
この記事でわかること
- 求人は約460件(2026年10月10日時点・検索条件つき)。東京98件・千葉23件の差から、地方は業務委託・在宅が現実的な入口だと分かります
- 正社員の想定年収280万〜490万円に対し、独立は成婚1組10万〜30万円。初年度の固定費約182万円を踏まえた損益分岐の試算も載せました
- 資格は必須ではなく5,600円〜11,000円。選考より独立後の信頼材料として効く、という位置づけ(筆者の見方)です
- 「ノルマなし」でも入会獲得の目標はある。面接で確認すべき5つの質問と、志望動機の組み立て方を具体的に挙げています
婚活アドバイザーの求人は、2026年10月10日に確認したIndeedの掲載で約460件。正社員の月給は18.7万〜20.9万円のレンジが中心(求人ボックス/同日時点の掲載集計値)で、独立すれば成婚1組あたり10万〜30万円という報酬単価の世界に変わります。資格は業界共通で必須ではありません。入口は広く、稼ぎ方は後から分かれる仕事です。
先に書き手の立場を明かします。この記事は結婚相談所の運営とカウンセリングに携わっている筆者が、求人媒体・公的統計の公表値と、現場で得た見方を分けて書いたものです。記事の後半には当サイトの無料相談へのご案内があり、そこは自社サービスの告知(広告・勧誘を含みます)です。数字には出典と参照日を付け、私見は私見と明示しますが、利害関係のある書き手が書いている前提で読んでください。筆者の経歴は運営者情報に記載しています。
この記事は結婚相談所の現役カウンセラー「さかとく」が書いています
IBJ加盟相談所で今も数十名の会員を直接担当する現場経験をもとに、一般論ではなく「実際どうすればいいか」をお伝えします。
この記事の要点(4つ)
- 求人は約460件、東京98件に対し千葉23件(Indeed・2026年10月10日時点/検索条件は後述)。地方は正社員枠が薄く、業務委託・在宅が現実的な入口
- 正社員の想定年収280万〜490万円に対し、独立は成婚1組10万〜30万円。開きの正体は固定給ではなくインセンティブの算定方式
- 資格は必須ではない。費用は5,600円〜11,000円で、選考よりも独立後の信頼材料として効くという位置づけ(私見)
- 「ノルマなし」でも入会獲得の目標がある場合がある。面接では算定式・担当会員数・成婚の定義・土日夜の稼働・クレーム窓口の5つを確認する
扱う範囲は3つです。①数字から見た実態、②数字には出てこない現場の肌感覚、③応募前に確認すべきこと。あわせて、読者の方が「相談所を選ぶ側」だった場合に、どんなカウンセラーなら任せられるのかという逆側の視点にも触れます。求人票の裏側が分かると、相談所の見極め方も変わるからです。
用語を1つだけ。婚活アドバイザーとは、結婚相談所に所属して会員の婚活を成婚まで担当する職種です。婚活カウンセラー、仲人、マリッジコンサルタントも、ほぼ同じ仕事を指す社内呼称の違いにすぎません。「成婚」と「インセンティブ」は会社ごとに定義が割れるので、本文の該当箇所で説明します。
婚活アドバイザーの求人は約460件|数字から見える東京一極集中
まず量を見ます。下の件数は、2026年10月10日にIndeedでキーワード「婚活アドバイザー」を検索し、勤務地を都道府県・市区町村単位で指定して取得した掲載数です。雇用形態・給与・掲載期間のフィルタはかけていません。地域別の件数は全国計の内訳ではなく、重複を含みます。
| 地域 | 掲載件数(Indeed・2026年10月10日取得) |
|---|---|
| 東京 | 98件 |
| 名古屋 | 65件 |
| 大阪 | 54件 |
| 千葉 | 23件 |
| 全国計 | 約460件 |
同じ日に「結婚相談所 カウンセラー」で引くと500件超。呼び方を変えるだけで件数が増えるのは、この職種の名称が会社ごとにばらついている証拠です。探すときは3〜4通りの呼称で検索したほうがいい。
注目したいのは東京98件に対して千葉23件という差です。約4倍。しかも千葉の23件には業務委託や在宅型も混ざります。地方では正社員求人そのものが薄く、業務委託・在宅・副業型が現実的な入口になるというのが、この数字の意味するところです。地方在住で「正社員で婚活アドバイザーになりたい」と考えると選択肢がほとんどないので、最初から雇用形態の幅を広げて探すほうが前に進みます。
ただしIndeedの件数は検索条件(キーワード、勤務地の粒度、フィルタ)で大きく動きます。ここに挙げた数字は上記の条件・取得日に限った参考値で、業界の求人総数でもありません。応募時はご自身で同じ条件を入れ直して確認してください。給与レンジも掲載時点で変わります。

婚活アドバイザーの年収は「雇われ」と「独立」で構造が違う
給与の数字が記事によってバラバラに見えるのは、雇用形態が混ざって語られているからです。分けて並べます。いずれも2026年10月10日時点で各媒体に掲載されていた値で、実際の支給額の集計ではありません。
| 働き方 | 報酬の目安(2026年10月10日時点の掲載値) | 出典・性質 |
|---|---|---|
| 正社員(全国レンジ) | 月給18.7万〜20.9万円/想定年収280万〜490万円 | 求人ボックス(掲載求人の集計値) |
| 正社員(大手の例) | 月給25.7万円〜/モデル年収 1年目450万・2年目500万・7年目600万 | マイナビ転職(個別企業のモデル例) |
| 正社員(地域の実例) | 千葉30万〜33万円/東京28.09万〜50万円 | Indeed(個別求人の掲載額) |
| パート | 時給1,400〜1,600円/半在宅で1,300〜1,700円 | Indeed、スタンバイ(掲載額) |
| 業務委託・在宅 | 月3万〜15万円(週2〜3日・シフト自由) | Indeed、スタンバイ(掲載額) |
| 副業ベース | 年100万〜360万円(週末のみ月3〜10万円/フル稼働で月30万円程度) | マネーフォワード クラウド、ビジェントプラス(解説記事の推計値・二次情報) |
| 独立・仲人型 | 成婚料 1組あたり10万〜30万円 | フランチャイズ比較ネット等(相場解説) |
副業ベースの「年100万〜360万円」だけは性質が違います。実績データの集計ではなく、解説記事が示した推計値です。収入の見込みとしては使えません。参考値として眺める程度に留めてください。
同じ職種名で月給18.7万円と50万円が並ぶ。この開きの正体は、固定給の水準そのものよりインセンティブの算定方式です。インセンティブとは固定給に上乗せされる成果給で、何に対して付くのか(入会獲得か成婚か)で仕事の性格まで変わります。固定給を低く置いて成果給で伸ばす設計か、固定給を厚くして成果給を薄くする設計か。求人票の「月給◯万円〜」の下限だけ見ても判断できません。
独立の損益分岐点は「成婚料×組数」では出ない
独立型を同じ土俵に置くと、話がはっきりします。成婚料が1組20万円なら、年12組で240万円。年24組で480万円。正社員の上位レンジと並びます。ただし独立には初期費用がかかります。日本結婚相談所連盟(IBJ)が公表する加盟金は個人160万円(税抜)、法人190万/320万円。公式サイトには個人200万円・法人250万/400万円への改定予定が記載されていますが、施行日は本記事の確認時点(2026年10月10日)では読み取れませんでした。数十万円単位で変わる話なので、申込前にIBJ公式で最新額と適用日を必ずご確認ください。このほか月会費15,000円+仲人1人あたり3,800円、会員活動費750円/会員、新規データ登録費2,000円が加わります(いずれもIBJ公式の公表値)。一方で加盟金なしの在宅型募集(パスワード作成料33,000円のみ)も存在します。
公表値だけで初年度の固定費を試算すると、こうなります。加盟金160万円+月会費15,000円×12ヶ月(18万円)+仲人1人分3,800円×12ヶ月(45,600円)で、約182万円。会員活動費と新規データ登録費は会員数次第なので除いています。成婚料が1組20万円なら、ここを回収するのに必要なのは年9〜10組。年12組の試算(240万円)でも、初年度に手元へ残るのは50万円台という計算になります。広告費も自分の社会保険料も入っていない数字です。あくまで公表値を単純計算したもので、収入の見込みではありません。
もう一つ、収入シミュレーションから抜け落ちるのがキャッシュフローです。成婚料は入会から半年〜1年先に発生する。つまり独立1年目は、固定費が先に出て入金が後から来る形になります。「成婚料が高いから儲かる」が成立しない理由はここで、単価の高さよりリードタイムの長さが効く。そして年12組を自力で成婚まで導くには、まず会員が集まっていなければ始まりません。独立後の最大の仕事は婚活支援ではなく集客になるという点が、単価×組数の計算からは見えません。この「見えない工数」を計算に入れずに加盟金を払ってしまうケースは、現場でもときどき見ます。
未経験・資格なしでもなれるのか
なれます。求人票の「未経験歓迎」は建前ではなく、実態として未経験からの転職者が多い職種です。30〜50代の中途入社が目立ち、前職は接客・販売・営業・事務と幅広い。
ここで一つ、私の推測を書いておきます。「未経験歓迎」が多い理由は、間口の広さだけではないかもしれません。常に求人が出ている職種は、裏を返せば人が入れ替わっている職種でもある。後述する負荷の種類を見ると、その可能性は十分あると思います。これは統計で確かめた話ではなく仮説ですが、応募する側は「採用されやすい」とだけ読まないほうがいい。
資格も、業界共通で必須ではありません(IBJ公式ブログ、婚活ビジネス相談所)。民間資格としては次のようなものがあります。
- JLCA認定婚活カウンセラー…筆記試験、年4回(1・4・7・10月)。初級7,700円/中級11,000円(税込)。認定講座の修了が受験条件(日本の資格・検定/2026年10月時点の公表内容)
- JADP認定婚活アドバイザー…受験料5,600円(税込)、在宅受験(日本能力開発推進協会/同時点)
5,600円〜11,000円という金額に対して、何が変わるか。正直に書くと、採用の合否を決める要因にはなりにくいと感じています。未経験でも採る前提の職種なので、資格の有無で落とす会社は少ないはずです。効果が出るのは独立後でしょう。個人で相談所を名乗るとき、会員側から見て判断材料がほとんどないため、資格の記載が一つの手がかりになる。選考のためではなく将来の名刺のために取る、という理解が実態に近いと思います(ここは私の見方で、統計値ではありません)。
「ノルマなし」と書いてある求人の、ノルマの正体
ここが通説と現場が最もずれる部分です。
「婚活アドバイザーのノルマは成婚数」と語られることがよくあります。しかし実際に先に来るのは、多くの場合入会獲得です。無料相談に来た方に入会していただく。この数が評価の土台になっている会社は少なくありません。成婚は半年〜1年以上先の話で、月次の評価には乗せにくいからです。
つまり求人票に「ノルマなし」とあっても、営業要素がゼロとは限らない。目標値として明示されていないだけ、という場合がある。これは求人票が嘘をついているという話ではなく、「ノルマ」という言葉の社内定義がバラバラだという話です。
だから面接で聞くべきことがあります。実務の中身を確かめる5問です。
- インセンティブの算定式…何件で、いくら付くのか。入会に対してか、成婚に対してか、両方か
- 1人あたりの担当会員数…20名と60名では仕事が別物になります
- 社内での「成婚」の定義…交際終了の報告でカウントするのか、結婚の意思確認までか
- 土日・平日夜の稼働頻度…月何回か。振替休日は取れているか
- 返金請求やクレームの対応窓口…担当者が一人で受けるのか、本部や上司が入るのか
5番目を聞く人は多くない、という印象を持っています。採用の場に居合わせた経験から言える範囲の実感で、調査に基づく数字ではありません。ただここが、続けられるかどうかを分けます。
志望動機は「共感」より「稼働条件」で見られる
志望動機をどう書くか悩む方は多いと思います。「人の幸せに関わりたい」という動機は、この職種ではほぼ全員が書いてきます。だから差がつきません。むしろ採用側が知りたいのは、土日に動けるのか、断られ続ける仕事に耐えられるのか、前職の経験のうち何が会員対応に転用できるのかという現実的な部分でしょう。前職で数字を追った経験がある人は、それを隠さず書いたほうがいい。入会獲得が評価の土台になっている会社なら、そこは加点要素として読まれます。熱意は前提として一行で足り、残りは稼働と再現性に使う。そのほうが面接の会話も具体的になります。ここは採用基準の統計ではなく、私が見てきた範囲での考え方です。
土日・夜のシフトは構造的に避けられない
年間休日120〜126日、残業は月10〜20時間以内。そう掲げる掲載は複数あります(スタンバイ、女の転職type、求人ボックス/2026年10月時点)。ただしこれは私が目を通した掲載例で、母数を数えた集計ではありません。業界の平均値として読まないでください。数字だけなら悪くない条件に見える、という程度の話です。
そして同じ求人票に、土日祝出勤のシフト制も書かれています。理由は単純で、会員が動けるのが土日と平日の夜だから。お見合いは土日の昼、面談は平日19時以降に集まります。会員の都合に時間を合わせる仕事なので、ここは会社の方針ではなく仕事の構造です。
「主婦歓迎」の求人と土日稼働は矛盾しないのか。両立している人はいます。成立しているのは、土日のどちらかに家庭側の協力があるケースか、平日日中のみの業務(事務・予約受付・プロフィール作成補助)に業務を限定しているケースが多い印象です。応募前に、自分がどちらの型で働きたいのかを決めておくと面接の質問も具体的になります。

続く人と辞める人の差は「きつさの種類」を知っているか
検索すると「婚活アドバイザー きつい」「やめとけ」という言葉が並びます。きつい、は事実です。ただ中身を分けないと対策になりません。現場で見聞きする範囲で言えば、負荷は4種類に分かれます。
一つ目は営業の負荷。入会獲得の目標があり、断られることが日常になります。成約しなかった面談を翌日まで引きずる人は、ここで削られていきます。二つ目は感情労働の負荷。うまく進まない会員の落胆を正面で受ける仕事なので、他人の不調に巻き込まれすぎない距離感が必要になる。三つ目は返金やクレームへの対応です。結果が出ないことへの不満や契約解除の申し出に向き合うとき、自分の責任と仕組みの問題を切り分けられるかどうかが効いてきます。四つ目は口コミや評判の圧。個人名が書かれることもあり、匿名の評価を自己評価と混同すると消耗します。
この4つのうち3つ以上に「自分には厳しい」が付くなら、正社員でいきなり飛び込むよりパートや業務委託で接点を持つところから始めたほうが安全だと思います。第2案として本当に有効で、合わなかったときの撤退コストが段違いに小さい。
続いている人に共通するのは、才能よりも結果を自分の人格から切り離せることです。会員が成婚するかどうかには、年齢・居住地・希望条件・タイミングという自分の努力の外側の要素が大量に絡みます。そこを全部自分の実力として引き受けると、持ちません。この切り分けは、入社後に先輩から教わって身につく人もいます。研修制度の有無を面接で確認する価値があるのは、こういう理由です。
「会員さんのために頑張りすぎて疲れてしまった」というご相談は、同業の方から珍しくありません。熱意がある人のほうが先に消耗する。皮肉ですが、そういう職種です。(※個人が特定されないよう、複数の事例をもとに内容を再構成しています)
求人が出続ける背景は、業界データのほうに出ている
この仕事に将来性があるのか。感想ではなく統計で見ます。公的統計は公表までに時間差があるため、以下はいずれも2026年10月時点で入手できる最新版です。
- 婚姻件数が2年ぶりに増加…2024年(令和6年)の婚姻は499,999組、前年比+10,718組(+2.2%)。平均初婚年齢は夫31.1歳・妻29.8歳(厚生労働省 人口動態統計・2024年確定数/2026年10月時点で最新の確定数)
- 相談所利用者の増加…IBJ(日本結婚相談所連盟)は加盟相談所4,700社超、登録会員数が2025年8月に10万名を突破、年間成婚20,970組と公表(IBJプレスリリース/同連盟の自社集計)
- 市場規模…ブライダル関連市場(主要6分野計)は1兆8,448億円、前年比99.9%(矢野経済研究所・2025年調査の2024年見込値/民間調査機関の推計)
IBJは、加盟相談所経由の成婚20,970組が同年の婚姻件数の約4.3%にあたるとも公表しています。これは連盟1組織の公表値であって、結婚相談所業界全体のシェアではありません。ここを混ぜると数字の意味が変わります。
読み方を整理すると、婚姻総数が増えた年に、IBJという経路の登録会員数も伸びている。市場全体は横ばい。この組み合わせが、求人が出続けている背景だと考えられます。
数値の性質は分けて読んでください。婚姻件数は公的統計、会員数と成婚組数は業界団体の自社集計、市場規模は民間推計です。集計方法が異なるため、「相談所が他の出会い方より優れている」という比較には使えません。母集団も年齢層も違います。出生数が過去最少を更新する中で婚姻だけが増えた点も、長期トレンドの反転と断定はできません(時事ドットコム・2025年2月報道)。
求人票を読むと、良い伴走者の条件が裏返しに見えてくる
ここから視点が切り替わります。求人を探す側ではなく、相談所を選ぶ側の話です。担当者の働く条件が、そのままサポートの質に出るからです。求人を探している方も、面接で何を確認すべきかの裏返しとして読めます。
- 担当会員数…1人で60名以上を抱えていれば、一人あたりにかけられる時間は構造的に短くなります。無料相談で「担当は何名くらい見ているのですか」と聞いて答えが返ってくる相談所は、この数字を管理している相談所です
- 評価が入会か成婚か…入会数だけで評価される設計だと、入会後の熱量が落ちやすい。「成婚までの伴走がどう評価されているか」は、遠回しでも聞く価値があります
- 担当の交代頻度…離職が多い職場では担当が変わります。半年ごとに担当が代わる状況では、あなたの経緯を分かっている人がいなくなる
- 土日の対応体制…お見合い当日に連絡が取れるか。これは担当者の勤務シフトの話です
相談所の比較で見落とされやすいのが、この「担当者の労働条件」という軸です。料金表とサポート内容の一覧には出てきません。無料相談の場で何をどう聞くかは結婚相談所の無料相談で聞く15の質問|断り方の例文つきにまとめました。
仕組みの違いから選びたい方は結婚相談所の仲人型とデータ型の違い|総額と選び方5手順をどうぞ。カウンセラーの仕事がお見合いの流れ|申込から成婚までの5段階と平均期間のどの段階に濃く乗っているかを知っておくと、自分がどこで支援を求めるべきかも見えてきます。
担当者の体制まで含めて確認したい方は、当サイトの無料相談についてもご覧ください(ここから先は自社サービスのご案内です)。状況の整理と次の一歩の提案までを行い、無理な勧誘はしません。
応募する前に、週単位で何をするか
話を求人側に戻します。数字を眺めただけでは動けないので、未経験から応募するまでの流れを、起点を明示した目安で置きます。個人の状況で前後します。
- 0〜1週目|呼称を変えて求人を洗い出す…「婚活アドバイザー」「婚活カウンセラー」「結婚相談所 カウンセラー」「マリッジコンサルタント」の4語で検索し、雇用形態ごとに分けて一覧にする
- 1〜2週目|自分の稼働条件を固める…土日に月何回出られるか、夜間は何時まで可能か。ここが曖昧なまま面接に行くと、入社後に崩れます
- 2〜3週目|きつさの自己チェックを通す…営業・感情労働・返金クレーム・口コミの4つで、自分が厳しいと感じる項目を数える。3つ以上なら業務委託・パートから入る前提に切り替える
- 3〜4週目|応募と面接、5問を聞く…インセンティブの算定式、担当会員数、成婚の定義、土日夜の稼働、クレーム窓口。志望動機は熱意一行+稼働条件と前職の転用で組む。聞きにくければ「入社後のイメージを具体的にしたいので」と前置きすれば十分です
- 入社後6ヶ月〜|独立の判断は、まだしない…加盟金160万円(IBJ公表値・2026年10月10日確認、改定予定あり)の意思決定は、集客を自分でやれる手応えが出てからで遅くありません
資格を取るなら、この流れの1〜3週目に並行して進められます。JADP認定は在宅受験、JLCA認定は年4回(1・4・7・10月)の筆記なので、受験月によっては数ヶ月待ちになる点だけ注意してください。試験日程は年度で変わるため、申込前に各団体の公式情報をご確認ください。
よくある質問
Q. 婚活アドバイザーの求人は未経験でも応募できますか。
できます。未経験歓迎の掲載が多く、30〜50代の中途入社が目立つ職種です。研修制度の有無と期間は会社差が大きいので、面接で具体的に確認してください。
Q. 婚活アドバイザーの年収はいくらですか。
数字だけ並べます。正社員の想定年収280万〜490万円(求人ボックス)。大手のモデル年収は1年目450万・7年目600万(マイナビ転職)。パート時給1,400〜1,600円。業務委託・在宅は月3万〜15万円。独立は成婚1組10万〜30万円。いずれも2026年10月10日時点の掲載値です。幅が広すぎて、単一の平均値では判断できません。
Q. 資格は必要ですか。費用はいくらですか。
条件で分かれます。相談所に雇われるなら、業界共通で必須ではありません(IBJ公式ブログ等)。独立して個人で名乗るなら、会員側の判断材料として記載が効く可能性があります。費用はJADP認定婚活アドバイザー5,600円(税込、在宅受験)、JLCA認定婚活カウンセラー初級7,700円/中級11,000円(税込、認定講座修了が受験条件)。選考対策としての費用対効果は低いと見ています。
Q. 副業や在宅でもできますか。
できる募集はあります。業務委託・在宅で月3万〜15万円という掲載値です。よく引用される副業年収100万〜360万円のほうは解説記事の推計で、実績の集計ではないため収入の見込みには使えません。可否を決めるのは金額より時間帯で、会員と連絡が取れるのが土日・平日夜に偏るため、本業の勤務形態との相性次第になります。
Q. 地方でも求人はありますか。
あります。ただし東京98件に対し千葉23件(Indeed・2026年10月10日時点)という差があり、地方は正社員枠が薄いのが実情です。業務委託・在宅型から入り、将来的に独立を検討する流れが現実的な選択肢になります。
Q. 「きつい」という評判は本当ですか。
逆にお聞きしたいのは、断られた翌日に平気で次の面談に行けますか、という点です。負荷は営業・感情労働・返金クレーム・口コミの4種類に分かれ、全部が同時に来るわけではありません。自分がどれに弱いかを先に把握するほうが、評判を集めるより有益だと思います。
注記…本記事の求人件数・給与・加盟金・受験料は、いずれも2026年10月10日時点で各媒体・各団体が公表していた掲載値で、変動します。Indeedの件数は本文に記した検索条件に限った値です。将来の採用条件・収入を保証するものではなく、実際の条件や成果には個人差があります。独立時の損益試算は公表値を単純計算したもので、実収入の見込みではありません。資格制度の内容・受験料、IBJの加盟金額も改定される場合があるため、各団体の公式情報をご確認ください。本記事には当サイト(結婚相談所)のサービス案内を含みます。
出典
- 厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計(確定数)の概況」…全国の届出に基づく公的統計。婚姻件数499,999組、前年比+10,718組、平均初婚年齢 夫31.1歳・妻29.8歳。2026年10月時点で最新の確定数
- 時事ドットコム(2025年2月27日報道)…出生数・婚姻件数の動向
- IBJ(日本結婚相談所連盟)プレスリリース・公式サイト(2026年10月10日参照)…加盟相談所4,700社超、登録会員数10万名突破(2025年8月)、年間成婚20,970組・同年婚姻件数の約4.3%相当、開業時の加盟金・月会費。いずれも同連盟の自社集計・自社公表値
- 矢野経済研究所「ブライダル市場に関する調査(2025年)」…主要6分野計1兆8,448億円(2024年見込)、民間調査機関による推計
- Indeed(2026年10月10日取得)…キーワード「婚活アドバイザー」で約460件、勤務地指定で東京98件・名古屋65件・大阪54件・千葉23件、「結婚相談所 カウンセラー」500件超、地域別の給与例。雇用形態・掲載期間のフィルタなし、地域別件数は重複を含む。掲載状況は随時変動
- 求人ボックス(同日参照)…正社員の月給18.7万〜20.9万円、想定年収280万〜490万円。掲載求人からの集計値
- スタンバイ、女の転職type(同日参照)…年間休日120〜126日・残業月10〜20時間以内と記載する掲載例、半在宅パート時給1,300〜1,700円。母数を数えた集計ではない
- マイナビ転職(同日参照)…大手求人のモデル年収例(1年目450万・2年目500万・7年目600万)。個別企業の掲載内容
- マネーフォワード クラウド、ビジェントプラス…副業ベースの年収目安100万〜360万円。事業者・メディアによる解説記事の推計値(二次情報)
- フランチャイズ比較ネット…独立・仲人型の成婚料相場1組10万〜30万円。事業者向け情報サイトの相場解説
- 日本の資格・検定(2026年10月時点)…JLCA認定婚活カウンセラーの試験日程(年4回)・受験料(初級7,700円/中級11,000円・税込)
- 日本能力開発推進協会(JADP/同時点)…認定婚活アドバイザー受験料5,600円(税込)、在宅受験
- 婚活ビジネス相談所、IBJ公式ブログ…婚活関連業務に資格が必須でない旨の解説
