結婚相談所の仕組み

結婚相談所の流れ|入会から成婚後まで7段階と中央値9.2ヶ月の実態

結婚相談所の流れ|入会から成婚後まで7段階と中央値9.2ヶ月の実態

この記事でわかること

  • 結婚相談所の流れは7段階だが、申し込み・お見合い・仮交際は同じ月に並行させるのが成婚者の実態
  • 入会は無料相談から2〜4週間。独身証明書(300円前後・郵送可)を先に請求すると活動開始が早まる
  • 在籍期間の中央値は男性9.2ヶ月・女性7.6ヶ月、半年以内成婚は32.4%(IBJ 2025年成婚白書)
  • 費用は入会金3〜15万・月会費5千〜2万・成婚料5〜20万が目安。8日以内はクーリングオフ可

この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています

IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。

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結婚相談所の流れは7段階、ただし実態は「同時進行」です

結婚相談所の流れは、①無料相談→②入会手続き→③プロフィール作成→④お見合い申し込み→⑤お見合い→⑥仮交際→⑦真剣交際→成婚退会、の順です。ただし④〜⑥は同じ月に並行して走ります。入会から成婚までの在籍期間の中央値は男性約9.2ヶ月・女性約7.6ヶ月(IBJ「2025年成婚白書」)で、あくまで目安です。

先に用語を整理しておきます。1. お見合い=初対面で約1時間お茶をする顔合わせ。2. 仮交際=お見合い後に双方がOKを出して始まる「お試し期間」で、複数人と同時に進められます。3. 真剣交際=1人に絞り、結婚を前提に進める期間。4. 成婚退会=IBJ加盟の相談所では「婚約」を指し、ここで活動を終えます。この記事はIBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の相談所を前提にしています。

「流れの図の通り、一段ずつ進めばいい」。入会説明ではそう聞くことが多いはずです。けれど現場で見ていると、この理解のままだと途中で止まります。お見合いを1件ずつ待ち、返事が来てから次を申し込む方は、月に1〜2人しか会えません。実際の成婚者は、申し込みとお見合いと仮交際を同じ月に並行させています。同白書では成婚者のお見合い回数の中央値が男性13回・女性10回。これを直列でこなせば、それだけで1年を超えてしまいます。

期間の分布は、半年前後に山があり、1年半以降へ長い裾が伸びる形です。成婚者の約3人に1人(32.4%)が半年以内に成婚し、20代は平均約187日、40代はそれより約4.7ヶ月長くかかっています。平均だけを見て「自分は遅い」と焦る必要はありません(数値は成婚者19,112名の集計で、活動中の全会員の値ではありません。個人差があります)。

このあと、入会の流れ(必要書類と週の目安)、お見合いと交際で詰まりやすい点と代替案、費用が発生する段階、成婚後から入籍までの流れ、期間や費用のよくある質問の順に見ていきます。

結婚相談所の流れを月別タイムラインで見る(申し込み・お見合い・仮交際は同時進行)
結婚相談所の流れを月別タイムラインで見る(申し込み・お見合い・仮交際は同時進行)

結婚相談所の入会の流れ|無料相談から活動開始まで2〜4週間

「入会って、何を持って行けばいいんでしょう?」——最初のご相談でいちばん多い質問です。

無料相談(0週目):聞かれることと、こちらから聞くこと

無料相談ではカウンセラーから、希望条件・これまでの婚活歴・仕事や休日の過ごし方を聞かれます。ここで正直に話すほど、あとで作るプロフィールの精度が上がります。逆に、読者の側から聞いておくべきことは3つ。「月に何件まで申し込めるか」「お見合いの日程調整は誰がするか」「成婚の定義は婚約か、交際開始か」です。特に3つ目は相談所ごとに違い、成婚料がいつ発生するかに直結します。

入会手続きと必要書類(1〜2週目):独身証明書は本籍地で300円前後

共通して必要なのは本人確認書類・独身証明書・卒業証明書・収入証明書で、相談所によっては資格証明や写真を含めて8点前後になります。独身証明書は本籍地の市区町村役場で発行され、手数料は300円前後(自治体により200〜450円)、郵送請求もできます。本籍地が遠い方は往復で1〜2週間かかるため、無料相談の直後に請求しておくと活動開始が早まります。入会審査で断られる主な理由は、極端に非現実的な希望条件や定職がない場合などで、書類がそろっていれば通常は通ります(審査基準は相談所ごとに異なります)。

プロフィール作成と写真(2〜4週目)

写真はスタジオ撮影が基本。自己PRは冒頭6〜7行で読まれるかが決まるので、カウンセラーと一緒に「休日の過ごし方」と「結婚後の暮らし」を具体的に書きます。書き方の型は婚活の自己PR例文3選にまとめています。ここまでで入会から2〜4週間。書類の郵送待ちがなければ2週間で活動開始できます(目安であり、個人差があります)。

お見合い申し込み〜お見合いの流れ|成立率は1割前後、月20件以上が前提

活動開始後は、自分でシステム検索して申し込む形と、カウンセラーから紹介を受ける形を併用します。IBJ加盟店では申し込み上限を月200名とする所が一般的で、成立率は加盟店の公開ブログなどで6〜10%前後とされる数字が出ています(単一相談所の集計を含む参考値で、年齢や条件で大きく変わります)。10件申し込んで1件組めるかどうか、と考えておくと気が楽でしょう。

現場では「3ヶ月で1件も組めない」というご相談は珍しくありません。その多くは、申込数が月5件前後にとどまっているか、申し受け(相手から届く申し込み)をすべて断っているかのどちらかです(統計値ではなく、現場の傾向です)。

お見合い当日の流れ:10分前到着、約1時間、返事は当日中

場所はホテルのラウンジが中心です。開始10分前に到着し、お茶をしながら約1時間。お茶代は男性負担が慣例ですが、割り勘ルールの相談所も増えています。終わったらその場で解散し、連絡先は交換しません。交際を希望するかどうかの返事は当日中、遅くとも翌日の昼までにカウンセラーへ伝えます。

お見合いが組めないときの代替案:条件→写真→申し受けの順に見直す

第1案は、写真の撮り直しではなく、申込条件を「年齢±5歳・居住地1時間圏」まで広げて月20〜30件を2ヶ月続けること。それでも組めなければ第2案として写真とPRの見直し、第3案として申し受けを「条件が7割合えば会う」に切り替えます。追加の出費が要るのは第2案だけです。

カウンセラーへの相談は、気持ちではなく数字で伝えると具体的に動いてもらえます。

❌「全然お見合いが組めなくて、もう向いてないのかもしれません」

⭕「この2ヶ月で48件申し込んで成立2件でした。申込条件と写真、どちらを先に直すべきですか」

その「うまくいかない」には、<br>必ず理由があります。

仮交際から真剣交際への流れ|3ヶ月ルールと詰まりやすい2つの時期

お見合い後に双方が交際希望を出すと仮交際が始まり、カウンセラー経由で連絡先が渡されます。仮交際は複数人と同時進行でき、期間の目安は1〜3ヶ月。真剣交際は1人に絞って他の方とのお見合い・連絡を止め、こちらも3ヶ月前後を目安にプロポーズへ進みます。IBJの成婚白書では、成婚者の代表的なパターンは「お見合い約11回・交際約4ヶ月」でした。仮交際3ヶ月・真剣交際3ヶ月の「3ヶ月ルール」を採用する相談所が多い一方、真剣交際の上限を半年〜1年とする所もあります。「うちの上限は何ヶ月ですか」と入会時に確認しておいてください。

詰まる時期①:仮交際3〜5回目のデートで「決め手がない」

典型的なのは「3人と仮交際中、全員悪くないのに誰も決められない」という状態が2ヶ月続くケースです。この場合、カウンセラーに「3人の比較」ではなく「この人と結婚した生活を想像できるか」を1人ずつ聞いてもらうと、多くの方が1〜2週間で絞れます。※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています。デート回数からの週単位の逆算は婚活デート3回目の進め方で詳しく書きました。

詰まる時期②:真剣交際で親挨拶とプロポーズの順番に迷う

真剣交際に入ると、次は親への挨拶と結婚の意思確認です。相談所では「プロポーズ前に双方の親へ挨拶」を推奨することが多く、その段取りは真剣交際の親挨拶にまとめています。真剣交際からの終了もゼロではなく、相談所各社の公表値では2〜4割程度という数字も見られます(参考値・個人差あり)。終了は失敗ではなく、条件を再確認できた状態です。仮交際に戻って申し込みを再開する方が大半で、2回目の真剣交際は1回目より短く決まる傾向があります(統計値ではなく現場の印象です)。

費用が発生するタイミング|段階ごとに払うもの(2026年相場)

「流れ」と「費用」は別々に説明されがちですが、同じ表で見た方が迷いません。

段階 発生する費用 相場
入会時(0〜2週目) 入会金(登録料・初期費用) 3万〜15万円
活動中(毎月) 月会費 5千〜2万円
お見合い成立ごと お見合い料 5千〜1万円/回(無料の所も)
成婚退会時 成婚料 5万〜20万円

相場は2026年時点の複数の料金比較記事にもとづく目安で、相談所により大きく異なります。契約前に必ず書面で確認してください。

途中でやめる場合の流れも押さえておきましょう。結婚相手紹介サービスは特定商取引法の「特定継続的役務」にあたり、契約書面を受け取った日から8日以内なら書面でクーリングオフができます。9日目以降の中途解約でも、相談所が請求できる金額には法律上の上限(サービス開始後なら、提供済みサービスの対価に加えて2万円または契約残額の20%のいずれか低い方)があります。「途中でやめたら全額没収」という説明は法律に反するため、迷ったら消費生活センターに相談してください。

結婚相談所の成婚後の流れ|成婚退会から入籍まで平均3〜6ヶ月

IBJ加盟の相談所では「成婚=婚約」で統一されています。プロポーズが成功し、お互いの親への挨拶を済ませたタイミングで成婚退会するのが一般的です。退会の手続きは、相談所へ成婚の報告→成婚料の支払い→退会書類の提出、の順で、1〜2週間で完了します。

退会後は相談所のサポートが基本的に終わります。両家顔合わせ→結納や指輪→入籍→同居・挙式と進み、成婚退会から入籍までは平均3〜6ヶ月というのが婚活メディアの調査値です(参考値・個人差あり)。退会後に不安になりやすいのは、相談所という第三者がいなくなること。当サロンでは退会後に有料カウンセリングを使う方もいますが、必須ではありません。二人で「入籍日」「同居開始日」「式の有無」の3つを退会前に決めておくだけで、退会後のすれ違いはかなり減ります。

結婚相談所の流れに関するよくある質問

Q. 入会から成婚までの平均期間はどれくらいですか?

A. IBJ「2025年成婚白書」では在籍期間の中央値が男性約9.2ヶ月・女性約7.6ヶ月です。半年以内に成婚した人が32.4%いる一方、1年半以上かかる人もいて、分布は半年前後に山があり長い裾を引く形です。

Q. お見合いは何回くらいすれば成婚に至りますか?

A. 同白書の成婚者の中央値は男性13回・女性10回です。成立率が1割前後なので、申し込みは100〜130件程度が一つの目安になります(年齢・条件で大きく変わります)。

Q. 仮交際は同時に何人まで進めていいのですか?

A. ルール上の上限を設けない相談所が多いですが、週1回デートする前提なら2〜3人が現実的です。真剣交際に入ったら1人に絞り、他の方との連絡・お見合いは止めます。

Q. 成婚退会はいつすればいいですか?

A. プロポーズ後、双方の親への挨拶を終えた時点が一般的です。「結婚の意思が固まった」だけで退会すると、その後の親の反対で白紙になった際に相談所のサポートを受けられません。

Q. 途中で退会したら費用はどうなりますか?

A. 契約書面の受領から8日以内はクーリングオフで全額返金の対象です。それ以降の中途解約でも、違約金は法律で上限が決まっており、支払い済みの月会費以外に高額の請求はできません。契約書の「中途解約」欄を入会前に確認してください。

最後に、この記事の要点です。

  • 流れは7段階だが、申し込み・お見合い・仮交際は同時進行が実態
  • 入会は無料相談から2〜4週間。独身証明書は本籍地に先に請求する
  • お見合い成立率は1割前後。月20件以上を2ヶ月続けてから条件→写真→申し受けの順に見直す
  • 仮交際・真剣交際は各3ヶ月が目安。上限は入会時に確認する
  • 成婚=婚約。退会から入籍まで3〜6ヶ月、退会前に3つの日程を決めておく

本記事の数値はいずれも公表統計や相場の目安で、活動の成果には個人差があります。次の一歩として、自分がどの段階で詰まりやすいタイプかを先に知りたい方は、約3分で終わる婚活タイプ診断から始めてみてください。

出典・参考

この記事を書いた人

さかとく

婚活サロン 彩星(さいせい)主宰/IBJ加盟結婚相談所 現役カウンセラー

IBJ加盟の結婚相談所で現役カウンセラーとして活動中。これまでに累計200名以上を担当し、今も第一線で数十名を並行サポートしているため、今の市場と現場を踏まえた助言ができます。ウェブマーケティングのライターとして培った「選ばれる見せ方」と、年間数千人の応募が集まる企業で人事部長として採用責任者を務めた「人を見極める視点」を、婚活に翻訳してお伝えしています。

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