結婚相談所の現役婚活カウンセラー夫婦が運営する「婚活サロン 彩星-Saisei-」の夫の方、セイ(Sei)です。
こんにちはー!
ポイント
- 結婚相談所で婚活したいけど手続きが不安!
- 婚活をしているがなぜかうまくいかない!
- 結婚相談所って本当に結婚できるの?
そんな方のために、結婚相談所で婚活をする際の流れと、注意点をまとめました。
各フェーズ毎に詳細な記事も別途用意してありますが、まずは全体像を掴んでみましょう!
私達がカウンセラーとして活動している、IBJを例にご説明していきます。
①結婚相談所選び|自分の婚活スタンスに合う相談所を探す
結婚相談所で婚活を考えているなら、まずは自分に合う結婚相談所を探すことから始まります。結婚相談所は非常に多く、IBJの加盟店だけでも全国で2500店以上あります。IBJ加盟の結婚相談所は個人経営のところも多く、それだけカウンセラーの考え方、カウンセリング方針が色濃くサポート体制に反映されます。
- 料金・費用
- 成婚までのスケジュール感
- コーチング型・カウンセリング型
- 放置スタイル・寄り添いスタイル
などを無料説明会などから見極めていく必要があります。
特に大切なのは、「カウンセラーの価値観」です。
カウンセラーの価値観
- ゴールは結婚かその後の幸せな人生か
- 自分に合う人を見つけるのか、自分が好きな人に合わせるのか
- 何をもって幸せと感じるか
このあたりの価値観が異なっていたり、共感できないと、アドバイスも身に入ってきません。目指すべき根本的なゴールが異なると、2人3脚で進んでいくことは難しいですよね。説得的な婚活観、哲学を持っているカウンセラーさんがいる相談所を選びましょう。
②システム登録
入会をした後は、システム登録に進みます。登録作業はカウンセラーがしますので、プロフィールシートや、身分証明書などの必要書類を提出して待つことになります。
必要書類
IBJの登録に必要な書類は以下の通りです。
結婚相談所の必要書類
- 住民票(3 ヶ月以内の原本)
- 独身証明書(3 ヶ月以内の原本)
- 写真付身分証明書(免許証・パスポート等)のコピー
- 最終学歴証明書
※短大卒以上(卒業証書のコピー又は、卒業証明書) - 収入証明書
※源泉徴収票・確定申告書・所得証明等(いずれも直近のもの)
※確定申告申告書 B の場合は⑨番の所得金額
※年収を非公開にされる女性は不要 - 勤務先が確認できるもの(社員証・健康保険証等)
- 医師、弁護士、その他の国家資格それに準ずる資格を記載する場合はその証明書(コピー)
- プロフィールシート
- 写真 1 枚以上(6 ヶ月以内に撮影したもの)
※横幅:300px 以上(推奨サイズは 990px 以上)
※写真サイズ(容量):8MB 以内
※2枚まで
相談所によりますが、入会手続き時には可能な限り提出すればよく、契約後全ての書類がそろった段階でシステムに登録して活動をスタートとするところもあります。詳細は別の記事に譲りますが、初回カウンセリングがあるような相談所では、写真はその後に撮ることをお勧めします。
写真撮影
写真は婚活で非常に重要です。
お見合い相手を探す画面では、約3~4chの写真が縦にずらっとリストのように並んでいます。誰しも婚活を始めたときは一人一人しっかりと見ていくもの。しかし、数百人をチェックするようになると、気にせずどんどんとスクロールしていくようになってしまいます。
まさに目が肥えた状態。家でだるんと寝ころびながら、「ほーーん…」とか言いながら、高速でチェックしていくようになるのです!絶対。
そして、時折「おっ!?」とか言いながらクリックし、プロフィール画面で大きな写真を見るのです。つまり、よほど年収などにインパクトがない限り、写真が悪ければプロフィールすら見てもらえないのです!
他にも写真には注意点がたくさん。
ただ漫然と撮るだけでは、せっかくのアピールポイントが生きませんので、カウンセラーから「あなただけに向けたアドバイス」をしっかり聞くようにしましょう。
個人的には「これさえ着て、こんなポーズさえしておけば大丈夫!」というアドバイスは画一的すぎて危険だと思います。
プロフィールシート作成
次に、あなたのことを異性に知ってもらうため、プロフィールシートを記載して提出します。項目としては、以下のものがあり、登録後システム上のプロフィール画面で①常に全員に公開されるものと、②交際相手にだけ公開されるもの、③所属する相談所のみが閲覧可能なものに分かれます。
まずは、常に全員に公開されるものをみてみましょう!
システム上で常に公開
- 性別
- 身長(2cm刻みで登録)
- 体重(5Kg刻みで登録)
- 血液型
- 続柄
- 最終学歴
- 最終学歴学校名(公開非公開選べます)
- 年収
- 職業
- 勤務地(都内などざっくり)
- 自己PR
- カウンセラーからのPR(カウンセラーが作成)
- 出身地(都道府県)
- 国籍
- 婚歴(初婚・再婚・再々婚以上)
- 離婚理由(生別or死別※公開非公開選べます)
- 子供の有無(同居or別居)
- 趣味3つ
- 資格
- 本人資産(マンション・株など)
- その他資産(親名義の土地など)
- お酒の程度(飲むor飲まないor付き合い程度)
- たばこ(吸うor吸わないorあまり吸わない)
- たばこ本数
- お相手への希望
- お相手への希望年齢
- お相手の住んでいる希望地域
- 相手家族との同居可否
- 自分家族との同居希望
- 子供を欲するか否か
- お相手に婿養子になって欲しいか・なっても良いか
- 再婚者との結婚をどう思うか
- 家族の年齢・続柄・居住地・職業など
以上は常に表示され、異性があなたとお見合いをするかを決めるための重要な要素になります。
続いて、交際相手にだけ公開されるものです。これはお見合い後に仮交際が成立した段階で公開されることになります。なお、お見合い成立段階で、氏名のうち「苗字だけ」は先んじて公開されます。
※お見合いの際に名前を知らずに話すのは大変ですもんね……
交際相手にだけ公開
- 氏名
- 電話番号
最後に、システム上公開されないものです。これらは主に相談所の担当カウンセラーが確認するために登録しています。
システム上公開されないもの
- 住所
- 生年月日
- メアド
- 勤務先名
- 勤務先住所
- 勤続年数
- 役職
- 健康状態・既往歴
- 年収など詳細な希望条件
同じことを事実として書く場合でも、「書き方、言い回し」が非常に重要です。読む異性の立場に立って、コピーライティングの観点からアドバイスをもらえる相談所を選びましょう。
自己PR文
自分で自分のアピールをすることは非常に難しいもの。奥ゆかしい日本人はついつい謙遜してしまいます。
しかし、システム上にいるライバルは3万人以上!
運命の人と出会っても、自分の魅力をしっかりと伝えられず、ご縁に結び付かなかったらもったいないですよね。一方で自慢のようになってしまっても逆効果です。
相談所のカウンセラーから客観的なアドバイスももらい、人柄が伝わるPR文にしていきましょう。
カウンセラーからのPR文
カウンセラーからのPR文は、結婚相談所によって大きく変わります。短文でシンプルに魅力をストレートに伝える相談所もあれば、長文で言葉を尽くして会員様の魅力を伝える相談所もあるでしょう。
ただし、大切なことは……
カウンセラーのPR文でしか伝えられない魅力がある!
ということです。
仕事の成功や育ち、資産、家事スキルなどは自己PRで書くと、自慢に見えがち。第三者であるカウンセラーが伝えるからこそ、説得的に映るのです。ただし……
- よくあるフレーズ
- 明らかに盛りすぎ
- 唐突で不自然
のような場合は逆効果です。
「このプロフィール、嘘くさいな……」と思われると、お見合い成立率が落ちてしまいますので「あなたの良いところ」をしっかりと知り、かつ文章力(コピーライティング力もあればベスト)があるカウンセラーに依頼をすることにしましょう。
それを見極めるためのポイントは以下の2つです。
見極めポイント
- 話の内容が「あなたに即した具体的なもの」か
- サンプル文が「テンプレートっぽくないか」
入会時に担当カウンセラーから話を聞く機会があれば、婚活で気になる点を何点か質問してみましょう。その際に、一般的な回答しか返ってこないのか、「あなたの状況」をしっかりと確認しつつ答えてくれるのかで、カウンセラーが「あなたに寄り添う、あなただけに向けた具体的なアドバイス」をしてくれるのか、知ることができます。そんなカウンセラーであれば、PR文も「あなただけの魅力」をしっかりと記載した具体的なものとなるでしょう。
※もちろん質問にはよりますが……
また、可能であればそのカウンセラーが作ったサンプルPR文も見せてもらいましょう。「性格」「仕事」「趣味」などの記述が具体的で、「人となりをイメージできる文章」であれば、大当たりです!お見合いが成立するかは、結局のところプロフィールをみて「あなたに会いたい!」と思ってもらえるかどうかですから、この点はしっかりとチェックしましょう。
※とはいえ、サンプル文を用意している相談所は少ないと思うので、よければ後からメールか何かで送ってもらいましょう。
これらのことを考えると、入会を決める際、できれば担当になるカウンセラーと直接話せる相談所だと安心ですね。入会案内で話した担当者と、実際のカウンセラーの価値観が違うと、婚活サポートに違和感を感じてしまうかもしれません。その点も一つ参考にしてみてください。
③お見合いを申し込む|ネット上で結婚相手候補を探す
システムへの登録が終われば、活動スタートです。
会員様はスマホやパソコンから条件を入れて、該当する異性を検索。写真や年齢を見ながら、気になる異性をクリックして詳細なプロフィールを見ていきます。プロフィールを確認して「お見合いを申し込みたい!」と思ったら、申込ボタンをポチ!
確認画面が出てOKを押せば、それだけで申し込みは成功です。
ここで重要なのが検索条件。
好条件の人ばかりをつい見てしまいますが、あなたが想像する2000倍くらい競争は激しいと思ってください。
特に「30代or40代前半で年収1000万円以上、写真も爽やかな男性」や、「20代or30代前半で、お顔立ちが綺麗な女性」などは、当たり前のように毎日大量のお申込みがあります。
(カウンセラーも嬉しい悲鳴ですが、本当に多すぎて単なる悲鳴になることも…)
その中でクリックしてもらい、さらにお見合いを受けてもらわなければなりません。データで見てみると、平均して申し込みが成功する確率が10%弱、申受けをOKする確率も10%弱となっています。つまり…
「申し込んでくれた人には満足せず、競争の激しい人に申し込む」
傾向にあるのです。
全てにおいて完璧な人を求めだすと、確実に詰みます。
その思考法ですと、「理想の完璧人」を勝手に作り出し、その理想と比べて常に「相手の足りないところ」に着目するようになるためです。
結婚相手に求める軸を、検索前に明確にしておきましょう。
④お見合いを受ける|申し込んでくれた人を吟味する
また、お見合いを申し込んでくれた人のチェックも大切です。相手はあなたのプロフィール、写真を見て申し込んでくれたわけですから、似た価値観を持っている場合も多く、その後交際に結び付く可能性も高いです。
もしお見合いを申し込まれることが少ない場合は、プロフィールや写真、露出の点で改善余地があるかもしれません。カウンセラーと相談しながら試行錯誤を繰り返していきましょう。
⑤お見合い|もう1回会いたいか考える
お見合いの日時場所が決まるまで
申し込みが承諾されると、お見合いが成立します。
その後はカウンセラー間で日程調整をしていきます。基本的にIBJでは、「申し込まれた側」が第3希望まで日時と場所を指定することができ、申し込んだ側はそれに合わせる必要があります。(そのため、同日に北海道と沖縄で申し込んだお見合いが成立した場合は、どちらかについて違約金を払ってキャンセルしなければならなくなってしまいます。)
とはいえ、日程が合わないこともよくありますので、その際は再度互いに都合の良い日程を出し合い、カウンセラーがやり取りをして、日程と希望場所を決めていくことになります。
お見合い前日
お見合いの前日までにはしっかりと準備を整えておきましょう。服装や髪はもちろん、相手のプロフィールをしっかりと読み込むことが大切です。加えて、ラウンジの周辺地図情報もチェックしておけば、混雑などのトラブルに巻き込まれても、別のお店にスムーズに移動することができるでしょう。
お見合い当日
お見合い当日は基本的にホテルラウンジで1時間、お茶をする形で行われます。ラウンジの入り口前に集合し、一緒に入店してからお話をしていくことが多いです。(不安な方は予約がおススメです。)面接のように条件を確認するような話し方や、自慢ばかりするようなお見合いはNGです。注意点をしっかりと押さえながら、お互いが楽しい時間を過ごせるようにすることが大切です。
お見合い後、「もう一度会いたいな」と思えたら、システム上からカウンセラーに交際希望の連絡をしましょう。また、その際はなるべく早く連絡することが大切です。
⑥仮交際
仮交際とは、複数の方と同時に成立させることができる交際です。お見合い後「もう一度会いたいな」と思った方とデートを重ね、真剣交際に進む一人を決めていくためのフェーズです。
お見合い後、両者が交際希望ですと成立します。カウンセラーから仮交際成立の連絡がきたら、男性側から「ファーストコール」として最初の電話をかけていただきます。そこではお見合いと交際が成立した旨のお礼を伝え、最初のデートの約束をすることをお勧めします。また、女性側からすると「いつ電話が来るか分からない」と不安に思ってしまう場合も。すれ違いを避けるためにも、予め男性側からSMSで「お礼と電話の都合が良い時間のお伺い」を送っていただけると、スムーズな印象を持ってもらえるでしょう。
仮交際でのデート日程、場所などは二人で決めていくことになります。デートでは自分の情報や考え方を開示し、相手にも質問をして、互いを詳しく知り、信頼感を深めていきましょう。婚活としてデートをしているのですから、単に楽しむだけではなく、結婚できるかをお互い見極めるための有意義な時間にしていく努力が必要です。
⑦真剣交際
真剣交際とは、ただ1人のお相手と成婚を具体的に意識して交際をしていく状態です。仮交際から真剣交際に進むと、お互いがより一段と結婚を意識するようになり、そのまま成婚へ至る可能性が高くなります。
真剣交際への進み方
真剣交際へは、男性が女性に対して申し込むことが多いです。多数の仮交際相手から1人に選ぶものですので、メールやLINEでしれっと済ませてしまうのではなく、対面で丁寧な言葉でしっかりと伝えていきましょう。
時折、「これって真剣交際を申し出てくれたのでしょうか…」と質問されるケースもあります。二人の距離感が曖昧なものになってしまいますので、勇気を出して明確な言葉で伝えましょう。
「でも告白みたいで恥ずかしいし…断られたらどうしよう…」
その気持ち、良く分かります!!そんなときこそ、結婚相談所のカウンセラーの出番です!!お相手の真剣交際に対する気持ちを、相手のカウンセラーさんにこそっと聞いてもらいます。
- 「〇〇という点が少し気になっているようです‥」
- 「もう少し時間を置いてから真剣交際に進みたいそうです…」
そのようなフィードバックがくれば、すぐにストップをかけます!
一方、
「〇〇も真剣交際に進みたいと思っているようです!」
などと返信が来た日には…
安心して真剣交際を伝えることができますね!
受けてもらえることが決まっているようなものですから、ここぞとばかりに自分の気持ちをしっかりと伝えて、さらに心の距離間を縮めましょう!この点は、結婚相談所ならではのメリットだと思います。
真剣交際中
真剣交際中は、楽しい時間を過ごしながら二人の親密度をあげていただくことはもちろん、結婚を意識した具体的な話もしていきましょう。
また、自分が結婚に求める軸がはっきりしていれば、
- その軸を満たすお相手か
- 軸を満たしていなくとも、一緒にいたいと思える人か
などを見極めて行くことになります。
きっかけの一つとして、IBJのセミナーもお勧めです。真剣交際中のカップルが対象のセミナーでは、結婚後の生活を話し合える機会が多く、二人のときには切り出しにくい話題についても話し合うことができます。
特にライフデザイン・ライフプランニングセミナーは結婚後のお金事情を話すよいきっかけです。真剣交際中といえど、貯金額や将来の年収見込みはなかなか踏み込んで聞けないもの。専門家からのアドバイスやカウンセリングに答える形で、お互いの現状や見通しを聞いてみましょう!
⑧成婚退会
真剣交際でお相手と一緒に過ごし、「この人と結婚したい!」と両者が思えば成婚退会となります。実際の入籍後に退会される方は稀で、プロポーズや両親へのご挨拶などのタイミングで成婚退会する方がほとんどです。
成婚退会後に破局することはほぼありませんが、逆に全くないわけでもありません。親族問題や、借金問題が後から発覚して破局することがごくごく稀にあります。このような事態を避けるためにも、交際中にお互い腹を割って話し合うようにしましょう。
成婚料はここで発生し、所属相談所に成婚料を支払って退会となります。その後相談所はシステム上からデータを抹消します。
⑨入籍へ
成婚退会後は、親御さんへの挨拶や式の準備、新居の内覧や契約などを経て、入籍へと至ります。システム上のプロフィール写真として別々に拝見していたお二人が、幸せそうな顔で一緒に写っているお写真をいただいたり、挨拶に来てくださったときが、カウンセラーとして一番幸せを感じる瞬間です。
婚活って大変!?
以上、婚活の流れを見てきましたがいかがでしたでしょうか。
これだけ見ると、「やることが多くて大変そう…」と思ってしまうかもしれませんね。
ただ、実際に本気で婚活をはじめると本当にあっという間です。だからこそ、スピード感ある中でも上記のような必要なポイントをしっかりと説明し、チェックしてくれるカウンセラーと二人三脚で進んでいくことが大切ですし、それが私たちカウンセラーの意義だと思っています。
人生の時間は待ってくれません。
今が一番若い瞬間です。
もし結婚したいと思ったら、まずは飛び込んでみてはいかがでしょうか。