
この記事でわかること
- 結婚相談所の男女比は2025年末で男性54:女性46。2020年末の46:54から5年で逆転したこと
- 公表される会員数には登録・重複・稼働の3種類があり、体感とのズレがどこで生まれるか
- 成婚者の典型はお見合い11回・交際約4ヶ月。比率より活動量と年齢設計が効く理由
- 比率が不利に感じるときに、活動量→年齢ゾーン→エリアの順で変える具体的な手順
結論から書きます。結婚相談所の男女比は、2025年末時点で男性54:女性46。日本結婚相談所連盟(IBJ)が2026年6月に公表した資料では、2020年末が男性46:女性54でしたから、この5年で比率が入れ替わったことになります。
つまり「結婚相談所は女余り」という説明は、2023年ごろまでの数字を見たものです。
この記事で扱うのは、IBJ加盟の結婚相談所で活動中の方、これから入会を検討している30〜40代の方に向けた「男女比の読み方」です。扱う範囲は5つ。全体比率の最新値、会員数の数え方の落とし穴、婚活アプリとの違い、年代別に見え方が変わる理由、そして比率が不利に思えるときに変えられる3つのレバー。連盟や他社サービスの優劣は扱いません。数値はいずれも公表統計の引用で、個人の結果を保証するものではない点を先にお伝えしておきます。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
結婚相談所の男女比は今どうなっている?最新は男性54:女性46
IBJのプレスリリース(2026年6月10日、PR TIMES配信)によると、同連盟の会員男女比は次のように動きました。
| 時点 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 2020年末 | 46% | 54% |
| 2024年 | この年に逆転 | |
| 2025年末 | 54% | 46% |
同社はこの変化を受けて、全国4,700社超の加盟相談所と連携した「婚活女子応援プロジェクト」を2026年6月から8月にかけて実施すると発表しています。連盟側が「女性が動きやすい環境づくり」を打ち出すほど、男女の数のバランスが変わったということ。
市場そのものも縮んでいません。IBJの登録会員数は約11万人(同社「数字でIBJチェック」)。2026年5月の月間お見合い件数は102,013件で前年同月比+14.5%、初めて10万件を超えました。同月の新規入会者は6,899名です。

「会員数」には数え方が3種類ある
比率の話に入る前に、分母の話をさせてください。ここを飛ばすと、公表値と体感がずれます。
- 登録会員:連盟のシステムに登録されている総数。休会中の方も含まれることがある
- 重複を含む数:複数の連盟や相談所に同時登録している方は、それぞれで1人と数えられる
- 稼働会員:今月、実際にお見合いの申し込み・受付ができる状態の方
公表されている男女比は、多くが1番目の登録ベースです。実際に申し込みが届くかどうかを左右するのは3番目。私が相談を受ける範囲でも、「◯万人の中から選べると聞いていたのに、条件を絞ると候補が一気に減った」というお声は珍しくありません(体感であり統計値ではなく、相談所や地域によって差があります)。
無料相談で会員数を聞くときは、一言足してください。「その人数は、今月お見合いが組める状態の方の人数ですか」。この質問への答え方で、数字の扱いが丁寧な相談所かどうかがだいたい分かります。結婚相談所の無料は3種類|無料相談で聞く7つの質問と見分け方【2026】でも、聞くべき質問の型を整理しています。
「婚活の男女比は女余り」はもう古い?現場から見た修正点
よく言われるのは「女性のほうが結婚に真剣だから女性会員が多い」という説明です。ただ、この説明には現場感覚として引っかかる点があります。結果を原因にすり替えているからです。
実際には、構造側の要因が大きいと考えています。ひとつは料金体系。女性向けの割引プランを設ける相談所は少なくなく、入りやすさに差が出れば比率にも出ます。もうひとつは途中離脱。申し込みが通らない時期が続くと、男女を問わず活動が止まります。そして社会全体を見れば、50歳時未婚率は男性28.3%・女性17.8%(2020年国勢調査、生命保険文化センターの解説による)で、独身者の数はむしろ男性のほうが多い。「社会では男性が余っているのに、相談所では女性が多いと言われてきた」という入れ子構造だったわけです。
そしてもう一点。比率が5:5でも、申し込みが一部の人に集中すれば体感は全く違います。全体の割合は、あなたのお見合いが組めるかどうかを直接は決めません。
婚活の男女比は、相談所とアプリでどう違う?
比較のために1点だけ触れます。大手マッチングアプリの男女比はおおむね7:3、40歳以上では男性が約9割とする調査記事があります(アプリ比較メディアの集計であり、運営元の一次発表ではありません。参考値として扱ってください)。相談所の54:46とは母集団の作られ方が違います。
違いの中心は数ではなく、入口の条件です。IBJ加盟相談所では独身証明書の提出が前提で、活動は仮交際・真剣交際という段階を踏みます。この差を「どちらが優れているか」と読むより、「自分が使える時間とお金で、どちらの母集団に賭けるか」と読むほうが実用的。使い分けの考え方は婚活サイトの選び方|アプリ・相談所と費用対効果で比較、乗り換えの目安にまとめています。
年代別の男女比は?20代・30代・40代で見え方が変わる理由
年代別の比率は連盟や集計時点で数字が動くため、ここでは公表されている実数で傾向を説明します。
IBJの2025年成婚白書によると、過去5年の20代入会者は女性が1.9倍、男性が3.4倍に増えました。若い層では男性側の増加ペużのほうが速い、ということです。そして成婚年齢のピークは女性30歳・男性34歳。この約4歳差が、年代別の体感を作っています。
具体的に言えば、33歳の女性が同い年の男性だけを見ていると母数は薄く感じられます。一方で36〜38歳の男性ゾーンまで広げると、成婚ピークの中心に入る。逆に40代前半の男性が20代後半だけに申し込み続ければ、比率が有利に見えても成立率は上がりにくい。
お見合いの申し込み条件を設定するときの違いはこうです。
- ❌「年齢30〜33歳、年収◯万円以上」と1歳刻みで固定する
- ⭕「成婚ピークの±4歳」を目安に幅を取り、2週間ごとに成立率を見て調整する
年齢の幅を1歳広げるだけで候補が数十人単位で変わることもあります(相談所・地域・条件により差があります)。
男女比が不利だと成婚しにくい?決め手は比率より年齢と活動量
ここが本題かもしれません。
IBJが約2万人のデータを分析した2025年成婚白書では、2025年の成婚者は19,112名、代表的な成婚者像は男性35歳・女性33歳。成婚した方の典型的な行動はお見合い11回、交際期間はおよそ4ヶ月(124〜125日)で、男女でほぼ差がありません。20代は平均187日(約半年)で成婚し、40代より4.7ヶ月短い。成婚者の32.4%は活動開始から半年以内に決まっています。お見合いから仮交際に進む率は、全年代で40%以上。
この数字を並べると見えてくるのは、比率が1割ずれることより、お見合いを月に何件組めているかのほうが結果に効くという構図です。月2件で1年活動した方と、月4〜5件で半年活動した方では、出会った人数がまるで違います。比率は環境、活動量は自分で動かせる変数。
「自分の立ち位置がそもそも分からない」という方は、婚活偏差値に共通の計算式はない|IBJ成婚データで見る本当の立ち位置もあわせてどうぞ。数値は平均像であり、成果には個人差があります。
男女比が不利に感じるとき、変えられる3つのレバー
比率そのものは変えられません。変えられるのは次の3つです。上から順に、効果が出るまでの時間が短い順に並べています。
- 活動量(1〜2週目で着手):申し込み数を週5〜10件に引き上げる。お見合い成立率が1割前後なら、月4〜5件の成立を狙うにはこの水準が必要になります。成婚者の平均がお見合い11回(IBJ成婚白書)である以上、年間で11回に届かないペースは見直しの対象です。
- 年齢ゾーン(2〜4週目):成婚ピーク(女性30歳・男性34歳)を基準に、希望年齢の幅を上下に広げる。2週間ごとに成立率を確認し、0件が続くゾーンは外す。
- エリア(1〜2ヶ月目):都市部は女性会員の比率が高め、地方は男性比率が高めという地域差が報告されています。勤務地と自宅の2拠点で検索範囲を設定し、移動1時間圏まで広げられるかを検討する。交通費が増えるため、月の活動予算と合わせて判断してください。
3つ全部を同時に変えないこと。同時に動かすと、何が効いたのか分からなくなります。現場では、まず活動量だけを2週間上げて反応を見る進め方をおすすめすることが多いです(進め方は状況により変わります)。
どのレバーから触るべきか判断がつかないときは、無料相談で現在の申し込み数と成立率を一緒に棚卸ししてみてください。無理な勧誘はしません。
よくある質問
Q. 結婚相談所の男女比は結局どのくらいですか?
A. IBJ会員では2025年末時点で男性54:女性46(IBJ公表)。ただし連盟ごとに集計基準が異なり、休会者や重複登録の扱いも違うため、他の連盟の数字と単純に並べて比較はできません。入会前には、その相談所が使う連盟の最新値と集計時点を確認してください。
Q. 20代の男女比はどうなっていますか?
A. 20代単独の公表比率は年度で変動しますが、IBJ 2025年成婚白書では過去5年の20代入会者が女性1.9倍・男性3.4倍に増加。20代の成婚は平均187日と最も短く、40代より4.7ヶ月早い結果が出ています。若い層ほど男性の参入が増えている、という読み方になります。
Q. マッチングアプリと結婚相談所では男女比がどう違いますか?
A. アプリはおおむね男性7:女性3とする調査記事が多く(比較メディアの集計、参考値)、相談所は54:46。数の差より、独身証明書の提出有無や交際の段階設計といった入口の条件差のほうが実務上は大きく影響します。
Q. 関西や福岡など、地域で男女比は変わりますか?
A. 一般に都市部は女性比率が高く、地方は男性比率が高い傾向が各社データで示されています。ただし都道府県別の公式な男女比は連盟が定期公表しているわけではないため、担当カウンセラーに「自分の検索条件で、そのエリアに今何人いるか」を実数で出してもらうのが確実です。
比率を調べ終えたら、次に決めること
男女比は、活動を始める前に知っておくと安心できる情報です。ただ、入会後の結果を左右するのは比率そのものではありません。
- 結婚相談所の男女比は2025年末時点で男性54:女性46(IBJ公表)。2020年末の46:54から逆転した
- 公表される会員数は登録ベース。今月お見合いが組める「稼働会員」とは別物として確認する
- 成婚者の典型はお見合い11回・交際約4ヶ月。比率より活動量のほうが自分で動かせる
- 成婚ピークは女性30歳・男性34歳。約4歳差を前提に年齢の幅を設計する
- 不利に感じたら、活動量 → 年齢ゾーン → エリアの順に1つずつ変える
次の一歩として、今月の申し込み件数とお見合い成立件数を紙に書き出してみてください。その2つの数字が出せれば、比率の話は一度終わりにして構いません。
※本記事の数値は各公表資料の引用であり、集計時点や集計方法によって変動します。活動の成果には個人差があり、特定の結果を保証するものではありません。
出典
- 株式会社IBJ「婚活市場の男女比が5年で逆転、男性会員が54%に」プレスリリース(2026年6月10日、PR TIMES配信)/対象:IBJ登録会員
- 株式会社IBJ「2025年 IBJ 成婚白書」(2026年4月公表)/対象:約2万人の成婚者データ
- 株式会社IBJ「数字でIBJチェック!」(同社公式サイト)/登録会員数・お見合い件数
- 総務省「令和2年国勢調査」にもとづく50歳時未婚率(公益財団法人 生命保険文化センターの解説ページによる)
- マッチングアプリの男女比:アプリ比較メディアの集計記事(運営元の一次発表ではないため参考値)
