
この記事でわかること
- 50代以上の会員は男性17.4%・女性8.7%。成否を分けるのは人数より希望年齢の幅です
- IBJ成婚白書2024では50代以上の成婚率は男性15%・女性17%。低いけれど0ではありません
- 費用は入会金10〜20万円+月1〜2万円が目安。活動1年で総額60万円前後の試算になります
- 中途解約の上限は開始前3万円、開始後は2万円か未利用分20%の低い額まで
50代・60代から結婚相談所を使うなら、相手を探す前に「自分が欲しいのは婚姻届か、同居か、生活を見てくれる伴走者か」を決めてください。ここが決まっていれば、お見合いの数が少なくても話は前に進みます。逆に、ここが曖昧なまま入会すると条件の擦り合わせだけで月会費が流れていきます。
この記事が扱うのは、IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の結婚相談所で、50代以上の方が入会前から成婚までをどう進めるかという実務の手順です。初婚・離婚後・死別を問わず、子どものこと、住まい、親の介護といった前提を抱えたまま迷っている方に向けて書いています。先に押さえたい3つの数字、そのあとに5つのステップ(前提の棚卸し/欲しい関係の形/費用と契約/入会面談/お見合いから成婚まで)、向き不向きの整理、よくある質問の順に進みます。現場の実感にもとづく記述には(個人差があります)と添えました。
なお、本文で使う段階の言葉は相談所のものです。お見合い(1回会う場)、仮交際(複数の相手と並行して会える期間)、真剣交際(1人に絞って結婚を具体化する期間)、成婚(活動の終了=退会)の4段階で進みます。

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
結婚相談所のシニア婚活で先に押さえる3つの数字
「自分の年齢で相手がいるのか」。無料相談でいちばん多く出る問いです。感情論ではなく、公表されている数字から見ていきます。
① 50代以上の会員比率。IBJの公表データでは連盟全体の会員は約11万人(2026年8月末時点で110,885名)。そのうち50代以上は男性17.4%・女性8.7%(2026年4月時点)です。つまり男性は6人に1人、女性は11人に1人ほど。少数派ではありますが、母数が11万人規模なので、50代以上の女性会員も1万人前後の規模になります。
② 成婚率。IBJ成婚白書2024年度版によると、50代以上の成婚率は男性15%・女性17%。全体平均より低い数字です。ただし0ではありません。10人に1.5人ほどが成婚して退会している、という読み方が正確です。この数字を見て「やっぱり厳しい」と受け取る方が多いのですが、低い成婚率は失敗の予告ではなく、準備の精度で動かせる余地が大きいという意味でもあります。
③ 成婚したときの年齢差。同白書では、成婚した女性と相手との年齢差はどの年代でも「+2〜3歳」に山があります。男性は年齢が上がるほど差が開く裾を持ちますが、分布の中心はやはり近い年齢です。50代後半から70代の成婚例も「年齢差5歳以内・男性が年上」が多いと紹介されています。
「シニアは相手がいないから厳しい」は半分だけ正しい
世間では、シニア婚活が厳しい理由を会員数の少なさに求める説明がよく使われます。現場で申込履歴を見ている限り、厳しさの正体はもう少し手前にあります。希望年齢の幅です。
62歳の男性が希望欄に「50歳まで」と書けば、検索にかかる相手はほぼ消えます。実際、入会そのものを断られる主因として挙げられているのも「希望する相手の年齢が若すぎて該当する会員がいない」ケースです(パートナーエージェントの解説より)。人数が足りないのではなく、自分で母数をゼロにしてしまっている。希望年齢の上限を5歳広げるだけで申込可能な相手が何倍かになる、というご相談は珍しくありません(現場で見る傾向で、統計値ではありません)。
【ステップ1・1〜2週目】前提の棚卸しから始める
最初にやることは相談所選びではなく、紙に書く作業です。シニアの婚活は、30代の婚活と違ってすでに積み上がった生活を持ち寄る前提があります。次の6項目を箇条書きで書き出してください。
- 婚姻歴(初婚/離婚/死別と、その時期)
- 子どもの有無・年齢・同居しているか・経済的に独立しているか
- 住まい(持ち家か賃貸か、ローンの残り、将来住み替える意思があるか)
- お金(年金の種類と受給状況、相続で動く可能性のある資産)
- 健康と介護(自分の通院、親の介護の見込み、介護の担い手)
- 仕事と時間(週にどれだけ会う時間が取れるか)
死別の方は「遺族年金」の扱いを先に確認する
遺族年金を受け取っている方が再婚すると受給権は消滅し、「遺族年金失権届」の提出が必要になります。見落としやすいのは、婚姻届を出さない事実婚でも失権の対象になるという点です。「籍を入れなければ年金は続く」という理解で活動を始める方が一定数いらっしゃいます。制度は改正されることがあるため、金額や条件はご自身のケースで年金事務所に確認してください。
子どもがいる再婚は相続の形が変わる
再婚相手に前の配偶者との子がいる場合、法定相続分は配偶者1/2・子1/2です。遺言書がないまま相続が始まると、面識の薄い当事者同士で分け方を決めることになります。熟年再婚で子が反対する理由は、感情よりもここにあることが多い。相続や遺言の具体的な設計は司法書士・弁護士など専門家の領域なので、記事の内容は論点の地図として使ってください。
つまずきやすいポイント:子どもに伝える順番です。入会して仮交際まで進んだ段階で初めて家族に話し、反対されて活動が止まるケースをよく見ます。第1案は入会前に「婚活を考えている」と事実だけ伝えておく方法。これがいちばん後戻りが少ない。第2案として、関係が落ち着くまで伏せておきたい場合は、真剣交際に入る前を伝えるタイミングの期限として決めておきます。期限を決めずに先送りすると、相手側にも不信が生まれます。
【ステップ2・2〜3週目】欲しいのは婚姻か、同居か、伴走者か
ここが多くの比較記事に書かれていない論点です。ランキング型の記事はほぼ例外なく「入籍がゴール」を前提にしています。でも、50代以上の方が本当に欲しいものは、必ずしも婚姻届ではありません。
ハルメクホールディングスは2024-2025年のシニアトレンドとして「ラスパ(ラストパートナー)」という言葉を発表しました。入籍にこだわらず、事実婚・別居婚・週末婚までを含めてパートナーを持つ考え方です。関連する調査(ラス恋・ラス婚研究所、2025年8月、n=1,671、中央大学 山田昌弘教授監修)では、婚姻届を出さない派が62.5%、別居を希望する人が54.8%。別の調査(同社、n=1,365)では中高年の82%が将来の住まいに不安を持ち、約半数が「パートナーと必ずしも同居でなくてよい」と答えています。いずれも婚活サービス自身の調査なので、傾向を読む参考値として扱うのが妥当です。
この3つを分けて考えると、相談所での動き方が変わります。
| 欲しいもの | 相手に求めること | 活動での確認事項 |
|---|---|---|
| 婚姻(入籍して家族になる) | 戸籍・財産・相続まで含めた合意 | 子への説明、遺言、住まいの統合 |
| 同居しない関係(通い婚・週末婚・事実婚) | 生活は分けたまま時間を共有 | 相談所が入籍前提か、事実婚希望を登録できるか |
| 伴走者(孤独と不安をなくしたい) | 日常の連絡、体調の把握 | 結婚以外の手段でも解けるかの検討 |
つまずきやすいポイント:事実婚や別居婚を望んでいるのに、入籍を前提にした紹介を受け続けて噛み合わないパターンです。結婚相談所は制度上「結婚相手紹介サービス」なので、入籍を前提に運用している相談所もあります。無料相談の段階で「婚姻届を前提としない活動は可能ですか」と一度聞いてください。一言で済み、後の数か月を節約します。
自分の希望がどの型に近いかを言葉にしづらいときは、サイト内の婚活タイプ診断(10問・約3分)で2軸に整理してから相談に来られる方が多いです。
【ステップ3・3〜4週目】費用と契約の上限額を先に押さえる
IBJ加盟相談所の料金は、おおむね登録料(入会金)・月会費・お見合い料・成婚料の4つで構成されます。相談所ごとに体系が違うので、平均値ひとつで語ると実態から外れます。幅で押さえるのが実務的です。
| 項目 | 一般的な幅の目安 | 見るべき点 |
|---|---|---|
| 登録料・入会金 | 10〜20万円 | 写真撮影・書類取得が別費用か |
| 月会費 | 1〜2万円 | 申込可能数に上限があるか |
| お見合い料 | 1回5,000〜1万円(0円の体系もある) | 回数が増えると総額が最も動く項目 |
| 成婚料 | 0〜30万円 | どの時点で発生するかの定義 |
出典は結婚相談所の比較メディアが掲載している相場で、各社の実額は体系によって大きく外れます。この幅は平均ではなく中心的な水準の目安として見てください。裾のほうには、成婚料0円で月会費を高めに設定する体系も、初期費用を抑えて成婚料を10万円超に置く体系もあります。契約前に必ず公式の料金表で確認を。
活動1年の総額を試算してみる
仮に入会金15万円・月会費1.5万円・お見合い料8,000円・成婚料20万円の相談所で、11か月活動してお見合い10回で成婚した場合。15万+16.5万+8万+20万=約59.5万円。ざっと60万円弱です。
活動期間について、60代の平均活動期間を11.2か月(40代の約1.4倍)とする数字が流通しています。ただしこれは婚活サービスの自社ブログに掲載された値で原典が示されていません。目安として置くにとどめ、根拠にはしないでください。確かな公表値としては、先に挙げたIBJ成婚白書の50代以上の成婚率(男性15%・女性17%)のほうを基準にするのが安全です。
「成婚」の定義は相談所ごとに違う
成婚料が絡むので、ここは必ず確認してください。説は大きく2つあります。ひとつは婚約が成立した時点を成婚とする考え方。もうひとつは真剣交際から一定期間が経ち、双方が結婚の意思を確認した時点を成婚とする考え方です。なぜ違うかというと、前者は結婚の確定を、後者は相談所のサポート終了を基準にしているからです。担当者には「成婚料が発生するのはどの時点ですか。婚約前でも発生しますか」と具体的に聞いてください。
クーリングオフと中途解約の上限額
契約期間が2か月を超え、金額が5万円を超える結婚相手紹介サービスは、特定商取引法の特定継続的役務提供にあたります(消費者庁)。法定の契約書面を受け取った日から8日間はクーリングオフが可能です。
中途解約のときに事業者が請求できる金額にも上限があります(国民生活センター)。
- サービス開始前の解約: 3万円が上限
- サービス開始後の解約: 提供済みのサービス対価 + 「2万円」か「未利用分の20%」のいずれか低い額
たとえば未利用分が30万円なら、その20%は6万円。2万円のほうが低いので上限は2万円です。未利用分が5万円なら20%は1万円で、こちらが低いので上限は1万円。口コミ記事で「解約できなかった」と書かれている事例の多くは、この上限を知らずに提示額をそのまま受け入れたものです。結婚相談所の費用は女性でいくら?総額を決める5手順でも総額の組み立て方を扱っています。
つまずきやすいポイント:シニアの活動は、入院や親の介護で中断する確率が若い世代より高くなります。契約前に休会制度を確認してください。月額いくらで、何か月まで可能で、休会中に申込は止まるのか。この3点です。休会が使えずに退会して再入会すると、入会金をもう一度払うことになります。
【ステップ4・4〜6週目】入会面談で聞く5つの質問と「断られる」の正体
無料相談に行くと、たいてい相談所側が会員数と成婚実績を説明してくれます。そこで満足して帰ってしまう方が多い。聞くべきことは別にあります。
- 自分の年代・エリアの異性会員は実数で何人いますか(連盟全体の人数ではなく、検索対象になる実数)
- 直近1年で、自分の年代の成婚はありましたか(件数と、男女どちらが年上だったか)
- お見合い料の有無と、1か月に申し込める上限は何件ですか(総額を決める最大の変数)
- 休会・中途解約の条件を書面で見せてください(口頭説明だけで済ませない)
- 婚姻届を前提としない活動は可能ですか(ステップ2で決めた希望に直結)
「会員数11万人」はIBJ連盟全体の数字です。実際に自分が申し込める相手は、年代とエリアで絞った後の人数になります。ここを混同したまま入会して「紹介が来ない」と感じるのは、相談所の怠慢ではなく期待値の設定ミスです。
入会を断られるケースもあります。先に触れたとおり、主因は希望相手の年齢が若すぎて該当会員がいないこと。断られたら、それは人として評価されたのではなく希望条件と在籍会員が噛み合わなかったという事務的な結果です。希望年齢の幅を広げる、エリアを隣県まで広げる、仲人型で手作業の紹介を受ける、のいずれかで変わることが多いです(個人差があります)。紹介の仕組みの違いは結婚相談所の仲人型とデータ型の違い|総額と選び方5手順に整理しました。
無料相談で何をどう聞けばいいか迷う場合は、結婚相談所の無料相談で聞く15の質問|断り方の例文つきに質問リストと、その場で契約しないときの断り方の例文があります。彩星の無料相談でも、状況の整理と次の一歩の提案までを行っています。無理な勧誘はしません。
つまずきやすいポイント:「その日に決めないと割引が切れる」と言われて判断を急ぐこと。クーリングオフは8日間ありますが、そもそも急ぐ理由がない契約です。持ち帰って家族に話す時間を取ってください。
【ステップ5・2か月目以降】お見合いから成婚まで「生活の重ね方」で話す
お見合いが決まったら、話す中身を切り替えます。50代以上の婚活で成否を分けるのは、年収や肩書きの確認ではなく生活をどう重ねるかの具体性です。
話す順番はこう考えてください。1回目のお見合いは「一週間をどう過ごしている人か」。仮交際では「どこに住み、お金をどう分けるか」。真剣交際で「健康・通院・親と子との距離」。重い話を前に出しすぎると、相手は引きます。
会話の例を並べます。
- ❌「介護が必要になったとき、看てもらえますか」(1回目で出す質問ではありません。条件の確認に聞こえます)
- ⭕「朝型ですか、夜型ですか。私は朝が早いので、夕方以降はのんびりしています」(生活のリズムから入る)
- ❌「年金はおいくらですか」(真剣交際で、お互いに開示する流れで扱う話です)
- ⭕「今の住まいは気に入っていますか。将来は住み替えたいほうですか」(住まいの意思は早めに分かると判断が速い)
男性は「料理」「健康管理」「介護をしてくれる人」を、女性は「経済的な安定」「精神的に支えてくれる人」を求める傾向があるという調査結果があります(パートナーエージェントの調査。参考値です)。どちらも口に出すと角が立つ願いです。だからこそ、条件として聞くのではなく、生活の話の中で確かめるほうが機能します。
段階の進み方そのものはお見合いの流れ|申込から成婚までの5段階と平均期間で確認できます。
つまずきやすいポイント:仮交際中に体調を崩したり、親の入院が重なって連絡が止まることがあります。黙って間が空くと相手は「気が変わった」と受け取ります。事情を一言伝え、必要なら休会して戻ってくる。中断は失敗ではありません。戻ってきてから成婚された方もいらっしゃいます(※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています)。
結婚相談所が向いているシニア・向いていないシニア
向き不向きは、はっきり分かれます。
向いているのは、①相手の婚姻状況や収入を書類で確認したい方、②自分の希望条件が相場から外れていないか第三者に見てほしい方、③進め方の段階が決まっていたほうが動ける方、④子や住まいなど整理すべき前提が多く、一人で順番を決めきれない方。
向いていないのは、①婚姻も同居もパートナーも求めておらず、不安の中身が「身元保証」や「老後の手続き」である方、②希望年齢を10歳以上下に設定していて動かす気がない方、③月1〜2万円の固定費を1年続けることが家計に重い方。3番目に当てはまる場合、無理に入会するより先に活動費の目処を立てるほうが順序として健全です。
相談所・パーティー/アプリ・終活サービスを並べて見る
| 結婚相談所(IBJ加盟) | 婚活パーティー・アプリ | 身元保証・終活支援 | |
|---|---|---|---|
| 目的 | 結婚を前提とした交際 | 出会いの機会を増やす | 入院・施設入所・死後の手続き |
| 本人確認 | 独身証明書・収入証明の提出が前提 | サービスにより差が大きい | 契約手続きとして本人確認あり |
| 費用感 | 年間数十万円規模 | 1回数千円〜月額制 | サービス内容により大きく異なる |
| 向く人 | 書類と伴走を重視する人 | まず人に会う量を増やしたい人 | 孤独より手続きの不安が大きい人 |
安全面の数字もひとつ。警察庁の令和7年(2025年)確定値では、SNS型ロマンス詐欺の認知件数は5,645件(前年比+47.6%)、被害額は546.4億円(+36.3%)。被害額では40〜60代の占める割合が大きいと報じられています。相談所は独身証明書や収入証明の提出を入会の条件にしているため、身元の確認という点では前提が違います。ただし、相談所とこれらの被害統計は母集団も対象サービスも異なるので、「相談所なら安全」と断定はできません。確認書類が必須である、という事実だけを判断材料にしてください。
不安の正体が「結婚」ではないこともある
婚活理由として「孤独死が怖いから」を挙げた人は60代男性で29.0%、60代女性で21.7%という調査結果があります(パートナーエージェント調査。参考値)。この不安に対して、結婚は唯一の答えではありません。第一生命経済研究所のレポートでは、病院の約9割、介護施設の9割以上が身元保証人等を求めているとされています。つまり単身高齢者が実際にぶつかる壁は、配偶者がいないことそのものより手続き上の保証人です。
ここを混ぜたまま婚活を始めると、相手に保証人の役割を求める会話になり、関係が持ちません。保証人の問題は身元保証サービスや終活支援でも解けます。結婚で解きたいのは何で、別の手段で解くのは何か。この切り分けをしたうえで婚活に入った方のほうが、交際が落ち着いて続く傾向があります(現場で見る傾向で、統計値ではありません)。切り分けを一緒にやりたい場合は有料カウンセリングで扱っています。
よくある質問
Q. シニア向けの結婚相談所の料金はいくらですか。
A. IBJ加盟相談所の一般的な体系では、入会金10〜20万円・月会費1〜2万円・お見合い料1回5,000〜1万円(0円の体系もあり)・成婚料0〜30万円が目安です。活動1年・お見合い10回なら総額60万円前後という試算になります。相場は比較メディア掲載の値で、相談所ごとに体系が大きく異なるため、必ず公式の料金表で確認してください。
Q. シニアにおすすめの結婚相談所はどこですか。
A. 当サイトでは他社の相談所を評価・比較する記事は作っていません。代わりに選ぶ軸をお伝えします。①自分の年代・エリアの異性会員の実数を答えてくれるか、②お見合い料と月間申込上限が明示されているか、③休会・中途解約の条件を書面で出せるか、④成婚料の発生時点が定義されているか、⑤婚姻届を前提としない活動の可否に答えられるか。この5つに具体的に答えられる相談所は、入会後の説明も具体的です。
Q. 70代でも入会できますか。
A. 年齢上限は相談所ごとの運用で、70代以上を受け入れているところもあります。入会を断られる主因は年齢そのものより、希望する相手の年齢が若すぎて該当会員がいないケースです。70代以上の会員構成の実数を公表している相談所は少ないため、面談で実数を聞くのが確実です。
Q. 成婚までどれくらいかかりますか。
A. 公表値で確かなのは成婚率のほうで、IBJ成婚白書2024年度版では50代以上が男性15%・女性17%です。期間については60代の平均活動期間を11.2か月とする数字が流通していますが、婚活サービスの自社ブログ掲載で原典が示されていません。目安として置き、根拠には使わないでください。実際の期間は、希望年齢の幅と月あたりのお見合い数で大きく変わります。
Q. 事実婚なら遺族年金は止まりませんか。
A. 止まります。遺族年金の受給権者が再婚した場合も事実婚関係に入った場合も受給権は消滅し、遺族年金失権届の提出が必要です。「籍を入れないから継続する」という理解は誤りです。金額や個別の判定はご自身のケースで年金事務所に確認してください。
迷ったときの、今日やる一歩
相談所のサイトを比べるのは、まだ先でいい。今日やるのはステップ1です。紙に6項目を書き出して、ステップ2の3分類のどこに自分がいるかを決める。それだけで無料相談の中身が変わります。質問が具体的になるので、相談所側の答えも具体的になるからです。
要点をまとめます。
- IBJ加盟相談所の50代以上は男性17.4%・女性8.7%(2026年4月時点)。母数11万人規模なので、少数派だが不在ではない
- 50代以上の成婚率は男性15%・女性17%(IBJ成婚白書2024年度版)。成婚女性の相手との年齢差は+2〜3歳に山がある
- 厳しさの正体は会員数より希望年齢の幅。入会を断られる主因も希望年齢と在籍会員の不一致
- 先に決めるのは「婚姻届か、同居しない関係か、伴走者か」。婚姻届を出さない選択を望む人は調査で62.5%(婚活サービスの自社調査・参考値)
- 費用は入会金10〜20万円・月会費1〜2万円・お見合い料1回5,000〜1万円・成婚料0〜30万円の幅。活動1年で60万円前後の試算
- 契約期間2か月超・5万円超は特定継続的役務提供。書面受領から8日間クーリングオフ可。中途解約の上限は開始前3万円、開始後は提供済対価+「2万円か未利用分の20%の低い額」
- 死別の方は遺族年金が再婚でも事実婚でも失権する。子がいる再婚は配偶者1/2・子1/2が法定相続分
- 不安の中身が身元保証なら、結婚以外の手段(身元保証・終活支援)と並べて検討する
本文の数値は各公表資料の執筆時点の値で、料金・会員構成・制度は変更されます。掲載した相場や割合は目安であり、活動の成果や期間を保証するものではありません。成婚率や活動期間には個人差があります。年金・相続・契約に関する個別の判断は、年金事務所や弁護士・司法書士などの専門家にご確認ください。
出典
- IBJ(日本結婚相談所連盟)「数字でIBJチェック」 — 連盟加盟相談所の会員数(2026年8月末 110,885名)、年代別会員構成比(2026年4月時点)。業界団体の自社集計
- IBJ成婚白書 2024年度版(PDF) — 対象はIBJ加盟相談所の成婚者。50代以上の成婚率(男性15%・女性17%)、成婚者の年齢差。集計対象が連盟会員に限られる点に留意
- 厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計(確定数)の概況」(PDF) — 婚姻件数485,092組、再婚の占める割合(夫17.9%・妻15.6%)。公的統計
- 消費者庁 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」 — 結婚相手紹介サービスの該当要件(期間2か月超・金額5万円超)、8日間のクーリングオフ
- 国民生活センター「高額な解約料を請求する結婚相手紹介サービス」 — 中途解約時に事業者が請求できる額の上限(開始前3万円/開始後は提供済対価+2万円または未利用分の20%の低い額)
- 警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等(確定値)」(PDF) — SNS型ロマンス詐欺の認知件数5,645件、被害額546.4億円。公的統計
- 第一生命経済研究所「『身元保証』の壁と社会的解決への道筋」 — 病院の約9割・介護施設の9割以上が身元保証人等を求めるとする調査結果。民間研究機関のレポート
- ハルメクホールディングス「2024-2025 ハルメク シニアトレンド」 — 「ラスパ(ラストパートナー)」の提唱。企業のプレスリリース
- WingArc data「シニアの新常識『ラスパ』とは?」 — ラス恋・ラス婚研究所の調査(2025年8月、n=1,671、中央大学 山田昌弘教授監修)の婚姻届を出さない派62.5%・別居希望54.8%、および同居20年以上の離婚割合23.5%(2022年)の紹介。婚活サービスの自社調査を含むため参考値
- パートナーエージェント「シニアが婚活する理由」調査 — 婚活理由「孤独死が怖い」60代男性29.0%・60代女性21.7%、求める条件の男女差。単一企業の調査のため参考値
- パートナーエージェント「70代以上でも婚活はできる?」 — 入会を断られる主因としての希望年齢の不一致に関する解説
- 結婚相談所比較ネット「シニアに人気な結婚相談所」 — 入会費・月額・お見合い料・成婚料の相場。比較メディアの集計値で、各社の実額は公式サイトでの確認が必要
- ラス恋「シニア婚活の始め方」 — 60代の平均活動期間11.2か月。婚活サービスの自社ブログ掲載値で原典が示されていないため参考値
