結婚相談所カウンセラーのセイです。
- 結婚相談所との契約が不安!
- そのままサインすればいいの?
- 確認すべき事項は?
という方に向け、今回のテーマは
「結婚相談所との契約Q&A」!
契約内容って複雑ですよね…
結婚相談所に入会する際にトラブルが発生してしまう場合もありますから、しっかりとチェックしていきましょう。
結婚相談所でトラブルになるケース|詐欺に注意
結婚相談所に入会する際、トラブルが生じるケースもあるようです。強引な入会で詐欺的な契約を結んでしまう場合もあれば、些細なすれ違いで「思ってた内容と違う!」ということも。
まずは、どんな種類のトラブルがあるのかを確認しましょう。
詐欺・強迫によって契約させられた…
めったにないことですが、詐欺的なブラック結婚相談所では、騙して契約書にサインをさせたり、威圧する言動で有無を言わせず契約させる場合もあるようです。大きな連盟の加盟店などであれば安心ですが、誰も知らないような独自の相談所に行くときは、口コミなども含めて確認することが必要です。
契約後に予期せぬお金を請求された
極めて分かりにくい料金体系で、活動スタート後に、予想外の金銭を請求される場合もあります。契約前には詳細に説明せず、小さな字で記載された契約書にサインをさせる場合もありますので、事前に「不必要なくらいチェック」することが必要です。
また、困ったときには消費者生活センターに相談してみましょう。
休会・退会に過大な費用を請求された
活動中、仕事やプライベートの都合で、休会や退会をしたいときもありますよね。そんなとき、事前に説明されていなかった費用を請求されるケースもあるようです。安心できる結婚相談所であれば、契約書面内に以下のことが記載されているはずです。
- 休会・退会ができる場合・条件
- 休会・退会の際の料金
しっかりと事前にチェックしておくことが大切です。契約書が複雑で分からない場合には、説明を担当しているカウンセラー等にしっかりと質問しましょう。
当初の説明通りのサポート内容が受けられなかった
無料説明会では、どの結婚相談所も「入会してもらおう!」と意気込んでいますから、ついオーバーにサポート内容を説明することも多いです。もちろん、会員様がしっかりとSOSを出さなければ、カウンセラーも気が付くことができないものですが、それでも事前に「こんなサポートできますよ!」と豪語していたサポートを断られたり、何かと理由を付けて延期にする場合もあるようです。
場合によっては詐欺的な入会の勧奨もあるようですので、口コミを確認しておくことも大切な一要素ですね。
結婚相談所と契約する際は料金の確認が最重要!
通常料金に隠された罠がないか要確認!
上記のようなトラブルが考えられますが、何よりも大切なのが料金の確認です。最悪の場合でも、ご自分がサインをした契約書に記載された内容しか、法的に義務付けられません。逆に言えば、どんな小さな字で書いてあっても、その書面にサインをしてしまうと、金銭を支払う義務が生じてしまうことになります。
早くサインをするように促されても、気持ちを強く持って、丁寧に契約書を確認するようにしましょう。
結婚相談所の料金は、以下の種類が設定されていることが多いです。
費用項目
- 初期費用(登録料や活動サポート料を含む場合が一般的)
- 月会費
- お見合料
- 成婚料
初期費用と成婚料は、契約時と成婚退会時に1回支払うだけのものです。
そして月会費とお見合料が、定期的または随時発生するものです。
スポットで発生するオプション料金などもありますが、問題なのは、こちらの意図しないタイミングで発生する費用がこっそり書いていないか、ということ。
オプション料金はこちらがお願いしないと発生しないものですが、「カウンセラー手当」など不明瞭な費用が不定期に発生するような契約になっていないか、しっかりと確認しておきましょう。
違約金の罠にも要注意!
また、上記のような料金体系に問題がないとしても、契約書の別項目に「違約金」の記載があることもあります。一般的な結婚相談所でも違約金の項目はありますが、極めて軽微な事情にまで違約金が発生していないか、確認しておきましょう。
ちなみに、私が勤めている結婚相談所では、以下の場合にだけ違約金が発生します。
違約金が発生する場合
- 成立したお見合いのキャンセル
- お見合いに15分以上遅刻して、かつ先方から実施を見送られた場合
- 仮交際成立後、一度もデートせずに交際終了
- 交際終了後に任意退会し、外でお付き合いする行為
※成立したお見合いのリスケジュールはもちろん問題ありません。
このようなもの以外に違約金が発生する場合は、冷静に見極め、場合によっては消費者生活センターに相談してみてください。
結婚相談所の活動休会や退会制度も確認しておこう
また、休会や退会についても確認が必要です。
ちなみに、私の勤めている結婚相談所では以下の場合に休会・退会ができません。
休会・退会できない場合
- 交際相手がいる場合
- お見合いが成立してる場合
- お見合いを申し込んでいる場合
は自由に休会や退会が出来ません。
「仕事やプライベートで急に忙しくなった!」というときに、思わぬ理由で休会等が許されない!なんて事態にならないよう、しっかりと確認しておきましょう。
クーリングオフも忘れずに!
以上、結婚相談所の契約時に発生しがちなトラブルと、回避するために契約時に確認すべきポイントをお伝えしました。ただ、契約をした後に気付くこともあると思います。そんなときは、無条件で契約を取り消せる、クーリングオフ制度を忘れないようにしましょう。
クーリングオフ制度は、特定商取引に当たる場合には適用される制度で、結婚相談所への加入はこれにあたります。契約をしてから8日を超えるまでは、「いつでも」「理由がなくとも」取り消しができます。メールや電話で伝えるだけでも効果を生じますので、「しまった!」と思ったときにはすぐに連絡しましょう。
なお、後から争わないためにも、連絡したことの記録はとっておくことが大切です。内容証明郵便などを使って証拠化しておいてくださいね。