働省の統計では2024年の平均初婚年齢は夫31.1歳・妻29.8歳。一方で40〜44歳男性の未婚は約32.2%、45〜49歳は約29.9%という数字も報じられています(マイナビニュース掲載。公表元の一次資料までは確認できていないため、目安として扱ってください)。3人に1人なら、40代独身であること自体は特異ではありません。

  • 30代…条件を1つ外すのが最優先。希望を全部満たす人を待つと、そのまま数年が過ぎます
  • 40代…年齢幅の見直しと、生活設計を言葉にできるかどうか。住まい・勤務時間・家事の分担を初回から話せる人は進みやすい
  • 50代…条件より価値観の一致。親の介護や子どもを望むかどうかを、早い段階で確認しておく

「40代は厳しい」という言い方が年齢だけの話ではない理由は、「婚活は40代男性に厳しい」は半分誤解|厳しさの正体は年齢より設計で分解しています。

その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

年収が低いと結婚できないというのは本当ですか?

影響はあります。ただ、よく引用される数字は古い。日本経済新聞が平成25年版厚生労働白書をもとに報じた内容では、年収300万円未満の男性の既婚率は20代8.7%・30代9.3%、300〜400万円では25.7%・26.5%で、300万円が分かれ道という結果でした。2010年代前半のデータであり、現在の水準をそのまま示すものではありません。年収別の50歳時未婚率を細かく出している表も流通していますが、二次情報が多く、公的資料での裏取りができていません。

そのうえで、動かせる軸の話をします。第16回出生動向基本調査では、女性が結婚相手に「家事・育児の能力や姿勢」を重視・考慮すると答えた割合が70.2%(前回57.7%)まで伸びました。経済力が軽くなったわけではありませんが、評価の軸が1本増えたということ。しかもこちらは、今月から変えられます。

言い方の例です。「家事は手伝います」では弱い。⭕「平日は帰りが19時半なので夕食は私が作ります。土日の洗濯と掃除も担当にしたいです」。具体的な時間と担当まで言えると、話が実務に入ります。

「独身男性の末路は悲惨」「67歳で半分が亡くなる」は本当ですか?

この数字は扱い方に注意が必要です。「未婚男性の死亡年齢中央値は67.2歳」という数値は、厚生労働省の人口動態調査(2021年)をもとにした荒川和久氏の分析として広まりました。ただしこれは若い年齢での死亡も含む中央値で、65歳まで生きた人の寿命を示すものではありません。平均寿命と直接並べると意味が変わってしまいます。

実際、大和総研による再計算として、65歳以降の平均死亡年齢は未婚男性81.79歳・既婚男性85.16歳、差は約3.37年という数字が紹介されています(解説記事経由の二次情報で、原典のレポートまでは確認できていません)。差がないとは言いませんが、「67歳で半分」とはまるで違う話です。

不安で決めた婚活は、だいたい途中で止まります。焦りで眠れない、食欲が落ちるといった状態が2週間以上続く場合は、婚活の調整より先に医療機関への相談を検討してください。ここは専門外なので、判断は医師に委ねます。

よくある質問

Q. 一生結婚できない男の特徴は?

A. 行動として共通しているのは、お見合い申し込みの件数が月数件で止まっていること、条件を1つも外していないこと、返事が遅いことの3点です。性格より先にここが固まっていると、年数だけが積み上がります。

Q. 絶対結婚できない男の特徴は?

A. 「絶対」と言える特徴はありません。結果は相手との組み合わせで変わりますし、成果には個人差があります。強いて挙げれば、本人に結婚の意思がない場合(第17回調査で男性24.0%)で、これは直す対象ではなく、選択です。

Q. まだ結婚できない男の特徴は?(30代後半まで活動してきました)

A. 多いのは、仮交際までは進むのに毎回3回目で止まるパターンです。会話の内容ではなく、次回を決める言い方と、生活設計を話す時期が原因になりがちです。「合図→理由→依頼」で初回に次を押さえてください。

Q. 40代になっても結婚できない男の特徴は?

A. 20代後半〜30代前半だけを希望し続けていることと、結婚後の生活を言葉にできていないことです。40〜44歳男性の約32.2%が未婚という数字(報道ベース、要確認)を踏まえれば、年齢自体より設計の問題として考えたほうが動けます。

Q. 自分がどのタイプか、先に知る方法はありますか?

A. サイト内の婚活タイプ診断(10問・約3分)で、2つの軸から現在の傾向を確認できます。結果は目安で、合否を判定するものではありません。

直すのは1つずつ。次の一歩

全部を直す必要はありません。今週やることを1つに絞ってください。靴を磨くか、申し込みを5件増やすか、どちらかです。

  • 短期間で結果が変わるのは、清潔感(当日〜1週間)・会話の段取り(1〜3ヶ月)・会う人数(当日から)の3つ
  • 年収と性格は後回し。今月の結果を変えられない
  • 当事者の回答で最多の理由は「出会いの機会がほとんどない」。性格論の前に分母を見る
  • お見合い成立率は6〜7%前後。1件成立させるには十数件の申し込みが必要になる計算
  • 「一生結婚するつもりはない」男性は24.0%。できないのか、しないのかを先に決める
  • 「67歳で半分が亡くなる」は中央値の読み違い。不安を判断材料にしない

何から直すか決めきれない場合は、無料相談で現状の整理だけ受けていただいてもかまいません。無理な勧誘はしません。

本文の数値は公表統計および報道・解説記事に基づく目安で、集計時期や調査対象によって変動します。現場の傾向として書いた部分は統計値ではなく、成果には個人差があります。料金・制度は相談所ごとに異なるため、契約前に必ず最新の内容をご確認ください。

出典

  • 国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」2025年6月調査・2026年9月11日公表/18〜34歳の未婚者が対象。結婚意思75.1%、一生結婚するつもりはない24.0%、交際相手なし74.0%(https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou17/doukou17_gaiyo.html)
  • 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」独身にとどまっている理由(25〜34歳、男性43.3%)、結婚相手の条件で「家事・育児の能力や姿勢」重視・考慮70.2%(https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16gaiyo.pdf)
  • 厚生労働省「令和7(2025)年人口動態統計月報年計(概数)の概況」2026年6月3日公表。婚姻件数48万9,119組。平均初婚年齢(2024年)夫31.1歳・妻29.8歳(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai25/dl/kekka.pdf)
  • 未婚男女の人口差(約430万人、20〜30代で約117万人)…国勢調査をもとにした荒川和久氏の分析。東洋経済オンライン掲載記事ほか。集計方法により数値は変動します
  • 年収300万円未満・300〜400万円の男性既婚率…日本経済新聞報道(平成25年版厚生労働白書ベース、2010年代前半のデータ)
  • 40〜44歳男性の未婚約32.2%、45〜49歳約29.9%…マイナビニュース掲載記事。公表元の一次資料までは未確認
  • 未婚男性の死亡年齢中央値67.2歳…厚生労働省人口動態調査(2021年)をもとにした荒川和久氏の分析。65歳以降の平均死亡年齢(未婚81.79歳・既婚85.16歳)は大和総研の再計算として解説記事で紹介されたもので、原典レポートは未確認
  • お見合い成立率6〜7%、成婚までに会う人数11人前後、お見合い料1回5,000〜10,000円…当サイトの実務および業界一般の相場。相談所ごとに異なります

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

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