婚活のマインド

婚活に自信がない人が最初にやること|強みの言語化3ステップ

婚活に自信がない人が最初にやること|強みの言語化3ステップ

この記事でわかること

  • 自信は婚活の前提ではなく結果。先に整えるべきは「強みの言語化」だと分かります
  • IBJの2025年上半期データでは、お見合い前の断り理由1位は「写真の印象」でした
  • 他者評価→場面と行動→結婚生活への翻訳、という3段階で強みが言葉になります
  • 成婚者の在籍期間中央値は男性9.2ヶ月・女性7.6ヶ月、お見合いは10回以内が中心

「私なんかが申し込んでも、また断られるだけですよね」——お見合いが三度続けて不成立になった方から、こういう言葉が出ることは珍しくありません。結論から言えば、自信は婚活を始めるための条件ではありません。先に手をつけるべきは、自分の強みを言葉にしておくこと。自信は、その後から結果としてついてきます。

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

「私なんかが申し込んでも」——相談室でいちばん多い一言

プロフィールを何度も直し、写真も撮り直して、勇気を出して申し込む。それでも届くのは不成立の通知ばかり。三度目を過ぎたあたりで、多くの方が同じ場所でつまずきます。相手が悪いとは思えない。かといって、自分は大丈夫だとも思えない。この宙ぶらりんの状態が、いちばん消耗します。

まず押さえておきたいのは、その感覚が特別なものではないという事実です。内閣府の「子ども・若者白書」(13〜29歳が対象の国際比較調査)では、「自分自身に満足している」と答えた日本の若者は45.1%で、韓国・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデンの中で最下位でした。同じ調査では「自分は役に立たないと強く感じる」に半数以上が当てはまると答えています。婚活を始める前の段階で、自己評価が低い状態はむしろ標準に近い。

参考値として、結婚相談所サンマリエが婚活中の男女に行った調査では、80.6%が「婚活疲れ」を感じ、その要因の上位に「自己肯定感の低下」(36.8%)が挙がっていました。単一企業の調査なので数字そのものは幅を持って見るべきですが、現場の実感とはよく一致します。

断られて自信喪失するのは、あなたが否定されたからではない

婚活で自信喪失が起きる引き金は、ほぼ例外なく「お断り」です。ただ、その断りが何を根拠に出されているかを正確に知っている方は、そう多くありません。

IBJが公表した2025年1〜6月のデータでは、お見合いが成立する前のお断り理由の第1位は「写真の印象」でした。会う前の段階で、相手はあなたの人柄も価値観も仕事ぶりも知りません。判断材料は、写真と数百字のプロフィールだけです。つまり多くのお断りは、あなたという人間にではなく、あなたの情報の一部に対して出されている。

ここを取り違えると、直せるものを直さないまま、直せないもの(性格や過去の恋愛)を責め続けることになります。写真は光の向きひとつで印象が変わる。それは修正できる「条件」であって、人格の評価ではありません。写真まわりの見直しは婚活プロフィール写真のコツ|盛らずに申し込まれる人の共通点で具体的に触れています。断られた直後の気持ちの立て直し方は婚活がうまくいかず落ち込む人へ|断られて当たり前の理由と立て直し方もあわせてどうぞ。

お見合い成立前のお断りは「人格」ではなく「相手が見ている情報の一部」に向けられている
お見合い成立前のお断りは「人格」ではなく「相手が見ている情報の一部」に向けられている

「自信をつけてから婚活を」は、順番が逆になっている

よく言われるのは、「まず自分磨きをして、自信がついてから始めましょう」という助言です。私はこれに賛成しません。順番が逆だからです。

自信は、心の中を整えると湧いてくるものではなく、小さな結果の積み重ねから遅れてやってきます。IBJの成婚白書2024では、成婚した方は成婚に至らず退会した方に比べ、お見合いの数が男性で約4倍、女性で約2.5倍という差がありました。申し込み数にも同様の差があります。ここで注意したいのは、成婚者と退会者では年齢層や活動条件も異なるため、これは「数をこなせば成婚できる」という因果の証明ではないということ。それでも、成婚した人ほど実際に会っていたという事実は動きません。

恋愛経験が少ないことを理由に開始を先延ばしにする方もいます。けれど自信がつくのを待っている間、動く量はゼロのまま。判断材料も増えません。だから私は、自信の回復を目標に置かず、「自信がなくても実行できる手順」を先に用意することをおすすめしています。その中心が、強みの言語化です。

自信の代わりになる「強みの言語化」3ステップ

強みをうかがうと、「特にありません」「普通の会社員なので」と返ってくる方が大半です。これは謙遜ではなく、本当に言葉を持っていない状態。強みがないのではなく、一度も棚卸ししたことがないだけ、というケースが圧倒的に多い。

ステップ1|自己評価ではなく、人から言われた言葉を集める

過去3年ほどをさかのぼり、他人から言われた言葉だけを書き出します。「説明が分かりやすい」「頼むと必ず期日を守る」「怒っているところを見たことがない」。職場でも家族でも友人でも構いません。自分で自分を採点しようとすると、自信がない人ほど点が辛くなります。最初の材料は、必ず外から取ること。

ステップ2|「場面+行動+相手の反応」の形に直す

集めた言葉は、そのままでは形容詞にすぎません。「優しい」ではなく、「後輩がミスをしたとき、まず状況を聞いてから一緒に手順を作り直した」。ここまで具体化して、はじめて他人に伝わる情報になります。形容詞は誰でも名乗れますが、場面は本人にしか語れません。

ステップ3|結婚生活の場面に翻訳する

最後に、その強みが結婚後のどの場面で相手の助けになるかまで言い換えます。期日を守る几帳面さは、家計や手続きまわりの安心感になる。感情的にならない性質は、意見が割れたときの話し合いのしやすさになる。婚活で見られているのは職務経歴ではなく、「一緒に暮らしたときにどうか」です。ここを訳しておかないと、せっかくの強みが相手に届きません。

自信がなくても実行できる「強みの言語化」3ステップの手順
自信がなくても実行できる「強みの言語化」3ステップの手順

この3つを書き出すと、たいていA4で1枚分になります。書き終えた方の口調は、その日のうちに少し変わることが多い。自信という曖昧なものが増えたわけではなく、答えられる質問が増えただけです。変化の出方には個人差がありますが、少なくとも「話すことがない」という不安は減ります。

その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

言語化できていると、お見合いの30分が変わる

強みを言葉にしておく効果は、自己紹介の場面よりむしろ会話の途中に出ます。自信がない状態のお見合いは、相手の反応をうかがう時間が長くなりがちです。目線が下がり、質問が浅くなり、当たり障りのない話題で30分が終わる。断られる理由が「特に悪くはないけれど、何も残らなかった」になるのは、この形が多い。

手元に語れる場面が3つあるだけで、会話の主導権を持てる瞬間が生まれます。相手の話に「私も似た経験があって」と重ねられるからです。事前に強みの棚卸しをしてから活動を再開した方が、お見合い後に相手から「話しやすかった」という評価を受け取るようになる、という変化は現場でよく見ます。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。

「いつまで続くのか」が見えないと、自信は削られていく

自信喪失のもう一つの原因は、終わりが見えないことです。ここは数字で地図を持つと、ずいぶん楽になります。

IBJの成婚白書2025によると、2025年の成婚者は19,112名。在籍期間の中央値は男性9.2ヶ月、女性7.6ヶ月でした。前年版でも活動期間の中央値は約9ヶ月、交際期間は約4ヶ月です。さらに、成婚した方のお見合い回数は「1〜5回」「6〜10回」が中心——多くの方は、10回以内のどこかで相手と出会っている計算になります。

「自信がない自分は人一倍長くかかるはずだ」と思い込んでいる方は多い。けれど標準はおおむね1年以内です。この地図があると、3ヶ月目の停滞が「異常」ではなく「途中」だと分かります。長期化しても折れないための整え方は婚活のモチベーション維持は5ステップ|長期化しても折れない整え方で扱っています。

結婚相談所での成婚までの標準的な時間軸(中央値データ)
結婚相談所での成婚までの標準的な時間軸(中央値データ)

よくある質問

Q. 自信がないまま結婚相談所に入会しても大丈夫ですか?

問題ありません。むしろ自信がないうちに第三者の目が入るほうが、写真やプロフィールといった直せる部分を早く修正できます。ただし費用は小さくないので、登録料・月会費・お見合い料・成婚料の内訳と、いつまで続けるかの予算と期限を決めてから契約してください。金額は相談所ごとに差が大きいため、契約前に必ず書面で確認を。

Q. 婚活で自信喪失したとき、一度休んだほうがいいですか?

眠れない、涙が出るなど生活に影響が出ているなら休んでください。そこまででなければ、完全に止めるより「量を減らして続ける」ほうが戻りやすい。いったん止めると、再開のときの心理的な負担が大きくなります。

Q. 書き出しても強みが見つかりません。

そこは、一人で探すのをやめる段階です。先のサンマリエの調査でも、婚活の心理的な負担への対処として最も多かったのは「一人で抱え込まず誰かに相談する」でした。カウンセラーのような第三者は、本人が当たり前だと思って飛ばしている部分を拾えます。彩星の無料相談でも、入会の話をする前に、状況の整理と強みの棚卸しから始めています。

自信がある人になってから、では遅い

婚活で成婚していく方が、みな自信家かというと、まったくそんなことはありません。不安を抱えたまま、それでも次のお見合いに申し込んだ人が、結果として相手と出会っています。

今日できることは一つで十分です。過去3年で人から言われた言葉を、3つだけ書き出してみてください。自信は、その紙の上には現れません。けれど、次のお見合いで話せる材料は確実に増えます。

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

プロフィール・提供サービスを見る »

💬 結婚相談所への入会を考え始めた方へ

現役カウンセラーとして在籍する相談所(IBJ加盟)のプランを、無料で個別にご案内しています。

無料相談の詳細 »

-婚活のマインド
-, , , ,