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30代後半女性の婚活は本当に厳しい?現実をデータで解く

30代後半女性の婚活は本当に厳しい?現実をデータで解く

「30代後半の婚活はもう手遅れ」——そう検索してこのページにたどり着いた方に、まず結論からお伝えします。厳しいのは事実です。ただ、手遅れではありません。IBJ(日本結婚相談所連盟)の成婚に関する集計では、35歳を過ぎても約4人に1人(成婚率27.8%)が成婚に至っています。現場で見えてくるのは、「厳しさの中身」を正しく知って動いた人ほど、結果が早いという現実です。

この記事では、世間でよく言われる通説を一度そのまま並べたうえで、相談所の現場で感じるズレを一つずつ修正していきます。感情論ではなく、数字と現場の実感で。読み終えるころには、あなたが次にやるべきことが一つに絞れているはずです。

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

「30代後半はもう手遅れ」——数字で見ると何が本当か

手遅れ、という言葉が独り歩きしています。ではデータはどう語っているのでしょうか。

IBJ(日本結婚相談所連盟)の集計では、30代後半女性の成婚率はおよそ27.8%とされます(数値は集計年度・対象母集団によって変わるため、あくまで目安として捉えてください)。30代前半より下がるのは確かです。でも、裏を返せば約4人に1人が成婚に至っている。「ほぼ無理」という肌感覚とは、数字はだいぶ違う顔をしています。

人口の側からも見ておきましょう。2020年の国勢調査(配偶関係「未婚」区分)では、35〜39歳女性の未婚率は26.2%で、2015年の23.9%から上がっています(集計区分により差があるため目安です)。つまり、同じ状況の人はあなたが思うよりずっと多い。「私だけが取り残された」という感覚は、統計上は正確ではありません。

ここで一度立ち止まってほしいのです。厳しいのは「年齢そのもの」なのか、それとも「動き方」なのか。この切り分けをしないまま焦ると、条件だけを闇雲に下げて疲れてしまう——現場でそういう方をよく見ます。

30代後半女性の婚活の現実を示す主要指標のまとめ
30代後半女性の婚活の現実を示す主要指標のまとめ

よく言われる通説と、現場の実感のズレ

ここからが本題です。婚活記事でくり返される「常識」を、現場で見てきた実感と突き合わせていきます。

通説①「条件を下げないと結婚できない」→ 下げるのではなく組み替える

「高望みをやめて条件を下げなさい」。これは本当によく言われます。ただ、現場の実感は少し違います。問題は条件の「高さ」より、条件の「並べ方」であることが多いのです。

たとえば年収。30代後半女性が最初に挙げる希望は「600万円以上」が多い一方、30代後半〜40代男性の年収は、公的な賃金統計(賃金構造基本統計調査など)を見るとおおむね400〜500万円台が中心層です(年齢や雇用形態で幅があり、ここでは断定ではなく目安の参考値として置いています)。ここだけ見ると絶望的に思えます。でも、年収を「譲れない一番」から「二人で作っていく前提」に置き換えた方は、会える相手が一気に広がります。

下げるのではなく、優先順位を組み替える。「絶対に外せない一つ」「あれば嬉しい二つ」「実は気にしなくてよかった三つ」に分けるだけで、お見合いの成立数が変わってきます。私なら、まず『絶対に外せない一つ』だけを紙に一行で書いてもらいます。書き出してみると、二行目以降は本当は『あれば嬉しい』だった、と気づく方が多いからです。条件を捨てる話ではありません。自分が本当に大事にしているものを、選び直す作業です。

通説②「相談所でも若い女性に負ける」→ 場所によって見られ方が逆転する

「どこへ行っても20代の若い人に持っていかれる」。この不安も届きます。ただ、これは場所を分けずに語っているから生まれる誤解です。

マッチングアプリの主力は20代前半で、30代後半は数の中に埋もれやすい。一方、結婚相談所は20代の会員がむしろ少なく、真剣に結婚を考える30代・40代が中心です。同じ「30代後半」でも、母集団が違えば見られ方は逆転します。「若さで勝てない」のではなく、「若さが評価軸になりにくい場所を選べていない」だけのことが多いのです。

比較の文脈で表にすると、違いがはっきりします。

  マッチングアプリ 結婚相談所(IBJ加盟)
会員の中心層 20代前半 30〜40代の結婚希望者
30代後半の見られ方 数に埋もれやすい 目に留まりやすい
相手の真剣度 ばらつきが大きい 成婚前提で活動
進み方 自己流 お見合い→仮交際→真剣交際→成婚

※比較は一般的傾向です。会員構成は相談所や地域によって差があります。

世間の通説と現場の実感のズレを対比する図
世間の通説と現場の実感のズレを対比する図

成婚した人は「何人と会う」? 行動量の目安をデータで見る

「厳しいのは分かった。で、どう動けば?」——ここがいちばん知りたいところですよね。感覚論ではなく、成婚された方の行動量を数字で見ておきましょう。

2025年のIBJ成婚白書によると、成婚された方は平均で約11人とお見合いし、真剣交際を決めるまでおよそ4ヶ月(124〜125日)でした(この平均は会員全体の集計で、30代後半女性に限定した数字ではありません)。30代後半女性の活動期間については、別の集計で平均11.7ヶ月・中央値8.2ヶ月とされます。母集団が異なる数字なので、それぞれ別の目安として読んでください。

ここから見えるのは、成婚は「運命の一人」を待つゲームではないということ。ある程度の人数と会い、そのうえで見極める——量と質の両方が要る、地に足のついたプロセスです。裏返せば、お見合い数が2〜3人で止まっている段階で「私はダメだ」と結論を出すのは、まだ早すぎます。

お見合いが2〜3人で止まる人と、11人まで伸ばせる人。私が見てきた分かれ目は、意外にも「申し込みを出す量」そのものより「断られた後の立て直しの速さ」にあります。1回のお断りで数日気持ちが止まる人は、母数がなかなか積み上がりません。逆に、お断りを『相性の確認が一つ済んだ』と割り切って翌日にはまた申し込める人は、同じ期間でも会う人数がまるで違ってきます。11人という数字は、才能ではなく立て直しの速さの積み重ねだと感じています。

実際、活動2ヶ月で「申し込みはもらえるが年齢が希望と合わない」と落ち込むご相談は、現場でよくいただきます。ですが、その多くは行動量がまだ立ち上がりきっていない時期のもの。私自身は、この段階の方にはまず写真の撮り直しと、自分から申し込む相手の選び方の見直しから勧めます。焦って辞めるより、そこを整えるだけで流れが変わる方がいます。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。

一人でこの行動量を保ち、途中で見極めまで判断するのは、正直かなり大変です。婚活が一人でできないのは当然|自力の限界と伴走者の選び方でも触れていますが、伴走者がいるかどうかで、この「立ち上がりの時期」の折れにくさが変わってきます。

その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

「いつまでに動くか」はお金と出産から逆算する

年齢の焦りは、漠然としているから苦しくなります。だから、感情ではなく逆算で扱いましょう。

厚生労働省の人口動態統計では、第1子出生時の母の平均年齢は30.9歳(2022年)まで上がっています。もし出産を望むなら、一般に加齢とともに妊娠のしやすさは変化し、妊娠・出産に伴うリスクも高まる傾向があると医学的な知見で指摘されています(厚生労働省や関連学会の資料を参照)。ここは不安を煽るためではなく、時間を「見える化」するために置いておく情報です。判断はご自身の状況と、必要なら専門家の意見をふまえて行ってください。

お金の面でも同じです。出産が遅くなるほど、子どもの教育費のピークと自分たちの老後資金の準備時期が重なりやすくなります。だからこそ「いつまでに結婚したいか」ではなく、「いつまでに動き始めるか」を先に決める。活動に平均11.7ヶ月かかるなら、逆算すると開始時期はおのずと見えてきます。

出産とお金から婚活開始時期を逆算するタイムライン
出産とお金から婚活開始時期を逆算するタイムライン

この逆算の考え方は、婚活を始めるタイミングは何歳?逆算でわかる後悔しない開始時期で年齢別に整理しています。費用の全体像を先に知っておきたい方は、結婚相談所の費用相場は総額いくら?内訳と2026年の最新事情も合わせて読んでおくと、家計からの逆算がしやすくなります。

もし「自分の層の数字」や開始時期を具体的に落とし込みたいなら、結婚相談所の無料相談やカウンセリングで、現状を一度整理してもらうのも一つの手です。その場で入会を決める必要はありません。情報を持ち帰るだけでも、次の一手の解像度は上がります。

よくある質問

Q. 活動を始めて2ヶ月、40代からしか申し込みが来ません。需要はもうないのでしょうか?

2ヶ月は、まだ立ち上がりの時期です。成婚された方でも平均で約11人とお見合いしています。申し込みが来る層が希望とずれている場合、多くは写真・プロフィールの見せ方と、自分から申し込む相手の選び方で改善の余地があります。需要の有無を判断するには、行動量がまだ足りていない段階です。

Q. 年収の希望を下げれば結婚しやすくなりますか?

「下げる」より「並べ替える」がおすすめです。年収を最優先から外すだけで会える人数は増えますが、代わりに「一緒に生活を作れる人か」を上位に置くと、成婚後の満足度も保ちやすくなります。全部を諦める話ではありません。

Q. 40代の相手はどうしても避けたいのですが、わがままでしょうか?

わがままではありません。ただ、希望を「同い年〜3歳上まで」で固定すると、母集団はかなり狭くなります。まずは会ってみて判断する相手の幅を少し広げ、そのうえで見極める——この順番にすると、選択肢を減らさずに納得感も残せます。

厳しさは、正しく知れば戦える

30代後半の婚活が「厳しい」のは本当です。でも、厳しさの中身は年齢そのものというより、動き方と場所の選び方に多くがかかっています。成婚率27.8%(約4人に1人)、お見合い平均約11人、決断まで約4ヶ月。この数字を知っているだけで、次の一手は感情ではなく手順で選べるようになります。

まずやってほしいのは二つ。ひとつは、条件を「絶対・あれば嬉しい・気にしない」の3つに並べ替えること。もうひとつは、出産とお金から開始月を計算しておくことです。具体的には、希望する出産などの時期から、活動期間の目安(平均11.7ヶ月)を引き算してみてください。「希望時期 − 約12ヶ月 = 動き始める月」。これが、あなたの開始タイミングの目安になります。この二つが決まれば、あとは行動量を積むだけです。もし自分ひとりで整理しきれないと感じたら、無料相談などで状況を一度言葉にしてみるところから始めてみてください。次の一歩は、思っているより具体的なところにあります。

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

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