
この記事でわかること
- 面談にスーツは必須ではなく、オフィスカジュアルの範囲(男性はジャケット+襟付きシャツ、女性はきれいめ)で通ることがわかります
- 服装が入会審査の項目ではない理由と、それでもカウンセラーが実際に見ている三点が具体的にわかります
- 予約から当日までの流れ、所要時間の目安、手土産不要・持ち物、独身証明書など書類の準備日数が把握できます
- 仕事帰り・真夏・オンライン面談という「教科書どおりにいかない日」の対処法が用意できます
結論から言えば、入会前の面談にスーツは必須ではありません。男性はジャケットに襟付きシャツ、女性はきれいめのブラウスやワンピース。いわゆるオフィスカジュアルの範囲で、サイズが合っていて清潔なら、それで十分に通ります。ただし当日そのままお見合い写真を撮る相談所もあるので、そこだけは予約時に確認してください。
※この記事は、結婚相談所 彩星のカウンセラーが執筆しています。当社サービス(無料相談)のご案内を含みます。
ここから、面談前に実際によくいただく質問に、順番に答えていきます。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
結婚相談所の面談の服装は、スーツと私服のどちらが正解ですか?
どちらでも構いません。相談所の面談は採用面接ではなく、これからの活動方針をすり合わせる場だからです。服装の目的は「審査に通ること」ではなく、カウンセラーに自分の等身大を見てもらうこと。ここを取り違えると、当日いちばん見せておきたいものが隠れてしまいます。
むしろ、スーツ一択で考えないほうがいい理由があります。
「面談はスーツで行けば間違いない」という助言はあちこちで見かけます。ただ現場では、仕事用のスーツやリクルートスーツでいらっしゃると、その方が休日にどんな服を選ぶのかがまったく見えません。お見合い写真の衣装も、初回のお見合いで着る服も、そこから逆算して提案するもの。スーツで覆ってしまうと、こちらの助言も「一般論」に落ちてしまいます。私は、面談には休日に誰かと会うときの服でいらしていただくほうが、話が具体的になると考えています。

男性はジャケット+襟付きシャツを基準に
迷ったらネイビーかグレーのジャケットに、白か淡い色の襟付きシャツ。パンツは黒・グレー・ベージュのいずれかで、足元は革靴かきれいめのスニーカー。ネクタイは要りません。ジャケットを持っていない場合は、襟付きシャツとチノパンだけでも問題なく通ります。バッグや時計のブランドは見ていませんし、髪型も切りたてである必要はない。伸びかけの襟足だけ整えておけば十分です。
女性は「きれいめ」、ただし写真の日と同じにしない
ブラウスにスカートかきれいめのパンツ、あるいは一枚で決まるワンピース。淡い色で、柄は控えめに。ヒールの高さは歩きやすさ優先で構いません。お見合い写真で着る予定の勝負服は、面談ではなく撮影日にとっておいてください。写真の相談をするときに「これから買う一着」として一緒に選べるほうが、結果的に無駄がありません。メイクと髪型は、普段の外出より少しだけ丁寧に。バッグはA4の資料が入るサイズだと、当日渡されるパンフレットに困りません。
| 基準になる型 | 避けたいもの | |
|---|---|---|
| 男性 | ネイビー/グレーのジャケット+淡色の襟付きシャツ+革靴 | Tシャツ一枚、ダメージデニム、サンダル、シワの寄ったシャツ |
| 女性 | ブラウス+スカートかきれいめパンツ、無地寄りのワンピース | 露出の多いトップス、大きめの柄、履き慣れないヒール |
ブランドや価格は見ていません。見ているのは、肩幅と着丈が合っているか、それだけと言ってもいいくらいです。
服装が理由で入会を断られることはありますか?
少なくとも当所ではありません。
入会の手続きで確認するのは、独身であることを示す書類などがそろうか、そして規約に沿って活動できるかどうか。必要書類の範囲は相談所や性別によって運用が分かれますが、IBJなどの連盟に加盟する相談所でも、私が知る範囲で服装を審査項目にしているところはありません。
「面談で服装を厳しく見られるのが怖くて、予約を先延ばしにしていました」というご相談は珍しくありません。半年迷った末に来られる方もいます。もったいない話です。
ただし、まったく整える気配がない場合、カウンセラーは活動の難易度を高めに見積もります。断るためではなく、正直にお伝えするために。現場で挙がりやすいのは服の格ではなく、髪や靴の手入れのほう。この線引きは婚活の第一印象を良くする3つの手直し|表情・姿勢・話し方から整えるでも詳しく整理しています。
なお「第一印象の5割以上は視覚情報」という数字が服装記事でよく引かれます。元をたどるとメラビアンの実験に行き着きますが、あれは言葉の内容と表情・声の調子が食い違ったとき、聞き手がどちらを手がかりにするかを調べたもの。第一印象そのものの配分を測った研究ではありません。数字を根拠に服へ力を入れすぎる必要はない、というのが私の考えです。
仕事帰りや真夏の面談は、どうすればいいですか?
先に一言伝えてください。それが最善の対策です。「仕事帰りなので作業着のままになります」と予約時に添えておけば、それだけで済みます。夜の枠は職場から直行される方が多く、こちらもそのつもりで待っています。
制服や作業着の方は、無地のカーディガンやシャツを一枚だけ持って羽織る。それで十分に印象が変わります。
真夏は、ジャケットを着て向かうより手に持って行き、汗が引いてから羽織るほうが賢明です。替えのインナーとハンカチがあれば、暑さの不安はほぼ消えます。春や秋は室内との温度差が出るので、薄い羽織りものが一枚あると安心。冬のコートやマフラーは、席に着く前にたたんで手元へ。細かいようですが、この所作はお見合い本番でそのまま使うものなので、面談を練習の場にしてしまうといい。季節ごと・シーン別の服装の考え方は婚活の服装は「型」で決まる|お見合い・パーティー別の正解と男女のNGにまとめてあります。
オンライン面談では、何を変えればいいですか?
上半身だけ整えて安心しない、という一点に尽きます。飲み物を取りに立った瞬間に部屋着の下半身が映る。これは実際に起きます。
残りはカメラと光です。カメラは目の高さに。ノートPCを机に置いたままだと見上げる角度になり、実物より不機嫌そうに映ります。光は正面から当ててください。窓を背にすると顔が暗く沈み、せっかく選んだシャツの色まで飛んでしまう。
背景は、生活感の強いものだけ外しておけば十分です。あとは表示名。ニックネームのまま入室してしまい、最初の数分が名前の説明で終わる——これがいちばん惜しい失敗かもしれません。
オンラインでの見え方を面談の時点で調整しておくと、後のオンラインお見合いがそのまま楽になります。相談所によっては、この場で「もう少しカメラを下げましょう」と一緒に直してくれます。

服装より先に、準備しておくことはありますか?
あります。むしろ、こちらのほうが当日の満足度を左右します。
予約から面談までの流れ
流れは三段階です。まずフォームか電話で日時を決める。次に、現在の状況と聞きたいことを簡単に伝えておく。そして当日は面談だけ。体験・見学という名前で受け付けている相談所もあります。当所の場合は無料相談のご案内から日時を選べます。
当日の持ち物と所要時間
当所では、初回の面談に60〜90分をみています。その場で入会手続きまで進めると2時間前後。話を聞くだけなら1時間ほどで終わることが多いので、後ろの予定は詰め込みすぎないでください。
手土産は不要です。持って行っても待遇は変わりません。持ち物は本人確認できるものと、メモを取れるもの。書類一式は入会時なので、面談当日に用意する必要はありません。
書類は「集める日数」から逆算する
入会時に必要な書類は、独身証明書や本人確認書類などを合わせて数種類。独身証明書は本籍地の自治体で請求し、発行から3か月以内のものを条件とする相談所が多いです。手数料は自治体によって異なり、横浜市・相模原市の案内では1通300円。郵送請求だと10日〜2週間かかる場合があります。動き出したい月から逆算が要ります。
入会前に確認する費用と解約条件
料金は相談所ごとの差が大きく、よそでまとめられた相場をそのまま当てはめても判断材料になりません。面談では、次の項目を書面で出してもらってください。
| 確認する項目 | 面談で聞いておくこと |
|---|---|
| 初期費用(入会金・登録料) | 含まれるサービスの範囲、支払い方法 |
| 月会費 | 休会したときの扱い |
| お見合い料 | かかるのか、1回あたりいくらか |
| 成婚料 | 「成婚」が何を指すのかの定義 |
| 解約・返金 | どの時点で、いくら戻るのか |
結婚相談所の契約は特定継続的役務提供にあたるため、料金と解約条件は書面で確認してください。口頭の説明だけで判断しないこと。ここを面談で詰められるかどうかが、相談所選びの分かれ目になります。
費用や条件を落ち着いて確認したい方向けに、彩星でも無料相談で状況の整理と次の一歩のご提案をしています。その場で決めていただく必要はありません。

よくある質問
Q. 結婚相談所の面談の服装は、結局どこまで整えればいいですか?
A. 「休日に少し改まった相手と会う」程度が基準です。男性はジャケットか襟付きシャツ、女性はきれいめのトップスかワンピース。素材やブランドではなく、シワ・毛玉・靴の汚れの三点だけ出発前に見てください。
Q. 初回面談に就活スーツで行くのはありですか?
A. 失礼にはあたりません。ただ、「これしか持っていなくて」と黒いリクルートスーツでいらっしゃる方は、30代でも40代でも珍しくないんです。黒無地は実年齢より硬く見えやすく、休日の雰囲気がまるで伝わってこない。手持ちがそれしかないなら、シャツの色を白から淡いブルーに変えるだけでも空気が変わります。
Q. 40代・50代が気をつけることはありますか?
A. 若く見せようとしないことです。無理に流行の形を選ぶより、体型に合ったジャケットや落ち感のあるワンピースのほうが結果的に若々しく見えます。年代別の見え方については結婚相談所の写真で申し込みが来ない5つの理由|NG例と準備も参考になります。
Q. 面談当日にお見合い写真を撮ることはありますか?
A. 相談所によってはあります。採寸やヘアメイクの相談まで一気に進めるところも。「当日、撮影や採寸はありますか」。予約のときにこの一言を足しておくだけで、服を選び直す手間が省けます。
面談の日を、服装だけで終わらせないために
服装の正解は、この記事のとおりで打ち止めです。三分もあれば決まります。
そこで浮いた時間を、当日カウンセラーに何を聞くかに使ってください。自分の年代で申し込みが集まるのはどの層か、書類はいつまでに集めれば何月から動けるのか、解約はどの時点でどう扱われるのか。この三つを聞き切れた方は、入会後の立ち上がりが落ち着いているように感じます。もっとも、進み方には個人差があり、同じ準備をしても結果が同じになるわけではありません。
服は、その会話をするための最低限の身支度にすぎない。そう考えて、気負わず予約を取ってしまうのがいちばんの近道です。
執筆:結婚相談所 彩星 カウンセラー。本記事は当社が運営するサイトの記事であり、当社サービスのご案内を含みます。
