真剣交際

真剣交際の終了率は16.9%〜4割?数字が割れる理由と終わらせ方

真剣交際の終了率は16.9%〜4割?数字が割れる理由と終わらせ方

この記事でわかること

  • 真剣交際の破局率は相談所公表値で16.9%〜4割と幅があり、数え方と母集団の違いが原因です(いずれも各社の自社集計)
  • 予兆は連絡の量の減少より、結婚後の話や両親挨拶を避け始めたかで判断します
  • 自分から終了する場合は担当カウンセラー経由が原則で、本人が直接伝えることはありません
  • 交際が通算6ヶ月を超えると成婚扱いになり得るため、契約書と最新規約の確認が必要です

真剣交際の終了は、あなたに致命的な欠陥があったから起きたとは限りません。相談所が公表している数字を並べると、真剣交際から破局に至る割合はおよそ16.9%から4割まで幅があります。ただしこの数値はいずれも各相談所の自社集計で、母数も調査年もばらばらです。つまり「正確な破局率」は誰も知らない。それでも一定数が通る道であることだけは確かです。まずはそこから話を始めます。

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

結論:真剣交際の終了は「想定内の通過点」です

真剣交際まで進むと、当事者の感覚では「ほぼ結婚が決まった」に近くなります。だからこそ終了したときのダメージが大きい。ここに、期待と実態のズレがあります。

手前の段階の通過率を並べてみると、見え方が変わります。お見合いから仮交際に進む割合はおおむね30〜40%(森とうマリッジデザイン・自社集計)、IBJの成婚白書2025でも交際成立率は全年代で40%以上とされています。そこから真剣交際に進むのは10%弱という数字を出している相談所もあります(マリアージュ・コンソルジュ・自社集計)。真剣交際は、そもそも狭い門を通った先の段階なのです。

そのうえで終了が起きる。悔しいのは当然です。ただ、IBJが2026年4月に公開した成婚白書2025(約2万人分析/IBJ公式リリースおよび報道ベース。2026年8月確認)では、成婚した人の平均お見合い人数は約11人、交際期間は約4ヶ月(124〜125日)とされています。11人と会って成婚に至った人が、その11人全員と気持ちよく別れているわけではありません。終了は、成婚した人の履歴にも普通に含まれています。

お見合いから成婚までの各段階の通過率と、真剣交際終了が起きる位置
お見合いから成婚までの各段階の通過率と、真剣交際終了が起きる位置

破局率が「16.9%」とも「4割」とも言われるのはなぜか

この記事でいちばん伝えたいのはここです。真剣交際の破局率を調べると、相談所ごとに数字がまったく違います。

相談所が公表する真剣交際の破局率(いずれも各社ブログでの自社集計・母数非公表)
公表されている数値 公表元 集計主体/母数・調査年
破局率 16.9% presia 自社集計/母数・調査年の記載なし
2〜3割に起こり得る サンマリー東京 自社の体感値/母数・調査年の記載なし
約4割が終了(真剣交際→成婚が約6割) 良縁サポート、ハレシアほか 自社集計/母数・調査年の記載なし
各社総合すると20〜40%のレンジ ENSHARE 他社公表値の集約/原典の母数は不明

倍以上の開きです。なぜこうなるのか。理由は3つあると考えています。

ひとつめは、数え方の違い。真剣交際に入った時点を分母にするのか、真剣交際に入って一定期間が経ったカップルを分母にするのかで数字は動きます。ふたつめは母集団の違い。1社あたりの真剣交際の件数は年間数十件という規模も珍しくなく、その年にたまたま終了が重なれば率は跳ね上がります。3つめは真剣交際に進ませる基準の違いです。早めに真剣交際へ上げる方針の相談所は破局率が高く出て、慎重に上げる相談所は低く出ます。

注意していただきたいのは、上の表の数値はいずれもIBJ加盟相談所のブログが公表したもので、IBJの公式資料そのもので「真剣交際の破局率」を確認できたわけではない点です。表は「データの比較」ではなく「言われ方の比較」だと思ってください。ですから「破局率は◯%です」と言い切る記事は、それ自体を少し割り引いて読むほうが安全でしょう。

実務的な結論としては、数字を自分の当落判定に使わないこと。16.9%でも4割でも、あなたが今どうするかは1ミリも変わりません。ここは動きません。

真剣交際が終了する理由は、大きく4つに整理できます

上位の解説記事では「8つの理由」「7つの理由」と細かく列挙されることが多いのですが、現場で見ていると、根っこは4つに集約されます。畳み方はこうです。よく挙がる「価値観の違い」「金銭感覚の相違」は下の1に、「マンネリ」「気持ちが冷めた」は3の結果として現れることがほとんど。「親の反対」「勤務地の問題」は4にまとめました。列挙を増やすより、どこに手を打てるかで分けたほうが実用的だからです。

1. 仮交際では見えなかった生活面のズレ

金銭感覚、休日の過ごし方、実家との距離感。デート中心の仮交際では、これらはほとんど見えません。真剣交際に入って結婚後の具体的な話を始めた瞬間に浮き上がってきます。厄介なのは、どちらも間違っていないこと。片方が「貯金は共同で管理したい」と言い、もう片方が「財布は別がいい」と言う。どちらも正論です。だからこそ折り合いに時間がかかる。

2. 後から出てきた重大な事実

転職の回数、借金、持病や服薬、家族の状況。隠していたつもりはなくても、切り出すタイミングを逃したまま真剣交際に入ってしまうケースが多い。事実そのものより「なぜ今まで言わなかったのか」で信頼が崩れるほうが深刻です。順番の問題、と言い換えてもいい。

3. 真剣交際に入った途端の気の緩み

連絡が雑になる。デートの準備をしなくなる。身だしなみが緩む。本人にその自覚はまずありません。ただ「もう決まったから」という安心は、相手には「この人と結婚したらこうなるのか」という予告に見えてしまう。真剣交際は、ゴールではなく面接の続きだと考えたほうが近いです。

4. 外的要因(家族の反対・転勤・介護)

両家の顔合わせを前に親から反対される、転勤が決まる、親の介護が始まる。当人同士の努力ではどうにもならない領域です。

実際にはこういう形で止まります

典型的な流れを一つ挙げます。両家顔合わせの日程調整に入り、こちら側が3つの候補日を出すと、相手側から「その月は難しい」と返ってくる。翌週に改めて候補を出すと、今度は返信まで5日空く。3往復目で、相手の担当カウンセラーから「一度お話ししたいことがある」と連絡が入る──ここまでで約3週間。ご本人は「日程が合わないだけだと思っていた」とおっしゃいます。このとき私が伺うのは「合わないと言われた理由を、相手はどう説明していましたか」の1点です。理由の中身より、説明が具体的だったかどうかで、多くの場合は見当がつきます。

※個人が特定されないよう、複数のご相談内容をもとに再構成しています。

「終了理由を教えてもらえなかった」という方も多いはずです。断り理由を開示する義務は、各連盟の公開規約を見るかぎり定められていません。仲人が「伝えやすい理由」だけを選んで伝えることも実際にあります。ですから、告げられた理由をそのまま自分の欠点として受け取る必要はありません。

真剣交際の終了の予兆は「減った」より「避けられた」で判断する

予兆として一般によく挙がるのは、連絡の頻度が減った、会う回数が減った、返信が遅い、といった量の変化です。ただ、ここは通説に少し異論があります。

連絡の量は、仕事の繁忙期でも普通に減ります。デート回数も同じで、月2回が月1回になった程度では何も読み取れません。量の減少だけで慌てるのは、たいてい早すぎる判断です。むしろ危ないのは、量ではなく話題の回避のほうです。

  • 両親への挨拶の日程を出すと、返事が具体的にならない
  • 住む場所、共働きの有無など結婚後の話になると話題が逸れる
  • 指輪やプロポーズ、式の話を「そのうちね」で流す回数が増えた
  • 相手の担当カウンセラーとの面談後に、態度が変わった
  • 返信が途絶える期間が長くなり、音信不通に近い状態が続く

連絡が減ったという相談より、「将来の話をすると急に口が重くなる」というご相談のほうが、実際に終了に至る割合は体感として高いです。判断材料にするなら、量ではなく方向を見てください。

そして予兆に気づいたとき、黙って様子を見るのがいちばん良くありません。真剣交際中の違和感の扱い方は真剣交際の違和感は3種類|消える違和感と消えない違和感の見分け方で詳しく整理しています。

その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

真剣交際を終了したいとき、どう伝えればいいか

ここは検索する方が多い割に、解説が薄い領域です。「終了したい」と思っている側にも読んでほしい。

結論から言えば、本人が相手に直接伝えることはありません。IBJのルール上、交際終了は必ず担当者経由です。あなたがすべきことは、担当カウンセラーに「終了したい」と伝えること。それだけです。

手順としてはこうなります。

  1. 担当カウンセラーに終了の意思を伝える(電話でもLINEでも構いません)
  2. カウンセラーが相手の担当者に連絡し、相手側に伝わる
  3. 成立後、連絡先を速やかに削除する
  4. 本人同士の直接連絡は行わない

「理由を細かく説明しなければいけないのでは」と身構える方が多いのですが、相手に伝わる理由は担当者が選びます。カウンセラーには正直に話して構いません。むしろ本音を言わないほうが、次の活動に響きます。「金銭感覚が合わない」と正直に言えていれば、次のお見合いの組み方が変わるからです。

それから、罪悪感について。真剣交際を終わらせる側は、振られる側と同じくらい消耗します。「自分がひどい人間に思える」というご相談は珍しくありません。ただ、迷ったまま結婚に進むほうが、相手にとっても不利益は大きい。ここは割り切っていい部分です。

プロポーズ直前で迷ったときの判断軸

いちばん多いのが、この段階での相談です。指輪の話まで出ている、両家顔合わせの日程も見えている、それでも踏み切れない。タイミングとしては最悪に思えますよね。

判断軸は2つだけ持ってください。ひとつは、迷いの中身が「相手」なのか「結婚そのもの」なのか。相手の具体的な言動が引っかかっているなら、それは相手の問題です。誰と進んでも同じ不安が出るなら、結婚観の整理が先で、終了しても解決しません。もうひとつは、その迷いを相手に一度伝えたか。伝えないまま終了を選ぶと、後悔がかなりの確率で残ります。「収入の話をもう一度したい」「同居の件だけ引っかかっている」と口に出したうえでの終了なら、納得の質が違う。

プロポーズが近いから引き返せない、ということはありません。式場を押さえた後で破談になるより、はるかに傷は浅く済みます。

「もう少し様子を見たい」が危険な理由

決めきれずに真剣交際を延ばす方がいます。ここには金銭的な落とし穴があります。IBJが公開している「お見合いと交際のルール&マナー」(2026年8月確認時点の掲載内容)では、お見合い日を起点に3ヶ月以内に成婚退会を決めるのが基本とされ、交際期間が通算6ヶ月を経過した場合は「成婚」とみなす旨が示されています。宿泊や同棲、結婚の口約束なども同様の扱いとされています。

ただし、この規定は改定される可能性があり、実際の運用や成婚料の発生条件は加盟相談所ごとに異なります。金銭負担に直結する部分ですので、必ずご自身の契約書と、契約時点の最新規約の両方をご確認ください。この記事の記載は2026年8月時点の確認に基づく参考情報です(結婚相談所のトラブルは契約で起きる|違約金の上限と対処法で契約面を整理しています)。

ちなみに成婚白書2025では、決断のピークは交際開始から120日前後とされています。半年迷っている状態は、統計的にもかなり外れた場所にいると考えたほうがいいでしょう。

真剣交際の終了後にやること:72時間と、その後1ヶ月

立ち直り方を説く記事は多いのですが、実際に効くのは気の持ちようより手順です。

72時間以内:つながりを断つ

連絡先とSNSのつながりを削除する。写真も一緒に整理する。ここを先延ばしにすると、通知が来るたびに気持ちが戻ります。相手のプロフィールを見返すのもやめてください。

1週間以内:カウンセラーと振り返る

担当カウンセラーに振り返りの面談を依頼します。聞き方が大事です。「なぜ終わったんですか」ではなく、「次に同じ形で終わらせないために、私の進め方で変えたほうがいい点はどこですか」と聞いてください。前者だと相手側の理由の推測しか返ってきませんが、後者なら自分の行動に落ちる答えが返ってきます。

もし今の担当者に率直に話しづらい、あるいは説明に納得できないと感じているなら、他社の無料相談を第三者の意見を聞く場として使うのも一つの方法です。乗り換えを前提にする必要はありません。

2週間〜1ヶ月:お見合いを再開する

早すぎると感じるかもしれません。ただ、休止が長引くほど再開のハードルは上がります。写真とプロフィールを更新して、少ない件数からで構いません。気持ちが整わないうちに再開したことを後悔した、という声より、休みすぎて活動が止まったという相談のほうが多いのが実情です。

よくある質問

Q. 真剣交際が終了したらLINEは消すべきですか?

削除するのが原則です。IBJのルールでも、交際終了後は速やかに連絡先を削除し、本人同士の直接連絡は行わないこととされています。トラブル防止のためでもありますが、実際には自分の気持ちを切り替えるために効きます。

Q. 終了を告げられたとき、相手に理由の説明を求められますか?

求めること自体はできます。担当カウンセラー経由で「差し支えなければ理由を伺いたい」と依頼する形です。ただし、開示の義務はありません。返ってくるのは要約された一言、というのが実際のところです。粘って聞き出そうとするほど、得られるものは減ります。

Q. 同じ相談所内の相手と終了しました。気まずくなりませんか?

顔を合わせる機会はほぼありません。パーティーなど参加型のイベントで同席する可能性はゼロではありませんが、担当者に伝えておけば配慮してもらえます。心配なら、面談時に一言お願いしておいてください。

Q. 真剣交際を終了して後悔する人はいますか?

います。特に「決定的な問題はないが、ときめかない」という理由で終了した方に多い印象です。ただし後悔したからといって、その相手が正解だったとは限りません。後悔の内容を「相手が惜しかった」と「決め方が雑だった」に分けて考えると、次に活かせます。

Q. 終了した相手が別の人と成婚したと知りました。どう受け止めればいいですか?

知ってしまう経路は、たいてい共通の知人か、相談所内の成婚報告です。まず、その事実はあなたの評価を下げるものではありません。相性は組み合わせの問題で、順位ではないからです。とはいえ堪えます。堪えるのが普通です。ひとつだけお願いするなら、その情報が入る場所から少し距離を取ること。SNSも成婚報告のページも、しばらく見ないでいい。

Q. 復縁はできますか?

可能性はありますが、条件が厳しいのが実際のところです。相手がすでに別の方と交際に入っていれば成立しませんし、時間が経つほど難しくなります。手順としては、まず自分の担当カウンセラーに相談し、相手の担当者経由で意向を確認してもらう形になります。直接連絡を取るのはルール違反ですので、避けてください。

Q. 急に終了された気がしますが、本当に急だったのでしょうか?

相手の中では数週間前から結論が出ていて、カウンセラーとの面談を経て伝えられる、という流れが多いです。告げられた側にとっては突然でも、相手側では準備期間があります。だからこそ、こちらが予兆に気づけていたかどうかは検証する価値があります。

次の一歩は「原因の特定」ではなく「進め方の修正」

終了理由の完全な解明は、多くの場合できません。仲人が本当の理由を伝えるとは限らず、相手本人ですら言語化できていないこともあるからです。そこに時間をかけるより、次の交際で変えられる部分に手をつけるほうが早い。

具体的には、真剣交際に入る前に結婚後の生活の話を済ませておくこと、両親への挨拶の時期を先に合意しておくこと。この2点だけでも、終了の理由の多くには先回りできます。交際全体の進み方の目安は結婚相談所の交際期間は平均4ヶ月|仮交際から成婚までの5ステップにまとめてあります。

もし今、何から手をつければいいか分からない状態でしたら、無料相談で状況の整理からご一緒することもできます。無理にお勧めすることはありません。感じ方や進み方には個人差がありますので、まずはご自身のペースで大丈夫です。

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

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