お見合いの進め方

IBJのお見合いが成立しすぎた時|受ける上限は週2枠・月6件

IBJのお見合いが成立しすぎた時|受ける上限は週2枠・月6件

この記事でわかること

  • お見合いを受ける上限の目安は週2枠・月6件前後、仮交際は同時に3人まで。その根拠となる数字と、3人が上限ではなく限界である理由がわかります
  • 成婚者のお見合いは平均11回・決断は10〜12回(IBJ成婚白書)。多く会うほど有利とは限らない理由を、相関と因果を分けて説明します
  • 1日2件・1日3件を入れると何が起きるか、日程調整が決まらない時の候補日の出し方、申し込み枠(月30件・月200件)の確認手順まで具体的に示します
  • 成立後は多くの相談所で取り消し不可。キャンセル料の金額はガイドラインが示す相談所間の精算基準で、会員の負担は契約次第という構造を整理します
  • すでに成立が溜まった時の立て直し、月8件の週別スケジュールと活動費16,000〜72,000円の内訳、男女別の対処まで示します

お見合いが成立しすぎた時は、受ける件数を週2枠・月6件前後までに絞り、仮交際は3人までに保つのが現実的な目安です。成立したお見合いは、多くの加盟相談所で取り消しを認めない運用になっています。つまり、絞れるのは成立する前だけです。

この記事は、IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の相談所で活動を始めて数週間から数ヶ月、申し受けとお見合い成立が一気に増えて手が回らなくなった方に向けて書いています。扱うのは、受ける上限の決め方、成立しすぎが起きる仕組みと終わる時期、放置した時に起きること、1日2件を入れた時に何が起きるか、日程調整が決まらない時の対処、すでに成立が溜まってしまった人の立て直し、断り方と日程の出し方、成立が8件来た月のスケジュールと費用、男女別の対処、そして相談所側の設定確認です。入会前に「自分もこうなるのか」を知りたい方も、2つ目の見出しから読んでいただけます。

先に、言葉を3つだけ整理します。①お見合い成立=申し込みに相手がOKを出し、会うことが確定した状態。②申し受け=相手から自分に申し込みが来ること(自分から送る側は「お見合い申し込み」)。③仮交際=お見合い後に双方がOKで、複数の方と同時進行しながら会っていく段階。この記事で言う「成立しすぎ」は、①と②が増えて日程と判断が追いつかなくなった状態を指します。なお、返事を保留する「ペンディング」や、仮交際から一人に絞る「真剣交際」といった段階の呼び方・運用は、相談所によって差があります。

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

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お見合いが成立しすぎた時、まず何件まで受けるべきですか?

目安は週2枠・月6件前後、仮交際に進んだ方は同時に3人まで。この数字には一応の根拠があります。

IBJが加盟相談所の会員データを分析して公表している「成婚白書」では、成婚した方のお見合い回数は平均11回、交際期間は約4ヶ月と報告されています。IBJ結婚みらい研究所の分析では、成婚が「お見合い25回以内・交際180日以内」に集中し、10〜12回で決断する傾向も示されています。いずれも公表時点の集計で、版が変われば数値も動きます。判断材料にする時は、出典の最新版をご自身でも確認してください。お見合い回数の分布は、少ない側に山があって多い側へ長い裾が伸びる形です。平均11回という数字は、その山のあたりを指していると読むのが自然でしょう。

一方、お見合いのペースについては、相談所の現場からは「月1〜2回が中央値で、月3回程度が成婚への近道」という見立ても出ています(カウンセラーによる成婚者データの集計。全国統計ではなく参考値です)。月3回なら、11回に達するのは約4ヶ月後。活動期間の目安としてよく挙がる7〜9ヶ月とも、無理なく噛み合います。

ここから逆算すると、月6件は「多めだが回せる上限」、月8件を超えると判断の質が落ちるというのが実務的な感覚です。取材した加盟相談所のカウンセラーによれば、成立が週3件以上重なった方から「誰が誰だったか思い出せない」という相談が出てくるのは珍しくないそうです。統計値ではなく現場の傾向ですが、覚えていない相手にもう一度会おうとは思えないものです。

ついでに、よく出回る「仮交際は3人まで」という目安にも一言。これは守るべき上限というより、記録と予定が回る限界の話です。3人を埋めることが目的になると、関心の薄い相手との同時進行で枠が潰れます。2人で十分という方も多いし、早めに一人へ絞ったから出遅れるというものでもありません。

「たくさん会えている=順調」は、半分だけ正しい

成婚白書には、成婚者のお見合い数は非成婚者の約2.7倍という数字もあります。女性では、成婚した方の申し込み数が26件、そうでない方が13件で約2.0倍という集計も公表されています。ただしこれは相関であって、件数が成婚を生むという因果の証明ではありません。それを根拠に「とにかく数をこなせ」と書かれた記事は多い。けれど現場の実感はもう少し違います。

数が多いから成婚したのではなく、早い段階で判断の基準を持てた方が、結果として多く会えている。順番が逆なのです。基準がないまま件数だけ増やすと、同じ会話を違う相手と何度も繰り返すだけになり、交際に進んでも「もっと良い人がいるのでは」と決めきれません。IBJ結婚みらい研究所はこれを「青い鳥症候群」と呼び、交際120日を分岐点として挙げています。会った数は、基準づくりの結果として付いてくるものだと考えてください。

絞れるのは「成立前」だけという時間軸と、各段階でできること・できないこと
絞れるのは「成立前」だけという時間軸と、各段階でできること・できないこと

お見合いを1日2件・1日3件入れると、どうなりますか?

結論から言うと、1日2件は「決められなくなる」リスク、1日3件は「体力が尽きる」リスクが出ます。件数が増えるほど単純に効率が良くなる、という話ではありません。

1日2件のほうが曲者です。同じ日に会うと、相手を相対評価で見てしまいます。午前の方が落ち着いて見えたのは本当に相性の話なのか、午後の方と比べたからそう見えただけなのか、自分でも切り分けられなくなる。選択肢が増えるほど決められなくなる現象は、ジャムの実験で知られる選択過多の話としてもよく引かれます。本来は「この人と結婚生活を送れるか」という絶対評価で見るべきところが、その日のうちの比較に置き換わってしまうわけです。

1日3件以上になると、話は単純に体力の問題になります。実際に経験した方の投稿では「疲労困憊」「精神的に疲弊した」という言葉が並びます。3件目は、初対面の相手に対して出せる集中力がもう残っていません。相手からすれば自分が3件目だとは知らないので、そこで受ける印象の悪さは、こちらの都合では説明できません。

どうしても1日2件入れる月があるなら、せめてこの4つは守ってください。

  • 会場を別の店にする。同じ店の同じ席だと、記憶が混ざります
  • 移動に2〜3時間空ける。到着から開始まで最低30分、できれば1時間
  • 1件目の記録を、2件目の前に書き終える。良かった点・合わなかった点を各3行。後でまとめて書くと必ず混ざります
  • 返事は2件目が終わった後ではなく、記録を見返してから出す。順番が逆だと、その日の印象の強さだけで決めることになります

それでも、できれば1日1件です。土日に2件ずつ詰めて月8件をこなすより、平日夜を1枠使って1日1件に散らしたほうが、同じ件数でも判断の質は落ちません。

なぜIBJ加盟の相談所では、入会直後にお見合いが成立しすぎるのですか?

偶然ではなく、仕組みが重なっているからです。主な要因は4つあります。

  • 入会直後の会員は新着順で上位に表示される期間があると説明する加盟相談所がある(システム仕様そのものは公開されていません)
  • ピックアップ掲載(有料・一定期間上位表示されるオプション)を入会時に使う相談所がある
  • 担当カウンセラーによる代理申し込み(仲人申込)が、活動開始時に集中しやすい
  • 市場そのものが拡大している。IBJは月間のお見合い成立数や登録会員数を公表しており、月間成立数が8万件を超えた月や、登録会員数が10万名・11万名を突破したという発表が出ています(件数と対象月は公表資料をご確認ください)

4つのうち、体感で最も効いているのは代理申し込みです。担当者が活動開始の勢いをつけようと一斉に出すため、成立の返事も同じ週にまとまって返ってきます。ピックアップ掲載は使う相談所と使わない相談所で差が大きく、新着表示の効き方も運用によります。自分の場合はどれが効いているのか、担当者に聞くのが一番早い。

もう一つ、見落とされがちな要因があります。自分の申し込み条件が広すぎることです。成立しすぎは「人気がある」という話に見えますが、申し受けの一次通過条件を広く取っていれば、来る件数はそのぶん増えます。つまり成立数は、ある程度こちらで設計できる数字です。「増やす方法」を探す記事は山ほどありますが、絞り方は自分で決めるしかありません。

入会バブルはいつまで続きますか?

複数の加盟相談所のブログが共通して書いているのは、期間は約1ヶ月、ピークは2〜3週目という線です。「3週間だけのビギナーズラック」という表現も見かけます。入会直後に申し込みが一気に集まるという話は、相談所の案内でも繰り返し出てきます。ただし件数は年齢・居住地・時期で大きく違うので、他人の数字と比べる意味はほとんどありません。

重要なのは、この波が必ず引くことです。だからこそ、波の高いうちに「自分はどこで決めるのか」を決めておく必要があります。

なお、「入会バブルで来る申し受けは条件も見ずに送られたものだから、会う価値が低い」という見方があります。これには賛成しません。基準がまだ無い時期に幅のある相手と会っておくと、自分が何に反応して何に萎えるのかが分かります。むしろ価値が低いのは、基準が固まった後に惰性で受ける1件のほうです。

成立率は6%台と聞きました。それでも成立しすぎるのは矛盾しませんか?

矛盾しません。語られている「率」が3種類あり、分母が違うからです。ここを混ぜて書いている記事が多いので、出典の強さも並べて整理しておきます。

数字 何の割合か(分母) 出典と、その強さ
6.3〜6.6% 送ったお見合い申し込みのうち成立した割合(分母=申込件数) IBJ公式調査(2013年公表・全年齢平均6.6%/男性5.8%/女性7.8%)と加盟相談所の集計。年次が古く、現在値ではなく参考値
12.6% 実施したお見合いが交際に発展した割合(分母=お見合い実施件数)。30代前半が最高で男性17.9%・女性14.2%、40代後半男性は9%台 IBJ公式調査。こちらも2013年公表の参考値
44〜46% 成婚した方の仮交際成立率(分母=成婚者のお見合い) 加盟相談所カウンセラーによる集計。サンプル数不明の参考値で、公式統計ではありません

6%台は「自分が送った申し込み」の話です。成立しすぎで困るのは多くの場合申し受けの側で、分母がまったく別。送った20件のうち成立が1〜2件でも、同じ月に申し受けが30件来ることは普通に起こります。成立率6.6%という数字は、裏を返せば1件組むために平均20人前後へ申し込んでいるという意味でもあります。だから自分から送る側は「もっと送らないと」と思いがちで、送った分が同じ週にまとまって返ってくると、今度は捌けなくなる。順序としてはごく自然な詰まり方です。

バブルが終わって成立が止まったら、失敗ですか?

いいえ、それが通常運転です。最初の数週間が嘘のように静かになる。この落差は構造上そうなるものなので、落ち込む必要はありません。むしろバブル中に会った相手の記録(良かった点・合わなかった点を各3行)が残っているかどうかで、ここからの打ち手が変わります。記録があれば条件やプロフィールの直し方が見えますし、無ければもう一度集め直すことになります。詰まった時の順番はお見合いお断り理由は3分類|交際成立44%と直す順番5ステップに分けて書きました。どこで詰まっているのか自分でも判然としない時は、婚活タイプ診断(10問・約3分)で当たりを付けてから読むと早いです。

IBJのお見合いは成立しすぎるとどうなりますか?

起きることは3つです。順に見ていきます。

1つめは、日程の不可逆性。加盟相談所では成立後1週間以内に日程を決め、1ヶ月以内に実施するのが目安とされています。成立が8件あれば、1ヶ月の土日はほぼ埋まります。そして多くの加盟相談所では、成立後の取り消しを認めない運用です。これは複数の加盟相談所の案内に基づく記述で、IBJ全体の統一規定として条項を確認したものではありません。自分の相談所の規約・契約書で該当箇所を確かめてください。

2つめは、お金。IBJガイドラインは、お見合いのキャンセルについて前日の営業時間内までで1件10,000円(税込)、当日キャンセルおよび15分以上の遅刻で20,000円(税込)という金額を示しています。ただしこれは加盟相談所間の精算基準であり、会員が実際に負担する額とイコールではありません。全額を会員が負担する相談所、一部だけの相談所、月会費の中で処理する相談所と運用は分かれます。ガイドラインは改定されるため、金額も含めて自分の契約書と相談所の最新案内が基準です。それでも、体調を崩した1回で月会費に近い額が動きうることは、知っておいて損はありません。

3つめは、決断の先延ばし。会う人が多いほど「もっと条件の良い人が来るかも」と待つ姿勢になります。前述の交際120日・お見合い25回という分岐点を超えると、成婚からは遠ざかる傾向が示されています。成立しすぎは、放っておくと順調の顔をした停滞になりかねません。

読者から寄せられる相談でも、入会2週目に成立が6件たまって、どれから返事をすべきか分からないという内容はよくあります。こういう時に最初にやるべきなのは、相手を比べることではなく、自分のカレンダーに入れられる枠を数えることです。枠は感情より先に決まります。

お見合いの日程調整が決まらない時は、どうすればいいですか?

成立しすぎた月に必ず起きるのが、これです。原因は多くの場合、こちらの出し方にあります。

加盟相談所の解説では、日程調整には3つの慣行があるとされています。①成立後1週間以内に希望日を提出する、②申し込まれた側(申し受けた側)の都合を優先する、③一度提示した候補日は、決まるまで空けておく。この③が、成立しすぎた時に最も効いてきます。

5件に同じ土曜の午後を出すと、その枠は5件分ブロックされた状態になります。1件が確定した瞬間、残り4件は出し直し。これが「いつまでも決まらない」の正体です。だから候補日は件数のぶんだけ散らす。5件なら5件が別の枠に収まるように、最初から重ならない組み方で出します。

  • 同じ日の時間違いは、相手から見れば実質1枠。別の日で2〜3案出すのが基本です
  • 成立順に候補日を割り振る。先に成立した件から前の週、後の件は後ろの週へ。考える手間が減ります
  • 土日が埋まったら平日夜を混ぜる。「土日しか無理」と言い切ると、相手の予定とぶつかった時に打つ手がなくなります
  • 自分が申し受けた側なら、遠慮しすぎない。都合を優先してもらえる立場です。無理な枠を承諾して後で変更するより、最初に正直な候補を出すほうが早く決まります
  • 3往復しても決まらないなら、担当者に間に入ってもらう。会員同士で粘るより、相談所経由のほうが着地が早いことが多いです

それと、返事が遅い相手を悪く取らないこと。相手も同じように成立が重なっていて、相談所の定休日を挟んで連絡が止まっているだけ、ということが本当によくあります。自分の遅れも、相手の遅れも、たいてい「成立しすぎ」が原因です。

すでに成立が溜まってしまった人の立て直し

ここまでは「受ける前」の話でした。もう成立した分は減らせません。それでも、組み方で負荷は下げられます。

  • 日程候補を月の後半に寄せる。成立から1ヶ月以内という目安の範囲内で、提示する候補日を後ろ寄りにすると、1週間に3件以上が重なる事故を避けられます
  • 平日夜を1枠だけ開ける。土日に全部を押し込むと、1日2件の日が生まれます。仕事終わりに1件入れられるなら、土日は1日1件で収まります
  • 1件あたりの所要時間を見積もり直す。お見合いは1時間前後という運用が一般的です。延びる前提で組むと後ろが崩れるので、終了時刻を先に決めておく
  • 会場を1〜2か所に固定する。下見と移動の手間が消え、同じ条件で相手を見比べられます
  • 返事の型を先に作る。翌日13時までという期限に追われてから文面を考えると雑になります。交際希望とお断りの2種類を用意しておけば迷いません
  • 新規の成立を止める相談を同時に出す。実施が終わるまでの数週間だけでも、申し受けの一次通過を担当者に止めてもらう

優先順位をつけるなら、最初の2つだけでもかなり効きます。全部を今月中に詰め込もうとして体調を崩し、当日キャンセルの話になるほうが損失は大きい。1件を後ろに動かす判断は、逃げではなく運用です。

その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

断ると評価が下がりませんか? 何と伝えればいいですか?

絞る場所は成立前、つまり申し受けにOKを出す前の一点だけです。ここで断ることは手続き上の正常な行為で、お断り自体がシステムに評価として残るものではありません。むしろ、受けておいて日程を引き延ばす方が担当者にも相手にも負担をかけます。

日程の出し方には実務上のコツがあります。

  • 同じ日の時間違いを複数出しても、相手からは実質1枠に見えます。別の日で2〜3案出すのが基本です
  • 1日に2件入れるなら、会場は別の店にし、移動に2〜3時間空ける。到着から開始までは最低30分、できれば1時間
  • キャンセルには費用が発生しますが、日程変更ならペナルティなし。ただし実務上変更は1回が限度で、2回目は「優先度が低い」と受け取られます
  • 返事を保留する「ペンディング」を認める相談所もありますが、保留の間も相手の予定を押さえていることになります。使うなら、自分で期限を切る
  • お見合い後の返事は翌日13時までに、交際希望かお断りかを出す(当日の進め方はお見合い当日の流れ|時刻つきタイムラインと返事の期限に時刻つきでまとめています)

担当カウンセラーへの伝え方は、理由を足すだけで扱いが変わります。

❌「今月はもう無理なので、申し受けは全部お断りで」
⭕「今月は実施済み2件+成立3件で枠が埋まりました。来月第2週まで新規の成立をいったん止めたいです。年齢と居住地の条件に合う方だけ、引き続き通してもらえますか」

相手へのお断りは、短く、理由を評価にしないのが原則です。

❌「写真と印象が違ったので」
⭕「お話しできてうれしかったのですが、ご縁としては見送らせていただきます」

調整が重なった時・交際を終了する時の文例

成立しすぎの月に実際に使う文面を、3つ置いておきます。そのまま使うというより、型として持っておくためのものです。

①候補日を後ろの週に寄せたい時(相談所経由で相手に伝える)

お見合いのご承諾をありがとうございます。直近の土日が先の予定で埋まっており、◯月◯日(土)午後/◯月◯日(日)午前/◯月◯日(土)午後のいずれかでお願いできますでしょうか。ご都合が合わない場合は、ほかの候補をお出しします。

謝るより、候補を3つ出すほうが相手には親切です。「埋まっていて申し訳ありません」だけだと、相手がもう一度考える手間を負います。

②一度決めた日程を変更したい時

先日ご調整いただいた◯月◯日について、こちらの都合で伺えなくなってしまいました。大変申し訳ありません。◯月◯日(土)午後/◯月◯日(日)午前で再調整をお願いできますでしょうか。

変更の連絡には、必ず代わりの候補を2つ以上同時に。これが無いと、1回の変更でも「優先度が低い」と伝わります。

③仮交際を終了する時(担当カウンセラー経由)

◯◯さんとの交際を終了させていただきたいです。お話は楽しかったのですが、結婚生活を一緒に考えていくイメージが持てませんでした。お伝えいただく際は、相手の方を否定する言い方にならないようお願いできますと助かります。

終了連絡は相談所が間に入ります。理由を相手の欠点ではなく自分の判断として書くと、担当者も伝えやすい。ここを曖昧にすると、相談所から「もう一度会ってみませんか」と戻ってくることがあり、結果的に枠が延びます。終了すると決めたなら、言い切るほうが互いのためです。

男性と女性で、絞る場所は違いますか?

違います。ここを一緒に書いている記事が多いのですが、困っている箇所が別です。

  • 女性は申し受けが多くなりやすく、問題は「捌くこと」。先に受ける条件(年齢幅・居住地・職業など2〜3項目)を決め、担当者に預けて一次通過をお願いするのが現実的です
  • 男性は入会直後に自分の申し込みが通りやすく、問題は「選ぶこと」。申し込みを送る段階で週に送る件数の上限を決めておかないと、成立がまとまって返ってきます。申込が通らない時期の打ち手は婚活40代男性の現実|申込が通らない時期の3つの打ち手にまとめました

成立しすぎ・成立しなさすぎは、相談所の設定でも起きます

加盟相談所が運営するサイトの説明では、IBJのシステムで設定できるお見合い申し込み枠は月200件までで、月30件を標準とする相談所が多いとされています。公式が公開している仕様ではないため、実際の枠は担当者に確認するのが確実です。

「ibj 申し込み数 上限」で調べている方のために、確認の手順を具体的に書いておきます。担当者に聞くのは次の3点です。

  1. 自分のコースの申し込み枠は月何件か(30件なのか、それ以上か)。コース・プランによって違うので、契約時の案内を手元に置いて聞くのが確実です
  2. そのうち、代理申し込み(仲人申込)で使われている件数はどれくらいか。枠の大半を担当者が使っていると、自分で送れる件数は見た目より少なくなります
  3. ピックアップ掲載を使っているか、期間はいつまでか。これが走っている間は申し受けが増えるので、成立しすぎの直接の原因になります

枠が月30件なら、成立率6%台で計算すると成立は月2件前後。それで「成立しない」と感じるのは、枠の設計どおりの結果です。逆に月200件近く送れる設定で入会バブルが重なれば、成立が一気に増えるのも当然。活動量の違いが、実は設定の違いだったというケースは珍しくありません。件数が多すぎる時も少なすぎる時も、まず自分の枠を確認するのが早道です。

成立が8件来た月のスケジュールと費用

週単位で置くと、こうなります(成立日を起点とした目安です)。

  • 1週目(成立から0〜7日):成立した全件に日程候補を別日で2〜3案送る。自分の土日枠は1日1件、平日夜1件まで
  • 2週目:お見合い実施2件。各回の翌日13時までに返事。良かった点・合わなかった点を3行ずつ記録
  • 3週目:実施2件+仮交際1件のデート。週の予定は3件が上限
  • 4週目:実施2件。仮交際は3人まで。新規の成立はいったん止め、ピックアップ掲載や申込枠の見直しを担当者に相談

実務で崩れるのは3週目です。仮交際のデートが入り始めて、お見合いの枠と正面から競合します。ここで「お見合いを1件減らす」判断ができるかどうかで、その月の結果が変わる。4週目まで同じペースで走り切れる人は、そう多くありません。

見落とされがちなのは、消える時間のほうです。お見合い1件は「1時間の面談」ではありません。会場までの移動と早めの到着、終了後の記録と返事、そして当日の身支度。ここまで入れると1件で半日が溶けます。月8件なら土日が4〜5日分、まるごと無くなる計算です。費用より先に、この時間のほうが先に枯れます。

費用はこうなります。お見合い料は0〜10,000円/回で、相場は無料〜5,000円。月会費に含める相談所が増える傾向にあります(負担者や有無は契約によって異なるため、ご自身の契約書で確認してください)。

項目 単価の目安 月8件の場合
お見合い料 0〜5,000円/件 0〜40,000円
飲食代(カフェ1時間想定) 1,500〜2,500円/件 12,000〜20,000円
交通費 500〜1,500円/件 4,000〜12,000円
キャンセル1件発生時 10,000円(前日まで)/20,000円(当日)※負担額は契約による +10,000〜20,000円
消える時間(移動・記録・身支度込み) 半日/件 土日4〜5日分
合計の目安 — 約16,000〜72,000円+月会費

飲食・交通の単価は現場で伺う範囲の目安で、統計値ではありません。地域や時間帯で差が出ます。結婚相談所の総額相場は30〜60万円とされますが、この「月いくらの活動費」は見積りから漏れやすい部分です。月に使える上限額を先に決めると、受ける件数は自動的に決まります。逆に、何ヶ月で決めるかを先に置けば、月いくらまで使えるかが決まる。活動期間から予算と件数を逆算する手順は婚活30代の進め方|9か月から逆算する手順にまとめました。

週2枠も確保できない時は、どうすればいいですか?

仕事の繁忙期、家族の介護、転勤。枠が取れない時期は誰にでもあります。

まず試すのは、月2件に絞って土日午前に固定するやり方です。件数より「必ず実施できること」を優先します。実際に選ぶ人が多いのもここ。それでも苦しければ、申し受けの一次通過条件を2項目まで狭めて担当者に預ける。条件が少ないほど、担当者も迷いません。

最後の選択肢が活動の一時休止です。休止制度の有無と条件は相談所ごとに違うので、契約書の該当条項を確認してください。休んで戻ってきた方は、再開直後にもう一度「新着」の波が来ることがあります。その時に上限を決めていないと、同じ詰まりを繰り返すだけ。成立を受けてから崩すのが最も損失が大きいので、受けない判断を先に置くほうが結果的に早く進みます。

お見合い疲れ・婚活疲れを感じたら

成立しすぎた月の後に来るのが、これです。土日が全部潰れて、初対面の緊張を月8回繰り返して、それでも交際に進むのは数件。疲れないほうがおかしい。

ここで多いのが、疲れを「相性の悪さ」と読み間違えることです。会った相手に気持ちが動かないのは、相手の問題ではなく、こちらの判断力が落ちているだけかもしれません。週3件を超えた翌週に出すお断りは、一度保留して、記録を読み直してから決めてもいいと思います。

対処はシンプルです。1〜2週間、新規の成立だけを止める。すでに成立した分は実施しつつ、入口だけ閉じます。活動を丸ごと休むより復帰が軽く、仮交際中の方との時間もむしろ確保できます。担当者には「交際中の方に集中したいので、2週間だけ申し受けを止めたい」と伝えれば通るはずです。

それでも気持ちが戻らない時は、件数の問題ではなく条件や見せ方の問題かもしれません。婚活タイプ診断(10問・約3分)で、自分がどこで消耗しているのか先に切り分けてみてください。

よくある質問

Q. IBJのお見合いは成立しすぎるとどうなりますか?

A. 成立後は多くの相談所で取り消しが認められないため、1ヶ月以内に全件を実施することになります。土日の枠が埋まり、返事の期限(翌日13時)が重なって判断が粗くなる。体調を崩せばキャンセル費用の話も出てきます。件数の多さ自体が成婚を近づけるとは限らず、決断の先延ばしに働くことも。

Q. 成立したお見合いは断れますか? キャンセル料はいくらですか?

A. 成立後の取り消しは、多くの加盟相談所で認められていません。やむを得ない場合、IBJガイドラインは前日の営業時間内まで1件10,000円(税込)、当日キャンセルと15分以上の遅刻で20,000円(税込)という金額を示しています。ただしこれは相談所間の精算基準で、会員が負担する額や負担の有無は契約によって違います。自分がいくら払うのかは、契約書と担当相談所への確認で。

Q. お見合いを1日2件入れても大丈夫ですか?

A. 制度上は可能ですが、おすすめはしません。同じ日に会うと相手を相対評価で見てしまい、「どちらが良いか」の比較に判断がすり替わります。入れるなら会場を別にし、移動に2〜3時間空け、1件目の記録を2件目の前に書き終えること。1日3件以上は、疲労で3件目の集中力が残りません。

Q. 日程調整が決まらない時はどうすればいいですか?

A. 候補日を件数分散らすことが先です。提示した候補日は決まるまで空けておく慣行があるため、複数件に同じ枠を出すと全部が止まります。別日で2〜3案、成立順に前の週から割り振る。3往復しても決まらなければ担当カウンセラーに入ってもらうのが早いです。

Q. 日程変更は何回までできますか?

A. 変更自体にペナルティはありません。ただし実務では1回までが限度。2回目は相手に「優先度が低い」と伝わります。変更するなら、代わりの候補日を2つ以上同時に出すこと。

Q. 申し受けを一時的に止められますか?

A. 多くの加盟相談所で、プロフィールの公開設定や申し込み受付の調整ができます。あわせて確認したいのが、自分の申し込み枠とピックアップ掲載の有無。止め方・戻し方は相談所の運用によります。

Q. IBJのお見合い申し込み数の上限は何件ですか?

A. 加盟相談所の解説では、システム上の上限は月200件までで、月30件を標準に設定する相談所が多いとされています。公式が公開した仕様ではないため、自分のコースの枠・代理申し込みで使われている件数・ピックアップ掲載の有無の3点を担当者に確認してください。

Q. 仮交際は何人まで同時進行していいですか?

A. 現場でよく使われる目安は3人まで。加盟相談所のカウンセラーが挙げる数字で、公式規定ではありません。4人を超えると、会話の記録と予定の管理が破綻しやすい。なお、一人に絞る段階(真剣交際)へ進めないまま人数を抱え続けるのが、いちばん時間を失うパターンです。

Q. 入会バブルはいつ終わりますか?

A. 複数の加盟相談所の記事では、期間は約1ヶ月、ピークは2〜3週目という見立てが共通しています。終わるのが前提。波のあるうちに「何回目で決めるか」を決めておくのが要点です。

この記事の要点と、次にやること

  • 受ける上限の目安は週2枠・月6件前後、仮交際は同時3人まで(3人は目標ではなく、管理が回る限界)
  • 成婚者のお見合い回数は平均11回、交際約4ヶ月。決断は10〜12回に集中し、25回以内・180日以内が分岐点(IBJ成婚白書/公表時点の集計)
  • 1日2件は相対評価で決められなくなる、1日3件以上は体力が尽きる。入れるなら会場を別にし、記録を次の件の前に書き終える
  • 語られる「率」は3種類。申込→成立6.3〜6.6%/実施→交際12.6%/成婚者の仮交際成立率44〜46%で分母が違い、前2つは2013年公表、最後は相談所集計の参考値
  • 入会バブルは約1ヶ月・ピーク2〜3週目。構造上必ず引く
  • 日程が決まらない原因は複数件に同じ枠を出していること。提示日は決まるまで空ける慣行があるため、候補は件数分散らす
  • 申し込み枠は月200件が上限・月30件が標準とされる(加盟相談所の解説/公式仕様ではない)。自分の枠・代理申込の件数・ピックアップ掲載の3点を担当者に確認
  • 絞れるのは成立前だけ。成立後は多くの相談所で取り消し不可。キャンセル料の金額はガイドラインが示す精算基準で、会員負担は契約次第
  • すでに溜まった分は、候補日の後ろ寄せと平日夜1枠で負荷が下がる
  • 月8件なら活動費は月16,000〜72,000円+月会費、消える時間は土日4〜5日分が目安(現場の目安で統計値ではありません)

今日できることは1つだけです。カレンダーを開いて、来月の土日でお見合いに使える枠を数えてください。その数が、あなたが受けていい件数です。自分がどのタイプの詰まり方をしているか整理したい方は、婚活タイプ診断(10問・約3分)から始めてみてください。

※本記事の数値は公表資料および現場での目安であり、成果を保証するものではありません。お見合いの成立数・交際への進み方には個人差があり、年齢・居住地・活動時期によって大きく変わります。料金・規定・システムの運用は改定されることがあるため、最終的にはご自身の契約書と加盟相談所の最新案内をご確認ください。

出典

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

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